beanbagさんのクチコミ(20ページ)全595件
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投稿日 2018年11月01日
メッツィンゲン アウトレットシティ バーデン・ビュルテンベルク州
総合評価:4.5
ドイツでショッピングを楽しむならここが一番でしょう。モールやパークではなくアウトレットシティ、街全体にアウトレットショップが展開しています。
メッツィンゲンはヒューゴボス発祥の地。ボスが工場直販店をオープンしたのがきっかけで人が集まるようになり、他のブランドも続々と出店、街全体がアウトレットシティになりました。ファッション、シューズ・バッグ、スポーツ・アウトドア、時計・ジュエリー、アンダーウェア・ランジェリー、旅行用品、家庭用品、美容品、キッズ、おもちゃ、食品・飲料など延べ200店舗以上が展開しています。ドイツのみならずヨーロッパ屈指の規模です。
シティガイドのリーフレットは英語、中国語、アラビア語、ロシア語の4つ。新興国の富裕層がターゲットのようです。ただ、中国人はいることはいますが、イタリアなど他所のアウトレットほど目立ちません。ドイツおよび周辺国のヨーロッパ人が圧倒的に多い印象です。
アウトレットは大成功しているようで、新しい建物が次々と建設中。駐車場も2000台以上あります。平日は10~20時、土曜日は9~20時までオープン、日曜・祭日はお休みです。不定期ですが金曜夜はミッドナイトセールがあり、深夜までショッピングが楽しめるほか、様々なイベントが開催されています。
カールスルーエやシュトゥットガルトとミュンヘンを結ぶアウトバーンA8号線からさほど遠くない場所です。シュトゥットガルトからはシャトルバスもあるようです。南ドイツ観光の途中に立ち寄ると良いと思います。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.5
- お買い得度:
- 5.0
- サービス:
- 4.0
- 品揃え:
- 5.0
-
投稿日 2018年11月01日
総合評価:4.5
有名クチコミサイトで常にトップランクですが、なぜか日本人のコメントはありません(不思議なことにグーグルマップでは韓国人のコメントがたくさんあります)。また、公式サイトは日本からアクセスできません(2018年8~11月現在)。理由はわかりませんが一つ考えられるのは、ネットで評判になるとブダペストの某レストランのようにお客が日中韓など東洋人ばかりになることを懸念しているのかもしれません。
そんな人種差別的な扱いを受ける心配はありましたが、評判が非常に高いのと宿泊しているホテルから近いこともあり、ホテルのフロントで予約してもらって訪れました。自分で電話しても良かったのですが、拙い英語だと怪しまれるかとカモフラージュの意味もありました。
店はウィーン中心部から離れたマルガレーテン地区、静かなシェーンブルナー通りにあります。ホテル(カイザーホフ・ウィーン)から1km、徒歩10分です。予約済しかも開店直後に入ったのでリザーブされた一番良い席に案内されました。懸念していた人種差別的な扱いは全くなく、親切でフレンドリーな接客です。私たちのあとにも若い韓国人カップルが訪れましたが同様です。その後も次から次に客が訪れ、オープンエアのテラスを含めあっという間に満席、やはり予約必須の店です。お客が東洋人ばかりという興醒めなことはなく、落ち着いた良い雰囲気が保たれています。
エビのサラダ、ウィンナーシュニッツェルをシェア、スパークリング、白ワイン、赤ワイン(ピノ・ノワール)、ミネラルウォーターで48.20ユーロ(6,300円)。料理、接客とも完璧で満足、心地よい時間を過ごせました。ウィンナーシュニッツェルはこれまでに食べた中で一番美味しかったです。単純な料理なのにここまで美味いのは、やはりシェフの腕でしょうか。
予約が多少面倒かもしれませんが、訪れる価値のある名店です。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算
- 5,000円未満
- 利用形態
- ディナー
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 4.5
- 雰囲気:
- 4.5
- 料理・味:
- 5.0
-
投稿日 2018年10月31日
総合評価:4.5
タイトルは修道院のリーフレットそのままです。
