さすらいおじさんさんのクチコミ(120ページ)全3,789件

念願の出羽三山詣でを果たして鶴岡から酒田に着いた芭蕉は庄内藩主の侍医で酒田の俳人の中心人物だった伊藤淵庵不玉（いとうえんあんふぎょく）を訪ね

あつみ山や吹浦かけて夕すゞみ
暑き日を海にいれたり最上川

の句を残している。
　不玉宅跡には｢芭蕉逗留の地　不玉宅跡｣の碑と解説板が立っていたが強行軍の出羽三山詣でを遂げ不玉宅に着いてさぞほっとしたことだろう。

場所ーー酒田市中町の佐藤歯科医院前に、不玉宅跡の碑が立っている。

出羽三山（でわさんざん）は、月山・羽黒山・湯殿山の総称で修験道を中心とした山岳信仰の場として修験者、参拝者を集めている。出羽三山は蘇我氏に滅ぼされた崇峻天皇（すしゅんてんのう、生年不明−５９２年）の皇子、蜂子皇子（はちこのおうじ５６２−６４１年）が開山したと伝えられている。
標高４１４ｍの羽黒山の頂上には月山・羽黒山・湯殿山三社の神を併せて祀る出羽三山神社の三神合祭殿が設けられている。月山、湯殿山は冬期間積雪のため参拝ができないことから三神を併せて祀るようになったと伝えられている。

アクセスーーバス、鶴岡駅から庄内交通バス羽黒山行きで50分、終点下車。表参道の石段を登る場合は、同バスで羽黒センター下車。車、山形自動車道鶴岡I.Cから、鶴岡・羽黒線経由で約10km、庄内あさひI.Cから、約15km、庄内空港から約30km

出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古くから山岳修験の山として知られている。開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれ、羽黒山に登拝し、羽黒権現を獲得、山頂に祠を創建したのが始まりとされている。皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となった。出羽三山歴史博物館（でわさんざんれきしはくぶつかん）には鏡池から出土した500面のうち190面の銅鏡や仏像、松尾芭蕉に関する古文書などが展示されている。

所在地：鶴岡市羽黒町手向 羽黒山頂　出羽三山神社内、0235-62-2355
アクセス：鶴岡駅から庄内交通バス羽黒山行きで50分、終点下車。
開館時間：午前8時30分～午後4時30分（入館は午後4時まで）
休館：4月～11月まで開館、木曜休館（７・８月は無休）
料金：大人300円、高校生・大学生200円、中学生以下無料
•

出羽三山神社の鏡池は「池の御霊」と呼ばれている。鏡池からは平安・鎌倉、江戸時代中期までの５００面の銅鏡が出土しておりそのうち１９０面は出羽三山歴史博物館に収納されている。古代から信者が神の池に鏡を投げ入れて願いごとをしたとされている。

アクセス：鶴岡駅から庄内交通バス羽黒山行きで50分、終点下車。

羽黒山山頂には芭蕉像がある。松尾芭蕉は奥の細道の旅で羽黒山南谷別院に逗留し
「ありがたや雪をかほらす南谷」　「涼しさやほの三か月の羽黒山」の句を残した。芭蕉にとっては奥の細道の旅の第一の目的が出羽三山参拝だったといわれている。

アクセス：鶴岡駅から庄内交通バス羽黒山行きで50分、終点下車。

休暇村・羽黒は日本３大霊場・出羽三山のひとつ、羽黒山中腹の出羽三山神社参道前にある。
月山や羽黒山への登山や参拝、庄内映画村など庄内の観光拠点としても便利だが特に出羽三山神社参道前にあるので出羽三山神社参拝に便利。園地にはキャンプ場、スキー場、テニスコートや遊歩道が整備されているのでいろいろな楽しみかたができる。

住所 ――山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山8　 TEL 0235-62-4270
交通アクセス――ＪＲ　鶴岡駅より庄内交通羽黒山頂行きで約５０分、休暇村前下車

出羽三山のひとつ羽黒山のふもとにある石の博物館「石の館　サンロード」は、世界の天然石や石の彫刻などを展示している。みやげ品も天然石・アクセサリー、パワーストーン、宝石、などがあり、見るだけでも楽しい。

