釈安住さんのクチコミ(159ページ)全3,338件

空港に夜十時過ぎに着くので、あまり選択肢が多くない中で決めました。送迎バスは三十分に一本で、十分ほどで宿に着きます。場所が不便なかわりに、部屋は広めです。中央駅まで一時間かかることを想定しておかねばなりません。

鉄道駅には近いのですがその分、街の中心から東に外れています。街全体も工事中で不便ですが、宿の建物も相当古い感じです。廊下の絨毯も浴槽も、限界が来ているように思われます。更に困るのは防音面です。通りに面した低層階は、自動車の音で眠れないぐらいです。到着した夜は疲れていたのでなんとか寝付けましたが、余りにも騒音がひどいので部屋を替えてもらいました。車の音は聞こえなくなったものの、隣室の電話呼び出し音や水を流す音は丸聞こえで、この面でも改修が必要でしょう。

飛行機の到着口が駅と直結しており、フランクフルトのような移動は必要がありません。中央駅までの所要時間は十五分ほどで、欧州の空港では便利な部類でしょう。西に向かう列車は、パリ行きのタリスを筆頭に頻繁に発着しています。東行きは中央駅で乗り換えることが多いかも知れません。出口の右手にはホテルの送迎バス乗り場があります。

言わずと知れた、音楽の殿堂。気を付けなければならないのは、ここの舞台は人の背丈ぐらいあるということです。前から三列目ぐらいまでは、舞台を見上げるようになってしまいます。音もまともに響いてきません。それさえ気を付ければ、感動が待っています。

南側の駅舎は、東京駅丸の内口のお手本になったぐらいで見事な建築です。あまり知られていないかもしれませんが、北側は運河に面していてフェリー乗り場が設けられています。市営のフェリーは無料で、アムステルダムの違う顔を眺めてみるのも面白いと思います。渡し船からは、シェルの本社なども見えます。

レンブラントの「夜警」という名で知られる、正式には「フランス・バニング・コック隊長の市民隊」という名画を擁するオランダ国立美術館が長年の修築を経て新しくなりました。工事中の期間は限られた名画だけを申し訳程度に展示していたのですが、再訪してみると家具や武器類など博物館的展示が増えていて驚きました。日本や中国の陶磁器・仏像などは初めて見たような気がします。

泊まっている客層を判断する基準の一つが、朝食会場に室内履きで来ているか否かという点です。二泊しましたが、二日ともそういう客層を見かけました。これだけで、次から泊まる気がしなくなります。部屋は広さも含めて可もなく不可もなく、という印象でした。朝食は、料理の種類はそう多くないものの味は良かったです。

スカイトレインの終点で地上に出れば、道に迷うことはありません。港町らしく、突堤があって大型客船も発着します。地理的に「バンクーバーの臍」とも言えるでしょう。お店やホテルが入居している複合商業施設です。いつも人出で賑わっています。

バンクーバー国際空港から市内に行くにしても、市内観光地を巡るにしても便利です。北米でこのように公共交通機関が整っているのは珍しいという気がします。但し値段はちょっと高めで、空港まで行き来するのであれば一日券七ドルを買うのが最適かと思います。終着駅でもあっという間に折り返してしまうので、電車が来たらすぐに乗り込むという点に注意が必要です。

二千十六年の秋頃から、悪しき米国の先例を真似して事前電子申請制度のようなものが導入されたようです。しかし出国前に調べても埒が開かず、何もなしに行ったところが入国審査では質問もなし、素通りでした。良い意味でも悪い意味でも「エエ加減」です。

空港から無料送迎があるというので予約しました。ところがカナダ航空の遅れで到着が夜中になって、送迎車がない時間帯でした。「禁煙室がない」というので、消臭剤も効かないような部屋に放り込まれ、一事が万事で行き届かないことで終始しました。やはり安宿は避けるべきです。

上流は南禅寺の高架水路から下流は伏見まで、変化に富んだ景色を見せてくれます。京の街は、鴨川や桂川や東高瀬川、それにこの琵琶湖疎水のように町並みと川が溶け合っているのが特徴だと思います。春は桜、秋は紅葉など四季折々の景色を楽しむことができます。

因美線の智頭駅と山陽線の上郡駅を繋いでいます。途中、岡山県も通ります。単線で非電化、各駅に停まると一時間ほどかかります。京から鳥取へ行く特急電車も通ります。三月半ばというのに、沿線ではまだ雪が残っていました。温泉もあるので、一度のんびりしてみたい区間です。

姫路から日帰りしました。行きは直行のバス、帰りは鳥取大学前から山陰線・智頭まで因美線・智頭から上郡まで智頭急行・上郡からは山陽線と乗り継ぎました。智頭急行の区間は、この季節でもまだ雪が残っているほどでした。鉄ちゃんではなくても、鄙びた風情を楽しむ旅でした。

事前に頼んでおけば、丹後鉄道の木津温泉駅まで送迎があります。部屋食で蟹料理をいただきましたが、驚いたのは葡萄酒の品揃えでした。価格が良心的で、百貨店で売っているよりも安いような気もしました。シャンパンと蟹は最高の取り合わせです。毎年、蟹の季節になれば来たいものです。

南禅寺は地下鉄の蹴上駅が最寄りです。拝観時間は、十一月から二月までは四時半、それ以外は五時で終わりです。庭が何面も配置されていて、どれも見事です。清涼殿の内部には狩野派の障壁画が所蔵されていますが、展示されているのは複製です。

市営地下鉄の蹴上駅が最寄り、南禅寺の門前にある料亭兼旅館です。和風の造りで、大きな庭やお座敷が特徴です。各部屋に浴室は付いていますが、大浴場もあります。お座敷で舞妓さんや芸妓さんを呼んでもらうこともできます。

地下鉄の蹴上駅が最寄りで、歩いて十分ほどです。臨済宗の大本山、広い境内には金地院や天授庵など塔頭も含めて伽藍が並んでいます。拝観時間は冬を除いて午後五時までです。山門の二層にも登ることが出来ます。方丈庭園は、狩野派の障壁画なども所蔵されており必見です。障壁画は保存のために複製が展示してあります。