ケプラーやヘルマン・ヘッセが通った神学校があることで知られています。
マウルブロン修道院は1147年に創設されたシトー派の修道院。当初はロマネスク様式でしたが、その後ドイツ語圏で初めてゴシック様式が持ち込まれ、後期ロマネスクから初期ゴシック様式への移行を見ることができます。診療所、食堂、貯蔵室、総会室、玄関、南の回廊、ホール、鍛冶場、宿泊所、桶工場、製粉所、礼拝堂といった様々な建物は、13世紀中に建てられました。現在に至るまで、当時の様子をほとんど変えることなくそのまま残しており、貴重な文化遺産です。
ルートに沿って回廊を巡ると、食料保存庫、レイ兄弟の大食堂、ラバの噴水、フラテリア、病院につながる回廊、ギムナジウム、チャプターホール、礼拝堂など見所がたくさんあります。また、敷地内には鍛冶場、宿泊所、桶工場、製粉所など木組みの建物が点在し、静かで落ち着いた中世の雰囲気を存分に味わうことができます。
日本のツアーがあまり行かないところですが、ハイデルベルクとシュトゥットガルトの中間にあるので足を伸ばして見てはいかがでしょう。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
-
投稿日 2018年10月31日
総合評価:3.5
南ドイツドライブの途中、立ち寄りました。ドイツ3大名城(美城)の一つとされていますが、やや不便な場所にあるので日本のツアーが訪れることの少ないお城です。しかし、年間10万人が訪れるドイツでは人気の観光地です(Wikipediaには年間30万人とありますが、お城のリーフレットでは10万人なのでこちらを採用)。
お城は現在ホーエンツォレルン家の末裔が所有し、民営です。そのため、様々なイベントが催され、集客に努めています。私たちが訪れたのはたまたま土曜日だったので、アドラー(鷲)門の入り口ではバグパイパーが歓迎してくれます。日本人と分かるとジブリ映画の曲を演奏してくれましたが、ジブリ映画は見ていないので知らない曲でした。城内の中庭では鷹匠の演技が行われていました。
ホーエンツォレルン家は当地に発祥した貴族・君主の家系でドイツ皇帝やルーマニア国王も出した一族です。歴史に登場するのは1061年です。
ホーエンツォレルン城の建設時期は不明ですが、1267年にはシュヴァーベンの空中楼閣として言及されています。1423年に完全に破壊されましたが、その後再建され、三十年戦争では要塞として使用されました。その後は城主が何度も交代し、現在見られるのは1867年に再建された3代目の城です。
海抜855メートルの山頂に建てられた城で「天空の城」とも言われています。中庭を取り囲むようにU字型に並んだ館にはいくつもの尖頭が聳え、どこから見ても美しく、まさに「美城」の名に恥じない佇まいです。高台にあるので稜堡を巡るとシュヴァルヴァルト(黒い森)やシュヴァーベンの平原が360度見渡せ、この城の魅力の一つとなっています。
その一方で、城内はノイシュヴァンシュタイン城やミュンヘン・レジデンツなどに比べると、いかにも地味で質実剛健、中世の城といった感じです(写真撮影禁止が残念)。ドイツ南部では伝統的に「シュヴァーベン人」といえば「田舎者」の代名詞とする一方で、分をわきまえた倹しい精神の象徴としても引き合いに出されるそうですが、まさにその通りです。プロイセン王の王冠やフリードリヒ大王がクーネルドルフの戦いで着用した軍服、ルイーゼ王妃のドレスなどが展示されていますが、レジデンツで味わったような興奮はありません。
駐車場はP1、P2の二つあり、料金は2ユーロ(260円)、そこからシャトルバス往復が@3.3ユーロ(430円)です。それとは別に入場料が@12ユーロ(1,600円)かかります。ガイドツアーとありますが、案内や説明は特にありませんでした。
外観と景観を楽しむ城だと思います。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 3.5
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投稿日 2018年10月30日
総合評価:4.5
南ドイツドライブを思い立ったとき、ウルムという街は知りませんでした。しかし、世界一高い教会があると知り、ホーエンシュヴァンガウからメッツィンゲンに向かう途中に立ち寄ってみました。訪れたのは大聖堂だけ、たった30分の滞在です。