所在地―――〒994-0068 山形県鶴岡市羽黒町戸野字祝儀田35-1、TEL 0235-62-2338 FAX 0235-62-4248
営業時間――午前9時30分〜午後5時、入館無料
アクセス――車 JR鶴岡駅から車で20分、羽黒山のふもと大鳥居のそばに大きなコーヒーカップの看板がある。

松ヶ岡開墾場は、１８７２年から旧庄内藩士３０００人が開墾した広大な畑地だった。
「みちのく戊辰戦争」では会津藩と同様に庄内藩主酒井忠篤（さかいただずみ１８５３−１９１５年）以下庄内藩士軍が薩長軍に敗れた。藩主の謹慎処分後廃藩置県・藩兵解隊に伴い失業した士族の受け皿として大規模な養蚕製糸事業の創設と開墾による桑園造成を松ヶ岡開墾場で実施した。
松ヶ岡開墾場跡地では１９８３年に一番蚕室を使って松ヶ岡開墾記念館を開設し開墾、農業、蚕糸関係資料などを展示している。その後松ヶ岡開墾場には庄内映画村資料館、庄内農具館、米作り用具収蔵庫、待カフェ、ギャラリー、窯陶芸教室など開設し庄内の歴史文化を紹介する展示場になっている。

所在地―――山形県東田川郡羽黒町大字猪俣新田字松ヶ岡
アクセス―――鶴岡駅より車で20分

松ヶ岡開墾記念館は１階に開墾、農業、蚕糸関係資料を展示し、２階に開墾士の末裔であった田中兄弟が収集した全国の土人形、土鈴など郷土玩具コレクション約25,000点を展示している。

庄内農具館には乾田馬耕や稲の品種改良の資料、昔の農作業の様子を知ることが出来る風俗人形などを展示している。農耕儀礼や収穫祭などの時に用いるアフリカ（コギリ等）、インドネシア（ジェコグ等）などの楽器等の資料も展示されている。

所在地―――山形県東田川郡羽黒町大字猪俣新田字松ヶ岡（〒９９７-０１５２）
開館時間／休館日―――　９：００～１６：３０／毎週月曜日（祝祭日が重なった場合は開館）・年末年始
入場料―――　一般　４５０円、学生　３５０円、　小中学生　１５０円
アクセス―――鶴岡駅より車で20分

松ヶ岡開墾場の５番蚕室を活用した庄内映画村資料館は映画「蝉しぐれ」や米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」などの資料館。DVDシアター（オリジナルメイキング映像等の上映）や、撮影で実際に使用された小道具や装飾品の展示の他に、映画の撮影の様子、名場面のスチール写真、台本等映画製作に関わる興味深い資料を展示している。

営業時間―――２011年12月15日まで9：00　～　17：00、休館日―――年末年始のみ

料金――大人（中学生以上）500円、小人（小学生以下）無料

今年度休館―――　2011年２月より「十三人の刺客」「座頭市 THE LAST」の資料を追加し館内をリニューアルするため2011年12月16日～2012年3月15日まで休館。
　ただし、団体の予約については開館。＜予約・問合せは0235-62-2134＞
お土産コーナー―――「だだちゃ豆醤油の素」「酒田の塩」「つや姫と紅花を使った米菓子」など販売している。
所在地―――山形県東田川郡羽黒町大字猪俣新田字松ヶ岡
　アクセス―――鶴岡駅より車で20分

松ヶ岡開墾場の待カフェでは月山や広大な自然の風景を眺望しながら食事、喫茶を楽しむことが出来る食事処でオリジナルの「絹麺」が人気。
待カフェに隣接する松岡窯陶芸教室では湯呑みやコーヒーカップが作れるほか、素焼きの皿などに絵付けも出来る。くらふと松ヶ岡「こぅでらいね」（電話　0235-62-2888）ではクラフト作品の展示販売を行なうアートギャラリー。クラフト体験もできる。（要予約）

