釈安住さんのクチコミ(4ページ)全2,944件

西日本旅客鉄道が全国展開している宿です。飯田橋駅から、歩いて五分ちょっとです。ここ一，二年は宿泊費が急騰していますが、この日も二万円以上かかった計算です。隣にお店があって、食糧品などの買い物は便利です。

早稲田から豊島区内を縦断して大塚で山手線と交差し、三ノ輪へ到る都電荒川線は、「よくぞ廃止されずに残ってくれた」という奇蹟の賜です。一両編成の車内は、満員で活況を呈していました。延伸に巨額が必要な地下鉄よりも、都電路線を拡充するべきです。

酒田駅を出て、信号を渡れば目指す建物です。観光案内所や図書館があって、別棟の宿とも行け行けです。飲食店や買い物をするお店は限られており、周辺にもちらほらと散在しているような様子でした。駅前らしい便利さは期待できません。

酒田にある藤田美術館は、日本一の地主とも言われた豪商の本間家が集めた美術品を展示しています。広い敷地は、元からあった鶴舞園という庭の一部だったものでしょう。庭を手入れするには、相当の手間が要りそうです。

羽州酒田は北回り船で栄えました。酒田を本拠とした本間家は、回船業だけではなく、地主としても金貸しとしても巨万の富を築き上げました。お屋敷はそのまま伝えられており、蒐集した美術品は公開されています。広い庭で雪景色を楽しみました。

御鎮座一千三百年の香椎神宮は、広い境内のあちこちに摂社があります。お稲荷さんは、鶏足神社と並んで建てられております。こぢんまりとしていますが、朱い鳥居などは鮮やかで、よく目立ちます。近くにご神木の綾杉がありました。

鹿児島本線の香椎駅から、北の西戸崎へ向かう線と南に、香椎宮を経て宇美に向かう路線が分岐しています。非電化で単線です。都市圏にありながら、旅情を掻き立てられる路線です。昼間は、一時間に二本程度の運行です。

香椎は鹿児島本線の快速が停まり、西戸崎や宇美に向かう香椎線の起点でもあります。香椎神宮は、その香椎線で一駅ですが、御鎮座一千三百年です。仲哀天皇と神功皇后をお祀りしてあります。神宮創建より五百年ほど前の時代のお方です。

小倉駅から鹿児島本線で七駅、黒崎はお隣の八幡よりも賑やかです。駅は高架化されており、各方向には階上の通路で行き来が出来ます。地上に降りると、商店街があります。天井付きで、昔ながらの風情を遺しています。

黒崎で宿を取りました。小倉からは八幡の一駅向こうですが、八幡駅が周辺にお店も少ないのに比べて、黒崎は商店街もあって賑やかです。ただ宿は線路沿いにあって、一日中電車が通る音が聞こえます。神経質な人は要注意です。

八幡製鉄所など、近代から現代にかけての工業施設が、世界遺産に登録されました。二十世紀初頭に開業した八幡製鉄所は、第一号高炉が街の象徴として遺されています。当時の建物としては、煉瓦造りの事務所が目を惹きます。

酒田市内は駅から市役所など市街中心部まで離れており、歩くと半時間ほどかかります。雪が積もっている季節には長い時間、歩くことはできません。そのために公共交通機関を利用することになりますが、本数が少ないので事前に確かめておかねばなりません。

八雲神社というのは、牛頭天王と素戔嗚尊を祭神とする祇園信仰の神社だそうです。八坂神社も祇園信仰に連なります。酒田では駅の近くにあって、歩いて五分ちょっとです。大きな交差点に面して、鳥居が立っております。

廃藩置県の以前は、酒田は羽後国でした。ご一新の後も、日本一の地主と言われた本間家の本宅が構えられて北前船で賑わいました。本間美術館や旧本宅が、当時の栄耀栄華を伝えています。今年は暖冬で雪が少なかったのですが、美術館に隣接する庭園も豪華でした。

羽後国黒森の地では、三百年近い伝統を誇る農村歌舞伎が伝えられています。本公演は旧正月の寒い最中で野外の舞台ですが、酒田市民会館で屋内公演もあります。雪の中で傘を差して芝居見物をするという野趣こそないものの、素人芝居をたっぷりと楽しみました。

最初は勝手が分からず遠回りしてしまいましたが、駅正面の図書館などが入った施設と中で繋がっていました。全体が斬新な造りですが、椅子が固定してあって、座るために出入りするのに難儀しました。朝食は、二千円超という高額設定の分、豪華でした。

娯楽が少なかった時代、お芝居は最大の呼び物でした。上方や江戸から大歌舞伎の巡業もあったでしょうが、「自分らでもやってみっぺか」というようにして、六十余州で舞台が造られて年に一度のお祭りになっていったことでしょう。羽州黒森の地には、それが伝わっています。

鈴鹿の森は、今年で開園十年となるらしいです。鈴鹿山脈の麓に、梅が薫り高く咲いていました。ちょうど見頃で、曇り空の下ではありましたが、広い園内を巡って楽しみました。白梅は種類も本数も少ないのですが、紅梅は色の濃淡が様々でした。

近江路は、京大坂から東海道や中山道が通っていた交通の要地でした。ですから今でも、鉄道も道路も幹線が通っています。高速道路には休憩所が設けられていますが、名神高速草津休憩所も工夫をして多くのお店を揃えています。

国道一号線は旧東海道をなぞって、大津から甲賀を抜けて伊勢路に入ります。土山は、五十三次の宿場町でした。信楽の里も近いので、狸の焼き物が出迎えてくれます。新名神道路が全線開通すれば、枚方への便利さは格段に向上します。