beanbagさんのクチコミ(11ページ)全595件

三ツ沢に用事があったので、帰り道に久々に当店まで歩きました。言わずと知れた家系総本山の有名店です。

平日の午後２時過ぎにも拘らず長蛇の列、韓国からの観光客とおぼしいおしゃれな若者たちも並んでいます。40分近く並んで入店。26席のカウンターを半分に分け、半舷上陸方式の入店案内は以前から変わりません。事前に食券を買っておく必要があります。

ラーメン 750円　ノーマルで。濃厚な豚骨醤油スープは家系ラーメンの証、味は昔から変わりません。美味しい。

実は店主の吉村実さんとは、20年以上前、新杉田から南幸に移転した当時、親しくおつきあいさせていただきました。
「ラーメンが1,000円もするのはおかしい」と長らく500円で頑張っておられましたが持ち堪えられず、現在は750円に値上げされています。それでも超人気店でこの値段は嬉しい。
弟子たちが全国に散らばって家系ラーメンを名乗るのも鷹揚に許されていますが、「ラーメン屋が外国製高級スポーツカーを乗り回すのはどんなものか」と苦々しく思われるケースもありました。その店舗も有名店でしたが、その後閉店したように思います。
トッピングの海苔を袋ごといただいたこともあります。子供たちと手巻き寿司にしていただきました。とても上質な海苔で美味しく、パリパリとした食感が忘れられません。
他にもいろいろ面白いエピソードをお聞きしています。

吉村さんは今も元気で、朝には当店に顔を出されているようです。店の出口にリンゴとみかんが山積みになっていて、「ご自由にお持ちください」とあったのでいただいて帰りました。吉村さんの人柄を物語っています。リンゴは多少傷みかかったのもありましたが、味は申し分なく、フードロスが取り沙汰される昨今、こんな形でお客に配るのも大いにアリだと思います。

「食べさせてやる」と言わんばかりの高飛車なラーメン店が増えている中で、お客を大切にする吉村家はまさに「ラーメン店の鑑」と言える存在です。

千歳で宿泊したホテルの紹介で訪れました。千歳駅徒歩３分、千歳エアポートホテルが入るビルの１階にあります。

17:30開店と同時に入りましたが、あっという間に満席。ホテル客、地元客とさまざま、人気店のようです。

メニューはバラエティ豊富。刺身・煮物・揚げ物・焼物・一品料理・サラダなど選び放題。日本酒も北海道の地酒中心に揃っています。

・お通し（小鉢３品）
・マツカワカレイ刺身
・カキフライ
・青つぶ煮
・こまい炙り焼き
をいただきます。

アルコールは、
・一番搾り生
・上川大雪 碧雲蔵 １合
・二世古 秋あがり 特別純米辛口 0.5合
・吟風国稀 純米酒 0.5合
を注文。
〆て4,914円（宿泊ホテルのクーポンで１割引）。

料理・酒とも絶品。行きがかりに入ったごく普通の居酒屋なのに、このレベルの高さに驚嘆します。接客も自然体で親切丁寧。
北海道の居酒屋、恐るべし。千歳に行く機会があれば訪問必須です。

室蘭の眺望を求めて訪れました。評判どおり絶景です。

室蘭駅から5.3km、道南バス絵鞆循環線 絵鞆公園前バス停下車 徒歩３分です。普通はタクシーかレンタカーが必要です。絵鞆漁港のはずれの小高い丘に店はあります。

オシャレな店内にJBLの巨大なスピーカー、マッキントッシュのアンプ６台が並び壮観です。これだけで数百万円は下らないでしょう。店主はオーディオマニアだと思いますが、あくまでもBGM。ジャズ喫茶のように音楽がガンガン流れているわけではありません。グランドピアノもあるので、ときおりライブも開かれるのかな？

ランチ代わりにローストビーフサンドセット 1,500円をいただきます。サンドもコーヒーも美味しい。

でも、この店一番のご馳走は外の眺望です。室蘭港の対岸には室蘭岳（鷲別岳）が広がっています。港の入口の大黒島の向こうには有珠山。空気が澄んでいれば羊蹄山も見えるそうです。右手には室蘭のシンボル 白鳥大橋が望めます。まさに絶景！