大聖堂は1377年起工、身廊部は概ね1420年頃に完成しましたが、鐘塔の完成は1890年です。尖塔の高さは162mあり教会堂建築としては世界一、ドイツ最大のプロテスタント教会です。今回の旅では世界2位のケルン大聖堂(157m)、世界3位のウィーン・シュテファン大聖堂(137m)にも訪れましたが、実際のところ並べて見ないとその違いはわかりません。ちなみに、世界一高い仏塔はアヌラーダプラのジェータワナ・ラーマヤ(122m)ですが、ここも6月に訪れました。
ドナウ川左岸に位置するウルムは中世より交通の要所として栄え、14世紀後半に成立したシュヴァーベン都市同盟においては、中心的な役割を果たしたそうです(Wikipedia)。現在でもアウトバーンの要衝で、西のカールスルーエ、シュトゥットガルトよりミュンヘンへ向かうアウトバーン8号線、北のヴュルツブルクより南のフュッセンへ向かうアウトバーン7号線の交差点です。日本人の感覚からするとちっぽけな田舎町にこのような大聖堂があるのは不思議な気がしますが、その歴史や地理的重要性を知ると納得です。人口12万人のこの街はまたデカルトが直交座標系を思いついた地、物理学者アインシュタインの出生地として知られています。
ミュンスター広場に雲をつくようにそびえる大聖堂は圧巻です。内部も高さ42mのリブ・ヴォールトで支えられた5廊式の身廊・側廊や主祭壇(1521年、マーティン・シャフナー作)、黄金の洗礼槽、ステンドグラスなどが見事です。
ドイツ国内移動の途中に立ち寄られてはいかがでしょうか。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
-
投稿日 2018年10月30日
総合評価:4.5
現存する世界最古のステンドグラスが有名な大聖堂です。
南ドイツドライブでアウクスブルクは1時間だけの滞在、大聖堂と市庁舎を見学しました。例によって「地球の歩き方」だけを頼りに何の予備知識もありません。「世界最古のステンドグラス」と言われてもどこにあるのか、どれなのかさっぱりわかりません。
内陣右手のインフォメーションで尋ねたら、女性スタッフが分厚いカタログを取り出して、親切に説明してくれます。大聖堂の南のクリアストリー(採光窓)にある5人の預言者のステンドグラスがそれだと分かりました。1点を除き、1140年頃の制作だそうです。一番右の1点は15世紀頃に修復されたそうです。北側のクリアストリーにも同時期のステンドグラスがありましたが、雹の被害で破壊されたそうです。第二次大戦中は疎開していたので無事でした。
ガイドのいない個人旅行では、せっかく行っても大事な見所を見逃すことが少なくありません。アウクスブルク大聖堂も三人の守護聖人像や獅子の頭がついた扉の取っ手などは見逃しています。しかし、この5人の預言者のステンドグラスを見られただけで十分満足できる訪問となりました。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
-
投稿日 2018年10月29日
総合評価:3.5
オーバーアマガウは、バイエルン州ガルミッシュ・パルテンキルヘン郡にある村で、10年に一度村人総出のキリスト受難劇が催される村として有名です。
受難劇の歴史は1633年に始まります。30年戦争の間、ペストが大流行し多数の死者が出ました。そのとき、生き残った人々は「もし絶滅から免れたならば、私たちの主イエス・キリストの苦難と死と復活の劇を演じます」と誓いを立て、1634年のペンテコステ(聖霊降臨日)に最初の受難劇が演じらました。18世紀中ごろには、その劇の偉大なパワーと神秘さにひかれてドイツ中からオーバーアマガウに観客が押し寄せるようになりました。
17世紀~18世紀の初期の劇場は、共同墓地のペスト犠牲者の墓の上に舞台を作ったそうです。その後、1890年に新しい劇場が建設され、数次にわたる改築を経て、鉄製フレームのアーチで覆われた5,200席の観客席と野外ステージからなる快適で安全な現在の施設になっています。
現在では、劇場は10年に一度の受難劇だけでなく、様々な文化行事に利用されています。
オーバーアマガウのフレスコ壁画見学にレンタカーで訪れた私たちは、この劇場の無料駐車場に車を停め、無料トイレを拝借して街を巡りました。フレスコ画の描かれた家々はそれほど遠くはなく、30分もあれば一通りの見学ができます。受難劇場の見学に訪れる欧米ツアー客もいました。
次の受難劇は2020年です。劇場も街もそれに向けた準備が始まっています。興味がある方は行ってみてはいかがでしょうか。
