beanbagさんのクチコミ(9ページ)全595件

蓼科で子供が楽しめるアクティビティの代表格です。孫たちの親が小学生の頃からもう30年以上通っています。

30年前は「高林養鱒場」という名でニジマスやイワナ、ヤマメを扱っていましたが、10数年前に「養魚場」と改称し、イワナに特化しました（看板に「にじます」とありますが、本来は養殖場なのでニジマスは卸専門だと思います）。１時間1,400円、貸竿100円・餌（イクラ）300円、網ネット100円、合計1,900円で手軽に渓流釣りが楽しめます。釣ったイワナは１竿７尾まで持ち帰りOK。「付き添いに料金を取るのがけしからん」とのクチコミがありますが、子供１人に保護者１名は無料なので特に支障はなく、仮にそれ以上でも１人300円とネグリジブル。さほど広くない釣り場の混雑を回避し、飛び交う針から入場者を守るためと理解すれば妥当な施策です。

滝の湯川支流の渓流に岩で堰を設け、20段ほどの淵があります。好きな場所を選んで糸を垂らし、あとはイワナが食いつくのを待つだけです。ときおり養魚場のお兄さんがバケツでイワナを持ってきて放流してくれるので釣れないということはありません。根掛かりや獲物が針を喉の奥に飲み込んで取れない時も親切に対応してくれます。そういう場合に備えて針ハズシを持参すると便利です。貸竿の針は小さいので針ハズシも「小」が良いでしょう。とりわけよく釣れる場所（淵）を知っていますが、それは秘密です。

トップシーズンは入場制限になることもありますが、その時期さえ外せば静かで爽やかな自然の中で渓流釣りが楽しめます。今回も小学生２人で瞬く間に12尾を釣り上げ、私は魚外しや餌つけに大忙しです。釣った魚はその場で処理し、炭火焼きにしていただくこともできますが、別荘に持ち帰り自分で処理して塩焼きにすれば特に費用はかかりません。淡白でほんのり甘いイワナは蓼科の夕食おかずの定番になっています。

何度行っても楽しいアクティビティ、子供たちが大喜びすること請け合いです。添付写真は過去に訪れた際に撮ったものもたくさん載せています。

三井の森 蓼科にある高級イタリアンです。別荘生活のアクセントとして私の誕生祝いに訪れました。「ポケットコンシェルジュ」でのネット予約です。

イタリアのロマーニャ州「Ristorante Paolo Teverini」やピエモンテ州「Osteria del Castello」で修行を積んだ臼井 憲幸シェフが2020年4月にオープンしたイタリア料理店。ヨーロッパ伝統の「薪料理」と信州・八ヶ岳の地場食材にこだわったイノベーティブなイタリアン、有名グルメサイトの百名店に選出された名店です。

席数はカウンター４席、テーブル２卓の８席、完全予約制、18時からの一斉スタート方式です。オーナー夫婦二人で切り盛りしているのでこの形になります。珍しい薪調理を眺めながら食事ができるカウンターが人気ですが、テーブル席も広々、ゆったりしていて会話を楽しむならこちらもお勧めです。カウンターはシェフ自ら、テーブル席はフロア担当の奥方が料理の詳しい説明とともにサーブしてくれます。

メニューは季節のコース（12品）16,500円（税込）のみ、ワインペアリングは 6,800円です。この価格設定は臼井シェフが修行した星付きレストラン「Ristorante Paolo Teverini」とほぼ同水準です。

料理は一品一品創意工夫を凝らして丁寧に調理され、ストイックなまでに繊細です。
この日は、
自然熟成生ハム/真澄の酒粕
越冬ジャガイモ/ジャージー乳
湧水岩魚/すんき/寒天
湧水米粉パン
～おやき～ 猪/野沢菜/バッカスチーズ
天龍鮎/蕎麦の実
信州産小麦のパスタ/八ヶ岳天然茸（アカヤマドリタケ）
シルクうなぎ/山葵
信州山麓牛
八ヶ岳産蕎麦粉/加茂七とうふ/ハナビラタケ
ドルチェ 杏
縄文クルミ/紅茶/アマゾンカカオ（メレンゲ）
の12品。どれも個性的ですこぶる美味しい。