スタッフの接客も丁寧で親切、居心地の良いカフェです。室蘭に来たら一度は訪れる価値のある場所だと思います。

首都圏にも進出している回転寿司 根室花まる 根室店です。一部に「根室本店」の表示があり、根室発祥のチェーンですが、ここは創業店ではなさそう（勝手な推測です）。根室は食事処が少なく、他にはエスカロップというご当地グルメを提供する喫茶店が数店。全国旅行支援のほっかいどう応援クーポンを使える店も当店以外にもう１店しかなく、必然的にこの店を選択することになります。宿泊ホテルから1.1kmありますが、徒歩で往復しまた。

日曜日の夜とあって混雑、家族づれで賑わっています。30分のウェイティング。ホールスタッフの動きは緩慢で改善の余地がありそう。カウンター内を含め若手中心、ベテランはいません。

・ぼうず銀宝
・あぶらがれい
・とろにしん
・さんま
・ハッカク
・味わいたらこ
・山わさび鉄火巻
・いかにら軍艦
北海道ならではのネタを中心にいただきます。
アルコールは、生ビール中ジョッキと北の勝（きたのかつ）大海 300ml。
〆て3,861円、コスパはまずまずです。

味はいたって普通、地元横浜のローカル回転寿司の方が美味しい。
根室は斜陽、主力は札幌かもしれません。あまり期待すると失望するかも。

新千歳空港にある立ち喰い寿司です。テレビで紹介されていたので立ち寄りました。
３階のグルメ・ワールドでなく、２階土産物売り場 札幌シーフーズ（札幌市中央卸売市場水産仲卸）の中にあるイートインです。３階のインフォメーションで教えてもらい探し当てました。


五十七番とは、水産仲卸の買参権の番号です。仲卸から一環で行うので、ネタの鮮度が自慢。希少なネタと出会えるのも五十七番寿しの魅力だそう。約１万本に１～２本しか獲れない「鮭児」や、幻のエビと呼ばれている「ブドウエビ」なども数量限定で提供しています。この日のブドウエビは7,000円の値段がついています。とても手が出ませんが‥。

高いと聞いていたので、まずドライブインいとうの豚丼で腹を満たし、それから当店へ。ほっけと炙りキンキの２貫だけいただきました。間違いなく美味しい。〆て1,350円。
当店のカウンターには醤油がなく、それぞれのネタに合わせた職人こだわりの味付けで提供されます。職人の接客はスマートで嫌味がありません。

カウンターに設置されたタブレットで注文し、最後にレジで精算します。
特別のネタを除けば値段はそれほどでもなく、おまかせ５貫握り2,500円というメニューもありました。次回はもう少し食べてみたいと思います。

札幌と言えばジンギスカン。ぜひ食べてみたくて、評判のこの店を選びました。札幌駅から350m、徒歩５分です。

50年以上も前の古い話ですが、私の学生時代、京都の王将の一番人気メニューはジンギスカン定食でした。お金がないので１週間のうち５日は「餃子の王将」、そのうち半分以上はジンギスカン定食です。もちろんマトン。それでも癖になるくらい美味しかった。以来、ジンギスカンは私のソウルフードです。現在の王将メニューにジンギスカンがないのが最大の不満です。

妻がジンギスカンを敬遠しているので、一人旅のこの機会に食べることにしました。
到着が開店前だったので、予約して市内見物に。若いスタッフが親切に対応してくれました。

17時開店と同時に入店。一番乗りで席に案内されます。匂いが移らないよう専用ロッカーもあるおしゃれな店内、程なく満席になります。驚いたことに女子会多数で女子率は８〜９割、妻にも見習って欲しいと思います。

迷った末、ジンギスカン食べ飲み放題（90分）＠6,000円を注文。特上ラム、ラム、マトン、ラムハツが食べ放題。野菜盛り合わせ、うま塩キャベツ、羊肉ソーセージ、雪わさび、元気卵、ライス、味噌汁、うどんも食べ放題。大正解です。

お酒は生ビールの後は赤ワイン、最後にデュワーズハイボールで〆。

ラムハツはパスして肉を一通りたいらげ、後は特上ラム一筋でひたすら食べ続けます。クセが少なく柔らかい仔羊のもも肉で腹一杯に。充実したジンギスカンになりました。

若いスタッフの接客も丁寧でスムーズ、心地よい時間です。

今度は妻と一緒にまた来たい、そんな気分にさせてくれる良いお店です

旭川ラーメンと言えばこのお店。1947年（昭和22年）初代村山吉弥が屋台から始めた「青葉」、現在は３代目が受け継ぎ、伝統の味を守り続ける老舗です。全国のラーメンファンを惹きつけています。旭川駅から500m、徒歩５分です。