受難劇場はオーバーアマガウの観光拠点として便利な存在です。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 施設の快適度:
- 4.0
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投稿日 2018年10月29日
総合評価:4.0
ガルミッシュ・パルテンキルヘン・ドライブで立ち寄りました。バイエルン王お気に入りの狩り場エッターラー・フォルストに抱かれたエッタールにあります。オーバーアウからオーバーアマガウに向かうB23沿いです。駐車場は無料です。
神聖ローマ帝国のローマ皇帝でもあるバイエルン公ルートヴィヒ4世(ヴィッテルスバッハ家出身)によって1330年に設立されたベネディクト派修道院です。広い敷地内に農場、ギムナジウム、寄宿舎、醸造所、蒸溜所、ホテル、レストランなどを備え、建物に囲まれた中庭は美しく手入れされています。
中でも目を惹くのは大聖堂です。左右に緑色をした玉ねぎ頭の塔を持ち、中央には丸ドームを乗せたファサードがどっしりと大きな存在感を見せています。左の塔は1853~1854年に建てられ、右の塔は1906~1907年に完成しました。18世紀の建物はほとんど取り除かれ、現在の建物のほとんどは20世紀の建物です。
大聖堂の内部は主祭壇の両側にそれぞれ3つの脇祭壇が並び、絢爛豪華なロココ様式の装飾で埋め尽くされています。中央ドームの天井画は、ロココ様式のスタッコ装飾で著名なヨゼフ・シュムッツァーと画家ツァイラーが1746年に製作したそうです。あまりの豪華さに言葉もなくしばし見とれてしまいます。
ガイドツアーに参加しなければ、大聖堂を含め修道院の見学は無料です。
不便な場所なので日本人は見かけませんでしたが、社会見学の中高生や欧米人ツアーが大勢訪れ、現地では人気の観光スポットになっています。
壮麗な大聖堂は一見の価値があります。機会があれば訪れると良いと思います。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
-
投稿日 2018年10月29日
総合評価:4.0
ドイツ最高峰ツークシュピッツェの麓にあり、標高973m、周囲8.8km、深さ35m、表面積177.4haの小さな湖です。ウルム氷期の終わりに、イザール・ロイザッハ氷河の後退によって形成された谷にできた氷河湖です。アルプスから流れ込む川はあっても流出する川が無く、北東約2キロメートルにあるクレプ川と地下でつながり源流となっているのではないかと推測されています。
ロープウェイから見ると、青空を写したウルトラマリンの湖面に8つの小島が浮かび、その周辺はターコイズブルーに彩られて美しく、周囲の切り立った岩山とも相まって幻想的な眺めです。透明度も高く「バイエルン・アルプスで最も美しい湖」と呼ばれています。
すぐ近くにツークシュピッツェ・ロープウェイと登山鉄道の駅があるので、湖の東端にはいつくかのホテルとレストランがあります。そうした施設を避けて湖岸に出るにはロープウェイ駅から400~500m歩く必要があります。
ツークシュピッツェ観光を終えてから立ち寄ったので時刻は午後5時前後。訪れる人は少なく、静かな高原の湖といった佇まいでした。時間さえ良ければボート遊びやハイキングなども楽しむこともできます。
アルペン街道観光の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
-
投稿日 2018年10月29日
総合評価:4.5
ツークシュピッツェはドイツ・バイエルン州とオーストリア・チロル州の国境にある山。高さ2,962mでドイツの最高峰です。
山頂付近まではロープウェイが整備され簡単に行くことができます。年間50万人の観光客が訪れる人気の景勝地です。2017年末にロープウェイが更新され、輸送能力は倍増以上になったので、将来はさらに多くの人が訪れることになるでしょう。
山頂駅の標高は2,944m、展望デッキから素晴らしい眺めを存分に味わうことができます。山頂との標高差は僅か18mなので、登頂しても眺望に大差ありません。
それでも山頂を極めようという変わり者は、展望台の片隅にある階段を降りて稜線に出て、そそり立つ絶壁に挑むことになります。
絶壁には鉄製のケーブルや梯子が設置され、山頂付近の稜線にも鉄柱とケーブルの柵があります。高低差や距離は僅かですので、慎重に取り組めばさほど難しくないとも言えます。しかし、登山未経験者や高所恐怖症の人はやめたほうが良いでしょう。補助具があるとは言え、身体一つで空中に浮かぶ3,000m級の高度感はなかなかのものです。3点確保など基本的な知識がないと、滑りやすい岸壁を進むのは危険です。滑ったら一巻の終わりです。
