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米沢市内には歩いているといろいろな歴史ある建物に出会いますが、こちらも大正モダン風の美しい木造建築が目をひきます。市街の中心からは若干離れていますが、米沢城跡からは徒歩で３０分くらいで、これまた観光目的となることの多い春日山林泉寺のすぐ隣ですので、ついでに立ち寄ることは十分可能です。
ただ、現在は修復工事中のようで、入り口には幕がかかっており、周囲も雑草が多く、見るなら完全復旧後のほうが良いかなとも思いました。

山寺（立石寺）の最も高い場所に位置する奥の院です。ここまで上がってくるにはふもとから１時間以上かかります。
高い場所にはありますが、山中ですので、周囲の景色に関しては、五大堂や開山堂周辺からのほうがきれいです。
大仏殿となっていますが、大仏、というほどではありません（苦笑）。
もちろんここまで来て奥の院を見ずに、ということはないでしょうが、お参りするならやはりここがメインでしょうね。

米沢城跡は堀と石垣が残るのみですが、本丸のあった場所には上杉神社が建立されており、周囲は松岬公園として整備されています。
現在米沢城跡として見られるのは主にこの本丸のお堀を渡った内側になりますので、小さめの印象を受けますが、地図を見るとかなり広かったことがわかります。
周囲には歴史的な建造物や銅像なども多く、ここを中心に散策するのがお勧めです。

山寺と言えば、松尾芭蕉の奥の細道ですが、山道に入る前の金堂の前に芭蕉と河合曾良の像があります。もちろん、「静けさや…」の句碑も一緒にあります。
２人とも木陰に腰掛けるような姿で、暑さにも負けず涼しげでした。意外と見逃しやすいと思いますが、せっかくですので、ここも見ていきましょう。

山寺の中腹に位置する比較的大きな門です。
中腹と書きましたが、実際はかなり上がってきたところにあり、これより上は山寺の境内といった感じで、それまでの山道ではなく、この上は石段が続きます。
ということで、ここまで上がってくることができれば残りのほうが短いので、頑張っていきましょう。

アテネのアクロポリスと言えば、小学校でも習うくらい有名な古代文明の発祥の地です。
現在は中途半端な修復工事をずっと続けていますので、重機が入ったきりで、ところどころまだらな場所はありますが、その姿は昔の写真で見たそのままでした。
しかし、それだけ有名な遺跡だけあり、まだ経済危機の中にあるギリシアだというのに、世界各国から多くの観光客が来ていました。
ただ、いただけないのは、ツアー客はガイドがついていればフリーパスですぐに入れるのに、一般でチケットを買おうとすると、すごい行列で、炎天下、１時間近く並ぶ羽目になりました。おまけに自分が行ったときはハッピーフライデーとやらで、午後半日オープンのみ。知らずに午前中に行った観光客がけんもほろろに断られていました。定休日もあるのに金曜日は半休。一体誰がハッピーになるのでしょうか。
愚痴はおいておいてですが、日差しを遮るものがない晴天の中、かなり暑かったですが、青空に浮かび上がるパルテノン神殿は古代を思い起こさせて最高でした。
一度は行ってみる価値はあると思います。

アクロポリスの丘にある神殿で、現在ここで建った姿で見ることのできる３つの神殿のうち一つです。パルテノン神殿はもちろん有名ですが、この神殿もその芸術的価値が高く、見どころの一つです。その理由は、側面に張り出した柱廊にあり、６本のカリアティードという女神の像により支えられているからです。
現在ここにある像は複製で、本体は麓のアクロポリス博物館と大英博物館に保管されています。しかし、複製とはいえアクロポリスの青空の下にある姿も美しく、せっかくならば両方見ることがお勧めです。

古代アテネの政治の中心地であった場所の遺跡で、隣接してローマ時代のアゴラもありますので、区別して古代アゴラ(アンシェントアゴラ)と呼ばれています。
ここだけでもチケットを買ってはいれますが、アクロポリスから降りていった場所にあり、共通券も売っているので、そちらを利用したほうがよいでしょう。
かなり広い遺跡ですが、アクロポリスほど混んでおらず、じっくりと見て回ることができます。また、遺跡の上に見えるアクロポリスは絶景で、正に古代の政治の中心地の名残を感じさせてくれます。木々も多く、休みながら散策するには絶好ですので、アクロポリス観光から降りてきて一休みがてらでちょうど良いと思います。

