dune45さんのクチコミ(9ページ)全28,328件

三陸海岸を代表する景勝地「北山崎」にはいくつか展望台があり、長い階段を下って海面際まで下りることもできますが、私たちは時間の関係で高台から見下ろす光景のみを楽しみました。高さ200ｍもの断崖がかなり先まで見渡せる光景は素晴らしく、とてもダイナミックでした。

北山崎ビジターセンターは駐車場に車を停めて東へ200～300メートルほど歩いた場所にあります。北山崎には展望台がいくつかありますが、すべて回るとかなり時間がかかるので、私たちはビジターセンターでコースのアドバイスを受けました。私たちが訪れた時は三陸海岸エリアにも熊の出没情報があったので問い合わせてみましたが、熊ベルの販売やレンタルはありませんでした。

三陸復興国立公園の一画にある奇岩です。海からそびえる高さ37メートルの「男岩」、そしてその両側に「女岩」と「太鼓岩」があります。特に男岩は、大昔の地層をわかりやすく見ることが出来て興味深いです。三陸海岸ならではのダイナミックな光景だと感じました。

国道45号線沿いの「道の駅 たろう」から東へ200～300メートルほどの場所に「震災遺構 たろう観光ホテル」があります。こちらは東日本大震災により建物の4階まで浸水し、1、2階部分は完全に破壊されましたが、現在も当時の姿そのままで残されています。まさに、大津波の恐ろしさを実感させる震災遺構です。

浄土ヶ浜ビジターセンターから浄土ヶ浜海浜にかけては海岸線に沿うように遊歩道が設けられていますが、御台場展望台はそのコースから少しそれて、高台から浄土ヶ浜を眼下に一望できるスポットです。ここからの光景は、特徴的な流紋岩の光景とグラデーションのかかった海の色のコラボレーションが素晴らしいと感じました。是非足を運ぶことをお勧めしたい場所です。

「浄土ヶ浜」は三陸海岸屈指の景勝地だと感じました。鋭くとがった白い流紋岩の数々が作り上げた光景は見ていて飽きません。ビジターセンターから浄土ヶ浜海浜にかけて海岸線沿いに遊歩道が設けられており、絶景を眺めながらの散策がとてもよかったです。

浄土ヶ浜散策の前に、駐車場のすぐ近くにあるこちらに立ち寄りました。浄土ヶ浜近辺は一般車両の乗り入れが禁止されており、徒歩での散策が基本となります。近辺のビューポイントや徒歩での所要時間などを丁寧に教えていただきました。また同じ建物内には「三陸ジオパーク」全体の48か所の見どころマップなどもあり、その後の観光の参考になりました。

釜石大観音は48.5メートルの高さを誇る白亜の観音像です。私たちは観音像の近くにある「釜石市立 鉄の歴史館」からその姿を拝みました。海に向かって立つその姿はとても印象的で、建立されたのは1970年ですが、東日本大震災で亡くなった方々の鎮魂も願っていると思わせるものでした。

「グリーンピア三陸みやこ」は、宮古市の高台に建つ大規模施設で、かつては年金福祉事業団が全国的に設置した施設のようです。敷地が広く、宿泊施設に隣接してテニスコートや体育館、プールなどもあり、家族連れにも最適です。
私たちが宿泊したのは洋室ツインルームで、10月中旬の平日の2人利用、夕朝食付きで24000円ほどでした。
建物自体は古く、内装などは昭和を感じさせる部分が随所にありましたが、特に問題を感じる事もなく、快適に宿泊出来ました。
食事は2食とも想像を超えて充実しており、これで24000円という料金は破格だと感じました。館内に温泉もあり、全体を通しての印象は良かったです。

1985年に開館した釜石市の高台に建つ博物館です。数々の展示品に加え鉄の歴史を紹介するシアターもあり、視覚的にわかりやすいのが良いです。また屋外にも蒸気機関車が展示されているなど、小さな子どもでも楽しめると思います。市立の博物館なので、入館料が低く設定されているのもありがたいです。