私は最初から登るつもりはなかったのですが、妻にそそのかされジャケットにジーンズ、スニーカーにショルダーバッグ(マルコ掛け)というおよそ場違いな出で立ちで登りました。石灰質の岩肌はツルツルで滑りやすく苦労しました。若い頃に多少登山経験があり、高所恐怖症でもないので、なんとか無事に登り終えましたが、他の人にオススメするつもりはありません。
山頂は狭く、他の登山者も次から次にやってくるので長時間居座ることはできません。景色を楽しむより、ここに至る高度感を味わうのが、登頂の目的と言って良いでしょう。行き当たりばったりでなく、しっかりとした装備で登られることを推奨します。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
-
投稿日 2018年10月28日
ツークシュピッツェ山頂ロープウェイ ガルミッシュ・パルテンキルヘン
総合評価:4.5
ドイツ最高峰ツークシュピッツェとアイブゼー(アイブ湖)の間に設けられたロープウェイです。
1963年に開設された従来のアイブゼー・ロープウェイを更新し、2017年12月21日に開通しました。投資額は50百万ユーロ(約66億円)。秒速10.6mで進む2台のゴンドラはそれぞれ120人乗り、1時間に580人運ぶことができます。輸送能力は従来の2.15倍です。
麓駅は海抜998.5m、山頂駅は海抜2,943.8mにあります。その標高差は1,945m、全長は3,213mあり、いずれも世界一です。高さ127mの支柱も世界一、しかもその1本で支えられています。
広々としたキャビンは床から天井まで360度のガラス張り、床の一部も透明で真下を覗くことができます。
料金はツークシュピッツェ周遊チケットとなっており、@56ユーロ(7,400円)と高めですが、このロープウェイの他にグレッチャー・バーン(ロープウェイ)とラック・ピニオン方式の登山鉄道のいずれも利用でき、グレッチャープラットを含む周遊が可能です。
ゴンドラからの眺めは素晴らしいの一言です。眼下にアイブゼー(アイブ湖)、北西チロルのロイテやドイツのエッターラーの山々が広がり、興味がつきません。
約10分で山頂駅。そこからは4カ国(ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス)に広がる400を超える山々が見渡せる360度のパノラマビューが楽しめます。
南ドイツを訪れたらこうした大自然に触れるのも大切な思い出になります。
(追記)
ツークシュピッツェのロープウェイは3つあります。ここでご紹介したツークシュピッツェ・ロープウェイ (Seilbahn Zugspitze) と 2017年4月まで運行していた Eibsee-Seilbahn 、そして山頂駅とグレッチャープラットを結ぶ Gletscherbahn です。本クチコミの標題は「ツークシュピッツェ山頂ロープウェイ」ですが、英文名(ドイツ語名)は "Gletscherbahn" となっています。グレッチャーバーンも良いロープウェイですが、ツークシュピッツェ・ロープウェイに比べると遥かに小規模で、その魅力は足元にも及びません。関連旅行記は現時点で4本ありますが、うち2本は Seilbahn Zugspitze 、残り2本が Gletscherbahn (ただし、うち1本は旧来の Eibsee-Seilbahn にも言及)となっています。ツークシュピッツェ・ロープウェイ開通後の2本の旅行記は、当然 Seilbahn Zugspitze です。今後の誤解を避ける意味でも英文名(ドイツ語名)は "Seilbahn Zugspitze" に統一した方が良いかと思います。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用目的
- 市内・近距離
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 利便性:
- 5.0
-
投稿日 2018年10月28日
総合評価:3.5
ゼントリンガー門はミュンヘン旧市街の南端にある門です。