これに合わせるワインは、
フランス シャンパン産 リシャール・シュルラン カルト オール ブリュット
原村産 水掛醸造所 ガネーシャ 2022年
フランス ヴァン・ド・フランス産 アレクサンドル・バン レ・グラン・アテ 2018年
イタリア ピエモンテ産 ファビオ・ジェア グリニョスカ・ロザート・フリッツァンテ 2020年
安曇野産 ル・ミリュウ 渾然一体 2021年
オレゴン州マクミンヴィル産 モンテブルーノ モンタジ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2014年
長野県産 ファンキー・シャトー ラ・プリミエール・フォア メルロ 2019年
の７種。小憎らしいくらい絶妙なセレクションです。ワインリスト価格10,000〜20,000円クラスのラインアップなのでかなりお得です。

臼井シェフの凛として真剣な取り組みに、開始当初は店全体にピンと張り詰めた空気が流れていましたが、コース半ばで小学校２年生のお嬢ちゃんが挨拶に出てこられて一気に家庭的な雰囲気に和みました。

別荘地でハレの日など特別のシチュエーションには、ぜひ訪れてほしいオススメのお店です。

東急リゾートタウン蓼科『もりぐらし』のバーベキュー施設です。３世代５人で利用しました。THE DECK、THE ROOF、SELF DECK の３種がありますが、食材・飲料全て持ち込みの SELF DECK を選択。ホームページからネット予約です。

施設利用料はシーズンにより変動しますが、レギュラーシーズン 9,000円、別荘オーナー割引があります。ブースは５つあり、１ブースの定員６名。施設利用時間2.5時間（16:30～19:00）です。ダイニングテーブルセットのほか休息用のベンチ、チェアもあり、かなり広々としてゆったり過ごせます。Weber社製ガスオーブングリルや包丁・まな板・トングなどの調理備品、箸・皿・カップなどが全て準備されています。水道、ゴミ箱も設置済み。一方、食材・飲料はすべて持ち込み、現地で追加購入は一切できません。

THE DECK、THE ROOF はセットメニューが選択できますが、施設利用料に加え１人あたり3,000円（ランチ限定）、5,000円〜10,000円の食材費、プラス飲料費もあってそこそこの値段になるので、ホテル客など食材・調味料等の持ち込みに制約がある人はともかく、別荘族は SELF DECK のほうがニーズに合うと思います。この日も孫たちが渓流で釣ってきた岩魚や、ツルヤなど茅野のスーパーで良質なステーキ肉・野菜を安価に調達して持ち込みました。

用具の準備や後片付けなどの面倒から解放され、気軽にバーベキューができる施設、別荘地での楽しみがまたひとつ増えました。

東急田園都市線あざみ野駅至近の居酒屋です。妻が外出して久々の個食になったので、待ってましたと言わんばかりに「孤独のグルメ」で「居酒屋放浪記」。駅前まで出かけて訪れました。

土曜日の５時過ぎですが、７つの個室は予約で満席。私のようなフリー客は調理場を囲むコの字型のカウンター（約20席）に案内されます。同類の一人居酒屋を楽しむ高齢者が１人、常連と思しき個食の若い女性が２組、あとはカップルが数組カウンターに陣取っています。

いただいたのは、
薬味たっぷりかつおのたたき 1,080円
天ぷら盛り合わせ（５種盛り） 1,180円
ゴーヤととうもろこしのチーズかきあげ 580円
せいろそば 800円。
どれも申し分なく美味しい。

日本酒は、
黒龍１合 1,120円と
貴１合 1,056円。
間違いありません。

何より素晴らしいのは接客です。食事の進み具合をみて絶妙のタイミングでサーブされます。調理場スタッフの無駄のないキビキビした動きを眺めていると非日常感溢れ、幸せな気分になります。さすが小泉首相がブッシュ大統領を接待した店の系列店です。

この日は意気込んで駅前に出たのですが、長年行きたくて果たせなかった蕎麦屋がなんと当日のランチで完全閉店、その向かいの居酒屋も予約で満席、並びの鰻屋は土用の丑の日前日ですがどうせ食べるなら妻と一緒が良い、というわけで居酒屋難民になっていました。そんな折に安心して入れるラストリゾート。あざみ野に出店していて良かったと安堵しました。

