大聖堂見たさにウルムに立ち寄りました。
- 4.5
- 旅行時期:2018/09(約6年前)
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by beanbagさん(男性)
ウルム クチコミ:1件
南ドイツドライブを思い立ったとき、ウルムという街は知りませんでした。しかし、世界一高い教会があると知り、ホーエンシュヴァンガウからメッツィンゲンに向かう途中に立ち寄ってみました。訪れたのは大聖堂だけ、たった30分の滞在です。
大聖堂は1377年起工、身廊部は概ね1420年頃に完成しましたが、鐘塔の完成は1890年です。尖塔の高さは162mあり教会堂建築としては世界一、ドイツ最大のプロテスタント教会です。今回の旅では世界2位のケルン大聖堂(157m)、世界3位のウィーン・シュテファン大聖堂(137m)にも訪れましたが、実際のところ並べて見ないとその違いはわかりません。ちなみに、世界一高い仏塔はアヌラーダプラのジェータワナ・ラーマヤ(122m)ですが、ここも6月に訪れました。
ドナウ川左岸に位置するウルムは中世より交通の要所として栄え、14世紀後半に成立したシュヴァーベン都市同盟においては、中心的な役割を果たしたそうです(Wikipedia)。現在でもアウトバーンの要衝で、西のカールスルーエ、シュトゥットガルトよりミュンヘンへ向かうアウトバーン8号線、北のヴュルツブルクより南のフュッセンへ向かうアウトバーン7号線の交差点です。日本人の感覚からするとちっぽけな田舎町にこのような大聖堂があるのは不思議な気がしますが、その歴史や地理的重要性を知ると納得です。人口12万人のこの街はまたデカルトが直交座標系を思いついた地、物理学者アインシュタインの出生地として知られています。
ミュンスター広場に雲をつくようにそびえる大聖堂は圧巻です。内部も高さ42mのリブ・ヴォールトで支えられた5廊式の身廊・側廊や主祭壇(1521年、マーティン・シャフナー作)、黄金の洗礼槽、ステンドグラスなどが見事です。
ドイツ国内移動の途中に立ち寄られてはいかがでしょうか。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2018/10/30
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