ヴィッテルスバッハ家出身の神聖ローマ帝国皇帝ルートヴィヒ4世(1282年~1347年)が建設したミュンヘン第2の城壁にあるゴシック様式の3つの門の一つです(他の2つはイザール門とカールス門)。歴史に登場するのは1318年、イタリアへの道の出発点として言及されています。おそらくそれ以前から存在していたものと考えられます。
現在の門は1906年に再建され、1980年代に改装されたものです。第二次世界大戦ではほとんど損傷していません。
アザム教会のあるゼントリンガー通りの入り口にあります。現在でも交通の要衝であることに変わりなく、Uバーンやトラムのたくさんの路線が集中しています。ミュンヘン観光で通りがかったら700年の長い歴史を思い起こしてください。- 旅行時期
- 2018年09月
-
投稿日 2018年10月28日
総合評価:4.5
ドイツ・中欧ドライブの途上訪れました。その一つのテーマがルートヴィヒ2世が建てた3つの城、着工順にノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城を巡ることでした。事前にバイエルン城巡りチケットを購入しているので、3つの城ともチケットは無料です。
レンタカーをプリーン港の駐車場に止め、定期船で向かいました。好天に恵まれ爽快な船旅です。キーム湖は地元では人気の湖畔リゾートで多くの観光客が訪れますが、日本人は見かけません。ザルツブルクとミュンヘンの間という好立地にも拘らず、なぜかツアーに組み込まれることは少ないようです(4トラクチコミも少ない)。船での往復と城内見学で3時間近くかかるのがネックとなっているのでしょうか。しかし、それだけの価値は十分以上にあります。
ヘレンキームゼー城はバイエルン最大の湖キーム湖(キームゼー)に浮かぶ男島ヘレン・インゼルに建っています。ルートヴィヒ2世が敬愛するルイ14世への記念碑となっており、かなりの部分ヴェルサイユ宮殿を模倣しています。内装などはヴェルサイユ以上に絢爛豪華な印象です。ただ、各室の並びは大部分計画通り完成していますが、未完の部分もかなり残っています。
城内見学はガイド・ツアーです。日本語ツアーはありませんが、主要部分を解説したチラシがもらえるので問題ありません。残念ながら城内は撮影禁止です。
巨大な噴水が数多く設けられた庭園は完成しており、ここだけでも見学する価値は十分あります。記念写真はここで撮るとよいでしょう。
見学はしませんでしたが、城内にはルートヴィヒ2世博物館もあります。ミュンヘンのレジデンツやリンダーホーフ城に残ったルートヴィヒ2世ゆかりの調度装飾品が展示されているようです。
ミュンヘンから車で1時間です。ミュンヘンを訪れるなら、ここに来ない手はないと思います。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
-
投稿日 2018年10月28日
総合評価:3.0
ヘレンキームゼー城への定期船乗り場に向かう途中に通り過ぎました。ベルナウアー通りとゼー通りの交差点です。
角に聖母マリア教区教会が建っています。12世紀に村の創設とともに教区が設定されロマネスク様式の教会が建設されましたが、場所は不明です。30年戦争の後、教会は1652~1659年にバロック様式で現在の場所に再建されましたが、1724年に過失で失われ、1736~1738年に同じ場所にバロック様式で再建されました。当代きっての宮廷画家ヨハン・バプティスト・ツィンマーマンによるレパントの戦いの巨大な天井のフレスコ画があるそうです。
車で通り過ぎただけなので断定的なことは言えませんが、マルクト広場と呼ぶような市場の機能は現在では失われ、単なる交差点になっているように思います。教会の存在だけが往時を偲ぶよすがとなっています。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
-
投稿日 2018年10月27日
総合評価:3.5
ウィーンでドナウ川と言えば誰しもヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」を連想するでしょう。しかし、そのイメージでドナウ運河を訪れるとガッカリすること請け合いです。
ドナウ川はヴォルガ川に次いでヨーロッパで2番目に長い大河。シュヴァルツヴァルト(黒い森)に端を発し、東欧各国を含む10カ国を通って黒海に注ぐ国際河川です。かつては、平坦なウィーン盆地で多くの中州と湿地帯を含み、5km以上の川幅で自由に流れてました。
ウィーン市内の現在のドナウは、市街から近い順に「ドナウ運河」「ドナウ本流」「新ドナウ」「旧ドナウ」の順で平行に横たわってます。
