機乗の空論さんのクチコミ(89ページ)全2,708件

フッシャーマンズワーフＭＯＯと付随する施設「フッシャーマンズワーフＥＧＧ」は全天候型屋内植物園として平成元年にオープンしたＥverＧreenＧardenの略で、いつでも緑の庭が楽しめるようにと市民の憩いの場なんですね～、てっきり外観が卵のような形をしているのでＥＧＧだと思っていました？…。

館内は思ったより密林のジャングルのように木々が生い茂ってるのでは無くて、意外にあっさりとシンプルな雰囲気で、各姉妹都市から送られた植物が植樹されてました。

１階の椅子に腰掛けて上を見上げると意外なほどに空間が広くて開放感がありますね！～、そして何よりも明るくて暖かいのが好いです。
所々にテーブルなども配置されて、読書や朝食など皆さん寛いでました…。

説明によると～、ここでコンサートや展覧会も開催されるようです、ドーム型なので音響が良いのかも知れませんね？。

幣舞橋からそのまま入館出来ます（２階から）、釧路川の湖畔プロムナードからも出来ます。

釧路フッシャーマンズワーフＥＧＧの釧路川・河畔プロムナードと幣舞橋の袂に小さな花壇の中に「魚河岸発祥の地碑」が建っています。

地碑自体は黒御影石の立派な物なのですが、気を付けてないと単なる花壇の石碑で見落してしまいそうですが？…、
訪れた日は花壇を手入れされてる方と挨拶をしながら少し話しましたら～、季節によって花々を植え替えながら、雑草を抜いたりと手入れをされるそうです。
この日も８種類に及ぶ季節の花々が咲いてちょっとしたオアシスのようです～、特にエゾクロユリの花は数十年ぶりに観ました…、どこかしら神秘的な雰囲気のする可憐な花で、若い頃に勤務してた北湯沢Ｙ・Ｈの庭に毎春咲くのを思い出しました…。

この魚河岸発祥の地は明治４０年に魚市場が開設され、その後魚市場が二か所に別れていたのを昭和１１年に錦町魚河岸に統一、しかし、昭和３５年に漁業専用の副港が完成すると魚市場も移転され、現在の地に釧路フッシャーマンズワーフが完成しました。
その市場開設の米寿８８年を祝う目的で平成６年に地碑が建立されたそうです～、歴史を感じる浪漫です。

釧路駅北側の鉄北センター正面ゲート前に店を構える「百万里」、外観からしてド昭和の雰囲気を色濃く残すホルモン焼きのデカイ看板が目立つ店。
きっと普通の人なら入るのに躊躇うだろうなぁ？…、怖いもの見たさのそんな雰囲気が犇々と感じられるようですが、関西ではホルモンや焼き肉店はこれが普通なので抵抗感無く入れます。

店内は予想通りの小汚い雰囲気が好い味出してます～、まさしくど昭和のレトロ感全開ですね、この界隈にぴったりのお店で嬉しくなります。
と言ってもテーブル（カウンター）や椅子は清掃されているので油が脂が付いたり汚れたりはしませんので大丈夫です。

元気なお母さんとお姉さん？…、が二人で切り盛りしているようでご自慢のホルモンと野菜を七厘で焼いていただくスタイル～、お母さんがホルモンはボイルしてあるからとのことですがこれは珍しい？…。
ジュウジュウと香ばしいホルモンを自家製のタレにピリ辛の薬味を入れていただく～、なるほど…ボイルされているので臭みが無く柔らかい！、またこのタレガ旨い！、サッポロ黒ラベルに合うのは当然ですがご飯にも合いそう！～、これなら大阪・鶴橋にも負けませんね！。

実はホルモンは苦手で余り食べないのですが、これならいくらでもいけますね！、常連さんがジンギスカンも旨いよ！と言われたのでジンギスカンもいただきました（同感でした！）。
やっぱりこの手に店は外れが無いですね！、何十年もここで営業するだけあって地元の方々に親しまれ愛されているのは間違いないです。
気分的には大阪・鶴橋で食べてる感じがするほどでした？～、ご馳走様でした！。

