さすらいおじさんさんのクチコミ(106ページ)全3,789件

鳥羽離宮公園の付近一帯は幕末の鳥羽伏見の戦いの古戦場跡となった場所でもある。地下鉄　竹田から　徒歩約２０分、近鉄電車　竹田からも徒歩約２０分で行ける。

慶応三年（１８６７）十月、将軍徳川慶喜の大政奉還後も、薩摩の大久保利通や公家の岩倉具視らはあくまで武力による倒幕を計り、十二月の王政復古の大号令を発令、幕府の事実上の廃絶が決定されその後も薩摩藩の挑発行動が続いたことから、大阪城にいた徳川慶喜はついに幕府の強硬派の意見に従って薩摩を討つため上洛を決意し幕府軍は鳥羽街道と伏見街道に分けて京都に進軍した。
明治元年(１８６８)正月三日の夕方、鳥羽街道を北上した幕府軍１万５千と、これを阻止しようと竹田・城南宮周辺に布陣した官軍６千は、現在の離宮公園から西北、小枝橋付近で激突これが鳥羽伏見の戦いの発端となった戦闘だった。秋の山には薩摩軍の大砲が配置されていて、最初の砲撃が行われた。
現在、離宮公園には、秋の山の頂上付近に明治四十五年（１９１２）に建てられた「鳥羽伏見戦跡碑」があり、また平成十年（１９９８）に建てられた「鳥羽伏見の戦勃発の地小枝橋」の石碑や戦いの戦闘図等が設けられている。

下鳥羽、鴨川近くにある浄土宗の恋塚寺 (こいづかでら)は、「貞女の鑑」といわれた袈裟御前（けさごぜん・生没年不詳）の悲話にまつわる寺として知られている。京阪・近鉄電車「丹波橋」駅より西へ徒歩30分。
　平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて、恋塚寺の地に袈裟御前の住まいがあったといわれている。
　１１８２年、真言宗の僧・文覚（もんがく１１３９−１２０３年）が、自ら殺めたという袈裟御前の菩提を弔い、恋塚寺の地に墓を設け一宇を建立したのが寺の前身といわれる。１８６８年の鳥羽伏見の戦いにより焼失したが明治期に再建されている。

草津市（くさつし）は、滋賀県の南部にある大津市に次ぐ県下第二の都市。
江戸時代には東海道と中山道が接する宿場町（草津宿）として栄え、近年はJR東海道本線・草津線、国道1号・名神高速道路など交通網を有し、近世から現代まで交通の要衝となっている。JR草津駅前には東海道五十三次全部の宿場をパネルで紹介しており、江戸から５２番目の宿場、草津宿の説明もある。

草津宿は、東海道と中山道が分岐・合流する交通の要衝で、東海道五十三次の江戸から５２番目の宿場であった。草津宿には二軒の本陣、二軒の脇本陣、七十二軒の旅籠のほか、問屋場、貫目改所などの多くの建物が設けられ、多くの旅人で賑わっていた。昭和２４年（１９４９）に史跡草津宿本陣の名称により、国の史跡に指定され、現在も旧東海道随一の本陣として大切に保存されている。

近世後期以降昭和にかけて八幡商人や日野商人と並んで五個荘町も多くの豪商を輩出している。初代外村宇兵衛(1777-1820)は、近江商人であった六代目外村与左衛門の末子。後に分家し、文化10年(1813)に独立経営。主に呉服太物を商う。明治期には全国の長者番付に名を連ねた。
金堂地区では外村繁邸、外村宇兵衛邸、中江準五郎邸、藤井彦四郎邸などの近江商人屋敷が公開されており、近江商人の生活を垣間見ることができる。金堂地区にはJR琵琶湖線「能登川駅」下車 バス 10 分 「ぷらざ三方よし」下車徒歩5分、近江鉄道/本線「五箇荘駅」下車 徒歩 20 分で行ける。

