釈安住さんのクチコミ(43ページ)全3,338件

ポーランド南部、チェコとの国境に近いカトビツェ空港から、近郊の街ソスノビエツに向かいました。空港から直行のバスがあったのですが、降りる停留所で戸惑いました。復路はクラクフ空港発の便でしたが、鉄道は非効率で、日本とは比べものにならないという印象でした。

三年半ぶりの海外学会で、ポーランド南部の街ソスノビエツに行ってきました。ここは電車で十分ほどのカトビツエの衛星都市で、百年ほど前に造られた新しい街です。カトビツェ空港には、欧州各地から直行便が飛んでいます。

トルコ全体もそうでしょうが、タクシーにメーターが付いていないと運賃は交渉次第です。グランバザールに近い宿から、空港リムジンに乗るアクサライまで、宿で尋ねると五十リラということでしたが、流しの車は百と吹っ掛けてきます。宿で頼んで、車を呼んでもらいました。

アムステルダムはアムステル川の河口を埋め立てて、運河を巡らせた人工都市です。中央駅を起点として、環状に運河が通っています。自動車よりも自転車が優先される街並みでもあります。路面電車が風情を添えています。

昔懐かしい、ボーイング七四七、ジャンボ時代のKLMです。十年以上も前ですから、機内の映画にしても今ほど種類は多くありません。今なら、例えば邦画だけでも五本か六本の選択肢はあるのではないでしょうか。考えてみると、この十年間でこの面は相当進歩したのですね。

イスタンブール旧市街は、観光地が密集していますが地下鉄路線の空白地帯で、宿までの交通手段が限られます。新空港からのバスも、発着地は限られます。しかし小さいながらも魅力的で個性的な宿が多いのも確かです。ここも、朝食付きでお薦めです。

アタチュルク空港が手狭になったせいか、イスタンブールに新空港ができています。旧市街からは北西の方向、五十キロほど離れています。国威を懸けて造ったのかもしれませんが、大きすぎて不便です。飛行機を降りてから税関を通るまで二キロ、地下鉄に乗るとなると更に一キロ歩かされます。

土地柄、黄門様光圀公の銅像は水戸市内あちこちにあります。水戸駅の北口、二階部分で広場になっているところにも、助さん格さんを従えた銅像があります。黄門様は水戸領内を巡遊されていたというのを潤色して、講談で諸国漫遊したというように広まったらしいです。

偕楽園に論説している常盤陣は、黄門様光圀公と斉昭公をご祭神としております。日本の神社というのは、神話上の神様から実在の歴史的人物、山や岩など、すべてご神体として信仰の対象です。由来を知っていないと、何方をお祀りしているのか分からないまま、ということになりかねません。

イスタンブールからポーランドに向かう乗り継ぎで、スキポール空港近くの宿で一泊しました。この空港は鉄道で市内に向かうのには便利なのですが、周辺には何もありません。シャトルバスで送迎がある宿を狙いました。バス乗り場を探し当てたらすぐにバスが来たので幸運でした。

東京大学本郷校地に近い駅で、利便性では南北線の東大前駅に勝ります。丸ノ内線で御茶ノ水まで一駅、大手町にも乗り換えなしで行けます。場所柄、出版社や書店が集まっています。宿泊施設が少ないのは意外で、難点です。

仁川発早朝便を選んだのに、宿泊はソウル市内にしたのが失敗でした。地下鉄から空港線の乗り換えは恐ろしく不便で、垂直移動を含めて想定外の時間がかかります。半面で、仁川市内に宿を取ると、送迎をしてもらう必要が出てきます。

漢字表記にすると「迎賓宿」ですが、誇大表示です。設備は古く、浴槽があるものの栓がないのでお湯を貯められません。地下鉄駅は複数が利用可能ですが、どの駅からも似たり寄ったりの距離です。夜間と早朝は、言葉の通じない年配男性しか居ません。

水戸駅にある商業施設です。常磐線などの線路は地上で、改札口は二階にあります。一帯が飲食店や衣料品店など商業施設です。宿の朝食は、ここにあるお店で摂るというようになっていました。北口の広場には、黄門様と助さん格さんの象があります。

水戸城の大手門は、弘道館の向かいにあります。弘道館が往時の姿を留めているのに対して、水戸城は広大が敷地に、大手門や櫓など部分的にしか残っていないようです。御三家の一つであっただけに、名古屋城や和歌山城に匹敵するほどではなかったか、と想像したりします。

水戸の偕楽園は日本三名園の一つですが、花の見頃に訪れることができました。水戸の藩校であった弘道館は、市街地にあって駅からも歩いても十分ほどです。弘道館は、黄門様、光圀公の命により大日本史を編纂したところです。展示もあります。

本郷の周辺は、都心であるにも拘わらず宿泊施設が少ないのが意外です。唯一の選択肢とも言えるのがこのお宿で、都心にあって部屋の広さは特筆ものです。朝食も標準以上の満足度です。地下鉄の接続は、本郷三丁目駅が利便性が高いでしょう。

御茶ノ水にある山の上ホテルは、進駐軍に接収されていた時期もある老舗です。中華料理も仏蘭西料理も、時間帯によっては予約なしで断られるような盛況ぶりです。周辺は学生街なのですが、大企業の本社や神保町の古書店街も近いという、独特の街並みです。

好文亭は、偕楽園の中にあります。ここだけは別料金になっており、支払いをするのに行列ができています。偕楽園の入り口もそうでしたが、窓口がいかにも非効率です。自動化してしまえば人件費も不要ですし、行列が短くなって効率的でしょう。

この系列は、どことも駅前の一等地にあって目立つので、水戸もそうだと考えていました。ところが、北口の広場に出ても見当たりません。それもそのはず、線路沿いの、細い路地の先にありました。朝食は館内ではなく別棟で、駅中のお店でというのも驚きでした。