ビーナスラインには数多くの飲食店があります。もう30年近く通り掛かっているのにこの店の存在を知りませんでした。鮎が大好物なので鮎で検索したらたまたま引っかかったのが当店です。ネットの評価も悪くない、すぐさま電話予約しました。若い夫婦二人で切り盛りするお店、「農家のごはん屋さん」を謳っているので、農繁期には休業することもあるようです。

開店同時の17:30に入店。手造り感満載の店内はさほど広くありませんが、きちんと整理整頓され清潔です。テーブル席が４人×３卓、お座敷 高座椅子18席。時間が早かったのか私たち１組だけでした。

妻はアユの八ヶ嶺御膳（やつがねごぜん） （鱒1.5枚）、私はアユの犀龍御膳（さいりゅうごぜん）（信州サーモン40g）天然鮎２尾盛をチョイス。
主菜 天然鮎の塩焼き
箸休 梅のシロップ漬け
副菜 季節の野菜料理（この日は翡翠なすの煮浸し）、すくい豆腐（塩でいただきます）、胡麻豆腐
お椀 季節の椀物（この日はなめこ、大根、茗荷の味噌汁）
ご飯 八ヶ嶺御膳は鱒丼・香物、犀龍御膳は信州サーモン丼・香物
という内容です。

１年ぶりの鮎に感動、骨抜きができるので正真正銘の天然物でしょう。
当店自慢の鱒丼と信州サーモン丼は初めて食べましたがどちらも絶品、鱒丼は「鰻丼より好きかも」と妻の評価です。全体に丁寧に調理され、静かで心地よい時間が流れます。

飲み物は、私はキリン一番搾り（中瓶）に御湖鶴 純米吟醸 無濾過生原酒。妻は麒麟零一（小瓶）。〆て１万円ちょっと。コスパも悪くありません。

手頃で美味しい和食店を見つけました。これからもリピート必至の良店です。

蓼科に通い始めて30年、別荘を構えてからでも20年になります。蓼科に来たら必ず食べるのが蕎麦。一時は、ビーナスライン沿いのそば屋を全店制覇したこともあります（その後できたそば屋の中には、行ったことのない店もあります）。

以前は「みつ蔵」を定番にしていました。何より蕎麦が美味しいし、玉子焼きや鴨の陶板焼きを肴にお酒を飲むのが最高です。そして、常連・一見の区別ない女将の接客が素晴らしい店です。しかし、最近は有名になりすぎて１～２時間待ちは当たり前、穴場だった夜の部も無くなったので、訪れる機会がシーズンオフなどに限定され、少なくなりました。

そんな折、同じ別荘地に通う友人夫婦から教えてもらったのが、このお店。ビーナスライン沿いではありますが、蓼科湖に面しているので、道路から見えにくい場所にあります。いわば穴場ともいえるお店ですが、シーズンにはやはり多少の待ち時間は覚悟する必要があります。

料理は１組ずつ順番に配膳されるので、注文後もそれなりの時間が掛かります。付き出しの野沢菜、沢庵と蕎麦茶でやり過ごしましょう。蕎麦は普通に美味しく、信州に来たことを実感できます。値段もリーズナブル。

トップシーズンに蓼科に来たら、この店を選択するのも一法です。写真が少ないですが、今後追加していくつもりです。

（2023年7月25日追記）
何度目かの再訪です。そばは相変わらずそれなりの水準ですが、接客が問題。１日10食限定が謳い文句の寒晒しそばがいくつ残っているか尋ねたら３食と言うので注文したら、その後１食しかないとカットされました。私が高評価をつけたので人気が出たのか、高飛車の接客にクエスチョンマークが付きました。付き出しの野沢菜・沢庵も無くなったので評価も下げました。

銘酒「七賢」を醸造する山梨銘醸が経営する和食レストラン。前回訪れた印象が良かったのでほぼ20年ぶりに再訪です。北杜市白州町の旧甲州街道沿い、七賢の酒蔵に隣接しています。

