dune45さんのクチコミ(1354ページ)全28,328件

「カシータ」の名前を掲げるお店の赤坂店です。
場所は地下鉄赤坂駅から見附方面に徒歩2分ほどの角地。一ツ木通りと通称“円通寺通り”の角の飲食ビルの5階にあります。
こちらのお店は2008年のオープンですが、ビル自体はレトロな飲食ビルです。

私は「カシータ」の経験は、麻布十番の「ヒルトップカシータ」で一度ランチをしただけです。その時の印象は「非常に落ち着いた雰囲気のゆったりランチ」だったのですが、赤坂のお店は様相が全く異なっていました。

12時にビルの1階でエレベーターを待っていると、女性のお客さんが大挙して5階を目指しています。私は席の予約をして伺ったのですが、予約なしのお客さんは満席で入れないようでした。
5階の店内は席数も多く、かなりのスペースなのですが、女性客でごった返していました。全体の95％は女性客。女性同士のお客さんがほとんどでした。その原因はランチの「サラダバー」にあるようです。

ランチメニューは、サラダバーとドリンクの「サラダランチ」1000円から、「シェフのお勧めコース」3500円まで4種類。

私と友人は1500円の「イルカシータランチ」をセレクト。サラダバーにプラスして一皿チョイス出来るランチです。
選択肢は、パスタ、カレー、ピッツァなのですが、それぞれパスタとピッツァをセレクトしシェアする事にしました。

12時過ぎのサラダバーのコーナーには女性客の列が出来ていました。
葉物野菜、根菜が数種類、更にマカロニグラタンやポテトサラダ、ザーサイ、ポテトなどもありました。残念ながらイタリアンの前菜のようなものは見当たりませんでしたが、ヘルシーな野菜をたくさん食べることが出来ます。

それぞれがオーダーしたパスタとピッツァは、「ダイニングバー以上イタリアン以下」と言った印象でした。ペペロンチーノは美味しかったのですが、スパゲティーニがややボイルオーバー気味。
この日のピッツァはマルゲリータでしたが、ナポリピッツァ専門店に比べると当然の事ながらややモチモチ感に欠け、ボリュームもありません。

周囲のお客さんを見ていると、ほとんどの方がサラダランチ（1000円）かイルカシータランチ（1500円）のようでした。2000円のパワーランチ、3500円のコースを頼んでいる方は見かけませんでした。
女性のお客さんは、サラダランチの方が多いように見受けられました。

メニューには記載がなかったのですが、食後にドルチェの有無を問い合わせてみると、ティラミスが用意されているとの事。“ミニドルチェ”ですがお値段は何と+100円だったので追加オーダー。もちろん量は多くはありませんが、美味しくお得なドルチェでした。

12時過ぎにはごった返していた店内は、12時半を過ぎた頃から空き始め、13時前には8割以上の席が空いていました。

赤坂OLの間で口コミで広がったお店なのでしょうか、「怒涛のランチタイム」は、ややせわしなく、個人的には合格点ギリギリという印象でした。
時間をアレンジ出来る方は、13時以降の入店が落ち着けて良いと思います。

明治屋の裏あたりある和食のお店です。
「御曹司」を冠するお店は六本木に何店かあり、同じグループだと思われます。

今回、ランチで初めて訪問しました。
ランチメニューは3種類。「とろろ蕎麦」「お魚御膳」「新名物 藪天」が用意されており、予約制で会席コースも注文できるようです。

お店の売りは“藪天”だと思われ、ほとんどの方がこのメニューをオーダーしていました。
メニューの裏にも
壱、最初は「藻塩」と「酢橘」で…
弐、次は「特製海老たれ」で…
参、続いて「薬味」と「出汁茶」で天茶で…
四、最後は一番お好みの食べ方で…
と、食べ方の指南も書いてありました。

同僚と二人で“藪天”をオーダー。やや時間あって、ひとつのお盆で小鉢、味噌汁とともに供されました。

結論から言うとあまり特徴的なものは感じられませんでした。
「ひつまぶし」をイメージして、食べ方のアレンジを提案しているのかも知れませんが、個人的には弐と参だけで良いと思いました。

今回はカウンターでしたが、奥には個室などもあるようで、それなりに席数があります。12時台にも満席になる事は無いようでした。サービスの女性は感じよく、必要充分で行き届いています。

1000円という値段は妥当だと思いますが、ランチのバリエーションが3種類しかないのは少し寂しいところ。デザートのオプションはなく、ランチコーヒーが+300円というのも少し高いと思います。

