dune45さんのクチコミ(58ページ)全28,328件

赤穂事件にまつわる旧跡「大石良雄外十六人忠烈の跡」を訪れた際、旧細川邸のシイにも足を伸ばしました。幹の周囲が8メートル以上もある巨木で、全景をおさめるのが大変でした。案内板には樹齢の記載はなかったですが、かなりの古木だと思います。この木の周りにも緑が多く、都心とは思えない光景でした。

港区高輪の葭見坂沿いにある小さな公園です。赤穂事件にまつわる旧跡「大石良雄外十六人忠烈の跡」を訪れた際、近くにあるこちらの公園にも足を運んでみました。子ども用の遊具がいくつか設置されているものの特に変哲のない公園という印象でした。観光要素的なものはなく、地元の子どもたちの遊び場だと思います。

「大石良雄ほか16人忠烈の跡」は、都内に残る赤穂事件にまつわる旧跡のひとつで、大石内蔵助良雄を含む17名が切腹をした場所です。普段は中に入ることは出来ず、扉は固く閉ざされています。扉の向うには色濃い緑の葉をたたえた木々が茂り、都心とは思えない光景でした。まさにここが史実に残る場所であることを感じました。

天神坂は、桜田通り（国道1号線）と二本榎通りを結ぶ裏通りです。かつて坂の南側に菅原道真の祠があったのが名前の由来ということです。桜田通りからしばらくはかなり上り勾配になっており、かつては「Oリング」が埋め込まれたコンクリート舗装でしたが、現在はアスファルト敷きになっています。坂の途中には「古壽老稲荷神社」などもあり、歴史を感じる光景も見ることが出来ます。

古寿老稲荷神社は、桜田通り（国道1号線）から天神坂に入ってすぐ左手にあります。鳥居の先には、左右を高い建物に挟まれ、その間に佇む小さな社があります。その姿は印象的で、ここだけ別世界のような光景と感じました。

国道1号線の高輪1丁目と白金2丁目の間が名光坂（めいこうざか）と名付けられています。かつてホタルの名所だったことが名前の由来ということです。平日の午後2時半頃に通りましたが、時に車の姿がほとんど視界に入らないことがあり、ゴーストタウンのような光景を楽しむことが出来ました。現在は道幅の広い幹線道路ですが、出来ればこの坂が出来たころの光景と比べてみたいと思いました。

松秀寺は、白金高輪駅のすぐ西にある時宗寺院です。かつて高井戸にあったお寺が18世紀の半ばにこの地に移ったということです。整然と美しい印象がある一方で、風情はあまり感じられない境内でした。境内の松の木の向うに高いビルが見える点は、都心のお寺らしいと感じました。

大久保彦左衛門は、戦国時代から江戸時代前期の武将で、江戸幕府では旗本を務めた人物です。その墓が白金高輪駅から徒歩1～2分にある法華宗寺院の立行寺の墓地にあります。立行事を創建したのが大久保彦左衛門ということですが、鞘堂付きの見栄えのする墓所でした。

立行寺は白金高輪駅から直線距離で西に60メートルほどの場所にある法華宗のお寺です。墓地には、戦国時代から江戸時代前期の武将で、江戸幕府では旗本を務めた大久保彦左衛門の墓があることで知られています。かなり明るめの赤色をした山門が印象に残りました。

臨済宗妙心寺派の重秀寺は、白金北里通り商店会沿いに標柱がありますが、境内はかなり奥まっており、南に200メートルほど坂を登った場所になります。印象的だったのは、境内から眺める白金の街並みで、広い墓地越しに白金高輪駅近辺の高層ビルを望む光景は壮観でした。

建武神社は白金氷川神社の境内にある末社です。白金氷川神社の本殿に向かって左奥に進んだところにあります。後醍醐天皇・護良親王・柑木正成公らを祀っており、周囲を濃い緑に囲まれた中に佇む、鮮やかな赤い社が印象的でした。

四之橋から南に伸びる裏通りです。昭和25年に「四の橋商店会」として始まり、その後、「四の橋白金商店会」を経て、現在は「白金商店会」が正式名称となっています。400メートルほどの間に個性的なお店が点在しており、特に飲食店はコスパの良い秀逸なお店が多いです。駅からのアクセスが悪い分、それほど混み合う事もなく、個人的に注目している商店街です。

白金氷川神社は、白金北里通り商店会沿いに鳥居がありますが本殿は奥まっており、長い石段を登ります。石段を登ると目に入るのが緑豊かな中に佇む厳かな本殿です。飛鳥時代に起源を持つ港区最古の神社であり、素盞嗚尊、日本武尊、櫛稲田姫尊の三神を祀っています。白金北里通り商店会の賑わいとは無縁の静けさがありました。

三光坂下の交差点から少し坂を登った左手にある浄土宗のお寺です。この近辺はお寺が多いですが、その中でも一風変わったお寺と感じました。一番印象的だったのは、坂沿いに鎮座する特徴的な仏塔の数々です。いつ訪れても山門は閉じられており、境内には入れないのが残念です。

称名山西光寺は、白金北里通り商店会の三光坂下交差点から少し坂を登った右手にあります。浄土宗のお寺で、京都の知恩院の末寺にあたり、当初麻布に創建され、その後この場所に移転したということです。知らずに坂を登っていくとお寺の存在に気付かないほど目立たないお寺で、特徴的なものは感じられませんでした。

三光坂下の交差点から目黒通りまで続く裏通りです。三光坂下交差点近辺は道幅も広く勾配も急です。坂を登り切るあたりまでは緑が多く大きな屋敷もあり白金らしい光景が広がります。三光坂下交差点から30メートルほどの距離にある専心寺は、坂沿いに特徴的な仏塔が安置されており見ごたえがあります。

金峯山本妙寺は、白金北里通り商店会沿いにある日蓮宗寺院です。延宝4年から現在の場所にあるようですが、外観的にはあまり特徴のないお寺で、その存在に気付かないまま通り過ぎてしまうところでした。山門から本堂を望むと背後に大きな西洋建築の姿がありましたが、こちらも宗教施設のようでした。

蜀江坂は、白金にある聖心女子学院の西側を南北に通る細い通りです。北端は白金北里通り商店会になります。光景としは古い街並みと言った印象で、標柱もかなり年季が入っていました。名前の由来は、坂の上の丘の景色の良さを中国の蜀江にちなんで、蜀江台と呼んだことによるようです。

「雷神山児童遊園」は、レトロな雰囲気が楽しい白金北里通り商店会から20メートルほど南の裏通り沿い、東西に細長い公園です。児童遊園という名称はあるものの、遊具はほとんどなく、「雷神誕生の碑」という史跡だったり井戸があるのが興味深く感じました。緑も多く、私が抱く白金という土地のイメージとやや異なる点も感じました。

どことなく昭和の香りを残す「白金北里通り商店会」は、通りを歩いていているだけで楽しいですが、最近はミシュランガイドに掲載されるお店なども続々誕生しており、実は名店ひしめく商店街だと感じています。今回は白金一丁目交差点に近い「テチュ」というお店でランチをいただきましたが、料理もコスパも雰囲気も最高でした。ギャルソンがフランス人の方だったのも白金地区ならではと思いました。