古民家風建物の１階は中屋珈琲店（現在休業中）、２階がこのレストランです。メニューは多くありませんが、酒蔵の発酵技術を活かした素朴な和食がいただけます。

妻は鮭の糀づけ定食1,850円、私は麦とろ定食1,750円を注文。旬野菜の小鉢（この日はモロッコインゲン）、田舎汁、漬物（きゅうりの粕漬）、酒粕の寒天寄せが共通で付いてきます。後ろの２品は酒蔵らしい取り合わせです。田舎汁は薄味で野菜の出汁が効いてとても美味しい。鮭の糀づけを妻は絶賛、麦とろ副菜の豚の角煮とおでん大根はよく煮込まれていてこれも美味、二人とも大満足です。コスパ良好。

いつもは中央道で蓼科に通っていますが、たまには下に降りて甲州街道を走るのも悪くない。そんな時に是非とも訪れたい良いお店です。

岡谷で評判の日本料理店です。蓼科に滞在中、地元テレビを見ていたら是枝監督のインタビューで監督自身が言及。当地で映画『怪物』を撮影中、足繁く訪れたお店です。速攻でネット予約しました。

岡谷駅から450m、徒歩６分。駅前はやや寂れていますが、少し進むと瀟洒な佇まいの当店が見えてきます。カウンター席８席にテーブル席、座敷もあるようです。地元客、出張者の他、奥の座敷では会食も行われているようです。

是枝監督が好んで食したというカウンター天ぷらのランチを予約しておいたので、鍋前の席に案内されました。店内は綺麗に磨き上げられ凛とした雰囲気。とりあえずソラチビールの生、期待が高まります。

前菜の次は目の前で揚げられる野菜主体の天ぷらです。
アスパラガス穂先
アスパラガス茎
甘とうがらし
熊本産かぼちゃ
鯵
ブロッコリー
茅野産しいたけのじっくり揚げ
熊本産長なす
ハモ
スナップえんどう
玉ねぎ
ヤングコーン
オクラ
ブラックタイガー
シメの手打ち蕎麦
デザートの黒蜜プリン
完璧です。いつも食べ慣れている野菜をこれほど美味しくいただけるのは、まさに魔法と言って良いかもしれません。海なし県の長野なのであえて魚介にこだわらず、地域の特色を生かした素材を提供しているとのこと。見識です。是枝監督が訪れたのは３月から８月にかけて、野菜や山菜の美味しいベストシーズンだったのも高い評価につながったのだと思います。

店主は知的で物静かな人ですが、こちらの質問には的確な答えを返してくれます。ピカピカに磨かれたレンジフードやネット予約サイトの完成度、タッチ決済導入とか全てに洗練されています。次回は妻と一緒に心ゆくまで楽しみたいと思います。

たまたま通りかかって見つけた蕎麦屋さん、行列ができています。帰ってからネットで調べると高評価。機会を作って訪れました。

11:30 開店直後でしたが、この日もすでに行列ができています。駐車場（５台）は満杯、駐車場の外にも車が路駐して待機しています。カウンター６席、テーブル＋小上がり18席の小さな店。調理は基本的に店主１人、女将がサポート、接客スタッフ２名という陣容ですが、回転が悪いので結局1時間10分待ち。

周辺は小田急線沿線の高級住宅街 王禅寺。場所柄か店内にはジャズが静かに流れています。カウンターに案内され注文したのが「季節のおすすめ膳」 1,350円。内容は、初夏の食材天ぷら盛り合せ（茄子、茗荷、印元など）、本日の炊き込みごはん（その日その時 枝豆や新生姜やもろこしなど）、小鉢（ひじき）、香の物、へぎそば。どの料理も水準以上の出来栄え、期待を上回る美味しさです。コスパ抜群！！メニューは多彩で、おすすめ膳以外のものを注文する客も多いのが回転が悪い原因かもしれません。

店も駐車場も小さくて狭い、長時間の行列にうんざりして二度と来るまいと思いましたが、食べてみると蕎麦屋としては川崎市北部・横浜市北部一帯では屈指の名店でした。駅から遠く、車なしではアクセス困難な立地ですが、夜は予約制で待ち時間なしというで、次回は夜に訪れたいと思います。