　所在地―――山形県東田川郡羽黒町大字猪俣新田字松ヶ岡
アクセス―――鶴岡駅より車で20分

ダムによって出現した人造湖は霊峰・月山に因み「月山湖」と命名され2005年（平成17年）財団法人ダム水源地環境整備センターの選定する「ダム湖百選」に選ばれている。月山湖には日本最大にして世界第4位の噴射能力を誇る月山湖大噴水がある。1989年（平成元年）より2年の月日を掛けて建設されたこの大噴水は、寒河江ダムのシンボルとして建設された。高さ112メートルの噴射能力を有しているが、試験噴射時には最高149メートルまで噴射されており、世界第2位の記録を持つ。4月から11月までの毎日、10時から17時までの間1時間に1回噴射される。月山湖はアユ・ニジマス・イワナ・ヤマメ・ハヤなどが釣れる魚の宝庫であり、多くの釣り客で賑わう。

アクセス――― 車で山形自動車道月山インターで降りて国道112号線山形方面に0.5 H

寒河江ダム（さがえダム）は山形県西村山郡の最上川水系寒河江川に建設されたダム。
国土交通省高さ112メートルのロックフィルダムで寒河江川、最上川の治水、山形市などへの利水と出力7万5,000キロワットの水力発電を目的とした特定多目的ダムで山形県最大のダム。ダムによって形成された人造湖は月山より名を採って月山湖（がっさんこ）と命名され、財団法人ダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選ばれている。

アクセス――― 自動車で山形自動車道月山インターで降り国道112号線山形方面に0.5 H

「あさひ月山湖（月山湖）」は寒河江ダム、月山ダム建設によってできた人造湖で寒河江ダム近くでは噴射高さ１４９ｍという日本最大の噴射能力を誇る月山湖大噴水がある。
あさひ月山湖展望広場は国道112号線に面した、ダム湖を一望できる広場であさひ月山湖展望広場にある「月の女神像」は月山を仰ぐ月山ダムの守り神で鶴岡市出身の彫刻家・加藤豊氏の作。田沢湖、十和田湖など湖のそばには女性像を見かけるが、湖と女性像は良くマッチしている。

アクセス――― 車で山形自動車道月山インターで降り国道112号線山形方面に0.5 H

手打ち蕎麦処、古の里　大梵字（だいぼんじ）は道の駅月山に隣接する、鶴岡市月山あさひ博物村の敷地内にある。 建物は旧朝日村にあった築１５０年の旧家を移築したものとのこと。そば粉100％の手打ち蕎麦はおすすめ。

場所―――山形県鶴岡市越中山字名平4-2、TEL 0235-53-3413、　

営業時間―――　午前１１：００～午後５：００（オーダーストップ　午後４：３０）
　　　　　　　　　　
定 休 日―――　　11月～3月（第4月曜日）　4月～10月（無休）

アクセス――― 車で山形自動車道月山インターで降り国道112号線山形方面に0.5 H

月山麓には神仏分離令で、湯殿山正別当月光山本道寺から神社になった口之宮湯殿山神社がある。山岳宗教修験の霊場、月光山本道寺として真言宗の開祖・空海が湯殿山を奥の院として大井沢大日寺、鶴岡市の大日坊、注連寺と共に湯殿山四ヶ寺の一つとして開基したと言われている。
神仏分離令で、神山となった口之宮湯殿山神社（湯殿山正別当月光山本道寺後代）は、　かつては梁間１８間、桁６３間もあり、東北一を誇る豪華な造りで、徳川将軍家の七祈願所の一つとされていたが明治元年の神仏分離令で権現菩薩などの仏語をやめ、大神と呼ぶことになり将軍家の祈願所だったことから、戊辰戦争のさい官軍の手によって寺院は焼き払われ、その後再建されている。