八幡堀（はちまんぼり）は、近江八幡市の運河で幅員約１５ｍ、全長６キロある。JR西日本・琵琶湖線　近江八幡駅北口から徒歩約２０分で乗り場に行ける。
安土桃山時代の１５８５年、四国征伐で軍功を挙げた豊臣秀次(とよとみ ひでつぐ１５６８−１５９５年)は近江４３万石を与えられ八幡城を築城した際、八幡城の防衛と湖上交通による物流の役割を兼ねて湖畔を埋め立て、八幡山周囲に八幡堀を開削した。１５９５年、秀次は高野山に追放され自害に追いやられ、八幡城は廃城となったが城下町は商家町として存続し、近江商人により繁栄した。近江商人は八幡堀の地の利を活かし、地場産物（畳表、蚊帳、米、酒など）を陸路や水路を利用して各地へ搬出し各地の産物を持ち帰る「諸国産物回し」と呼ばれる商法によって産業振興に貢献した。堀沿いには白壁の土蔵や旧家が建ち並び、「近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区」に指定されている。
現在は近江八幡市の観光名所のひとつで、船での移動が盛んだった江戸を舞台とした『暴れん坊将軍』『鬼平犯科帳』『剣客商売』など時代劇のロケ地にもなっているそうだ。

五個荘町は近江商人ゆかりの地で近江八幡市、日野町とともに知られ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。近江鉄道五箇荘駅から徒歩約２０分で行ける。
金堂まちなみ保存交流館の屋敷は、元は外村（とのむら）宗兵衛家の建物で、後に中江富十郎家となった。江戸後期に建てられ、１８７３年に外村宗兵衛により二階建てに改築、ニワ(土間)の南面に落棟が増築され、平屋のミズヤ(炊事場)、二階建ての座敷が追加されたそうだ。
　２００８年に「金堂まちなみ保存交流館」として再生され、管理運営は金堂まちなみ保存会が担っている。

ＪＲ安土駅北側前、織田信長像の裏側にレンタサイクルの店があり、安土観光に便利だ.。安土駅前レンタサイクルTEL : 0748-46-3266と安土観光レンタサイクルTEL : 0748-46-3202の２軒で事前に営業時間、自転車台数などを確認したほうが安全。
ＪＲ安土駅周辺には織田信長像、安土町城郭資料館（あづちちょうじょうかくしりょうかん）、織田信長（おだのぶなが、１５３４−１５８２年）が１５７０年に常楽寺で催した相撲興業は近代相撲の発祥とされることから造営された相撲櫓などがあり、駅周辺の建物にも信長の時代のデザインがされているものがある。
安土はいかにも「織田信長の街」という雰囲気がある。
安土町城郭資料館（あづちちょうじょうかくしりょうかん）は滋賀県近江八幡市安土町にある安土城の城郭を主なテーマとし中世.の.安土に関ずる資料を中心に隼めた資料館。20分の１のスケールで再現された幻の名城”安土城”、屏風絵風陶磁版壁画、信長の時代を中心に資料を集めた安土文庫などある。

安土城（あづちじょう）は、近江八幡市安土町にあった山城で城址は国指定特別史跡。織田信長（おだのぶなが、１５３４−１５８２年）の天下統一を象徴する城郭で、山頂の天主に信長が起居、家族も本丸付近で生活し、家臣は山腹や城下の屋敷に居住していたとされる。JR琵琶湖線安土駅から徒歩20分で行ける。大型の天守を初めて持つ威容を誇ったが、１５８２年の家臣明智光秀（あけち みつひで、１５２８−１５８２年）の信長への謀反・本能寺の変後焼失し廃城となった。現在は石垣などの一部の遺構を残すのみだが、安土城の築城技術が安土桃山時代から江戸時代初期にかけて日本国内に築城された近世城郭の模範となり、石垣職人集団「穴太衆（あのうしゅう）」は全国的に城の石垣普請に携わった。