ランチ営業のお店もたくさんあり、選択肢の多いエリアなので、もう少し明確な「ウリ」が欲しいと感じました。

このお店の存在はつい最近まで知らなかったのですが、恵比寿のこの地で11年も営業を続けているお店という事です。

「ミシュランガイド ボンヌ・プティット・ターブル」で紹介されているのを見て注目していました。今回のランチが初訪問となります。

場所は恵比寿駅と広尾駅の中間、どちらの駅からも遠くてロケーション的にはあまり便利ではありません。同じく「プティット・ターブル」で紹介されている「アーティショー」の近くにあります。

お店はカウンターが9席、テーブル席が4席と小ぢんまりとしています。
残念ながらオープンキッチンではありませんが、メインとなるのはカウンター席です。

ランチメニューは肉料理のランチが1000円、魚料理のランチが1200円、オニオングラタンスープのランチが1300円、「前菜+メイン+デザート+カフェ」のランチコースが2500円です。

その他に、本日の前菜、本日のスープ、デザート各種、カフェがそれぞれ+300円のオプションとして用意されています。

マダムいわく「今日は肉料理がボリュームもあってお勧めですよ」との事だったので、肉料理「チキンのハンブルグ風 グレイビーソース ポテトフリットを添えて」を選択。1000円なのにパン2種類とオリーブオイルが付き、お代わり自由とのことです。
各+300円のオプションでスープとデザート、コーヒーを追加しました。

オーダーしてすぐにスープが運ばれてきました。本日のスープはグリーンピースのクリームスープです。

スープを飲み終えてほどなくメイン料理が運ばれてきました。
マダムの言葉通り、ボリュームたっぷりの一品です。手の込んだ料理なのですが、これだけスムースに提供していただけるのは時間が限られるサラリーマンのランチにはありがたい限りです。
鶏肉にベーコンがたっぷりと巻かれており、付け合せとしてフレンチフライがふんだんに添えられています。美味しく食べ応えがあるのですが、彩りを加える意味でも野菜を添えて欲しかったと思いました。

+300円のデザートは、黒板メニューから選ぶことが出来ます。
「シェフのスペシャリテです」と、マダムが勧めて下さった「バナナのタルト」をセレクト。
量も充分で、自慢料理だけあってとても美味しかったです。
聞くところによると、トシ・ヨロイヅカの鎧塚俊彦さんのお気に入りでもあるとか。

今回いただいた「メイン+パン」を1000円で提供していただけるというのは大変嬉しい限りです。
+300円のオプションもたくさん用意されているので、予算に応じて使い分ける事が出来るお店です。オプションの中では、デザートが一番お得だと感じました。カフェは出来ればもう少し値段を下げていただきたいところ。

店内は広くはないですが、落ち着ける雰囲気です。カウンターは奥行きがゆったりしているのですが、左右の座席間隔は狭いです。
今回は空いていたのですが、隣席に人がいると、肘がぶつかり合う間隔だと思います。

お店はシェフとマダムで営まれています。マダムは気さくな方で、色々とお話しを聞かせてもらいました。パンがなくなるとお代わりを聞いて下さり、水か少なくなると注いで下さり、サービスに関しても気配りが行き届いています。

シェフはかつて「ビストロ・ダルブル」「ジョエル」などを経て、ホテルで腕を振るっていた方とのお話でした。

肉・魚・スープという限られた選択肢にはなるのですが、デザートはバリエーションが豊かです。今回のトータルは1900円でしたが、パン+メイン+デザート+カフェ（＝1600円）で充分だったかなと思いました。個人的には好きなタイプのお店です。

東京ミッドタウンと乃木坂駅の間にあるピッツェリアです。
飲食を幅広く手がける「スティルフーズ」の運営による会社です。

昼時はいつも賑わっており、以前から気になっていたお店なのですが、今回のランチが初訪問です。

ランチは席の予約が出来ないとの事だったので、12時少し前にお店に着くようにしましたが、その時はまだほとんどお客さんがいませんでした。その後どんどんお客さんが詰めかけ、12時半過ぎくらいには9割がたの席が埋まっていました。

ランチメニューは大きく分けて3種類。ピッツァランチ（1200円～1800円）、パスタランチ（800円～1200円）、レディースランチ（1000円、1500円）となります。

今回は、二人でパスタランチB（サラダorスープ+パン+さんまと小松菜のペペロンチーノスパゲティ+カフェ）とスペシャルピッツァランチ（サラダorスープ+27種類のピッツァからセレクトしたピッツァ+カフェ）をオーダーし、それぞれ本日のドルチェ（+300円）を追加してシェアしました。

27種類のメニューからのセレクトピッツァは、モンテローザ（生ハム、リコッタチーズ+トマトソース）を選びました。

最初にサラダが登場。サラダと言っても葉物野菜のみで、隣のお客さんが選んでいたスープの方がはるかにお得そうで、ちょっと残念。

続いてパスタが登場。やや濃い目、しっかりした味付けのパスタはサンマの風味がよく活かされていて美味しいです。大盛りにはしませんでしたが量もそこそこ、麺の量として90ｇくらいでしょうか、満足の一品でした。

