ケロケロマニアさんのクチコミ(363ページ)全12,309件

両国橋の袂にある小さな公園内で見つけた、碑自体はなかなか力強い字体で刻まれた石碑になっていて、由緒正しげな歴史を感じさせてくれる外観をしていました。ただ、解説板が近くに付されておらず、この歌が詠まれた原風景や作者のひととなりなどがよく解らなかったのが残念でした。ただ、これは２０１２年3月のことですので、あれから3年を経て、歌碑の扱いが少しでも良くなっていたらなあと思いながら、これを記させて頂いております。

大正末期に発生した関東大震災にて被災した小学校児童約５０００人の冥福を祈る目的で設置された像です。打ちひしがれた姿の子供達が並ぶようなデザインの像は、ユダヤ系のホロコーストメモリアルを眺めるような悲しさがあり、思わず手を合わせてしまいますが、実は震災後の太平洋戦争中には、金属供出のため一旦回収されてしまったという、像自体にも悲しい歴史が刻まれています。

関東大震災時に遭難死した死者追悼の目的で、中国仏教徒から寄贈されたのがこちらの鐘です。横綱町公園内の一角にひっそりと佇んでいますので目立ちませんが、こうした思いで鐘を寄贈して下さった中国の方々に感謝の気持ちが沸いてきました。現代のぎくしゃくした日中関係を思うと、どうしても複雑な気持ちになってしまいますが、災害に国境はないのだなとこの鐘を見ながら、改めて両国関係の進展に祈りを捧げてしまいました…。

阪神淡路大震災や東日本大震災を目の当たりにした現代人にとって、過去に起こった災害を学ぶことは非常に意義深いことだと思いますが、大正時代末期に起こった大災害の”生きた資料”を学ぶのに最適な施設がこちらです。この施設の設立目的が「災害予防に関する知識を普及する」ことにもありますので、やはり地震国に暮らす日本人にとっては、必訪スポットの一つと言えるでしょう。尚、館内の撮影に関しては”許可制”となっていますので、無断で撮影することは控えて下さい。入場は無料です。

東京都慰霊堂があることで知られる横綱町公園内の一角に設置された、扇形の花壇で覆われた美しい碑です。この花々は「生命」を象徴しているとのことで、内部には東京空襲で犠牲になられた方々の「東京空襲犠牲者名簿」が納められているとのことで、平和の意味を考えながら静かに祈りを捧げるのに最適なスポットだと思います。

こちらのスポットは、生誕地とはいっても生家が見られるような場所ではなく、氏の代表作である「花の生涯」の顕彰碑が建てられていることで、それと判るようになっています。解説板などが設置されておらず、碑の正面に刻まれた文字もやや読み辛い感じなので、せめて氏の略歴などを示した解説板が付されていればなあと、物足りなさを感じてしまいました。

年３回、大相撲の本場所が開催されることでも有名な両国国技館ですが、本場所開催時期以外でも、売店などは営業していて、外観も大きな相撲絵が飾られていたりしますので、特に外国人観光客の方々に人気を博している雰囲気がありました。逆に本場所時期は混雑してそのゆったりとした雰囲気が味わえないかと思いますので、敢えて大相撲が開催されていない時期を狙って立ち寄るのも面白いのではないでしょうか。

国技館に至る一角でひっそりとした風情で設置されていたのがこちらです。何だろうと思ったら、２０１０年に墨田区の雨の恵みプロジェクトで造られた、雨水の大切さをPRする思いが込められた雨樋施設のようで、逆三角形部に降った雨が地下のタンクに溜められるような構造になっています。溜まった水は付近の花壇への水やりや、夏の暑い時期の打ち水用に使用されているとのことでした。尚、降雨時は雨音も楽しめるような仕様になっているようで、この辺が粋な”江戸っ子”感覚なのかなと少し微笑ましい気持ちになりました。

東京都慰霊堂がある横綱町公園の傍でひっそりと解説板が建てられていたので、何かなと思って見てみるとこちらでした。忠臣蔵に登場する槍の名手とのことですが、彼は架空の人物とのことで、その道場跡に関しても、特に何か遺構が残されている訳ではないので、忠臣蔵に興味がない方にとっては、正直、特に面白味もない場所ですが、架空の人物の道場跡が注目されるなんて、ある種のロマンは感じられるスポットといえるでしょう。

王選手の展示を観に行くために立ち寄りましたが、体育館としてはとても大きな建物で、近代的なビルのような外観なので、最初は体育館であることに気付かない程でした。中には色々な施設があって、どこも安価で利用できるような料金システムになっていました。ロッカーなども設置されていますので、大きな荷物がある方も安心して利用できます。