アテネでもシンタグマ広場と並ぶ交通の要所で、多くの交通機関が乗り入れています。ただ、ガイドブックにもあるように、人出は多いのですが、シンタグマ広場に比べてあたりにいる人の柄が悪く、昼から閉まったシャッターの前には浮浪者がいるというような感じで、やはりこの付近の宿泊は勧められません。
私はバス停で２～３０分待ちでしたが、あまり良い居心地はしませんでした。

アクロポリスの丘のふもとにある紀元前に建てられた劇場の跡です。こちらは1万人以上が収容できる施設であったようですが、今は見事に廃墟となっており、座席となっていた石段も下部に少ししか残っていません。アクロポリスの丘からは、柱廊を挟んでイロド・アティオコス音楽堂も見え、こちらはきれいに復旧されて、現在も音楽祭等に使われますので見事な対比をなしています。
基本的にアクロポリスから見下ろすという観光様式がほとんどだと思いますが、共通チケットで個別にも入場できるようです。

アクロポリスで出土した美術品を展示している美術館です。
アクロポリスの南側山麓にありますが、最近できたようで、非常に綺麗です。もう一つ注目は、遺跡の上に建てられている(と言ってもアテネ市内全域が遺跡の上にあるようなものですが…)ため、博物館の下は発掘場になっていて、地下の遺跡の様子が分かる作りになっています。
ただ、惜しくはアクロポリスと共通券で入れないため、チケットブースで並ばなければならないため、少し不便です。自分が行った時は１２時開館だったため、どちらを優先するかというとアクロポリスを優先せざるを得ず、そちらも１時間街でしたので、時間の都合上こちらは諦めざるを得ませんでした。
アテネ全域の共通チケットとかあれば回りやすいのですが‥。

アテネのアクロポリスの丘の麓に建つ音楽堂です。元々は２世紀に建築された劇場ですが、改修されて今でもコンサートなどに使われています。
場所柄、アクロポリスの丘の上からも見えますが、料金がかからない場所からも内部をみることができます。内装は昔の石像などもそのまま残されており、雰囲気があります。
隣のディオニソス劇場は石段もほとんど残っておらず、いかにも遺跡、という感じですので、その対照的な姿は面白いものがあり、こちらの音楽堂のほうはアクロポリスの昔の面影を見ることができるような感じがします。

アテネの市内を回っている時に、バス停のあるオモニ広場に向かう途中で通りました。場所がら、市場を一歩外れると怪しい路上マーケットを開いている人たちもいるため、散策はお勧めできませんが、市場自体は活気がありますので、スリとかに気を付ければ大丈夫だと思います。
市場にカメラを向けると、お店のおじさんが、近くをを歩いていたお客を呼び寄せ、ついでに記念撮影を撮ってくれと、基本的に気の良い人たちです。商品は観光客用ではなく、あくまで市場ですが、こうした地元の生活を見るという意味では面白いです。

アテネでの空港からの移動はメトロ３号線が一番楽です。空港からは他にも一般鉄道、バス、タクシーとありますが、アテネのタクシーは非常に悪いとこともあり、また市街からの距離も遠いためとんでもない値段になる可能性もあるため、夜着ならば若干高くても空港前のソフティルホテルに泊まって翌日市内移動のほうが良いかもしれません。
アテネ空港の地下鉄乗り場は、空港から高架を渡った先にありますが、郊外列車と同じホームですので、最初は戸惑いましたが、駅の人に聞いたところ、ホーム番号でわかれているようです。
空港からは１時間弱。アテネ近隣は５分おき程度ですが、空港まで行くのは３０分おきくらいですので、帰りは余裕を持ってシンタグマ広場に向かったほうが良いでしょう。
また、数回乗車しましたが、必ず警察官が乗っていましたので、他の大都市の地下鉄に比較しても安全面はそれほど問題なさそうでした。