開店は午前9時30分、すぐ後の10時に訪れました。行列はまだなく、店内に４〜５名の客。カウンターに案内されます。

正油らぅめん850円。魚介系の出汁が効いた柔らかで優しいスープ、細麺によく絡んで絶品。チャーシューもさりげなく美味しい。数多くのラーメンファンを唸らせるのも納得です。

特筆すべきはお店の雰囲気。２代目夫婦がホールと会計を担当、アットホームで緩やか。色々と話しかけてくれます。店の外観写真を撮り忘れたので２時間半後に再訪したら、ちょうど２代目女将が店の外に出て行列整理中。記念写真をお願いしたら快く応じてくれました。

一杯入魂かもしれませんが、しかつめらしい顔をして「食べさせてやる」と言わんばかりのラーメン店も少なくない中で、このホスピタリティは極めて貴重です。金を払っている客に対する敬意を忘れない当店は、まさにラーメン店のお手本と言って良いでしょう。

壁には歴代総理を始め、数多くの有名人の色紙がいっぱい。この自信が当店の温かい雰囲気に投影されています。

網走の繁華街ですが、網走駅から１km、徒歩13分の立地。文句なしの超一流店です。網走にこんな店があるなんて、驚異的と言って良いかもしれません。ミシュラン北海道ビブグルマン２期連続獲得の実力は本物です。

「予約なしでは入れない」という噂を聞いて、１週間前に電話予約しました。噂は本当で、飛び込み客や電話照会はことごとく断られています。

酒瓶をずらりと並べた壁面、中央にコの字型のカウンター（炉端焼きもできます）、周りに個室（小上がり）を配した内装は、どこか海外のレストランのよう。東京の一流立地でも十分通用します。客層も上々、観光客、常連客が静かに食事を楽しんでいます。

まず、サッポロパーフェクトクラシック生。
・お通し（カスベの煮物）
・焼ガキ　厚岸産
・マツカワカレイの刺身 海洋深層水で
・網走ザンギ
・ネギ焼き
・喜八特製おにぎり オホーツク産塩鮭の炭火焼（〆）
をいただきました。

お酒は、
・三千櫻　彗星55 純米吟醸
・君が袖ふる（網走の地酒）
です。
〆て6,991円、リーズナブルです。

夢の時間をゆったりと過ごし、来た道を戻りました。他にも試したいメニューが数多くあり、網走に来るなら毎回訪れたいと思わせる素晴らしいお店でした。

釧路ラーメンを食べたくて訪れました。釧路ラーメンの代表格だそう。釧路駅から900m、徒歩11分です。飲み屋街の一角にあり、〆の一杯を狙った立地です。

日曜日の11時過ぎに訪れました。少し早めなのか行列はなくスムーズに入店、カウンターに２〜３人の客がいるだけです。

醤油ラーメン750円をオーダー。あっという間に出てきます。
魚系の削り節をベースに、鶏ガラと玉ねぎを加えたシンプルなスープ。化学調味料は一切使用せず、ラードと調味料も最小限という触れ込みどおり、素直で優しい味です。
麺は当店オリジナルの特注細ちぢれ麺だそうですが、茹ですぎ柔らかすぎです。すぐに出てきたのはこのためでしょう。

残念ですが、期待はずれでした。父子でやっていますが、親父さんのにこやかな笑顔が救いです。息子はちょっと無愛想。もう行く機会もないでしょう。

北海道鉄道旅で１泊しました。なのに、なんでこんな山奥の宿を予約したのか、計画時から時間が経っていたので自分でも不思議に思いましたが、「料理が美味しい」基準で選んだことを思い出しました。

広いレストランはブッフェ形式で、最初は落ち着きませんでしたが、いくつかの料理を食べてみるとそのどれもが美味しく、この場で調理されていることがよくわかりました。和洋中から自家製スイーツ、デザートまで大いに楽しめます。60分飲み放題もお得です。若いスタッフの接客も丁寧で親切、好感が持てます。

