さすらいおじさんさんのクチコミ(50ページ)全3,789件

誓願寺（せいがんじ）は、京都市中京区新京極通にある浄土宗西山深草派の総本山寺院。６６７年奈良に創建され平安遷都後西山上人証空の弟子円空（１２１３−１２８４年）が京都の深草に寺を建てたのが始まりとのことで日本各地に４００か寺余りの末寺がある。能の曲目に『誓願寺』があり扇の塚のある寺として芸能関係にはよく知られた寺で説教から発達した講談、落語、漫才などの芸人の成就を祈願する寺として知られ落語発祥の寺とも言われている。
誓願寺は２００６年公開の映画、天使の卵にも登場している。

謡曲　誓願寺には『わらわがすみかも他所ならず。あの石塔こそすみかにてさむらへ。 不思議やなあの石塔は和泉式部の御墓と こそ聞きつるに　そもすみかとは不審なり。』と平安の歌人和泉式部の墓が登場するが、誓願寺近くの誠心院（せいしんいん）に和泉式部の墓がある。
　寺伝に依ると初代の住職は平安の歌人和泉式部で法名は誠心院専意法尼とのこと。娘の小式部に先立たれた和泉式部は書写山円教寺の性空上人に勧められ誓願寺の本堂に籠り本尊に教えを受けたとのこと。
　１０２７年、上東門院彰子が父藤原道長に勧め法成寺の中の東北院の傍らに寺を建立させ東北寺誠心院としたとされる。石塔は和泉式部の往生の六字名号を念仏する人があれば二十五菩薩と共にお迎えに来てくださるという謡曲「誓願寺」の舞台にもなっている高さ約４ｍ、幅約２．４ｍの宝篋印塔は１３１３年に改修建立されたとのこと。

グランフロント大阪の各所には人の交流や賑わいを創造する広場や歩道空間が整備されており歩道にケヤキ並木やイチョウ並木を配置し四季折々の自然を提供している。
北館９階にはテラスガーデンが設けられており憩いの場になっている。北館（旧Bブロック）低層階７フロアには、『世界の「感性」「技術」を持ち寄り、交わり、コラボレーションすることで新たな価値を生み出す』ことをコンセプトに掲げ、国内外の産官学の「知」の交流を目指す知的創造拠点「ナレッジ・キャピタル」を開設しており見所が多いのでテラスガーデンは一息つける場所だ。

グランフロント南館のパナソニックセンター大阪は、これまで大阪・京橋に設置していた「パナソニックリビングショールーム」と「パナソニックセンター大阪」の2つのショールームを移転統合したもの。従来のパナソニックリビングショールームが2005年4月からの累計が149万人、旧パナソニックセンター大阪が、2005年4月からの累計が287万人で大幅な集客数を目指している。
パナソニックセンター大阪では、コンセプトを「共創（経営スローガン Cross-Value Innovationの実践）」とし、「お客様とのコミュニケーションを通じて、お客様とともに新しい価値を生み出す共創の場として、新たなコンセプトのグローバル情報受発信拠点」と位置づけている。
　美、食、楽、住という切り口から、一歩先のライフスタイルを提案するとのこと。

グランフロント大阪の各所には人の交流や賑わいを創造する広場や歩道空間が整備されており歩道にケヤキ並木やイチョウ並木を配置し四季折々の自然を提供している。
南館９階にはテラスガーデンが設けられており憩いの場になっている。グランフロント南館でショッピングを楽しんだあと、テラスガーデンで一服するのも良い。

堂島米会所（どうじまこめかいしょ）は１７３０年、大坂堂島に開設された米の取引所で中之島ガーデンブリッジの側に堂島米市場跡記念碑がある。当時大坂は全国の年貢米が集まるところで、米会所では米の所有権を示す米切手が売買されており現代の先物市場の仕組みを備えた世界初の整備された先物取引市場とのこと。幕府崩壊と共に１８６９年に明治政府により廃止され堂島周辺の諸藩の大名蔵屋敷も没収されている。１８７１年に「堂島米会所」として復活、１８９３年に「大阪堂島米穀取引所」へと発展したが１９１８年の米騒動があり弱体化、１９３９年に米穀配給統制法による日本米穀株式会社に吸収されて幕を閉じている。