場所は小浜湾に面した海岸沿いのマーメイドテラス近く、交差点角なので判り易いです。店の駐車場がもし満車でも市営の無料駐車場が海岸沿いに在るので利用可能です。

「食彩ごえん」は居酒屋なのでメインは夜ですが、お昼はお得なランチが￥１０００～￥１４００でいただけます。

何と言ってもその日の朝、小浜漁港で水揚げされた新鮮な魚を使った造り定食か海鮮丼でしょう！～、もしくわ鯖塩焼き定食のいずれか。
ちょっと贅沢にするならごえん定食も好いかも知れませんが、刺身が食べたいので悩んだ結果？…、魚の量が多いとのことで海鮮丼￥１４００にしました。

で運ばれて来た海鮮丼ですがネタは８種～、大振りの海老が目を引きますがその他ははまち・烏賊・鯛は良いとしても、サーモンやマグロに帆立・イクラは不要です…、小浜の魚ではないですからね。
その代わりとして鯵や鯖に鰯に平目や鰈、季節のサヨリやスズキなど旬の物が水揚げされると思うのですが残念です？…。

地物は鮮度が好いですが、他は冷凍なので何とも言えませんでした…、ゆえに満足感が無かったので気持ち的には消化不良で、￥１４００なら高過ぎて二度目はありません。
ちなみに造り定食￥１２００も内容が貧祖でどちらも有り得ないものでした。

これなら過去に伺った”四季膳ひいらぎ”の方がまだリーズナブルで満足感もあったように思いました。

道東の玄関である「釧路空港」、昨今は愛称を付けるのが流行っているのか”たんちょう釧路空港”とも言うそうです。

釧路市街から北西２０ｋｍの丘陵地帯に造られ昭和３６年に開港した国管理空港で、道内では新千歳・函館・稚内と釧路の４ヵ所だけ、格上げに成って意外でした？…。

釧路空港は周辺の地形から春後半から夏場にかけて霧が非常に発生し易くその影響を受ける為、これは太平洋上の親潮が南風によって冷やされることから悪天候も含めて欠航や引き返しが多いことでも有名な空港です。

搭乗した便も、気象条件での引き返しありで、最終着陸態勢に入ると霧の中に突入し真っ白状態でしたが、なんとか定刻通りに着きました。

ターミナルの外へ出ると肌寒いを通りして寒い！、気温は１４．５℃？…、大阪では有り得ない気温に震えました？…。
その温度計がある空港名を記したモニュメントが、他にも丹頂鶴やヒグマの親子バージョンが在って記念写真を撮るには最適です。

バス乗り場も直ぐ前で判り易く、到着便に接続する空港連絡バスは乗り遅れることが無いので便利ですが、やはり利用者が少ないのか市街まで運賃は￥９５０は割高です。
路線バスも乗り入れてはいますが本数が至って少ないので不便で運賃も同額です。

釧路駅から北大通を徒歩で１０分ぐらい、バスなら数分で十字街バス停下車直ぐなので判り易く行き易いところです。
そのメインストリート・北大通りの橋であり釧路川に架かる最も下流の橋でもあるんです。で渡ったロータリーは国道３８号線の終点で国道４４号線の起点と成っています。

現在の架橋は５代目・昭和５１年に完成したもので、翌年には橋脚に「道東四季の像」が完成し除幕式が行われています。
今ではすっかり有名に成った四季の像を取り入れて記念写真を撮る観光客が増えましたね～、＋背景に四季の夕陽を入れれば更に美しい写真が叶いますからね～。

でも、初めて観た幣舞橋は４代目・昭和３年に完成した初の鉄筋コンクリート製でしたが、デザインは然程変わっていなかったように記憶しています。
アーチを描くヨーロッパ風デザインと橋上に設置された大きな４基の大理石オベリスクが特徴で優雅な美しい橋として”道内３大名橋”称されたとほどです（札幌・豊平橋　旭川・旭橋）。

幣舞橋が人を魅了するのはデザインや四季の像も確かですが、それ以上に橋が架かるこの立地条件だと思います。
緩やかな流れの釧路川の河口と港に市街地と丘の在る景観、そして四季の移り変わる自然と時間が合間って他では観られない独特の景観を創り出すのでしょうね！～。
特に夕陽とのコラボは誰もが詩人やカメラマンに成れる一瞬です…、個人的には霧に包まれる一瞬が幣舞橋の最高に美しい時だと信じていますが？…。