客室は一人旅にはもったいないほど広く、ベッド２台に和室10畳。掃除が行き届き清潔、すこぶる快適です。家族でのリゾート滞在にぴったり。

おまけに温泉も壮大で存分に楽しめます。部屋にフェイスタオル・バスタオルのセット４組が備えられ、申し分ありません。

鉄道駅から遠いのでほとんどの客はレンタカーか観光バスで訪れますが、バスに長時間揺られてでも来る価値がある素晴らしい温泉ホテルだと思います。

北海道鉄道旅で利用しました。なので駅近がいちばん、札幌駅徒歩１分です。今年（2022年）６月にオープンした真新しいホテルです。

チェックインはセルフ。アメニティや新聞もフロント脇に並べてあり、自由に選びます。コーヒーマシンもあります。レストランはなく、代わりに１階にローソンが入っています。ビジネス客の傾向を知り抜いた設定です。

線路脇ですが騒音は気になりません。設備は最新で快適。オペレーションも機能的で合理的。札幌に泊まるならここで決まりでしょう。

北海道鉄道旅で訪れました。７月に稚内を巡った折にレンタカーで近くを通りかかり気になっていました。３代続く老舗旅館ですが、現在は40代の経営者の下に若いスタッフが集まり運営しています。旅館の細かい解説は別途スピンアウト版の旅行記にまとめますので、そちらをご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11792258

北海道鉄道旅で利用しました。網走駅真向かい、徒歩１分の立地です。

設備は最新、細かいところも工夫が行き届き快適です。アメニティはフロント横に置いてあり、各自見繕って自分で部屋に持ち込みます。合理的です。

問題は経営姿勢。今回の旅の宿は６泊中５泊を楽天トラベルで９月に予約しました。当ホテルも同じです。10月11日に全国旅行支援が始まり、既存予約も対象になりました。他の４つのホテルは楽天トラベルHPから簡単に割引申請ができ、宿泊料４割引、ほっかいどう応援クーポンが受け取れましたが、どういう訳か当ホテルだけがそれができません。「釣った魚に餌はやらない」という方針でしょうか。経営姿勢を疑います。別途、予約をやり直すか別のホテルに変更すればよかったかもしれませんが、全国旅行支援はあっという間に売り切れになり、それもできませんでした。結局、当初予約内容通りに宿泊することになりました。宿泊料の４割とクーポン3,000円の損失です。今後、東横インの選択は劣後させることにします。

北海道鉄道旅で利用しました。駅からは650mありますが、他のホテルがかなり見劣りしそうなのでこちらを選択しました。今回は関係ありませんが、市役所など諸官庁や飲食店街には近く、その点では便利な立地です。

部屋は和室、大浴場付きですが、旅館というよりビジネスホテルとしての利用が多そうです。朝食が7時からと遅めなので素泊まりプランで予約しました。

部屋は和室８畳に1.5畳ほどのくつろぎスペース（椅子２脚＋テーブル）、広さは十分です。古さは感じますが、バスルームを含め綺麗に掃除され、快適です。

大浴場は広々としており、時間帯でしょうが貸切状態で利用でき、くつろげました。

接客は丁寧でストレスを感じません。総じて必要十分な設備・サービスと評価でき、選んで正解でした。

鉄道旅なので駅至近のホテルを選択しました。改札口から千歳ステーションプラザを抜け、一度も外に出ずにアクセスできます。厳冬期は特にありがたいホテルです。

フロントの対応は丁寧で申し分ありません。全国旅行支援の説明や近隣レストランの紹介などしっかり対応してくれます。

設備は古さを感じますが、しっかり清掃され清潔、問題ありません。キャリーケースを広げるスペースも十分あります。
駅近くですが、線路の音も気になりません。隣室の騒音も聞こえません。

朝食無料はありがたい。メニューは多くないですが、普通に美味しくいただきました。

ビジネスホテルとして十分な品質を備えたホテルです。

クラブメッド石垣島滞在の５日間、朝昼晩の10食（娘家族は全12食）をここで食べました。オールインクルーシブ。他所で食べる理由が見当たりません。大満足です。

ブッフェスタイルですがメイン料理はサンプルプレートのようにスタッフが取り分けてくれます。嫌いな食材は避けることも可。逆に、好きな食材はいくらでも盛り放題。握り寿司のサーモンだけを10貫山盛りにした人も見ました。孫たちはマンゴーを食べ尽くしました。基本的に「ノー」という対応はないようです。

