釈安住さんのクチコミ(134ページ)全3,338件

市街中心部を高架鉄道が走っているのは、面白い光景です。町中のあちこちに、いきなり駅があるという感じです。それも、建物の二階に駅舎がある、というような造りです。言うならば阪急電車の神戸三宮駅のようでしょうか。

親切で英語が通じます。そもそも、ダブリン市立大学構内の宿泊施設に行きたかったのですが、市バスの運転手に何度尋ねても要領を得ずでした。歩いて一時間ほど探し回った挙げ句、降参してタクシーに乗りました。英語が通じるので、有り難かったです。

市街地からバスで半時間、ダブリン市立大学の構内にあります。市街地の宿が二万円ぐらいするのでここを選びましたが、後悔しました。バスの運転手に何度尋ねても教えてもらえず、やむなくタクシーに乗りました。学期中は学生寮になっているようで、学生の大きな話し声が聞こえてきました。

市街地を中心として、空港や郊外の街まで路線が張り巡らされています。厄介なのは、運賃を小銭できっちり用意しないことには、釣り銭が出ないという点です。カードを持たない旅行者には、この上なく不便です。地下鉄がなく路面電車だけのダブリン市内ではバスが不可欠ですが、移動には工夫が必要です。

十五年前に来た折には、影も形もありませんでした。最近にできた路線と思います。その分、車両も快適です。しかし『市内の路線は限られます。どうしてもバス路線の補完に限定されるような印象です。運賃が割高というのも、バスに乗るのと同様です。

リフィー河の南、ダブリン旧市街に位置します。世界中に移民を何千万人と送り出したものの本国の人口は四百六十万、そのうち五十万ほどが首都に集中していますが、規模としては特筆するほどではありません。むしろ、ほどほどの大きさでそれなりの歴史を刻んでいるという辺りが好感度の原点ではないかという気がします。

十五年前に来た折は、こういう斬新な建物ではなかったように思います。市街中心からは十キロ足らず、まずまず近い方だと思います。直通バスでなければ、四ユーロ以下で市バスがあります。大嫌いな格安のライアン・エアーが便数を多く飛ばしており、エア・リンガスは肩身が狭そうに見えます。

ダブリン市内では、トリニティ・カレッジに次いで必見の名所だと思います。やや小ぶりの規模ですが、それだけに一時間ちょっとで観て回るのに手頃な大きさです。中でもフェルメールが一枚あるのが特筆ものです。フェルメール巡礼をしている人にとっては、ぽとんと一枚だけ取り残されていることになる可能性大かもしれません。でも、お勧めです。

ダブリンの旧市街、中心にあっておそらく市内一の名所でしょう。十六世紀末、エリザベス一世によって創建されました。それ以来、アイルランドの最高学府です。構内は広く、緑が多いので素晴らしい環境です。中心から外れるにつれて新しい建物も増えています。図書館に所蔵されている「ケルズの書」は、美しい装飾を施された聖書です。

アイルランドの航空会社ですが、ダブリンを発着する便数では格安のライアン・エアーに大きく差を開けられているという印象です。今回はバルセロナからダブリンに向かう便で、ダブリン着が夜中を過ぎましたが、ライアンには絶対に乗りたくないので仕方なしに選びました。もう少し、その辺り利便性を考慮してもらいたいものです。

阪神梅田と尼崎の中間駅、急行電車が停まります。大阪環状線の野田駅とは、歩いて五分ちょっとぐらいの距離ですが、乗り換えには不便です。地下鉄千日前線の野田阪神駅も隣接していますから、交通の要衝と言えるでしょう。

アシアナ航空が就航直後で、利用できる航空会社の一覧にはなかったのですが、搭乗券を提示すると入ることができました。夜七時台、料理の皿が空という時間帯がありました。広さは十分で、掃除も行き届いていたように思います。

バルセロナの目抜き通りであるランブラスは両側が車線で中央は歩行者用の広い道ですが、そこから東に入ると狭い路地の両側に建物が並ぶ旧市街です。現代の建築基準では認められないような建て方でしょうが、昔ながらの風情があります。迷路のようでもあります。

羽田発着の国際便が増えると、どうしても不便に思えます。今回は当初予定の関空便が欠航で、仕方なく仁川発で七同日着の成田を選んでしまいました。成田または羽田発の飛行機があるかという淡い期待の下でしたが、関空が実質的に使えない状況では甘かったです。京成や東日本鉄道旅客は特急列車ばかりで、在来線は軽視しています。そういう経営思想に載る限り、成田便は避けたいと思います。

往路は第一ターミナルから車で五分と、便利さは抜群です。送迎バスは予約無しで二十分間隔です。成田開港と同じ時期に建てられたのではないかと思えます。その分古いですが、広さは十分です。ちょっと臭いも気になります。

薄野交差点からすぐ、地下鉄駅出口からも徒歩数分です。「横丁」と言いながら出入り口は一箇所だけ、通り抜けはできません。拉麺屋さんが四軒並んでいる通路は、すぐに行き止まりです。仕方なしに、その四軒から一軒を選んで入るという感じです。

バルセロナ地下鉄は、初乗り一回券が二ユーロと割高です。十回綴りの回数券にすると、一回は一ユーロとほぼ半額です。有効期限はないようですから、次回また使う予定があれば回数券に限るでしょう。試していませんが、空港からの往復にも使えそうです。

地下鉄バルセロネータ駅から徒歩十五分ほど、大都会に大きな海水浴場があるのに驚きます。九月初めでも真夏の陽気で、大勢の海水浴客で賑わっていました。ざっと見渡した所、日本のように海水浴の後で洗い流せる施設がないようでした。

バルセロナを訪れる人で、ガウディを知らない人は今や一千人に一人も居ないでしょう（三十五年前、ニュージャージー州から来たという米国人で、一人だけ居ました）。一人の建築家が、世界中からこれだけ多くの観光客を呼び寄せているというのは稀有の例だと思います。八年後にサグラダ・ファミリア教会が完成すると知ったら、何が何でももう一度訪れねばなりません。

目抜き通りのランブラス、リセウ劇場に程近い場所にあります。完全に観光地化されていて、もの凄い人混みです。入り口に最も近い店でも、生ハムが腿で丸ごと一本吊されて量り売り、豪快です。しかし生ハムにしても魚介類にしても、値段は高そうです。