メインとなるピッツァは、モッツァレラとの組み合わせが一般的なナポリピザに、リコッタチーズも大変良く合うという事が証明されるような一皿。リコッタチーズの甘みと生ハムの塩分が良い感じで合わさり、個人的に大変気に入りました。

最後を締める本日のドルチェは、フルーツのタルトに生クリームをかけたもの。量も充分で、スポンジと生クリームの相性が良く美味しかったです。+300円という設定からすると充分満足のいくドルチェです。

お客さんは近所の勤め人風の方が多かったです。女性客が6割強と言ったところだと思います。
お店の感じはまずまずです。“抜群”とまでは言えないですが、そこそこ良い感じです。ピザを焼く大きな窯も印象的です。席数は40席ほどで、今日は満席にはなってなかったと思いますが、席が埋まってくるとややうるさい感じは否めませんでした。

場所、値段、味ともにバランスの取れたよいお店だと思いました。
ミッドタウンから少々足を伸ばしても、足を運ぶ価値はあるのではないでしょうか？

赤坂Bizタワーの2階にあるこちらのお店、創業は1982年とのことです。
かつて落合務シェフが料理長を務めていた事でも有名です。

今回ランチで利用しました。
70席近いオオバコのお店はフローリングの床にに赤をアクセントカラーに使ったインテリア。「老舗レストラン」のイメージが強かったのですが、想像よりもかなりスタイリッシュな店内でした。

ランチメニューは1200円のパスタランチから3000円のスペシャルランチまで4種類。
今回は、前菜（3種類から選択）+パスタ（3種類から選択）+ドルチェ+カフェのプリフィクススタイルの2200円のコースをセレクトしました。

前菜は、私が「シャラン産鴨のサラダ仕立て」を、友人が「前菜の盛り合わせ」をセレクト。パスタは二人で「揚げ茄子のせ トマトソースのスパゲッティ」と「生ハムとブロッコリー入りクリームソースのスパゲッティ」を選択し、2種類のパスタを盛り合わせの形で出してもらう事にしました。

前菜は美味しいのですが、鴨肉が少なめで、鴨のサラダ仕立てと言うより、サラダの中にアクセントとして鴨肉を加えたという感じ。

パスタは個人的な好みではクリームソースの方が上でした。アルデンテのスパゲッティに濃厚なクリームソースがよく絡んで美味しかったです。
トマトソースの方は、揚げ茄子が非常に美味しかったのですが、パスタ自体はまずまずと言ったところ。

ドルチェはリンゴのタルトでした。ポーション少なめでやや物足りなさを感じました。

以上で一人2200円ポッキリなのですが、昨今、爆発的なC/Pの良さを誇るお店が数多誕生していることを考えると、食後の満足感は“ボーダーライン”と言ったところでしょうか。

パンが出なかったり、ドルチェに選択肢がなかったり…。
Bizタワーという大規模商業施設に入居するお店の宿命かも知れないですが「お値段高め」の印象は拭いきれませんでした。

お客さんはほとんどがBizタワー勤務の方だと思われます。女性が6～7割を占めていたと思います。

サービスの方はたくさんいらっしゃるのですが、ランチタイムはかなり忙しそうな感じで“接客”というより“運搬”というイメージでした。

ちなみにお店の隣りにチョコレートケーキでおなじみの「Top's」が併設されています。
聞くところによると同系列のお店だとか。
お店の方がトレイにTop'sのチョコレートケーキを載せて運んでいるのを目にしましたので、グラナータでもオーダーする事が出来るのかも知れません。
であるならば、プラス料金を払ってでも良いので“Top'sのチョコレートケーキ”という選択肢を与えて欲しかったと思いました。

私が友人に、こちらのお店の料理を分かりやすく伝えるならば…
「太っ腹のしっかりポーション」
「見た目、盛り付けが非常に美しい」
「野菜がたっぷり、バラエティ豊か」
と話をすると思います。

場所は中目黒駅から徒歩3分ほどの裏通り沿い。駅からは2回直角に曲るだけという、覚えやすいロケーションです。

近所には、昔ながらの居酒屋、洋食屋などが軒を連ねます。

今回、予約をしてランチに訪問しました。
ランチメニューは3通り。1600円、2100円、3100円です。

電話では1600円のランチは説明がなかったので、席の予約をした場合、2100円か3100円のコースのセレクトになるようです。

今回は2100円のコースをセレクト。
前菜+スープ+メイン+パン+デザート+カフェから構成され、前菜、メイン、デザートは選択できるプリフィクススタイルです。

前菜は、迷うことなく「スペシャリテ・厚切りサーモンの瞬間燻製（+400円）」をチョイス、メインは「仔牛ホホ肉のビール煮」と「フランス産鴨肉のロースト」で迷ったのですが、マダムに話を伺うと、後者がシェフの得意料理との事なので、そちらを選択しました。

