昔のドナウ本流部分です。
- 3.5
- 旅行時期:2018/09(約6年前)
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by beanbagさん(男性)
ウィーン クチコミ:5件
ウィーンでドナウ川と言えば誰しもヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」を連想するでしょう。しかし、そのイメージでドナウ運河を訪れるとガッカリすること請け合いです。
ドナウ川はヴォルガ川に次いでヨーロッパで2番目に長い大河。シュヴァルツヴァルト(黒い森)に端を発し、東欧各国を含む10カ国を通って黒海に注ぐ国際河川です。かつては、平坦なウィーン盆地で多くの中州と湿地帯を含み、5km以上の川幅で自由に流れてました。
ウィーン市内の現在のドナウは、市街から近い順に「ドナウ運河」「ドナウ本流」「新ドナウ」「旧ドナウ」の順で平行に横たわってます。
ドナウ運河は中世の頃、ドナウの本流部分でした。しかし、度重なる水害により1598~1600年頃から護岸工事が繰り返され、本流は何度も付け替えられました。1700年頃には本流はかなり東側を流れていたので、こちらはドナウ運河と呼ばれるようになります。土木工事の皇帝として知られるフランツ・ヨセフのドナウ川護岸工事(1868~75年)により、それまでのドナウの中央に真っ直ぐ本流が通され、ドナウ運河も拡張されて現在の形になったようです。
リングトラム発着駅シュヴェーデンプラッツに行くと、すぐそばにドナウ運河が流れているので見ることができます。現在は観光船が行き交い、遊歩道やレストランが整備され、コンサートが開かれるなど市民の憩いの場になっています。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 景観:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/10/27
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