dune45さんのクチコミ(5ページ)全28,269件

盛岡城跡公園の北端に位置する「桜山神社」は、江戸時代中期に創建された南部藩の総鎮守です。盛岡駅からはやや遠く、私たちはシェエアサイクルを利用して参拝に訪れました。夕方だったので参拝客の姿は少なく落ち着いた雰囲気でした。一番印象的だったのは本殿向かって右手奥にある烏帽子岩です。これほど大きな岩はあまり見たことがなく、パワースポットとして信仰されているのも納得でした。

クロステラス盛岡は2009年開業のショッピングモールで、盛岡駅から徒歩7分ほど、市街屈指の繁華街「大通り」沿いにあります。飲食店やコンビニなど、観光客に有用なショップが多数入居しているほか、シェアサイクルのステーションもあり、観光客にとってとてもありがたい存在でした。

北上川は249キロメートルの長さを誇る一級河川で、盛岡市の中心部を通っています。盛岡駅から東に向かって幹線道路を歩くと、ものの2～3分で北上川が現れます。盛岡市街では、個性的な数多くの橋が北上川に架かっており、名峰・岩手山とコラボした光景を随所で見ることが出来ます。

盛岡駅前でレンタカーを返却し、宿泊ホテルの「アートホテル盛岡」に向かう途中に「開運橋」を渡りました。盛岡駅から東にのびる幹線道路が北上川と交差する部分に架かる、いわば交通の要所で、剛健な印象のある橋でした。またこの橋の上から眺めた岩手山の光景はとても印象的でした。

南部盛岡藩時代に、藩が領内の由緒ある寺を2つの地区に移転させ、そのうちのひとつが「北山寺院群」です。寺町通りと呼ばれる旧国道455号線沿いには、現在も数多くのお寺が存在していますが、個人的に必見と感じたのは圧巻の五百羅漢を有する報恩寺です。ただその他にも見ごたえある古刹が多く、盛岡市街観光では外せないエリアだと思います。

盛岡市を通る旧国道455号は、寺町通りという名で親しまれており、「日本の道100選」に選定されています。全国で様々な「寺町通り」を見てきましたが、こちらは整然とした美しさが際立っていました。美しいカーブを描いた壁、電柱が地中埋設されることによりスッキリとした景観、石畳が敷かれた広い歩道などいくつかの要素があると思いますが、印象に残る町並みでした。

清養院は、岩手県の北山寺院群にある曹洞宗寺院です。大きなお寺が居並ぶこの界隈のお寺の中で、外観的にはさほど特徴を感じませんでしたが、ここは宮沢賢治が盛岡中学時代に下宿をしていた場所ということで、「宮沢賢治ゆかりの地」と記された案内板がありました。

盛岡市の龍谷寺は、明治4年から明治28年まで石川啄木の伯父が住職だった寺で、啄木も少年時代にたびたびここを訪れていたということです。その龍谷寺の境内に国の天然記念物に指定されている「モリオカシダレ」があります。私たちが訪れたのは10月半ばで、もちろん開花はしていませんが、満開の時期に再訪したいと思わせるような風格ある姿でした。

五百羅漢で有名な法恩寺を参拝したあと、三ツ石神社にも足を運びました。この神社は社などには特徴がありませんが、境内に「鬼の手形」と呼ばれる花崗岩の巨石があり、こちらは必見です。2度と悪さをしないと誓った鬼が手形を残したという伝説があり、「岩手」の語源にもなったそうです。

曹洞宗寺院の報恩寺は、盛岡城の北方を防備する北山寺院群のお寺のひとつです。この界隈のお寺の中ではひときわ見どころが多いですが、中でも圧巻は京都の仏師9人により、享保年間に4年の歳月をかけて作られたとされる五百羅漢です。羅漢堂は入場料が必要ですが、その価値は充分あると思いました。