アクセス―――山形駅からバスで60分、寒河江ダムの東約2ｋｍ、112号線に面し境内と反対側に、「本道寺・月岡」と書かれた鳥居が建ち、案内板が立っている。

湯殿山は標高1,500mで月山に連なり、伊勢・熊野と並ぶ三大霊場のひとつで北側中腹、梵字川の侵食によってできた峡谷中には、五穀豊穣・家内安全の守り神として崇敬される湯殿山神社がある。出羽三山の奥の院とも呼ばれ、月山・羽黒山で修行をした行者がここで仏の境地に至るとされている。「語るなかれ、聞くなかれ」といわれる御神体は茶褐色の巨大な岩で自然崇拝の原形をとどめ現在も大勢の参拝者が訪れる。松尾芭蕉も、「語られぬ湯殿にぬらす袂かな 」と詠んでいる。現在は、御神体近くまで車で行け湯殿山から月山・羽黒山へ向かう登山者も増えているが湯殿山神社から月山に至る登山路は出羽三山参拝コースの最難所で、とくに中腹の1.5kmは水月光・石月光などと名付けられた岩場が連続し、鉄ハシゴやクサリにすがって登らなければならない。

開山期間 ―――　 4月下句～11月3日 だが平成２３年は６月１日～１１月３日頃までの開山
アクセス―――湯殿山までのバス【鶴岡駅前～田麦俣経由 湯殿山行き】

注連寺（ちゅうれんじ）は、山形県鶴岡市七五三掛（「しめかけ」）にある真言宗智山派（新義真言宗系）の寺院。833年（天長13年）空海（弘法大師）の開山により創建されたと伝えられ、湯殿山派4ヶ寺(他に本道寺、大日寺、大日坊．ただし現存は注連寺と大日坊のみ．)のなかで最も古い。出羽三山神社では出羽三山（羽黒山、月山、湯殿山）の開祖を蜂子皇子（能除大師）としているが、注連寺や大日坊では湯殿山の開祖を空海とし、湯殿山と高野山を「空海によって定められ、清められた対なる聖地」としている。
昭和26年、作家の森敦が注連寺に滞在し昭和49(1974)年、注連寺と七五三掛を舞台にした小説『月山』で第70回芥川賞を受けたことで注連寺も一躍世間の注目を浴びることとなった。2009年2月25日以降、寺の門前（斜面下方）に位置する七五三掛地区が大規模な地すべりにより大きな被害を受けたため2009年4月の参拝は断念した。
注連寺には鉄門海上人（恵眼院鉄門海上人）の即身仏（ミイラ）が厨子に納められており、公開されている。山形県内には庄内地方を中心に8体もの即身仏が安置されているが、そのうちの5体が注連寺系とされている。

所在地―――山形県鶴岡市大網字中台92-1
アクセス―――車の場合‐庄内空港から45分．JR鶴岡駅から30分．山形自動車道庄内あさひICから15分、月山ICから40分．バスの場合‐JR鶴岡駅から「湯殿山行」に乗車、大網で降車し徒歩20分．

道の駅寒河江（みちのえき さがえ）は山形県寒河江市の国道112号上にある道の駅で愛称はチェリーランド。1992年（平成4年）に「蔵王・月山地域リゾート構想」の一環としてオープンしている。
レストラン「チェリーランドさがえ」、物産館「チェリーランドさがえ」 、さくらんぼ会館（さくらんぼの資料館） 、トルコ館 、臨川亭（茶室） 、国際チェリーパーク 、チェリードーム などがある。
特に道の駅寒河江の名物、アイスクリームはおいしい。アイスクリーム売り場にはたくさんの有名人の色紙が張ってあった。


営業時間―――9：00～18：00（11～3月は17：00）無休
アクセス―――山形道寒河江ICより西川町方面へ5分.

道の駅天童温泉（みちのえきてんどうおんせん）は山形県天童市の国道13号上にある道の駅。愛称は“わくわくランド”。 2004年（平成16年）4月25日に森林情報館「もり〜な天童」がオープン、同年8月9日に道の駅に登録され、11月3日に改めて道の駅として開所した。山形県内の国道13号沿いにある道の駅としては道の駅むらやまに次いで2つ目となり秋田 - 福島間の移動の際の新たな休憩ポイントとして活用されている。地場産品の展示即売もあり、特産品のおみやげを買うこともできる。

アクセスーーー国道13号の下り車線側に所在。山形北ICから北に車で約15分。ＪＲ天童駅から車で5分

利用時間―――午前9時～午後9まで
定休日―――月曜日（祝日の場合翌日）