JR四日市駅（よっかいちえき）は、三重県四日市市本町にある、東海旅客鉄道（JR東海）関西本線の駅。西側には街路樹のある中央通りがあり、2kmほど行くと近鉄四日市駅があり東側は四日市コンビナートの一帯。四日市市役所（よっかいちしやくしょ）は、JR四日市駅と近鉄四日市駅の中間にあり四日市市役所周辺まで徒歩10分。
日本で最初の石油化学コンビナートを誘致した四日市コンビナート（よっかいちコンビナート）は、 第１コンビナート、第２コンビナート、第３コンビナートの順番で造成され日本の高度成長期の象徴的な存在だったが公害問題を顕在化させた代表的な地域にもなった。。現在の四日市コンビナートは昼間はただの工業地帯だが、夜になると一転コンビナートと光が作り出す夜景スポットとなる。

近鉄四日市駅（きんてつよっかいちえき）は、三重県四日市市安島一丁目にある、近畿日本鉄道（近鉄）の駅。
四日市市内には東海旅客鉄道（JR東海）の四日市駅もあるが、実質的には近鉄四日市駅が市の中心駅で三重県最大のターミナル駅。四日市市は、三重県の県庁所在地津市を上回る、三重県下最大の人口を擁し、中京工業地帯の代表的な工業都市。
東海道の宿駅（四日市宿）で、伊勢神宮への分岐点が追分という地名として残っている。市名は四のつく日に市がたったことに由来し、現在も各地で市が開かれている。

四日市港（よっかいちこう）は２００４年、名古屋港と共に伊勢湾におけるスーパー中枢港湾に指定されている。JR関西本線富田浜駅から徒歩15分で行ける。
幕末以降、伊勢湾最大の商業港として発展し１９５０年代に日本初の本格的石油化学コンビナートが立地すると、典型的な工業港となった。
四日市港周辺は戦前までは四日市市の中心部でJR四日市駅の高架化計画とともに四日市港の再開発計画がある。
四日市コンビナートは文明の成長の光と影を見る思いだった。

湯の山温泉（ゆのやまおんせん）は、三重県にある７１８年に発見された古湯で、傷ついた鹿が癒していたことから鹿ノ湯ともいわれ古くから名古屋・中京や関西の奥座敷として発展してきた。近鉄湯の山線湯の山温泉駅から三重交通バス10分終点・三交湯の山温泉下車。
湯の山温泉郷は三滝川河畔の渓谷に２０軒ほどのホテル、旅館が並び一帯は鈴鹿国定公園に指定されている。名古屋、大阪など大都市圏のレクリエーション、レジャー、スポーツの拠点として発展してきた。温泉地からは御在所岳に登る御在所ロープウェイが運行されており、夏場は避暑地としても賑わいを見せている。

九華公園（きゅうかこうえん）は、桑名市にある公園で桜、つつじ、花菖蒲の名所として知られ、桑名市民の憩いの場として親しまれている。ＪＲ・近鉄名古屋線・養老鉄道桑名駅から市内A循環バス「本町」下車徒歩約5分で行ける。
九華公園は桑名城跡を公園として整備したもので、桑名城ゆかりの遺構を見ることができる。堀は公園全体の約６割を占め水が張られて堀上には橋が架けられている。
明治維新に桑名城は焼け落ち荒廃していたが、１９２８年に楽翁公（松平定信）没後百年祭を記念して、本丸・二之丸一帯が九華公園として整備された。松平 定信（まつだいら さだのぶ１７５９−１８２９年）は、江戸幕府第８代将軍・徳川吉宗の孫で第１１代将軍・徳川家斉のもとで老中首座・将軍輔佐として寛政の改革を行った中心人物だが１８１２年に伊勢国桑名藩に隠居し楽翁と号した。
１９４２年に、「桑名城跡」が三重県指定文化財・史跡となり周辺には本丸跡 、天守閣跡、鎮国守国神社 、辰巳櫓跡、神戸櫓跡、ニ之丸跡、奥平屋敷、ニ之丸堀、三之丸跡などがある。