ドナウ運河は中世の頃、ドナウの本流部分でした。しかし、度重なる水害により1598~1600年頃から護岸工事が繰り返され、本流は何度も付け替えられました。1700年頃には本流はかなり東側を流れていたので、こちらはドナウ運河と呼ばれるようになります。土木工事の皇帝として知られるフランツ・ヨセフのドナウ川護岸工事(1868~75年)により、それまでのドナウの中央に真っ直ぐ本流が通され、ドナウ運河も拡張されて現在の形になったようです。
リングトラム発着駅シュヴェーデンプラッツに行くと、すぐそばにドナウ運河が流れているので見ることができます。現在は観光船が行き交い、遊歩道やレストランが整備され、コンサートが開かれるなど市民の憩いの場になっています。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 景観:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
-
投稿日 2018年10月27日
総合評価:3.5
高台からザルツブルクの展望を楽しむために上ってみました。ザルツブルク市街の眺望はホーエンザルツブルク城からも望むことができますが、ここの強みはホーエンザルツブルク城が見えることです(笑)。
エレベーターの入り口はグシュテッテン門の先にあり、少しわかりにくいです。料金は大人3.70ユーロ(500円)、シニア2.60ユーロ(300円)。市民の足としての役目もあるのか、高くはありません。
午後4時前、展望台にあまり人はいません。なので、ゆったり景観を楽しむことができます。評判通りホーエンザルツブルク城を望む旧市街、カラヤンの生家や三位一体教会がある新市街とも美しい眺めです。箱庭のような小さな街です。
エレベーターの上階にはザルツブルク近代美術館とアマリエ・レッドリヒ塔(旧ウォータータワー)がありますが、どちらも入りませんでした。
ホーエンザルツブルク城を望む景観を楽しむなら、上って損はありません。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用目的
- 市内・近距離
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 利便性:
- 4.0
-
投稿日 2018年10月27日
総合評価:4.0
タイトルは例文そのまま。だって、その通りだから。
ハルシュタットの人気アクティビティに岩塩坑がありますが、長くてスピードの出る滑り台などどちらかと言えば若者向け。しかし、岩塩坑に行かなくてもケーブルカーに乗る価値は十分あります。それがこの展望橋。
ケーブルカーは概ね15分間隔、乗ってから約2分で到着します。大人16ユーロ(2,100円)とちょっと高め。
山頂駅は標高838メートル、ハルシュタット湖の湖面から360メートルの高さです。スカイウォークはまるで空中を浮遊しているよう、そこからの眺めは絶景の一言です。眼下にはハルシュタットの街とハルシュタット湖が広がり、周辺はザルツカンマーグートの山々が取り囲んでいます。天気さえよければまさに絵に描いたような美しさです。
ハルシュタットは近年人気急上昇、確かにメルヘンチックで美しい街。湖畔から街を背景に記念写真を撮るのもいいですが、それだけでは勿体無い。古くは紀元前12世紀からハルシュタット文化が栄え、古代ローマ以前に遡る岩塩坑があるこの地の長い歴史に想いを馳せるのに、この展望橋からの眺めほどふさわしいものはないと言ってよいでしょう。
なお、ハルシュタットのお土産として岩塩を考えている方は、ケーブルカーの麓駅の売店が品揃えが豊富です。ぜひ覗いてください。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
-
投稿日 2018年10月27日
総合評価:4.0
スクリュー(プロペラ)の発明家ヨーゼフ・レッセルの名前を冠したこの公園は、カールス教会とカールスプラッツ駅の間に広がる広さ40,000平方メートルの公園です。
私たちがウィーンを訪れたのは、ちょうど土曜日と日曜日の週末。この近くのホテル・カイザーホフ・ウィーンに宿泊しました。市内散策に出ようとすると必ず通りがかる場所です。初めは予備知識が全くなかったので大勢の人が集まっていることに驚きました。何かの集会が開かれているのかと。2日目、ベルヴェデーレ宮殿見物の帰りにこの公園を通り抜けることになって、始めて多くの人が集まる理由が理解できました。