メニューは多国籍でバラエティ豊富。和食、沖縄料理もちゃんとあります。肉も牛・豚・鶏と何でも揃っています。ただし、日替わりなので、特定の食材が無い日はもちろんあります。メイン料理は朝昼晩によって数が違いますが、最大20種類くらいから選べます。５日間、同じメニューを目にしたことはありません。どれも日本人好みの味付けでとても美味しい。

麺類・パスタは日替わりで多国籍、多彩です。お好みで麺の種類・スープ・ソース・トッピングなど選び放題。麺好きの上の孫は大喜びです。

特筆すべきはサラダの種類の多さと食材の抜群の鮮度。プレゼンテーション美しく、毎日いろいろなサラダが提供されます。

フルーツも種類が多く新鮮。リクエストすればいくらでもスタッフが皮を剥き、カットしてくれます。下の孫は３食、フルーツばかり食べていました。

ドリンクの種類の多さは言うまでもありません。酒は白・赤・ロゼワインにオリオンビール、泡盛、日本酒と選び放題です。オールインクルーシブなので呑兵衛天国、オリオンビールの消費量は沖縄でも屈指ではないでしょうか。ソフトドリンクはセルフで何種類も楽しめます。

チーズは日替わりで毎日５種類くらい提供されます。どれも申し分なく美味しく、ワインも飲み放題とあって、チーズ好きには堪りません。

ここに来たらあまり禁欲的にならず、ダイエットを忘れる方が、ストレスを溜め込むことにならなくて済みます。

スタッフの対応はスムーズでストレスがありません。食べ終えた食器は手早く片付けてくれるので、また次のメニューの選択に専念できます。

高度にシステマティックで洗練されたレストラン。５大陸を網羅した多国籍な料理。これだけ充実したブッフェスタイルのホテルレストランは他にないと思います。クラブメッド滞在の大きな魅力であることは間違いありません。

ゲーテは関係ありません（笑）。あの世が近くなった私の個人的感想です。

クラブメッドは初めてです。素晴らしいホテルだと思います。
-建物は古いですが、綺麗にリノベされ清潔。除湿機が24時間フル稼働して快適です。
-ターンダウンも行き届き、快適なステイが楽しめます。
-オールインクルーシブでホテル内の飲食が自由。料理は多国籍でバリエーション豊富、どれも美味しくいただけます。
-アクティビティもオールインクルーシブ。人気アクティビティは事前エントリーが必要ですが、個人で楽しむなら用具は無料で貸してくれます。
-４歳から10歳の子供はミニクラブで終日預かってくれます。個別アクティビティへの参加も自由です。
-エンタテイメントも多彩。１日中楽しませようという精神が横溢しています。
-コスパ最高。１人１泊２万円弱で３食含めあらゆる飲食、アクティビティ、エンタテイメントがフリーです。施設から一歩も出ずに何日でも、終日ここで過ごせます。孫たちは帰りたくないと言っています。

コロナと円安で海外旅行を躊躇する今日この頃、何もハワイに行かなくても、ショッピング以外はここで十分楽しめます。スタッフも食事も多国籍で、海外旅行気分が味わえます。

京阪七条駅近くの喫茶店。宿泊したハイアットリージェンシー京都から徒歩５分、モーニングセットをいただきに訪れました。ホテル朝食はコスパもダイエットにも良くないので、オルタナにピッタリです。

創業50年、自家焙煎のコーヒーとサンドイッチに定評があり、地元で人気です。開店の7:30過ぎに訪れましたが、すでに常連客が数組、その後も次々と来店します。

１階はカウンター８席、テーブル４席。２階はカウンター８席、テーブル14席の小さな店舗、クラシックな内装の懐かしい喫茶店です。翌日は祝日、８時過ぎに店の前を通り掛かったら行列ができていました。

モーニングセットは４種類、サンドイッチの評価が高いのでミニサンドセット＠600円を選びました。サンドイッチはハーフサイズのゆで卵ときゅうりのサンド。ボリュームは朝食には十分、評判通り美味しいサンドイッチです。妻はコーヒーをカフェラテに変更。熱々のカップに注がれたコーヒーはいつまでも美味しくいただけます。

サンドイッチは種類が多いので、もっと試したくなります。近くに来たら必ず立ち寄りたくなる、そんなお店です。

知る人ぞ知る京料理の名店。完全予約制で京都で最も予約が困難なお店として有名です。私も予約開始直後に200回近くリダイヤルして、希望日時の予約を取ることができました。結婚40周年のお祝いとして夫婦で訪れます。過去に一度、妻がランチに訪れており、その推しです。