「道の駅 たろう」は、宮古市の国道45号線沿いにあり、三陸ジオパークのゲートウェイの位置づけです。「震災遺構 たろう観光ホテル」はここから徒歩圏内で、景勝地の「三王岩」も車で数分の場所になります。道の駅としての規模はそれほど大きくありませんが、産直施設、飲食、ショップ、観光案内と観光客にとって役立つ施設が軒を連ねています。

復興都市の陸前高田を観光する際、拠点として宿泊しました。ホテルはやや高台に位置し、復興なった街並みを見下ろすロケーションです。10月中旬の平日で、25平米のデラックスツインルームの2人利用、夕朝食付きで34000円ほどです。
客室はゆとりある広さで快適な宿泊でした。ホテルそのものが新しく、デザインなども良くて好印象でした。
近隣に飲食店があまりないので、2食付きプランを選びましたが、夕朝食とも比較的シンプルな内容で、健啖家のかたにはやや物足りないかもしれません。

中尊寺、毛越寺、厳美渓などの観光をする際に宿泊しました。こちらを選んだ理由はR一ノ関駅徒歩5分という立地で、新幹線で夜に一ノ関に到着し、翌日朝にレンタカーを借りて観光に出かけました。
旅行者なのでキャリーバックなど持参の関係でデラックスダブルルームというやや広めの部屋を選びました。10月中旬の平日で素泊まり20000円弱という料金は、かなり割高に感じましたが、一ノ関駅付近にはホテルそのものが少なく、選択肢が限られていました。
快適に宿泊出来ましたが、コストを優先するのであれば、駅からやや遠いホテルを選んだ方が良いかもしれません。

国道45号線を東へ進み、高田松原運動公園を過ぎたところに「震災遺構 旧下宿定住促進住宅」があります。5階建ての市営住宅ですが、東日本大震災の時は14.5メートルの津波に襲われ、4階部分まで完全に水没したということです。外観をじっくり見ると4階部分までが大きく損傷しているのがわかり、改めて津波の恐ろしさを実感しました。

「旧道の駅高田松原（タピック45）」は、東日本大震災の津波を受け被災したかつての道の駅です。リニューアルした「道の駅高田松原」からは国道45号線を東へ200～300メートルほど進んだ場所にあります。国道側から見ると、一見では被災した建物と感じなかったことが記憶に残っています。

震災遺構のひとつ「旧陸前高田市立気仙中学校」は、2020年に完成した気仙川水門の近くにあります。東日本大震災時は、津波が堤防を越えてからわずか数分で校舎屋上近くまで津波が達したものの、生徒はその前に高台へ避難していたため、全員無事だったということです。校舎は震災当時のままの姿で残されており、高田松原津波復興祈念公園パークガイドの同伴を条件として内部の見学もできるということです。

報道番組や雑誌などでしばしば目にしたことのある「奇跡の一本松」が、高田松原津波復興祈念公園の一画にあります。隣には震災遺構の「陸前高田ユースホステル」が被災したままの姿で残されており、青空を背景に力強くそびえる一本松の姿が印象的でした。

東日本大震災津波により壊滅的な被害を受けた「高田松原」は、盛土の造成工事などを経て2017年に植樹されました。防潮堤の上から見ると、その苗木が順調に育っている姿を見て取ることが出来、「復興」という言葉を実感しました。

「高田松原津波復興祈念公園」は、「東日本大震災津波の犠牲者の追悼・鎮魂」「震災の事実と教訓の継承」などを基本理念として令和3年に開園しました。道の駅高田松原の南側を中心エリアとして美しく整備されています。報道でもおなじみの「奇跡の一本松」や震災の遺構が残されているなど、見るべきものは多いと感じました。

「東日本大震災津波伝承館」は、「道の駅高田松原」に隣接しており広い駐車場を有してリうのでアクセスしやすいです。パネル展示や映像資料のほか、被災した車が展示されているなど、津波の恐ろしさを身をもって感じました。現在の復興した姿とはかけ離れた過去の姿を伝えており、社会的意味合いの強い施設だと思います。三陸海岸を旅する際は是非足を運びたい施設です。