ハンクさんのクチコミ(23ページ)全785件

高輪周辺をジョギング中に立行寺に参拝した。最寄り駅は東京メトロ白金高輪駅から徒歩5分ほど、白金氷川神社のすぐ隣にある。
ピンクに近い赤い門が印象的、史跡大久保彦左衛門墓の表示が隣に立っている。境内は小振りであるが、小さいながらも本殿、鐘つき堂、灯篭などが立つ。
1630年に旗本大久保彦左衛門によって麻布六本木に創建されたが、1668年に火災で全焼、現在の白金に移転した。境内には大久保彦左衛門と一心太助の墓があり、立ち寄る価値はある。

高輪地区からジョギングでレインボーブリッジへ向かう途中、高輪橋架道橋を通った。以前テレビで紹介されていた、タクシー運転手から「提灯殺し」と呼ばれ、非常に天井が低いトンネルであることを思い出した。3月14日に開業した高輪ゲートウェイ駅から徒歩約5分の所にある。わざわざ見に行くところではないが、面白いトンネルではある。
天井高さは、一番低いところは約1.5ｍほど、セダンのタクシーはぎりぎり通れるが、車高の高いタクシーは、提灯が当たってしまうだろう。長さは230mほど、これは昭和の遺物だ。
なお2020年4月12日から当面車道が閉鎖され、歩行者と自転車の押し歩きのみ通行可となる。

高輪周辺をジョギング中、少し足を延ばしてレインボーブリッジを渡った。芝浦地区とお台場を結ぶ二階建ての吊り橋。下階の真ん中はゆりかもめが走る。歩道が付いており、橋の両端にあるエレベーターを使って、徒歩、自転車でも無料で渡れる。お台場が間近に見えて見ごたえがある。ただ、歩道そのものは狭く、横を大型車がビュンビュン走るので、あまり快適とは言えない。
1987年着工、1993年竣工、長さは芝浦側アプローチ部1465m+吊り橋部918m+台場側アプローチ部1367mとなっている。

高輪周辺をジョギング中に東禅寺を参拝した。高輪ゲートウェイ駅から5分の住宅地にありながら、京都の由緒ある寺か、と見まがうばかりの立派な寺だ。山門から緑の参道をしばらく歩くと、まず三重塔が目に入る。境内は広くはないが、本殿や付属の建物も風格がある。
東禅寺は臨済宗妙心寺派の別格本山。江戸四箇寺の1つ。
1609年に赤坂に開山、1636年に現在地に移転。当時は東京湾が一望できたそうで、海上禅林とも呼ばれた。幕末の1859年には日本初のイギリス公使館が当寺に置かれ、公使ラザフォード・オールコックが駐在した。1861年、1862年2度の襲撃事件が発生したが、オールコックは難を逃れた。

高輪周辺をジョギング中に高輪神社を参拝した。第一京浜に面し、3月14日にオープンした高輪ゲートウェイ駅の正面にある。間口は狭く、目立たないが、階段を登ると社殿に至る。本殿は新しい小振りな建物で、境内も狭い。
主祭神は 宇迦御魂神（稲荷大神）、相殿に誉田別命（応神天皇）、猿田彦神 を祀る。
1500年頃に稲荷神社として創建され、1845年の大火で全焼した。1929年社名を高輪神社に改称し、現在の社殿は1980年に鉄筋コンクリート造で再建された。都心にあって静寂が得られる空間である。

白金台周辺をジョギング中に覚林寺を訪れた。都心にありながら、境内に入ると静けさに包まれている。日蓮宗の寺院で山号は最正山。加藤清正公の位牌や像が祀られており、住民からは「清正公さま」と呼ばれているそうだ。
もともとこの地は肥後熊本藩主細川家の中屋敷で、1631年に清正によって朝鮮から連れてきた李氏朝鮮国王宣祖の長男、日延の隠居寺として開山された。1845年火災により全焼、山門は1856年に、清正公堂の拝殿・幣殿は1865年に再建された風格ある木造の建屋が現存している。

ジョギングの途中、高野山東京別院に立ち寄った。アクセスは都営浅草線高輪台駅から徒歩10分ほど。都心の住宅街に大きな本殿が目立つ。宗派はもちろん高野山真言宗で本尊は弘法大師。
江戸時代の高野山学侶方の江戸在番所として、1655～1673年ころに江戸幕府により建てられた。現在の建物は鉄筋コンクリートによる再建であるが、都心にあって高野山の雰囲気を味わうことができることは貴重である。