茅野駅ビル Mont-8 に土産物店、駅直結のベルビア２階にレストランがあります。ロゴが同じなので同系列だと思います。

土産物店は、品揃え豊富、茅野や信州土産が整然と並んでいます。スタッフも親切です。茅野でお土産を買うなら利便性でこの店が一番でしょう。

レストランは、コンコース突き当たりのベルビア２階入口の便利な場所にあるので、軽いランチや時間調整に入る観光客が絶えません。主なメニューは、定食、丼物、うどん、そば、パスタ、ピザなど。列車の時間まで手っ取り早く食事を済ませたい向きには重宝です。名物はソースカツ丼 1,210円。肉厚のトンカツは柔らかく食べ応え十分。当地のローカルフードなので一度は食べてみる価値があります。

茅野駅前、茅野市民館にあるカフェです。地元資本の経営で、駅の反対側にあるベルビアの八ヶ岳オクテットも同系列です。

おしゃれな店内にゆったりと60席が配置され、茅野マダムたちの社交場になっています。八ヶ岳オクテットよりやや年齢層が高いと思います。時間を気にせずおしゃべりやゆっくりと時間を過ごすのに最適です。２階のコンサートホールとは階段でつながっているようで、演奏会のある日には大勢の聴衆で賑わうのでしょう。

駅とも直結しているので列車の時間調整にも使えて重宝です。茅野は観光地なので首都圏や中京圏からたくさんの観光客が訪れますが、そうした都会の人間にも抵抗なく受け入れられる便利な施設だと思います。

茅野駅前ベルビア１階、地元で評判の蕎麦屋さんです。蓼科周辺にはたくさんの蕎麦屋があり、ビーナスライン沿いの店はほぼ全制覇していますが、今回の滞在は車がないので駅前立地は貴重です。

葉ワサビそば 1,080円を注文。薄めの出汁、蕎麦とも私の好きな味、評判通りとても美味しいと思います。

そば以外にも馬刺しや片口いわし、コシアブラの天ぷらなどつまみメニューも魅力的。居酒屋利用ができるか確認したら今は午後２〜３時までのランチ営業のみ、常連客が集まる日曜日だけ夕方まで営業とのこと。当方は引退の身なので昼呑みウェルカム、別の機会に訪れてみようと思います。

店内を見渡して驚いたのは、焼酎はもちろんウイスキーの品揃えが充実していること。焼酎やジャパニーズウイスキーに興味はありませんが、首都圏の高級ホテルでもそうそうお目にかかれないマニア垂涎アードベック・コリーヴレッカンが並んでいるではないですか！他にも高級スコッチが。購入もできると言うので一瞬食指が動きましたが、１本20,000円と聞いて諦めました。

気さくな店主と穏やかで親切な女将、雰囲気もとても良い。近いうちに再訪必至です。

上諏訪駅至近のうなぎ店。観光客向けレストランの多くが諏訪湖側（西口）にあるのに対し、この店は反対側、穴場です。「イール」と聞いてうなぎを連想する人は多くないと思うので、ネーミングは改善の余地があると思いますが、うなぎに自信があることは伝わります。高価な鰻だけでは経営的に難しいのでしょう、生姜焼きやトンカツなど値頃な各種定食もメニューにあります。ビジネスマンや地元客が主体ですが、国道20号から近いこともあってバイカーなど観光客も訪れています。駅前の市営駐車場は３時間無料です。

諏訪には鰻の名店が数多くありますが、駅から近いことと温泉うなぎに興味があり、当店を選びました。温泉うなぎは、蒸さずに温泉に浸してから焼き上げるとのこと。背開きなところは関東風ですが、パリッとした食感は関西風。さすが糸静線上にある諏訪、両者の中間を狙っています。温泉うなぎのうな重 4,500円をチョイス。少し濃いめのタレでしっかり焼き上げられた鰻は脂がほどよく落ちて美味しい、納得の味です。

上諏訪駅に降り立ったら、選択肢の一つに考えて後悔はしないと思います。

茅野駅直結のベルビア２階のベーカリーカフェ。蓼科牛を使った八ヶ岳バーガーやもちふわ食パン「奏 kanade」が評判で、ランチやパン購入に便利です。

ベルビアは1987年に市街地再開発事業で開業した駅前複合商業施設ですが、郊外型大型商業施設に押され核テナントの茅野岡島が2000年3月に閉店、同社の保有床を市が買い取ってコワーキングスペース「ワークラボ八ヶ岳」などを設置し、再建途上にあります。当店も2017年に出店し、駅前活性化に貢献しています。

