さすらいおじさんさんのクチコミ(20ページ)全3,789件

天城トンネル（あまぎトンネル）は天城峠の下で静岡県伊豆市と賀茂郡河津町を結ぶトンネルで新旧2本のトンネルがあり旧天城トンネルは川端康成の小説『伊豆の踊子』や、松本清張の小説『天城越え』で有名で正式名称を天城山隧道（あまぎさんずいどう）と称し1904年（明治37年）に完成。全長445.5メートルですべて切り石で建造され石造道路トンネルとしては、日本に現存する最長のもの。
天城トンネルは2001年に「天城山隧道」として道路トンネルとしては初めて国の重要文化財に指定され日本の道100選にも選ばれている。1970年、新天城トンネルの完成によって現在は観光トンネルになっている。

天城山（あまぎさん）は静岡県の伊豆半島中央部の東西に広がる山で天城連山や天城山脈とも称される日本百名山の一つ。
東西の山稜部は富士箱根伊豆国立公園に指定され近世には徳川幕府の天領として天城山を韮山代官が管理していた。
１９０７年に天城山の西側に下田街道が通り天城峠は伊豆半島の交通の難所であったため天城トンネルが掘られ川端康成などの小説に登場しトンネルは観光スポットとなっているが１９７０年には自動車時代に適応した新天城トンネルが完成している。

浄蓮の滝（じょうれんのたき）資料館は狩野川上流にかかる伊豆を代表する名瀑浄蓮の滝（じょうれんのたき）の近くにある。深い樹木が生い茂る中玄武岩の崖に高さ25メートル・幅7メートルの滝がかかる浄蓮の滝（じょうれんのたき）は日本の滝百選の一つ。滝の入口の浄蓮の滝資料館では、自然や歴史、文化などを紹介しており女郎蜘蛛伝説の紹介が興味深い。
滝壺にはジョロウグモの化身が棲むとの伝説があり「むかし樵夫が、落とした鉈を探しに滝つぼの中に入ると美しい女性と出会う。その女性と姿を見たことの公言をしない約束をしたが、「滝の主は女郎蜘蛛だ」と村人から聞き、その出来事を話すと樵夫は深い眠りについたというもの。

狩野川（かのがわ）は静岡県の伊豆半島を流れる狩野川水系の本流。
鮎の友釣り発祥の地という説があるほど友釣りが盛んで「狩野川を制すれば全国を制す」と評されているとのこと。伊豆天城山の山中を源流として北へ流れ修善寺を経て柿田川を合流し沼津で西向きに流れを変えて駿河湾に注いでいる。河川支流としては大見川、修善寺川―通称桂川、大場川、柿田川、黄瀬川などがある。柿田川（かきたがわ、かきだがわ）は、静岡県駿東郡清水町を流れる狩野川水系の一級河川で全長は約1.2kmで日本で最も短い一級河川。大量の湧水を水源とする日本でも稀有な川で長良川・四万十川とともに日本三大清流に数えられ1985年（昭和60年）柿田川湧水群として名水百選に選定され国の天然記念物にも「地質鉱物」の枠で指定された日本の秘境100選にも選定されている。

夕鶴記念館は原作者木下順二氏ゆかりの地に建てられたもので戯曲『夕鶴』の舞台で使用された衣装や小道具などを展示しており夕鶴記念碑がある。木下順二は毎年のように湯ヶ島の白壁荘に泊まったそうだ。木下 順二（きのした じゅんじ１９１４−２００６年）は日本の劇作家で代表作に『夕鶴』がある。東京帝国大学文学部英文科で中野好夫のもとでシェイクスピアを専攻し『彦市ばなし』などの民話劇を経て1949年に『夕鶴』を発表している。

伊豆市湯ヶ島の天城会館・天城ミュージアムは２０１２年に旧・天城温泉会館が「天城会館」に生まれ変わったもの。「天城ミュージアム」には３ヶ月ごとに内容が入れ替わる展示ブースや湯ヶ島にゆかりのある西村愿定（にしむら・もとさだ）画伯の絵画展示ブース、多目的ホール、劇場ホール・エントランスホールなどがある。

浄蓮の滝（じょうれんのたき）は静岡県伊豆市湯ヶ島にある滝で日本の滝百選の一つ。
滝は狩野川の上流部、天城山の北西麓を流れる本谷川にあり落差は２５m、幅は７mで岩盤には柱状節理が見られ滝の付近に「浄蓮寺」という寺院があったことから「浄蓮の滝」という名称がついたと伝わっている。周囲には日本では伊豆半島と熊本県にのみ自生が確認されている静岡県指定の天然記念物「ハイコモチシダ（ジョウレンシダ）」の群生地があり滝の降り口には土産物店が並んでいる。滝壺には女郎蜘蛛の精が棲むとの伝説がある。「樵夫（きこり）が落とした鉈を探しに滝つぼの中に入ると美しい女性と出会い女性と姿を見たことを公言しない約束をしたが「滝の主は女郎蜘蛛だ」と村人から聞き自分が出会った事を話すと樵夫（きこり）は深い眠りについた。」というもの。現在は観光地化されて不気味な様子は無いが滝の脇には演歌歌手・石川さゆりが１９８６年にリリースした「浄蓮の滝」を有名にしたヒット曲「天城越え」の歌碑がある。東海バス バス停「浄蓮の滝」下車徒歩５分の場所なので観光の便が良い滝だ。