大江橋（おおえばし）は、大阪市北区の堂島川に架かる橋で国の重要文化財・浪速の名橋５０選にも選定されている。江戸時代の元禄年間、堂島の開発に伴って架けられた５つの橋（大江橋、渡辺橋、田蓑橋、堀江橋、船津橋）のの1つで現在の大江橋は１９３５年完成分。現在は御堂筋をつなぐ市民の大切な架け橋になっている。

中之島ガーデンブリッジは１９９０年に完成した堂島川の大江橋と渡辺橋の間に架けられている新しい橋で京阪中之島線大江橋駅１番出口から約５０ｍ。歩行者専用の橋で全日空ホテルの前に階段があり階段横に堂島米市場跡記念碑がある。橋の上の幅員は広めになっておりくつろげる空間が確保されている。新しい橋なので橋はわたるだけでなく楽しむ場にするという発想が感じられる。

鉾流橋（ほこながしばし）は、大阪市北区の堂島川に架かる大阪市道裁判所東筋線の橋で「浪速の名橋５０選」に選定されている。鉾流橋の名の由来は、天神祭の鉾流神事がこの橋のたもとで行われることに因んでいるとされる。橋の歴史は古くはなく、１９１８年に最初の橋が木造で架橋され現在の橋は１９２９年に完成し１９８０年に拡幅などの改修が行われている。

水晶橋（すいしょうばし）は、大阪市の堂島川（旧淀川）に架かる歩行者専用橋で大阪市北区中之島１丁目と北区西天満２丁目の間を結んでいる。河川浄化を目的として１９２９年に『堂島川可動堰』として建設された可動堰で堂島川の水質改善に貢献した。１９８２年に橋面を改装し歩行者専用橋になった。堂島川の橋から見る光景は美しい。

北浜駅（きたはまえき）は、大阪府大阪市中央区北浜の京阪電気鉄道・大阪市営地下鉄の駅で大阪証券取引所の最寄り駅。大阪証券取引所や証券会社が集まる大阪の金融センターで堺筋線北浜駅南側の道修町周辺は製薬会社や薬問屋が集まっている。北浜駅周辺には難波橋、中之島公園、京阪中之島線 なにわ橋駅、緒方洪庵旧宅（適塾）、小西家住宅（コニシ本社） 、大阪市立東洋陶磁美術館などがある。

萱島神社（かやしまじんじゃ）は、大阪府寝屋川市の神社で京阪本線萱島駅の高架下にあり神木の楠が駅のホームを貫いていることで知られている。
祭神は菅原道真、豊受大神、萱島開拓の祖神で一帯は「萱島流作新田」と呼ばれる開拓新田であったが、その鎮守として１７８７年に萱島開拓の祖神を祀り豊受大神・菅原道真が勧請・合祀された。明治時代には「神名社」と呼ばれたが１９０７年に一旦廃社となっている。
樹齢７００年と推定される楠は京阪本線の高架・複々線化の予定地内にかかり伐採されることになったが保存を望む声が強くホームと屋根を楠が突き抜ける形で駅が作られ楠に隣接する駅下の敷地に京阪電鉄が社殿を造営・寄進し１９８０年に「萱島神社」として再興されている。
くすのきがホームと屋根を突き抜けて伸びているという全国に例を見ない光景はテレビなどでも取り上げられており楠は大阪府の「みどりの百選」にも選ばれており電車を待つホームの乗客を癒している。

寝屋川市の大念寺（だいねんじ）は寺伝によると鎌倉末期の１３１４年、願阿上人（がんあしょうにん）の創建とのこと。現在の宗派は大念仏宗で創建当時は一遍上人の時宗の寺であった可能性があるとのこと。
　『日本歴史地名体系』によると元は「鶯関（おうかん）寺」と呼ばれ寺院の門前の道は「行基みち」と通称され奈良時代に行基菩薩が開いたと伝えられている。

大念寺（だいねんじ）前の道は寺院の門前の道は「行基みち」と通称され奈良時代に行基菩薩が開いたと伝えられている。
　『日本歴史地名体系』によると大念寺（だいねんじ）は元は「鶯関（おうかん）寺」と呼ばれ
平安時代には軍事的な目的や通行人から通行料を徴収するために「行基みち」に「鶯（うぐいす）の関」が設けられたともいわれている。

大念寺の梵鐘は旧守口街道（行基みち）に面して建っている鐘楼につるされ鐘の大きさは高さ１４６．５ｃｍ、口径９２ｃｍで市内最大。観音堂には十一面観音が安置され本堂横には室町時代につくられた十三仏板碑もある。大念寺のまえの旧守口街道（行基みち）は生駒山系を越え大和国へと通じる交通の要衝であったので「鶯（うぐいす）の関」が設けられたともいわれている。