開店の夕方６時に予約客が一斉に入店、当然満席。宴が始まります。決まったメニューはなく、「その日に採れた自然の恵みを、主人、料理人達が心を込めて料理」するという趣向です。夜のコースは、この日は＠28,600円、食事の進み具合を見て、追加料理（この日は松茸ご飯＠3,300円）あり。全てお任せです。

この日の献立は、
- 八寸（秋茗荷の酢飯詰、玉蜀黍の寒天寄せ、味女どじょう、独活の花の味噌漬け、花オクラ、枝豆と白無花果のきな粉酢和え、鬼灯の中に月に見立てた銀杏と黄身など）
- モロヘイヤ、アシタバ、菊の花、栗、小さな揚げ豆腐のお浸し
- 椀物（鹿ヶ谷かぼちゃ、茗荷、白味噌・赤味噌の合わせ味噌仕立て）
- 焼物（子持ち鮎の塩焼き・ウルカ乗せ、万願寺唐辛子にトマトペースト、みかん）
- お造り（鯉、マイクロ胡瓜、完熟ゴーヤ、ミニトマトはマスターカード・マーク、鯉の鱗の素揚げ、季節の野菜など）
- 煮えばな（アルデンテ）と有明海苔
- 吸い物（鱧、えんどう豆、松茸）
- 鯖？のなれ鮨
- 炊き合わせ（蓮根小豆詰め、芋茎、薩摩芋、蕪の間引き菜、舞茸）
- 強肴（十勝完全放牧牛のステーキ、センマイなど）
- 焼き物（鰻の白焼きと香茸）
- 茗荷、香茸、焼きゴーヤなど
- 松茸ご飯、カラスミ乗せ
- ご飯
- 丸干し
- 香の物、茄子の煮浸し、椎茸と胡瓜の和物・ニラの花乗せ
- パリ（お焦げ）
- ニューヨーク（お茶漬け）
- 水菓子（みかんゼリー・バジルのアイス・バルサミコソース、葡萄）
- 京番茶
- 水出しコーヒーと蕎麦の実入り黒糖金平糖・蘇
というラインアップでした。

店主の軽妙なトークに引き込まれ、あっという間の３時間です。季節感あふれる料理はどれも驚きの連続、他では味わえない個性的なマリアージュが次々と展開します。長い人生では一瞬ですが、至福の時間が過ぎて行きます。単に舌とお腹を満たすだけではなく、この環境に身を置く時間にこそ意義のある経験です。値段が値段なので常連という訳にはいきませんが、一度は訪れる価値のあるお店です。

なお、支払いは現金のみ。忘れないようにしましょう。

京都見物の途中に立ち寄りました。角倉了以別邸跡の庭園見物にも興味がありました。

当初は川床料理で予約しましたが、９月下旬とは言え暑い日が続いていたので室内のランチに変更してもらいました。12時の予約を都合で40分ほど遅刻しましたが、快く受け入れてくれました。

歴史を感じさせる風雅な和風建築に4畳半から28畳まで13室300席の大箱ですが、シルバーウィーク３連休の中日で客席は満席です。

料理は、特別和らぎ弁当（つゆ豚しゃぶ付き）＠3,000円。前菜箱、造り、茶碗蒸し、つゆ豚しゃぶ小鍋、天ぷら、季節のセイロ飯、赤だし。これだけ付いてこの値段はさすが「がんこ」です。コスパ最高。
それぞれの料理の味も破綻なく美味しい。京都気分を十分味わえます。

食後に歴史ある庭園を見学できます。1611年（慶長16年）に京都の豪商 角倉了以によって高瀬川が開削され、その源流にあたる部分に別邸を造営、その当時に原型となる日本庭園が作庭されたそうです。茶室の前の茶庭は小堀遠州の作庭と伝えられています。

庭園は別名 高瀬川源流庭苑と呼ばれ、鴨川分流のみそそぎ川の流れを直接取り込んでいます。高瀬川はここから始まります。日本一大きな灯籠と言われる吾妻屋風灯籠をはじめ豪壮な造りで、一見の価値があります。

食事と庭園という二つの京都を手軽な料金、高いコスパで楽しめる貴重なお店です。