道の駅天城越え（みちのえき あまぎごえ）は静岡県伊豆市の国道４１４号上にある道の駅で昭和の森会館は道の駅「天城越え」内にある。自然の山に囲まれ近くにはハイキングコースがあり伊豆近代文学館・森の情報館・天城グリーンガーデンなどの見学施設がある。

伊豆近代文学博物館は伊豆、天城にゆかりのある文学者や作家１２０名の資料を展示している。伊豆で少年期を過ごした井上靖の通信簿、直筆の原稿、愛用品や川端康成の伊豆の踊子」の生原稿などの展示が充実している。また伊豆は特に明治時代以降に文豪に愛され岡本綺堂の戯曲『修禅寺物語』、随筆『春の修善寺』『秋の修善寺』、芥川龍之介の短編『温泉だより』『新曲修善寺』、尾崎紅葉の長編『金色夜叉』、泉鏡花の『斧琴菊』『奥の院にて』『半島一奇抄』、夏目漱石の『修善寺の大患』、島崎藤村の『伊豆の旅』、田山花袋の『北伊豆』『南伊豆』、川端康成の『伊豆の踊子』『伊豆温泉記』、井上靖の『しろばんば』、井伏鱒二の『修善寺の桂川』、島木健作の『赤蛙』など教科書にも掲載されて日本人全体に親しまれている文学作品にも伊豆はしばしば登場しており文章に残したくなる魅力のある地域であることは間違いない。

河津七滝（かわづななだる）は静岡県賀茂郡河津町を流れる河津川の約１．５kmの間にある７つの滝の総称で河津町観光のメインスポット。七滝沿いには河津七滝温泉の温泉街があり滝の名称を部屋名として使用しているところが多い。河津七滝（かわづななだる）は釜滝（かまだる）、えび滝（えびだる）、蛇滝（へびだる）、初景滝（しょけいだる）、かに滝（かにだる） 、出合滝（であいだる）、大滝（おおだる）。「滝」という漢字は「たき」と読むが河津七滝では「たる」と読むが平安時代から伝わる民俗語が由来とのこと。

河津七滝温泉は河津七滝の大滝と出合滝の間と七滝がある河津川から外れた支流にあたる萩ノ入川沿いに温泉郷があり早春にはこの付近でも河津桜を見ることができる。河津駅付近と比べて標高が高いため、河津七滝温泉の河津桜の見頃はやや遅れる。夜間にはライトアップもされる。
河津七滝観光協会には、12件の宿泊施設と8件の飲食店・土産店が登録されており大滝温泉の「天城荘」は、名瀑「大滝(おおだる；落差30m幅7mは伊豆最大級)」を敷地15万坪私有地内に擁し、湯浴みの眼前に仰げる滝見の湯や奥行き30mの秘湯穴風呂や“ふじのくにエンゼルパワースポット”に選定されている子宝の湯など個性的な絶景露天風呂群があることで有名。「天城荘」は映画「テルマエ・ロマエ」や「ノルウェイの森」など世界的名作のロケ地としても有名。河津温泉めぐりにはロケ地めぐりの楽しみもある。

河津七滝ループ橋（かわづななだるループきょう）は静岡県賀茂郡河津町の国道４１４号にかかる橋で全長１０６４ｍ、高さ４５m、直径８０mの二重ループ橋で下田市側からは反時計回りの上り坂、伊豆市側からは時計回りの下り坂。１９７８年の伊豆大島近海の地震で山腹の道路が寸断した後通行の利便性と高低差を解消し土砂崩れのない工法を採用し１９８１年にループ橋が完成している。河津七滝ループ橋は２度目だが便利なだけでなく、景観も素晴らしい。

修善寺の竹林の小径は修善寺川（しゅぜんじがわ）沿いの遊歩道で竹林の中に自然石を敷き、建仁寺垣や桂垣を配した風景は、「伊豆の小京都」と呼ばれている。修善寺川（しゅぜんじがわ）は静岡県伊豆市の修善寺温泉地区を流れる狩野川水系の西岸の支流のひとつで地元では桂川とも呼ばれ流路延長７．３km。狩野川と合流する付近にある湯川橋は川端康成の代表的文芸作品である『伊豆の踊子』にも登場した。