店舗は広々としたスペースにソファなどがゆったりと配置され、図書スペース、幼児向けのプレースペースなどもあり地元密着型、常連の女性客も多く繁盛しています。某シアトルコーヒー店よりずっと居心地が良いと思います。

八ヶ岳バーガーは本格的でとても美味しい。kanade食パンは少し甘めですが毎日食べても飽きません。蓼科にはたくさんのパン屋がありますが、どこも車でないとアクセス不能。駅前のこの店は重宝します。

観光客が列車の時間調整に使うにも便利、オススメです。

能登半島ドライブで立ち寄りました。半農半漁の小さな集落の片隅にあり、目的地にしない限り、通り過ぎることすらありえない場所です。しかし知る人ぞ知る、どんどん車がやってきます。

古民家風の店内、高い吹き抜けの部屋には薪ストーブがあり、漁民の衣類などが展示されていて落ち着いた雰囲気です。全て椅子席、カウンター席もあり一人で訪れる常連もいます。

北海道幌加内の玄蕎麦を自家製粉、手打ち麺です。二八そばがメインですが、冷たい蕎麦はプラス250円で十割（とわり）に変更できます。妻はおろしそば、私はつけとろそばの十割変。どちらも普通に美味しいと思います。

近くを通る機会があれば訪れてはいかがでしょうか。

妻がネットで見つけ訪れました。一般の旅行サイトからは予約できず、電話予約。まさに隠れ家です。石川県民宿協会会員ですので、ジャンルとすれば民宿です。

木造３階建、床や柱は総漆塗りの古民家風の建物です。ギャラリーや囲炉裏、カフェコーナーなど洒落た施設も備えています。訪れた日は、直前の地震のせいか宿泊は私たちだけ、全館貸切で自由に使用できました。

風呂は輪島温泉の運び湯。深夜を除き好きな時間に入れます。泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉（高張性弱アルカリ性高温泉）、滑らかで気持ちよいお湯です。

なかでも食事が一番の自慢です。ノドグロやフグ、山菜など能登山海の新鮮な食材を使い、手の込んだ豪勢な料理が次から次へと提供されます。素材の味を活かした薄味が基調ですが、いしる貝焼きや朴葉チマキなど地場料理も供され、旅情を高めてくれます。食器はほとんどが輪島塗、食器の値段の方が宿泊費より高いこと間違いなし。民宿レベルではないプロの技、料理上手の亭主が営む和風オーベルジュと呼んだほうがふさわしいと思います。

接客はアットホームながらスマートで抜かりなく、心地よく過ごせます。輪島を訪れるなら文句なくお勧めできるお宿です。

加賀屋には泊まったことがありますが、今回は妻と一緒なのでハイグレードの松乃碧を選びました。選んで良かったと思います。

加賀屋の温泉にも入ることができるので行ってみました。距離は200mほどですぐ近くですが、送迎してくれます。浴衣で判断するのでしょうか、加賀屋のスタッフがすぐに私たちが松乃碧の客だと判断し、付きっきりで温泉まで案内してくれます。帰りの送迎車もお願いする前に気を利かせて手配してくれます。さすが加賀屋のスタッフはベテラン揃いで完璧なサービスです。

加賀屋は相変わらず豪華で人気のホテルです。特に最近はインバウンドの外人団体客が多く、賑やかなので高齢の私たちは少し落ち着きません。

松乃碧は対照的に、ほとんど他人と顔を合わせることなく静かです。こちらにも欧米人団体客が宿泊していたようですが、高齢者なのかほとんど物音を聞きませんでした。

館内の内装、装飾品や客室、大浴場も素晴らしいですが、特筆すべきは食事です。地場食材を活かした薄味、繊細で丁寧な仕事は温泉旅館レベルではなくミシュラン級だと思います。館内の飲食はオールインクルーシブ、全て無料です。地酒も能登杜氏のものを含め数多く取り揃えてあります。

スタッフは、加賀屋の方がベテラン揃いで大勢の客にも万事ソツなく対処しています。松乃碧は若いスタッフも目立ちますが、レセプショニストや食事処の仲居さんなど要所は優秀な人を配置しているので心地良い接客です。