墨田区総合体育館内にある、誰もがご存知の王貞治に関する展示が楽しめます。少年時代からプロ野球選手として大成するまでの氏の経歴を、展示を通じて編年的に学べるようになっています。入場無料で観覧できますが、入口が体育館と共通なので、最初は少し戸惑ってしまうかもしれません。尚、体育館の外の通路沿いにはバットとボールがデザインされた作品も屋外展示されていますので、閉館時に訪れてしまわれた方は、せめてこちらの作品だけでもご鑑賞ください。

こちらのスポットに関しては、私は完全に誤解していて、本当の公園の内部の様子を見逃してしまいました。江東橋自体が川に架かる橋としての風情があまりなく、橋から見える光景がテニスコートなども設置されていて公園のように見えるので、ここが江東橋公園を指すのかと理解していましたが、本当の公園は橋から少し離れた南東部にあるようですので、皆様はお間違えの無い様に御訪問下さい。

こちらの”史跡”に関しては、残念ながら現存する遺構は全く残されていない雰囲気で、木製の解説板がひっそりと往時を偲ばせてくれるのみとなっています。この人物は将棋の名人として知られていた方のようで、当時の屋敷では棋士の育成などに力を注がれていたようです。ただ、その”将棋”らしさが現在では全く感じられない風情なので、せめて駒形の石碑などが設置されていたらなあと、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。

歴史ある相撲部屋の一つとして知られている時津風部屋ですが、元々は第三十五代横綱の双葉山が、実績を評価されて現役力士のまま弟子の育成を許されたことに端を発しているとのことで、「双葉山相撲道場」と誇らしげに掲げられた青銅製の看板がとても見応えありました。普段はシャッターが閉まっていて、内部の様子を垣間見ることは出来ませんが、大相撲が両国で開催されている時期はまた別の印象で見られるのかもしれませんので、出来れば初場所・五月場所・九月場所が開催されている時期に足を運ばれると良いかと思います。

相撲の発祥地として知られる回向院の境内には色々な供養塔が見られますが、その中の一つとして存在感を示しているのがこちらの供養塔です。時を経た供養塔に関しては、文字が見辛くて素人には同定が難しかったりするものですが、この供養塔に関しては創建と再建の年代なども判り易く刻まれていて、その力強い書体にも感銘を受けました。

この塔は、歴史的に有名な明暦大火に関する負の歴史を今に伝える慰霊塔として、非常に存在価値が高いと思われますが、既に投稿されている皆様の画像なども拝見する限り、やはり私と同じように塔の同定に苦労されたようで、実際に正直な所私は、どれがこの塔を指すのか、正確に見出すことができませんでした。解説板とは全然別の場所にあると思われますので、いらっしゃる方は出来れば回向院の方に照会されると良いかと思います。

相撲の発祥地として知られる回向院の境内にあります。元々は歴代相撲年寄の慰霊のために、昭和１１年に設置された塚とのことですが、力士に由来する碑だけあって、豪快な書体で刻まれているダイナミックがとても印象的で、相撲関連のスポットの一つとして非常に見応えがありました。

現在は両国シティコアビルの中庭になっている場所が、かつての国技館の土俵があった位置とのことでしたが、そこには円が描かれていて、それと判るようになっていました。現在のこの場所は同ビルの駐輪場のようになっている関係で、すっきりとした状態でこの円形を撮影するのは難しいですが、自転車が少なくなる早朝などが撮影のタイミングとしてはお勧めかと思います。

隅田川沿いに続く遊歩道のような場所で、川岸と反対側には、江戸を感じられる絵画などが壁面に続いているのを見て歩くのも楽しいです。隅田川の水位と殆ど変らない高さで続いている遊歩道なので、悪天候時には歩けなくなってしまう恐れもあるかと思いますが、その分、平時には隅田川の景観が座った状態でもダイナミックに楽しめますので、随所に設けられたベンチで休憩しながら、ゆったりとした気持ちで歩くのにとても良い場所だと思います。

東京を代表する河川として、花火大会なども開催される有名な川ですので、知らない方はいらっしゃらないかと思いますが、隅田川らしさを感じる方法としては、やはり橋桁の低さに注目することが挙げられるのではないでしょうか。直前の天候などによっても水量は変わるのだと思いますが、平時から橋桁の下部をスレスレで通り過ぎる遊覧船などを見ていると、よくあんな狭い所を通過できるものだと感心させられます。