3歳くらいまでの赤ちゃんや小さな子供達向けの遊び場と4歳以上の子供向けの遊び場が整備され、子供連れのウィーン市民が集まっています。そして、そうした家族連れが喜ぶ大道芸人があちこちでパフーマンスを繰り広げています。
世界的観光都市のウィーン旧市街には観光客が溢れ、逆にウィーン市民は緑あふれるこの公園で週末の一日を過ごしているという訳です。
観光地巡りに精を出すちょっとした合間に、ウィーン市民の日常を垣間見ることができたのは貴重な機会でした。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
-
投稿日 2018年10月27日
総合評価:4.0
ホテルでウィンナーシュニッツェルの美味しい店を尋ねたら紹介してくれました。国立歌劇場やホテル・ザッハーにも近いウィーンの中心にあり、便利な立地です。
オーストリア伝統料理で有名なレストランです。ヴァルフィッシュ通りに面したオープンテラス席を選びました。広場にがっしりと半恒久的なテントが張られ、境界は植栽に囲まれた落ち着いたスペースです。
ウェイターは明るくフレンドリーですが、プロ意識が高くしっかりとしたサービスです。オーストリア名物ウィンナーシュニッツェルとターフェルシュピッツを注文。出てくる料理が付け合わせを含めとても大きいのに驚いていると、ウェイターがどこで覚えたのか「トクモリ!」と叫びます。とてもお茶目なウェイターでした。
最初は食べきれるのか心配でしたが料理の味も素晴らしく、二人でシェアして完食。満足です。
オペラ観劇前の早い時間でしたが、たくさんのお客で賑わっています。場所柄、観光客が大半ですが、ウィーンの雰囲気を存分に味わうことができます。
値段はリーズナブル。選んで間違いのないお店です。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算
- 5,000円未満
- 利用形態
- ディナー
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 4.0
-
投稿日 2018年10月24日
総合評価:4.0
ガーネット・トゥルノフ(Granát Turnov)はボヘミアンガーネットの最大生産者で、原石の採掘権をもつ唯一の協同組合です。60年以上の歴史があります。
プラハを含むボヘミア地方で採れたガーネットは、ボヘミアンガーネットと呼ばれ世界的に評価されています。透明度に優れ、真紅の輝きを放つボヘミアンガーネットは、産出量が限られ希少価値が高いことでも有名です。
プラハの街を歩けばガーネットを用いたアクセサリーを売る土産物屋がたくさん並んでいますが、中にはニセモノを扱う店もあるそうで要注意です。
ガーネット・トゥルノフなら確実に正規品を買うことができます。プラハに3店舗、チェスキークルムロフにも店舗があります。
妻と訪れたのは、パンスカ・パサージュ(Pánská pasáž)にあるリテールアウトレット。こだわりの店舗が並ぶお洒落なパサージュです。パンスカ・パサージュは、ナ・プジーコプイェ通りとオヴォツニー・トルの両側から入ることができますが、入り口は少しわかりにくいかもしれません。
訪れた時は他に客はおらず、ゆったりと落ち着いて買い物ができました。社会主義時代の名残なのか、売らんかなのセールストークはなく、悪勧めもありません。かといってぶっきらぼうな態度はなく、宝飾店らしい上品な応対です。なので、顧客が自分のペースで品定めできます。旅の記念に買うだけなので、お手頃価格のアクセサリーを求めましたが、安いからといって馬鹿にしたような応対は一切ありません。気兼ねなく、安心して買い物ができるお店です。
なお、訪問したお店は4トラ地図の店舗とは違いますが、ナ・プジーコプイェ通り付近にある2店舗のうちの1つです。- 旅行時期
- 2018年09月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- お買い得度:
- 4.5
- サービス:
- 4.5
- 品揃え:
- 4.0

































































































































