釧路川プロムナードに建つ赤煉瓦の小粋な洋館が「港文館」です、が意外なほどにコンパクトです？～、
啄木が釧路に７６日間滞在した時の勤務先・釧路新聞社社屋を一部忠実に復元したもので、平成５年に竣工とありました。
元は明治４１年に建造された東北海道唯一の煉瓦造り洋風建築で、昭和４０年に旧社屋は取り壊されてます。
その際に小樽や函館のように思い留まっていれば、修復は必要ですが「明治４４年築・旧釧路新聞社社屋」として威風堂々と保存展示が出来たと思うのですがね？～。

１階はカフェと港湾関連資料展示、２階は石川啄木資料館と成ってました。勿論、入館は無料なので誰でも自由に利用出来ます（記帳は求められました）。

啄木に興味の無い方はトイレ休憩やカフェとしての利用をお薦めします！。
港文館が建ってる入舟緑地は公園なので、ベンチに座って桜を眺めたり、釧路川プロムナードを散歩するだけでも良いところなのでお薦めします。

米町公園前に在る白い漆喰土蔵造りの商家は「米町ふるさと館」といって市内で唯一残る当時のまま現存する最古の木造建築の旧田村邸を資料館にしたもの。

明治３３年に建てられた海産物商・渡辺虎蔵の店舗兼住居を活かしたもので、館内には当時の生活様式が偲ばれる調度品や用具、明治から大正にかけて釧路の町並を撮った写真に石川啄木の資料など多数が展示されてました。

個人的には屋内の匠の技を用いて建てられた内装に目が行きますね！～、書院造りのような床の間の障子細工、欄間の一枚板をくり抜いた細工、網代天井のような木の模様を施した細工など当時の匠の技を贅沢に用いた建て方が印象的でした。

係の方が数十年前には市街には明治・大正期の商家や家屋・建築物が残っていたそうですが、修復・保存・維持するという発想が政治・役所的に無くて何も考えずに取り壊していった結果、釧路には歴史的な物が何も残らなくなってしまったそうです？…、ふるさと館は唯一市民運動の結果修復・保存出来ることに成ったと話して頂けました。

歴史の積み重ねは長い何月が必要ですが、取り壊せば一瞬にして消えて無くなってしまう～、再建するのはもう無理なんです～、この事を肝に銘じておかないといけないです。

市街の観光地とされる３ヵ所のひとつが米町公園（幣舞橋・フッシャーマンズワーフ）界隈～、釧路発祥地として古くから栄えて来た釧路川河口と港付近一帯は行政・商業地として人々が集まり商店や住宅が増え、それらに伴って神社仏閣も整い始め、この町を形成していったわけですね～。

公園は高台に在り緩やかな傾斜地に昭和６３年に歴史公園として再整備されている～、バス停や駐車場にトイレ・各石碑、灯台の形をした米町展望台まで揃っています。

特に展望台から眼下に見下ろす釧路港や住宅地は霧が掛かって旅情を掻き立てます～、もし
天気が良ければ摩周岳や斜里岳に日高山脈の山々まで見渡せるようです。

コンビニで買ったサンドやおにぎりを持ってベンチでいただけば癒されるランチにも成りますね！…。

道路向かいには米町ふるさと館や丘の上には厳島神社、更に釧路灯台に寺町・弁天浜へと散策するのはコンパクトで良いところです。

ＪＲ釧路駅の直ぐ横なのですがバスターミナル全体が広いので案内所（スーパーホテル1階）が見えてはいるんですが意外に遠いです？…、特に雨や雪に降られると間違いなしにずぶ濡れに成りますよ（現に通り雨でずぶ濡れでした）。

バス案内所は阿寒バス・くしろバス・高速バスとそれぞれ窓口があって、解らないことは聞けば教えて頂けますが素っ気ない感じでした…。
６時で終了してしまうので、それ以降は２階の乗務員事務所に行けば大丈夫です！、くしろバスの担当方は本当に親切で色々と教えて頂けました。
また、その階段下の出口は運転手さん達の喫煙場所に成っているので、直接運転手さんに聞いても親切に情報をくれました。
で、昆布森に行くことに成ったんです…、何もない釧路の小さな漁港だからねと。