オーダーして間もなく前菜が登場。前菜の厚切りサーモンの瞬間燻製は、言葉の通りかなりの肉厚、そして半熟卵と多種たくさんの野菜が付け合せとして添えられています。

サーモンだけでも充分美味しいのですが、半熟卵を絡めて食べると更なる美味しさが。ポーションも充分で、「メイン料理」と言っても納得する一皿です。

続いてはスープ。数種類の根菜を使ったポタージュスープです。比較的あっさりとしており、軽い口当たりの一品です。

メインは鴨肉のロースト。
鴨肉が隠れるくらいにたくさんの野菜に囲まれています。
パズルを紐解くように、野菜をひとつずつ食べていくと、更にその下にも野菜が。
鴨肉もたくさんあるのですが、それを上回る野菜の量。野菜好きにはたまらないと思います。

鴨肉は皮がパリっと香ばしく、肉は柔らかく仕上がっています。
味の濃いソースは使わずに、鴨肉の出汁（ジュ）をベースとした、一見和風とも思えるソースで、素材の美味しさを楽しめます。

メインまで食べ終えると、デザートメニューが運ばれてきました。
5種類ほどのメニューと盛り合わせがラインアップ。

これまでの展開から予想して「盛り合わせはかなり量が多いのですか？」と問い合わせると、「かなりしっかりとした盛り合わせです」とマダム。
お腹はかなり一杯でしたが、せっかくの機会なので、盛り合わせ（+600円）をオーダー。
5分ほどで運ばれてきたデザートにびっくり。
“盛り合わせ”と言うより、「デザート×5」と言ったイメージ。

ミルフィーユ、プリン、チョコレートのムースのスイーツ系に、ヨーグルトのムースとブラッドオレンジのムースという酸味系の合わせ技。
このお皿の写真だけ見ると、デザートブッフェに行ったかの様。

最後のコーヒーを飲み終えるとホントに満腹、満足。
お会計は、内税・サービス料なしで、明朗会計の3100円。

とても期待しての訪問だったのですが、その期待を裏切らない食後感。
中目黒はここ数年、どんどん素晴らしいお店がオープンしていると思うのですが、またひとつ、特筆すべきお店が誕生したという印象です。

お店は小ぶりで店内が20席少々、その他テラス席もありました。
内装はダーク系の色調で、ここ数年の流行の「スタイリッシュフレンチ」系の内装ではなく、高級な喫茶店と言ったイメージ。

席と席の間隔はやや狭く、お客さんの話し声がかなり響く感じではありますが、窮屈感はなく、落ち着いて食事が出来ました。

お客さんはサラリーマン風の方は少なく、有閑マダムっぽい方や年配の女性二人連れ、更には外国人の二人組の方もいらっしゃいました。
テーブルの上に「予約席」の表示がない事から、予約をしている人は少ないと思われましたが、テラス席以外はほぼ満席だったと思います。

料理も美味しく、見た目も綺麗で、そして何よりも超絶のコストパフォーマンス。5点満点を承知のうえで、あえて「コスパ10点」を付けたくなるお店だと感じました。

東京メトロ東銀座駅から徒歩3分ほど、京橋郵便局の裏にあるお店です。

今回、10数年ぶりにパワーランチで訪問しました。
晴海通りと平行して走る裏道沿いにあり、周囲のお店もやや敷居の高そうな感じ。こちらのお店も入口が奥まっていて、存在を知らないとちょっと高そうな雰囲気で気が引けそうです。

１階を入ったところには受付だけあり、客席は全て2階以上のようです。
今回は2階の半個室に案内されました。2階にはカウンター席もあります。

鉄板で焼いた肉の他に、サラダ、ご飯、味噌汁、漬物、食後のコーヒーが付きます。
肉は柔らかくて美味しいです。タレは2種類用意されていますが、どちらも甲乙つけがたく肉のよさを引き出します。半分ずつ使っていただきました。
ガーリックチップなどはないのですが、タレにニンニクが使われているのと、肉を焼く時にもニンニクを使っているせいか、適度にニンニクの風味が香ります。食後に気になるほどではないと思います。

肉をのせたお皿には、付け合せに、もやしと少量のニンジンが供されますが、もやしにはあまり味が付いておらず、ニンジンも一切れで、付け合せの野菜としてはバリエーションも少なくやや物足りない感じ。
食後にはコーヒーが付くのですが、ミニデザートかフルーツあたりも付いていると嬉しいと思います。