小楠公御墓所（しょうなんこうごぼしょ）は、大阪府四條畷市にある南北朝時代の南朝の将、楠木 正行（くすのき まさつら、生誕不詳−１３４８年）の墓。
墓所のある場所は、楠木正行が１３４８年に四條畷の戦いで戦死した地で正行の父楠木正成が明治政府によって「大楠公」（だいなんこう）として神格化されたのに伴い、遺志を継ぎ命を落とした嫡男・正行も「小楠公」(しょうなんこう)として崇められるようになり、「忠君愛国」の象徴のひとつとされた。墓所の入り口には右手に「忠」左手に「孝」を刻んだ石柱があり、敷地内には「楠公父子訣別之所」と記された“墓石”、「贈従三位楠正行朝臣之墓」と記された碑、クスノキの巨木（樹齢６００年大阪府指定の天然記念物）がある。
１８０８年に当地を訪れた貝原益軒は旅行記『南遊紀行』に「畑の茶屋のかい道より、４町ばかり西に、刈谷村有、此所に楠正行、正時兄弟の墓あり、大道のほとりにあらず、小石碑を立、大なる楠木あり。」と記している。　江戸時代までは「楠塚」と呼ばれ約１００?程度の面積だったが明治に南朝称揚の時代風潮の中で墓域拡張と巨石碑建立がされ墓は四条畷神社の管理下、墓域は大阪府指定史跡（指定名称は「伝楠木正行墓」）となっている。

四条畷駅（しじょうなわてえき）は、大阪府大東市学園町のJR西日本片町線（学研都市線）の駅で１８９５年開業。浪速鉄道の終点として開業し関西鉄道が買収、大阪鉄道の買収、１９０７年の国有化という歴史を経ている。現在では同志社大学などが誘致され複線化された学研都市線は通勤通学の人気路線になっている。

讃良郡条里（さらぐんじょうり）遺跡は古墳時代中後期（５～６世紀）に集落が広がっていた寝屋川市新家の遺跡で「子持ち勾玉」が出土したととこと。見つかった子持ち勾玉は緑色の滑石製で全長６・７cm、幅２．８cm重さ６９・１ｇ、上部に紐を通す穴（直径６mm）があるそうだ。周辺からは紐穴のある小玉や板状の双孔（そうこう）円板(直径２～３cm)(注１)１０個以上が出土している。
　　四條畷市、寝屋川市にまたがる讃良郡条里遺跡では製塩土器、良質の馬具などが発掘されており、一帯が古代北河内で営まれた(河内)馬飼の場の中核部分だったと推定されている。

生駒山系から続く丘陵地の最北端に位置する寝屋川市から交野市にかけては良質な地下水が豊富に湧き出す事で知られており四条畷市との境界に近い高宮神社のすぐ傍に湧き出す『大蛇の井戸』も名水の一つ。昔、井戸の近くに森があり、そこにすみついた大蛇がよくこの井戸の近くで見られたことから名づけられたと伝えられている。
高宮神社の鳥居の前を50mほど東へいったところに井戸屋形があり屋形は瓦葺きで三方を囲い、一方を方開きの戸にして水を汲むようになっている。
市内には弘法井戸といわれる井戸が打上・国松・田井・湯屋が谷に残っておりその他にも平池の清水の井戸、高宮の大蛇の井戸がある。
古い記録には、高宮の一ツ井、国松のニツ井、三井の三ツ井と記され三井は地名として残るほどの名水で、酒造りには欠かせないもので秦には刀鍛冶（かたなかじ）が使ったといわれる井戸もあったとのこと。

高宮遺跡は国指定史跡・高宮廃寺跡（たかみやはいじあと）の西に広がる畑地で発見された遺跡で発掘調査によって縄文時代の土坑（どこう）飛鳥時代・白鳳時代の掘立柱建物跡（ほったてばしらたてものあと）竪穴住居跡（たてあなじゅうきょあと）などの遺構、縄文時代前期末の土器矢じりなどの石器類、古墳時代の須恵器の壺や甕（かめ）土師器（はじき）・瓦などの遺物が発見されている。
丘の上に生活を営んだ古代氏族がまもなく氏寺として高宮廃寺（白鳳時代創建）を建立したものと推定されている。