アテネの主要国際空港です。金融危機の関係か、以前より飛行機の便数は少なくなったようですが、それでも多くのヨーロッパ各国からの飛行機が離発着しています。
アテネの市街までは、地下鉄で1時間弱、バスで1時間半程度と、近いというわけではありませんが、成田などと同じくらいですので、そんなものでしょう。
空港内も免税店は充実しており、造りも２階建構造で、到着と出発に分かれていますので、わかりやすいです。ただ、中央が入口で、カウンターは左右に分かれていますのでどちらに何があるかという表示がもう少しわかりやすかったらよかったです。

ローマ５賢帝の一人、ハドリアヌスのために建てられた門です。ハドリアヌスはローマ皇帝でありながら、ギリシア美術に傾倒し、復興に尽くしましたので、記念に建てられたという由緒ある建造物です。
場所はゼウス神殿の横ですが、通りに面して有料区域外にありますので、いつでもみることができます。と言っても、他に何もありませんので、５分で観光できます。
場所柄、ゼウス神殿と一緒の観光がよいでしょう。
門の反対側には岡の上にアクロポリスも望見できますので、晴れた日には見事に映えてみることができます。

アテネ市内にある競技場で、第一回近代オリンピックが開催されたスタジアムです。バス等で通りやすい場所にありますので、アテネの市内観光ではついでに訪れることも多いと思います。
スタジアムは５万人収容とのことですが、何分100年以上昔のものですので、見た感じフィールドはあまり広くありません。と言っても、2004年のアテネオリンピックでもマラソンのゴールとして使用されたようです。
付近には博物館やゼウス神殿等ありますので、散策がてら寄るのも良いと思いますが、絶対というほどの場所ではありません。

アテネ旅行でホテルのそばにありましたので、立ち寄ってみましたが、予告もなくクローズでした。付近にいる人に聞いてみると、ハッピーフライデーだから１２時からオープンということでした。そのため、まずは他の観光地を見て回ることにしました。
入場券はアクロポリスで共通入場券を買えば、新旧アゴラやこのゼウス神殿にも入れます。
ということで、１２時からアクロポリスとアゴラ、博物館等を見て４時半頃にここに着くと、また入口が閉まっています。でも中には観光客がいるので、なぜかと聞いてみると、今日は５時までだから、これからは中に入れない。５時になったら皆外に出ておしまい。と、なんとも無情な言葉。私の前にも外人さんがいて、お願いしていましたが、明日は８時から開いてるからと言い、明日は来れないと執拗にいうと、写真なら柵の外からでも撮れるだろ、と。あまりにお役人過ぎて笑ってしまいました。
ちなみに朝のアクロポリスでも同じような光景を見かけました。経済危機で困っている中、観光しか売り物がないのに、観光客へこんな対応。この国の病巣が見て取れる気がします。

国会議事堂の前にある独立戦争の時の無名戦士の墓ですが、この前には昔の民族衣装を着た衛兵がたっており、1時おき？くらいに交代式を行います。
朝の時間はツアー客などで混んでおり、なかなか見れませんでしたが、４時頃に行ったら他には２～３人しか見物客がいないのに、しっかりと交代式をしていました。見ていたところ若干ズレがありましたが、暑い中大変そうです。
各国とも大統領官邸や国会議事堂の前ではこうした交代式がありますので、見比べてみるのも面白いでしょう。

アテネのアセニアン・カロリエホテルの最上階にあるレストランです。
もちろんここで食べたのはこのホテルに泊まったからですが、このホテルに泊まったのは、ここから夜景を見たかったからでもあります。
アテネの旅行情報を見たところ、アクロポリスを望むレストランはいくつもありますが、特にアクロポリスに近いレストランは夜はタクシーでの送迎が必須とガイドブックに書かれていたり、現在の状況では夜あまり出歩けないかなと考えて、ホテルのレストランで望見出来る場所ということで探しました。
ということで、２日連続してこちらで食べましたが、両日ともシェフのおすすめメニュー(3コースで27ユーロ)を注文したところ、初日はＴボーンステーキ、二日目は鮭のムニエルが出て、どちらも美味しかったです。
夜景については、同じ方向からしか見れないので若干飽きがきましたが、それは仕方がないでしょうね。もう少し近かったり、逆の方向からというのも良いですが、夜景という点では満足できます。