長良川河口堰のそばにあるアクアプラザながらは長良川の水害から守り、水資源を確保するために建設された長良川河口堰、長良川に関する情報提供施設。「なばなの里」バス停下車、徒歩約5分の場所にある。
桑名駅より三重交通バスで10分～20分、 JR長島駅・近鉄長島駅より徒歩20分 だが名張駅西口より三重交通バス（伊賀長島温泉高速バス）で2時間25分というアクセスもある。
展望所からは長良川や河口堰全体が間近に見える。館内では水害の状況などを映像、パネル、模型などで紹介している。

長島水辺のやすらぎパークは発電用施設周辺地域振興事業の観光施設として、旧久我邸を改修し休憩施設として整備したもの。久我家は江戸時代、長島藩の重職にあったが１８７１年の廃藩置県によって長島県が置かれたが安濃津県に編入され１８７２年には三重県と改称された。近鉄長島駅より徒歩約20分で行ける。
久我氏は戸長に任命され、長島・大島・松ヶ島・駒江・出口・又木・小島の各村を治め、１８８９年に市町村制が施行されるまで戸長の職にあった。１９４６年、農地改革が施行され地主として所有してきた農地が解放された。戸長の屋敷は残り家屋を１８７９年に改築、明治の生活様式を知る上で貴重な建物であることから空家となっていた家屋敷を２００３年長島町が譲り受け、観光客などの休憩施設として改装をし、「長島水辺のやすらぎパーク」として利用することとしたとのこと。大地主の衰亡を物語る歴史だが、やすらぎパークは庭園がきれいな公園だった。

長島スポーツランドには　ゴルフができるガーデンコース、アンツーカーのテニスコート、乗馬教室がある乗馬クラブ、10種類の浴槽と健康器具があるクアハウスなどがあり、１日楽しめる。
ＪＲ・近鉄桑名駅からバス１５分だがJR長島駅、近鉄長島駅からだと徒歩約20分で行ける。

鈴鹿市（すずかし）は、奈良時代には伊勢国の国府が置かれた歴史を持つ街で、本田技研工業の鈴鹿製作所がありＦ１日本グランプリや鈴鹿８時間耐久ロードレースなどの開催で知られる鈴鹿サーキット（すずかサーキット）があることで知られている。近鉄鈴鹿市駅から専修寺神戸別院の明治天皇行在所の碑や鈴鹿市役所まで徒歩５分ほどで行ける。

鈴鹿サーキットクアガーデンは自然に囲まれた鈴鹿サーキットのリラクゼーションスペースで大浴場、露天風呂、サウナがある浴場ゾーンは天然温泉。温水プール、気泡浴、圧注浴、打たせ湯などアクティブゾーンもある。リラックスルームにはキッズスペースもあり子供連れで楽しめる。伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅からだと徒歩約20分で行ける。

鈴鹿サーキットのオートキャンプ場は、鈴鹿サーキット「フラワーガーデンホテル」エリア内に位置し、合計135サイトのオートキャンプ場。天然温泉 クア・ガーデン、ゆうえんちモートピア、国際レーシングコースなどの施設に隣接しており、家族でいろいろと楽しめる。近鉄名古屋線白子駅からだと三重交通路線バス約20分で行けるが近鉄鈴鹿線平田町駅からだとタクシー約15分、徒歩約45分で行ける。

鈴鹿サーキットは日本初の本格的サーキットとして、１９６２年に本田技研工業によって建設され現在は国際レーシングコースを中心に、遊園地「モートピア」、ホテル、リゾート施設としてクアガーデン・オートキャンプ場、スポーツ施設としてボウリング場・テニスコートなどがあり、一大リゾート施設を形成している。近鉄名古屋線白子駅だと三重交通路線バス約20分で行ける。