蒲田駅のウィングキッチンでの買い物に先立って、蒲田八幡神社に参拝した。京急蒲田駅西口から徒歩５分、駅からは裏鳥居を通るので、一度表鳥居に向かって参道を歩いた。1600年頃の創建とされ、日本武尊を祀る由緒ある八幡造本殿、左手に天照皇大神、右手奥には満願火伏稲荷神社がある。全域工事中であるが、参拝はできる。ただし、コロナウィルス対策のため、御朱印は発行できない、と表示があった。

ジョギングで少し足を延ばして浜離宮を初めて訪れた、11月は時期が悪く、紅葉の色づきは良くなかった。都心に近いところにある広大な離宮であり、潮入りの池を含む庭園は、日本の伝統を継承していると感じた。今回歴史も少し調べてみた。アクセスは都営地下鉄 築地市場駅、汐留駅またはゆりかもめ 汐留駅から約10分、入場料は300円。
1654年に甲府藩主の徳川綱重が海を埋め立てて別邸を建て、甲府浜屋敷と呼ばれた。のちに綱重の子である徳川綱豊が6代将軍家宣となり、将軍家の別邸となった。浜御殿と改称して大幅な改修が行われ、茶園、火薬所、庭園が整備された。1952年には周囲の水面を含め国の特別名勝および特別史跡に指定、春は菜の花や桜、秋は紅葉など四季折々の景色が楽しめる。

桜が満開の芝公園を訪れた。都心にある広大な公園で、ジョギングコースとして何度か走った。ここ芝公園は増上寺を中心とした都立公園で、1873年に開園した。東には港区役所、西には東京タワーが建ち、園内には古墳、貝塚もある。芝で覆われた公園は、家族連れの散歩を楽しむ人の憩いの場だ。

増上寺を訪れたついでに立ち寄った。都心とは思えない閑静な小山に鎮座する。もちろん京都の愛宕神社が総本社である。
1603年に徳川家康の命により創建された。鳥居の横には「出世の階段」という看板があり、本殿へは急な階段を上っていく。建物自体は再建で京都の本殿に比べると見劣りするが、桜の盛りでもあり、ここが東京であることを忘れさせてくれる。

桜が満開の増上寺を訪れた。徳川家の菩提寺だけあって広大だ。増上寺の起源は古く9世紀、空海の弟子・宗叡が増上寺築いたという。 その後、真言宗から浄土宗に改宗、1590年の徳川家康の江戸入府の時に徳川家の菩提寺となり、本堂の裏側には6人の将軍と正室と側室のお墓も設けられている。江戸城の拡張に伴い、1598年家康によって現在地の芝へ移された。 風水学的には、寛永寺を江戸の鬼門である上野に配し、裏鬼門の芝の抑えに増上寺を移したらしい。建物自体は戦災で焼失し、現在の建物はいずれも鉄筋コンクリートで再建されたもので、やはり京都の現存の寺院と比べて見劣りする。

所用により千代田区役所に出掛けたついでに、区役所から徒歩10分ほどの千鳥ヶ淵に立ち寄った。すでに青葉が芽を出しており、満開から散り始めのタイミングではあるが、何か所かで撮影したので、速報として投稿する。
今年はコロナウィルスの影響で、花見は自粛するよう求められており、桜が満開の千鳥ヶ淵に出掛ける人はまばらだった。ボート遊びの名所であるが、一隻もなかった。この事態が今年限りであることを切に願うばかりだ。

日本100名城の福山城を訪れた。JR福山駅の目の前、新幹線からもよく見える。福山駅はのぞみが1時間に1-2本停車するので、乗り継ぎの間に立ち寄ることも容易である。
大阪夏の陣の5年後、徳川氏から信用を得た水野勝成が毛利家など西国大名を監視する目的で、1622年に築城した。天守閣は5層6階と豪壮な造り、防衛の要衝であったことがうかがえる。残念ながら、この天守閣も戦災で焼失、1966年に鉄筋コンクリート造りで再建され，内部は少々味気ない。郷土博物館として歴代藩主の所蔵品や，遺跡からの出土品などが展示されており、また天守からの眺めはなかなか見ものだ。

日本100名城の津山城を訪れた。東広島から車で備中松山城、鬼ノ城を経て津山城には昼過ぎに到着した。公共交通機関の場合はJR津山駅から徒歩約15分の距離に位置している。
本能寺の変で討ち死した森蘭丸の弟森忠政が、13年をかけて鶴山に築いた平山城。残念ながら明治の廃城令で建屋は撤去され、本丸、二の丸、三の丸がひな壇上に築かれた地上から45mもある石垣がほぼ現存している。本丸の南東側の備中櫓が、2005年に築城400年の記念事業として木造で再建されており、内部は当時の姿を忍ばせてくれて見ごたえがあった。本丸も木造で再建されることを望みたい。