お店は静かで接待向きのイメージです。
住所は「築地」。銀座の中心部からはやや歩きますが、その分、コストパフォーマンスが良くなっているのではないでしょうか。

このタイプの鉄板焼きのお店はたくさんありますが、こちらのお店は、美味しい和牛を比較的安価にいただけるお店だと思います。
肉の美味しさ、コストパフォーマンス、雰囲気など総合的に考えると、頭一つ抜けている使い勝手の良いお店だと感じました。

西麻布の交差点から六本木通りを渋谷方面に数分進んだビルの地下1階にある和食店です。

ミシュランの一つ星に輝く名店で、まるでショットバーのような店内ですが、秀逸な和食コースが提供されます。

時にトリュフを使うなど、和食をベースにおきながらもフレンチのテイストを随所に取り入れています。
デザートにはブランマンジェが供されましたが、私がこれまで食べた中で最高のブランマンジェと言っても過言ではないと思います。

お値段はそれなりですが、おすすめしたいお店です。

国内で数少ないオーストリア宮廷料理のお店です。

私も初体験なのですが、コースを通じて食べやすく、日本人の口によく合うと思いました。
一番びっくりしたのが「バイシンゲン」という生ハムです。
イタリア料理店でよくいただく生ハムに比べて非常に柔らかく、軽い口当たりで風味豊かです。

サービス、お店の雰囲気も「宮廷料理」を冠するにふさわしい素晴らしいものでした。
お値段もそれなりなのですが、価格に見合うランチだという印象です。

ペルーへ旅行に行く前に「ペルー料理入門」を意図して訪問しました。

以前、新橋の「荒井商店」というペルー料理のお店にうかがったときに、こちらのお店の事を伺いました。
聞くところによると、ペルー料理のお店は、日本全国でも50軒もないそうです。

お店は4周年との事で色々なスペシャルメニューが用意されていました。
今回は「ミラフローレス体験コース 全９品/飲み物つき 7000円相当→2500円」を予約しておきました。

18時45分頃に訪問したのですが、他のお客さんはいらっしゃいませんでした。

シェフはペルー人で、日本人向けにアレンジされた料理ではなく、ペルー料理そのものとの事です。

料理は「セビチェ」というペルーの定番料理、シーフードのレモンマリネに始まり、ムール貝とレモンと玉ねぎのマリネや、スープ、ジャガイモを使った料理など、数品の前菜が出た後で、メイン料理となるソーセージが出てきました。

チキンとラムを使っているという事で、羊が苦手な私はちょっと引きましたが、ラムの臭みは全く感じることのない美味しい一皿でした。

最後にはライスとシチューのような品が出てきて、カレーライスのような食べ方をしました。カレーとは異なり、スパイスが効いていない優しい味わいの一品でした。

デザートはカクテルグラス風の容器で登場。初めて食べるもので、スイーツではあるけど甘さは控えめでした。

美味しかったのがパン。軽く揚げてあり、やや甘めの味付けのパンは、いくらでも食べられてしまいます。そのままでも、ソースに付けても美味しくいただけます。

サービスをしてくださった店員さんは日本人と、もう一人はネパール人との事。
ネパール人の方の会話があまり理解できなかったので、料理についての詳細を把握する事が出来ませんでした。

食後のコーヒー/紅茶に加えて、ペルービール１本とソフトドリンク一杯で、計6900円のお会計。
一人7000円相当の料理という事でしたが、7000円だとかなり割高に感じたと思います。

「ペルー料理入門」の私たちにとっては、安く色々と食べることが出来たので、それなりに満足のいく晩餐でした。

上野や湯島というと、フランス料理店やイタリア料理店のイメージがないのですが、そんな地において使い勝手の良いイタリアンです。

場所は湯島駅からすぐ。カジュアルな雰囲気ながらも心地の良い店内です。

一番のポイントはコスパの良さでしょうか。
サマートリュフを使ったパスタから、肉料理、ドルチェまでいただいて、軽く飲んで二人で12000円弱。

美味しい料理をリーゾナブルな価格でいただける良いお店だと感じました。

1990年代後半から2000年初頭にかけてのカフェブームの時には、よく“カフェ飯”をしましたが、最近はめっきりその機会が減りました。

ここ最近は、「カフェ」への関心も高くはなく、このお店の存在もつい最近まで知りませんでした。

昨年、美食の王様の来栖けいさんが、雑誌でこのお店のプリンを大絶賛しているのを読み、以来ずっと気になっていました。

場所は表参道AOビルの脇を入ったところ。「元紀伊国屋ビルがあった場所の脇道沿い」と言った方が分かりやすい方もいるかと思います。

ランチタイムはかなりたくさんのお客さんで賑わっていますが、満席にはなっていないようでした。お客さんは近所のOLさんっぽい方から、外国人客まで様々ですが、青山という雰囲気が充分に漂う客層でした。
ランチタイムと思われるグループから、一人の女性客までバラエティ豊かです。