岩手大学のキャンパス内にある植物園でその歴史は90年以上ということです。私たちは、ガイドブックにも掲載されている「岩手大学農学部 農業教育資料館(旧盛岡高等農林学校本館)」を見学するためにキャンパスを訪れましたが、自然豊かな素晴らしいキャンパスで、帰路に散策する中、こちらの植物園にも足を運びました。特に印象的だったのが「北水の池」で、少し色づき始めた木々の葉が美しかったです。

岩手大学のキャンパス内に建つ「農学部附属農業教育資料館 」は、大正元年に「旧盛岡高等農林学校本館」として竣工した西洋建築です。現在は資料館として有料で見学が可能で、農業関係の資料のほか宮澤賢治に関連した資料も多数展示されています。建物は重要文化財の指定を受けており、パステルカラーの美しい外観が印象的でした。

岩手大学のキャンパスには、美しい外観で有名な「農業教育資料館」を始め様々な建物や展示施設、屋外展示などがあります。ミュージアム本館は休館中でしたが、農業教育資料館は内部の見学もできました。また数多くの彫刻が点在しており、散策するだけでも楽しく感じられました。

JR盛岡駅から東へ徒歩7分ほどの場所にあるシティホテルです。盛岡市街の観光拠点として宿泊しました。
こちらのホテルを選んだ理由としては、市街の主要観光スポットや繁華街、そしてシェアサイクルステーションに近いこと、更には12時チェックアウトのプランがあることです。
宿泊翌日の朝は、早朝に朝食を済ませ、シェアサイクルで市街を観光し、ホテルに11時過ぎに戻り12時にチェックアウト、徒歩で盛岡駅まで移動し新幹線に乗車するという旅程で、こちらのホテルを選んで良かったと思っています。
10月中旬の金曜日の宿泊、25平米ほどのデラックスルームの2人利用、朝食付き、12時チェックアウトプランで21000円弱という料金は、コスパが良いとは言えませんが、まずまず妥当だと感じました。利便性と快適性を併せ持ったホテルだと思います。

龍泉洞を観光した後、盛岡に向かう途中に「岩洞湖」に立ち寄りました。山間に佇む湖で「日本一美しい人造湖」といわれています。湖の周囲の総延長が40キロメートルもあり、変化に富んだ光景が楽しめます。訪れたのが10月中旬で、木々の葉が色づき始めており、色彩に富んだ美しい景色を堪能できました。

龍泉洞を観光した後、盛岡に向かう途中に「道の駅 三田貝分校」で休憩しました。こちらはかつての町立学校の跡地を利用した施設で、「日本一ノスタルジックな道の駅」としてガイドブックなどにも紹介されています。道の駅としては小ぢんまりとした部類ですが、建物のみならず、かつて子どもたちがつかった机や椅子までがそのまま使用されており、ほっこりとした気分になりました。

「龍泉新洞科学館」は、日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」と清水川を挟んで向かい合う位置にある洞穴「龍泉新洞」を公開している施設です。龍泉新洞が発見されたのは1967年のことで、かつては龍泉洞とひと続きだった可能性が高いとされます。こちらは興味深いパネル展示なども含めた施設で、龍泉洞のチケットで入場できます。

日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」を訪れた際、清水川遊歩道を散策しました。清水川は地底湖から湧き出た水の流れということで、まさに清流という言葉が当てはまります。あいにくの雨混じりで紅葉には少し早い時期だったこともあり、人の姿はほぼ皆無で、じっくりと素晴らしい景色を堪能することが出来ました。

三陸海岸から盛岡に移動する途中に「龍泉洞」を観光しました。龍泉洞は、秋芳洞（山口県）、龍河洞（高知県）とともに日本三大鍾乳洞のひとつとされています。一番印象的だったのは地底湖で、特に水深98メートルの第3地底湖は透明度が凄く、濃い青色に輝いて見える湖水は幻想的な雰囲気でした。

「熊の鼻」の名を持つ景勝地を対岸から眺めることの出来る展望台です。ここからの眺めは素晴らしく、特にエメラルドグリーンの海と、色づき始めた木々の葉のコラボレーションが印象的でした。車でアクセスできますが数台分の駐車スペースしかないので、日没近くの観光客の少ない時間帯を狙って訪れました。