これ以上はないと思える素晴らしいサービスで至極の時間を過ごせました。

金沢で「加賀料理」を食べたくて当店を選びました。某グルメサイト情報ではなく、金沢在住のフェイスブック友達のクチコミを参考にしました。大正解です。ちなみに「加賀料理」というジャンルは無くて、北陸の地場食材を用いた日本料理を一般的にそう呼ぶと店主の池森さんが言っています。

金沢駅と長町武家屋敷跡のちょうど中間あたり、芳斉町にあります。当地に移転して７年目、移転前の店はミシュラン１つ星を獲得しています。カウンター５席のほか個室３室があり、常連の地元客は個室、観光客は店主との会話が楽しめるカウンターがオススメです。「ぐるなび」でネット予約できますが、人気店のようなので早めの対応が賢明です。

奥能登珠洲出身の店主 池森敏春氏の穏やかで優しい人柄がそのまま料理の味に出ていると思います。多彩な地場（石川・福井・富山）食材を使い、素材の味を活かした薄味が基本ですが、どの料理も繊細で丁寧な仕事が反映されて美味しくいただけます。料理に合う日本酒も的確にアドバイスしてもらえます。

女将との呼吸もピッタリ合い、静かでスムーズなサービスを受けられるので、店主との会話を楽しみながらゆったりと食事を味わうことができます。

上質な料理をリーズナブルな価格で食べられる名店、金沢に行くならぜひ立ち寄ってください。オススメです。

ハイアットが好きでこれまで北米で７ヶ所、ヨーロッパで２ヶ所、アジアで３ヶ所、日本で5ヶ所の HYATT（含むANdAZ）を利用してきました。そこに金沢が加わります。

空港リムジンバスが到着する金沢駅西口にあり便利です。たまたまなのかチェックイン時刻前でも部屋に入れて、身支度を整え市内観光に出かけることができました。

内装はシンプルモダンないつものハイアットタッチ、パブリックスペースは加賀文化をふんだんにあしらった造りになっています。

ハイアットセントリックは新しいブランドですが、グランドハイアットとハイアットリージェンシーの中間グレードでやや小規模ホテルに位置付けられているようです。

観光業は人手不足と言われていますが、当ホテルも同様なのか14階のルーフテラスバーは休業中、ラウンジも20:30までの営業とナイトライフを楽しみたい向きにはやや物足りないかもしれません。ただ隣接するクロスゲート金沢には多数の飲食店があるのでそちらを利用すれば問題ありません。

カウンターのフロントではなくアイランド型のレセプションは最近のハイアットではよくあるタイプ、接客もスマートで問題ありません。ルームチャージ方式なのでコスパ良好、金沢に行くなら必ず利用したいホテルです。

東名川崎ICから車で５分、駐車スペースも十分ありアクセス至便の立地です。入場無料、完全予約制。各回定員10名ですので、土日休日は早めに予約するのが賢明です。

１階がコミュニケーション・プラザ展示室、３階が川崎道路管制センター、屋上から東名高速東京料金所見学の３部構成で所要１時間です。

高速道路の運営・管理という目に見えにくい仕事がテーマなので、高速道路のジオラマやタッチパネルを使ったお絵かきシアターなど展示内容に工夫の跡が伺えます。壁面展示はNEXCOの業務を多面的・網羅的に紹介したもので充実しています。それぞれ視覚に訴える丁寧な説明がなされ、画像を利用した解説もあるのでかなり専門的な内容まで理解することができます。そのぶん小学校低学年以下の子どもには難しい点があるかもしれません。

圧巻は、川崎道路管制センター。東名・新東名・中部横断道などを所轄する本物の管制センター業務を見学できます。各自に双眼鏡が貸与され、巨大なグラフィックパネルを細部まで観察できるのは、大人から子供まで楽しめる興味深い体験です。リアルタイムの渋滞や事故処理の様子などを定点カメラで確認することができます。写真撮影可能ですが、SNSへのアップはNGです（ブログはSNSではないと勝手に解釈しています）。

最後は、隣接する東名高速東京料金所を屋上から見学します。

初めから終わりまでスタッフが付き添って懇切に説明してくれます。日々当たり前のように走っている高速道路の運営が、最新機器をフル活用した多面的できめ細かい管理により24時間365日サポートされていることがよく理解できます。オススメの社会見学です。