ランチメニューは、日替わりが2種、定番メニューとしてカレーとサラダランチ、その他にパンケーキが3種ほどラインアップされていました。追加オーダーとして、本日のデザート（+200円）、サイドメニューが何種類か用意されていました。
お店の方いわく「最近、メディアでパンケーキを取り上げられる事が多くお勧めです」との事でした。

今回は「プリン」を目的として訪問したので、スイーツとかぶるパンケーキは避け、日替わりメニューの一種「チキンとカブ、焼きネギのジンジャーソースパスタ」を選択。食後のデザートにプリンをお願いしました。（ちなみに、プリンはランチメニューには載っていませんでした。）

スープに続いて登場したパスタは、柔らかく煮込んだカブやポロネギなどの野菜、更にはチキンがふんだんに入っていて、食欲をそそります。
ソースはオイルをベースに和風の仕上げ。“ジンジャー”はさほど感じませんでした。
美味しかったのですが、やや麺が茹で過ぎだったのが残念なところでしょうか。

お目当てのプリンは、アルミ製の器に入って登場。上にはホイップクリームがたくさん乗っています。充分満足の行く美味しさなのですが「来栖けいさんが大絶賛！」という先入観があったので、期待の方が大きくなりすぎていたかも知れません。「今までに食べたことのあるプリンの中で最高クラス」というところだと思います。

お会計はトータル1400円。
ランチが1000円なので、プリンは400円のようです。

お店は「雰囲気の良いカフェ」の造りで、スツール席、カウンター、テーブルなど座席もバラエティ豊かです。
ただ嫌煙家には残念なことに、分煙にもなっていないようでした。

全体を通しての印象は「料理の充実したカフェ」であり、使い勝手の大変良いお店だと感じました。

NYに本店を持ち、その他はストックホルムと東京、世界合わせて3店舗しかないモダン・スカンジナビア料理のお店です。

東京店のオープンは2008年の10月。当初はかなり高い価格設定だったような記憶がありますが、HPでランチメニューを見ると、1500円からアラカルトメニューが用意されています。

今回、ランチで初訪問しました。

場所は外苑前駅の至近、かなりアクセスの良い場所です。
予約の電話をしたところ、30名の団体をはじめかなり込み合っているとの事、少し時間をずらし12時半の予約で伺いました。

お店は100席を越えるオオバコ。天井が高く明るい店内はスタイリッシュで、NYのビジネスエリートが集うレストランのようです。
黒のパンツスーツに身を包んだ女性がきびきびと応対をしています。

客層は若い方が多く、近所にお勤め風の方もいらっしゃいましたが、全体として受ける雰囲気は、かなり華やかなものがあります。
花束を抱えた女性などもいらっしゃり、何らかのお祝いだったり「ちょっと特別な日のランチ」というお客さんが多いように思われました。

比率からすると女性比率が高いのですが、広尾の「ア・ニュ」のランチタイムのような有閑マダムとは少し違った客層です。

予想と違ったのは外国人客の少ないこと。たまたまなのかも知れませんが、この日はほとんど見かけませんでした。

ランチメニューは、1500円～のアラカルトメニューに、2500円のセット、コースは3500円～5250円までの3コースです。

今回は2500円のセットを選択。
前菜にはニシンの酢漬けを、メインはアラカルトメニューからスモークチキンを、デザートの本日のケーキに塩キャラメルをトッピング（+200円）してもらいました。

ニシンの酢漬け、スモークチキンとも、北欧料理のルーツとも言える「保存食」がその原点にあるのだと思います。

酢漬けのニシンは食べた事がありそうでない味。酢漬けにも秘伝の技的なものがあるのでしょうか。美味しく食欲を掻き立てる前菜です。
スモークチキンには、マッシュポテトやクレソンなどが付け合わされて出されます。
柔らかくスモークされたチキンは想定の範囲内の美味しさなのですが、満足の行くものでした。

本日のケーキはガトーショコラ。
NYのケーキというと、これでもかという甘さを想像していたのですが、思いのほか甘さ控えめ。塩キャラメルがないと少し物足りなさを感じたかも知れません。

食後のコーヒーは「アメリカン」だからでしょうか、やや薄めで少し残念な感じ。

2500円+200円（塩キャラメル追加）の明朗会計は、お得感はありませんが、場所代・雰囲気代と考えると悪くはありません。
この手のお店で、表示価格が税込み、サービス料を取らないというのは少し驚きました。
あまり食べる機会のない「北欧料理」ですが、サービスや雰囲気も楽しめるこちらのお店は、使い勝手の良さを感じました。