日本100名城の萩城跡を訪れた。広島を朝立って津和野城に引き続き、ドイツ人、イギリス人含め4人でのドライブだ。萩はこれまで訪れたことがあるが、ここに毛利一族の最後の居城があったことは意外であった。
関ヶ原の戦いに西軍の総大将に就いたことにより、毛利元就は家康に広島を追い出された。1604年にこの地萩に新たな居城を築いた。1608年に城が完成する前から入城せざるを得なかったそうだ。 本丸御殿はその後250年余りの間、長州藩の拠点となった。残念ながら廃城令により1874年にすべての建屋が撤去された。現在は石垣や堀が残るのみで、毛利輝元座像が寂しく鎮座している。

日本100名城の広島城を訪れた。戦国時代の雄毛利氏の居城で、独特の文化も花咲いた広島、惜しくも原爆投下によってすべてが失われてしまった。広島城は岡山城、大阪城、名古屋城などと同じく大戦前まで現存していた。日本100名城巡りを始めて、改めて戦争による日本の城郭遺産の損失の大きさにため息するばかりだ。広島市の中央に位置する広島城はJR広島駅から市内電車でも、バスでもアクセスできるが、街を眺めながらゆっくり歩くことをお勧めしたい。
秀吉の支配を受けることになった毛利輝元が、1598年頃郡山から広島に本拠を移すことになり築いた平城である。太田川河口は軟弱地盤が分布し、完成に10年を要したそうだ。5層5階の大天守に小天守を2つ連結させた豪壮な造りであった。それ故にアメリカ軍による広島市への原子爆弾投下の際には破壊目標地点となったそうで、再び深いため息をついてしまう。
現在の天守閣は1958年に鉄筋コンクリートで再建、例にもれず内装は少々味気ない博物館となっている。

日本100名城の津和野城を訪れた。同僚のドイツ人とイギリス人の合計4人で、広島を朝出て、津和野と萩、秋芳洞を車で巡った。津和野は歴史的観光都市で見どころは多い。津和野城址はその観光ルートからはかなり外れて山の上にあるが、100名城巡りのためリフトを登っていくことには快く賛同してくれた。バス等の公共交通機関はなく、JR津和野駅からはリフト駅まで約20分歩くかタクシーを拾うことになる。リフト乗り場の近くに車を止めて、リフトに乗った。子供のようにはしゃいで数分後に山頂駅に到着、更に20分ほど歩いて目的の本丸跡に到着する。
城の基礎は鎌倉時代に築かれ、関ヶ原合戦後、坂崎氏が総石垣の城郭を建設した。建築物はすべて失われたが、天守台、櫓跡が2ヵ所、階段状の石垣は独特である。

日本100名城の岡崎城を久しぶりに訪れた。家康の生誕の地として名高く、私のような彼のファンも多く訪れる。家康は尾張織田氏のもとで人質生活を過ごし、信長、秀吉と渡り合い、ついには天下人となった。アクセスは名鉄東岡崎駅から徒歩で約10分、名鉄バス大樹寺行きで康生町まで行けば徒歩5分の距離である。
城の基礎は三河守護代西郷稠頼が1455年頃に築いた。1524年に松平清康がここを奪い、その孫家康は1542年にこの城で生まれた。田中、本多、水野氏を経て1617年から本多氏が居城とし、3層3階の天守を築いた。その後天守は失われたが、1959年に鉄筋コンクリートで再建された。これが当時の流れであろうが、内装にもう少しの工夫をして欲しかった。現在は歴史資料館となっており、城跡は公園として整備され開放されている。家康が生まれた時の産湯に使ったと伝わる井戸も現存する。

日本100名城の篠山城を訪れた。兵庫県の山間部の京都寄りにある。恥ずかしながらこの城についての知識は皆無であった。アクセスは福知山線篠山口からバスで約20分、少々不便なところであり、車で走ることにした。
関ヶ原合戦後の1609年、徳川家康が大阪の豊臣氏との戦いに備えて築いた城で、松平康重が初代城主。丹波最大の城郭と城下町を作った。ただし天守は築かれていない。現在建物はすべて失われ、石垣や外堀がほぼ現存している。2000年に二の丸に大書院が木造で復元されており、往時の雰囲気を伝えている。内部は資料館として、また歴史学習施設として機能している。入場料は400円、関ヶ原後の歴史の流れを知ることができて楽しい。またミュージアムショップでこの地域の焼き物などを購入できる。