源 頼家（みなもと の よりいえ）が幽閉された伊豆市修禅寺には江戸時代に建立された頼家の供養塔がある。
源 頼家（みなもと の よりいえ）は鎌倉時代前期の鎌倉幕府第２代将軍（鎌倉殿）、源頼朝の嫡男で母は北条政子。父・頼朝の急死により１８歳で家督を相続し鎌倉幕府の第２代鎌倉殿、征夷大将軍となるが御家人たちの反発を招き疎外された母方の北条氏を中心として十三人の合議制がしかれ頼家の独断は抑えられた。合議制成立の３年後に頼家が重病に陥ると頼家の後ろ盾である比企氏と弟の実朝を担ぐ北条氏との対立が起こり北条氏一派の攻撃により比企氏は滅亡する。頼家は将軍職を剥奪され伊豆国修禅寺に幽閉されたのち１２０４年北条氏の手により暗殺された。頼家追放により北条氏が鎌倉幕府の実権を握る事になる。

修善寺虹の郷（しゅぜんじにじのさと）は静岡県伊豆市にあるテーマパークで修善寺温泉の中心から1.5kmほど離れた山稜にあり、園内にはイギリス村、カナダ村などのテーマで施設および庭園が設けられている。2つの村の間にはミニ鉄道が敷かれ、園内には庭園や花壇が多く、季節ごとの花々を楽しめる。敷地面積は東京ディズニーランドとほぼ同じ広さで修善寺虹の郷の前身は、1924年（大正13年）に修善寺町制施行記念事業として、もみじや赤松を植樹し整備した修善寺公園。

源 頼家（みなもと の よりいえ）が幽閉された伊豆市修禅寺には北条政子が頼家の供養のために建てた指月殿、江戸時代に建立された頼家の供養塔などがあるが修善寺で暗殺された鎌倉二代将軍源頼家とその家臣である十三士の霊を慰めるイベント「修善寺・頼家まつり」が毎年７月にが開催される。仮装行列が修禅寺を出発して、十三士の墓、頼家の墓を詣で供養を行い、桂橋から修禅寺へ戻る。

修善寺川（しゅぜんじがわ）は静岡県伊豆市の修善寺温泉地区を流れる狩野川水系の西岸の支流のひとつで地元では桂川とも呼ばれ流路延長７．３km。狩野川と合流する付近にある湯川橋は川端康成の代表的文芸作品である『伊豆の踊子』にも登場した。修善寺川（しゅぜんじがわ）に架かる渡月橋（みそめ橋）、虎渓橋（あこがれ橋）、桂橋（むすばれ橋）、楓橋（よりそい橋）、滝下橋（安らぎ橋）の５つの橋に願いをかけながら渡ると恋が成就するとのことでカップルたちが修善寺温泉「恋の橋めぐり」で恋愛成就の祈願をするそうだ。

修禅寺は明治時代には静かな環境が文豪に愛され岡本綺堂の 戯曲『修禅寺物語』、随筆『春の修善寺』『秋の修善寺』、芥川龍之介の 短編『温泉だより』『新曲修善寺』、尾崎紅葉 の長編『金色夜叉』、泉鏡花の 『斧琴菊』『奥の院にて』『半島一奇抄』、夏目漱石の 『修善寺の大患』、島崎藤村の 『伊豆の旅』、田山花袋の 『北伊豆』『南伊豆』、川端康成の 『伊豆温泉記』、井伏鱒二の 『修善寺の桂川』など文学作品にも良く登場しているが魅力のある温泉街だ。
修禅寺宝物館(瑞宝蔵)には岡本綺堂の修禅寺物語ゆかりの古面などが展示されておりスロープもあるので車椅子でも見学可。

修禅寺（しゅぜんじ）は、静岡県伊豆市修善寺の曹洞宗の寺院で８０７年に空海が創建したと伝えられ源頼朝の弟の源範頼と頼朝の息子で鎌倉幕府2代将軍の源頼家が幽閉されその後この地で殺害されたとして知られている。源 頼家（みなもと の よりいえ）が幽閉された伊豆市修禅寺には北条政子が頼家の供養のために建てた指月殿（しげつでん）、江戸時代に建立された頼家の供養塔、源頼家の家臣『十三士の墓』、『桂谷八十八ヶ所第四十四番十一面観世音菩薩』、『假名垣魯文の句碑』などがある。

源 頼家（みなもと の よりいえ）が幽閉された伊豆市修禅寺には北条政子が頼家の供養のために建てた指月殿、江戸時代に建立された頼家の供養塔などがある。頼家は将軍職を剥奪され伊豆国修禅寺に幽閉されたのち１２０４年北条氏の手により暗殺された。頼家追放により北条氏が鎌倉幕府の実権を握る事になる。
伊豆市修禅寺（しゅぜんじ）、修善寺川（しゅぜんじがわ）、修善寺温泉（しゅぜんじおんせん）周辺はのどかで美しく観光客が多いが源氏の興亡を物語る歴史上でも重要な地だ。