珍しい「エチオピアカレー」のお店、ランチで初訪問となりました。

場所は赤坂Bizタワーから徒歩1分ほどのところにある雑居ビルの2階。歩道にメニュー看板が出ていますが、分かりにくいです。お店の入口も普通のマンションの入口のようで、扉は閉ざされたままです。存在を知らない方がいきなり訪問するのは、ちょっと勇気のいるシチュエーションです。

ランチメニューは5～6種類ほど。全て800円～900円ほどの価格設定です。
雑誌で紹介されていた「ドロワット」という料理が一番人気のようです。外の看板には“エチオピアカレー”と記してあり、店内のメニューには「スパイシーな鶏肉のシチュー」と説明がありました。

私は、お店の方に話を伺い、イチオシメニューである「ドロワット」を、同行した友人は、辛くないメニューの「オクラシチュー」をオーダーしました。
その他にも「サファリビーフカレー」「サファリチキンカレー」「アフリカンピラフ」などがラインアップされていました。

ちなみに、メニューにはスパイシー度を☆の数で表わしていますが、「ドロワット」は☆5つ、他のメニューは全て☆1つでした。

サラダにパンかライス、コーヒーが付きます。
私はサフランライスを、友人はパンを選択しました。

ドロワットは、予想通り辛かったです。サフランライスはほぼプレーンで、味がついていないのですが、これと一緒に食べないとかなりキツイものがあります。私的には、鶏肉のシチューという表現よりも、激辛カレーという表現の方がイメージを捕らえやすいと思います。
周囲のお客さんは常連さんが半分以上だと思われますが、ドロワット率は50％ほどでしょうか。サファリカレーを頼んでいる方も多いように思われました。
ドロワットは、辛いものが苦手な方には向かないと思います。

お店の雰囲気からして男性客が多いのかと思いきや、女性のお客さんがどんどん入ってきました。女性比率6割強と言ったところでしょうか。
後から後からどんどんお客さんが入ってきて、相席をしても最後には入れないお客さんがいました。

お店は狭く薄暗いです。アフリカっぽい雰囲気も漂います。
通路なども狭く、サービスを担当する方が忙しく歩き回るたびに“接触”する感じです。
とても窮屈な感じなのですが、このあたりも“アフリカの食堂”っぽいのかも知れません。

食後のコーヒーは、コーヒー発祥の地、エチオピアコーヒーに、ハーブが浮かべてあります。正直、日本のコーヒーの方が、私の口には合いました。

シェフはエチオピアはアジスアベバ出身との事、ランチはかなりあわただしいですが、エチオピア人に知り合いはいないので、機会があれば夜に伺って、エチオピアの話でも伺いたいと思いました。

2009年末にオープンした築地のイタリア料理店です。
場所は晴海通りと新大橋通りが交差する「築地四丁目交差点」の角の雑居ビルの2階。
同じフロアには、サイゼリアなども入居しています。
ロケーション的には、私が最も面白みを感じない部類です。

外観からはイタリア料理のお店とは思えません。レジの奥におみやげ物を売るスペースがあるなど、地方の観光地のドライブインのようなイメージです。

店内は割とシック。オープンキッチンの前にカウンターが6席ほど、その他にテーブル席がゆったりと配置されています。木の温もりが伝わるインテリアです。

ランチメニューは1580円が2種、2380円、3500円、4500円～、7500円～と記されていました。全てのコースにミニデザートと飲み物が付きます。

2380円のメニューは、鮪のステーキランチとのこと、パスタが食べたかったので、1580円のランチを選択する事に。

Aランチは、前菜盛り合わせ+本日の食事+フォッカッチャ+ミニデザート+ドリンク、Bランチは、前菜の盛り合わせ+手打ちパスタ+フォッカッチャ+ミニデザート+ドリンクです。

本日の食事は「魚のラグーと緑黄色野菜のピリ辛トマトソーススパゲティ」、手打ちパスタは「自家製パンチェッタとアスパラのクリームソースパッパルデッレ」でした。
ともに魅力的なパスタで甲乙つけがたく迷ったのですが、築地という場所柄を考えて、前者を選択しました。

着席してほどなく、前菜の盛り合わせとフォッカッチャが運ばれてきました。フォッカッチャはフカフカで、塩分が程よく効いており美味。お代わりもいただきました。
前菜の盛り合わせは、野菜のマリネを中心に軽く炙った鮪なども添えられいました。野菜は葉物だけでなく、バラエティに富んでおり、野菜好きには特に嬉しい一品です。

パスタはびっくりするくらいの量でした。
大きめにカットした海老の切り身をはじめ、魚介類、野菜などの具も盛りだくさんでした。トマトソースは、スープパスタ？と思うくらいたっぷりな量、繊細なパスタ料理ではありませんが、美味しかったです。
気前のよさ、豪快さは場所柄なのでしょうか。

デザートは“ミニ”とうたっているとおり、ガトーショコラとジェラートに苺が添えられているミニサイズデザートでした。

オープンキッチンの向こうには、5人の料理人が声を掛け合い連携して料理をしています。一番奥の恰幅の良い方がシェフだという事はすぐに分かりましたが、イタリア料理のシェフよりも、「ラーメン屋の店主」「魚河岸のお兄さん」といった印象の方でした。
スーシェフと思われる方は女性でした。

厨房の光景としては見慣れないものだったので、新鮮で面白かったです。

お客さんは様々ですが、近所のサラリーマン、OL風の方は少なかったです。1580円～という価格設定のためかもしれません。
「年配の女性同士」など、銀座界隈で散見されるようなお客さんが何組かいらっしゃいました。

夜がどのような内容なのかは分かりませんが、ガツン系の気前の良いランチ、“築地”を肌で感じることが出来た満足度の高いランチでした。

江戸川橋というイタリアン不毛の地にあるお店です。

知人の社長の接待で利用しましたが、場所がわかりにくくて困りました。
地図を片手に近くまで行ったのですが分からずに、お店に電話してたどり着きました。

このお店で一番印象的なのは、お店の外観と内装です。
古式ゆかしき日本建築をお店として利用しています。

供される洗練されたイタリア料理とのミスマッチは非常に興味深いところ。

ランチとは言え、お値段はそこそこなのですが、それに値するだけの価値を感じるお店でした。

ご存知フレンチの鉄人、坂井宏行氏がオーナーのお店。

閉店したラ・ロシェル本店（渋谷）に次ぐ2号店の位置づけで開店して、早13年目を迎える老舗です。

今回ディナーで初訪問しました。

先ずはアミューズ。手の込んだ品の3種盛り合わせ。
前菜は、オマール海老、ホタテ、蕪をメインにラディッシュを添えた、軽い口あたりのひと品。

スープに続いてのメインが鴨料理。
シャラン産の鴨胸肉をローストしたものと、腿肉を一旦ミンチにし、春巻きの皮で包んで揚げたものがあわせて供されました。

柔らかく癖のない鴨料理を2種類の調理方で提供していただく一皿、私的にはこの肉料理が一番好みでした。

お店は表参道から徒歩数分の便利なロケーションですが、裏通りから更にエントランスが奥まっているので、場所を知らないとたどり着けないようなところです。

お店の入口、エントランススペースともにゆったりとしてお洒落で、食事前の気分を高揚させてくれます。客席は最大4人掛け丸テーブルがゆとりを持って配置されていて、落ち着いて食事が出来ます。

サービスの方も目配りがきいていて、かつ過度に出しゃばらず、老舗フレンチならではの接客です。

残念なのは、エントランススペースが喫煙所と化していた事。
食事を終えて、優雅な気分でお店を後にしようと思っている時に、中高年の男性がたむろしてタバコを吸っている脇を抜けていくのは決して気分の良いものではありません。
この部分は、何か良い方法を考えていただきたいものです。

全体を通しての印象は決して悪くはなく、アベレージをはるかに上回るものなのですが、同じの価格帯のお店で、強烈な食後感を得られるお店がたくさん出現した現在において、他のお店と差別化を図れる何かが欲しいとも感じました。

昼夜一回ずつ行ったことがありますが、昼の方が印象が良かったです。

13時に訪問したにもかかわらず、まだほぼ満席状態の人気店でした。
サラダ、スープ、メイン、カフェにデザートがついて1000円は非常にリーゾナブルな価格設定です。
しかし遅い時間だったので、メニューのうち2つほどは品切れでした。
頂いた豚肉料理はポーションも十分で食べごたえのあるものでした。

店の外観、店内も異国情緒を意識した作りで、なかなか良いお店という印象です。

このお店の一番の特徴は、そのロケーション。
六本木と乃木坂の間の裏通りから更に路地に入ったマンション内にお店はあります。

マンションのいくつかの部屋がこちらのお店になっており、人数に合わせて部屋がアサインされるシステムのようです。

今回、会社の部署の新年会で利用しました。

プライベート感溢れる空間でいただく鍋料理は、言葉で表しにくいのですが、今までに食べたことのない味わい。きっと秘伝の調理法があるのだと思います。

色々な意味において興味深いお店だと思いました。

明治神宮前駅から表参道方面に数分歩いたところにある「GYRE」というビルの4階にあるお店です。

昼はカフェですが、夜はワインを飲みながら燻製料理をいただくお店なのだと思います。

今回、ランチで訪問。フレンチトーストをいただきました。

店内は原宿らしさが感じられるとても雰囲気の良いお店でした。
お客さんも少なく、空間的にゆとりがありとても落ち着けます。

料理もまずまずなのですが、お値段は高め。
高級ブランドが軒を連ねるビルなので、場所代が高いのだと思います。

ランチに関しては、雰囲気重視の方には良いと思います。