乗り場は番号で行き先が分かれているのでそこへ行けば好いのですが、ぐるっと横断歩道まで行くと遠いので道路を横断すればすぐここなので早い、バスも頻繁にはターミナルに入って来ないので問題有りません。但し、本当は危険なので横断は禁止です。

釧路市内のたくぼく循環線は均一￥２１０ですがそれ以外は￥２１０からで直ぐ￥３３０ぐらいに成ります。ちなみに昆布森までは￥８４０とびっくりの運賃です！。
なので週末・祝日は「くしろバス土日祝限定一日フリー乗車券￥６００」を利用すれば圧倒的にお得感がありました、お薦めの乗車券です。

地方空港を利用すると必ずお世話に成るのが「空港バス」ですが、その度に運賃の高さには驚くばかりです。
利用者が少ないから高いのか？、それとも運賃が高いから利用しないでレンタカーなどへ移行するのか解りませんが？…、前回の三沢空港といい今回の釧路空港・帯広空港の￥１０００前後は本当に何とかならないのかと思います。

釧路空港は到着便に合わせての連絡バスの運行と成っています～、ゆえに普通に考えれば乗り遅れることもなく市内まで確実に行ける手段なわけです。
航空機が遅延すればバスのもそれに合わせるので何ら機内でヤキモキ心配することも無いので安心です。
市内まで約２０ｋｍを５５分で結び片道￥９５０で支払いは現金のみ、せめて電子マネー決済ぐらいは設備して頂きたいですね？。

空港連絡バスは専用バスを使用し旧式観光バスタイプ～、バリアフリーでは無いですが荷物置き場もありシートやエアコンも効いて乗心地は流石に好いですね！。

また、もう一つは路線バスが空港経由で市内まで運行がされているのでこれを利用すれば運賃が路線バスになるので概して安いのですが、阿寒バスは同額制に成ってました。
しかも阿寒線は一日４本なので時間帯が難しい上に、通過時間が決まっているので航空機の遅延には対応していないので乗り遅れる可能性はあります。

今回は途中、大楽毛駅を通るので駅前バス停で下車し、そこからはＪＲ根室本線で釧路駅まで行くことにしました（バス￥４９０＋ＪＲ￥２９０＝￥７８０）。
キハ４０系気動車でちょっとした列車の旅を味わいたいのと、運賃が￥１７０も安くなるので節約です。
市内から空港へ行く際も時間に余裕があれば、このルートの逆で空港へ行くことが出来ますよ。

展望デッキが在ることは聞いて知っていましたが過去に一度も利用したことが無かったのでちょっと立ち寄ってみました。

で出入口を探していたらエアポートヒストリーミュージアムの裏、すなわちスーパーラウンジの前だったとは気付かなかったですね？…。
実際に行ってみると確かにガラスドアが在りましたが、てっきり喫煙所だと勘違いしてました…。

階段を上がりまた降りて上がる～、屋上の構造上止むおえないとはいえ何とか出来なかったのでしょうか？…、子供やご年配の方なら大変だと思いましたが。
展望デッキは思ったよりコンパクトで奥行きが無いので北側に駐機するピーチやスプリングエアーに、南側に駐機するスカイマーク・ジェットエアーなどの機体を観ることは出来ませんでした。
ターミナルビルはこれ程大きいのだからその屋上を活用すればと思うのですがね？～、管理上なのか維持費の問題なのか判りませんが無料だから仕方がないのでしょうか？。

それでも正面からは国際線も含めて数多くの航空会社の離着陸が楽しめるので好いですね！、しかも北の大地と大空を背景にダイナミックな光景が観れるものだから堪らないですね！。
コロナウイルスの影響で誰もいないと思っていたら居たんですよ！…、撮影マニアが数名も。しかも高価な望遠レンズを付けたカメラで羨ましい限りの光景でした…、次回はそのマニア達を撮影することに挑戦してみます。

ひとときの外の空気をいっぱい吸ってリフレッシュするには最適の場所だといえます。

今回初めて来ました「大空ミュージアム」～、いつもは反対側のエアポートヒストリーミュージアムばかりなのですが。

館内の展示内容は一般的な空港に在る博物館（資料館）と好く似てます～、ココのキャッチコーピーは”今までにない航空を体験施設”とありました。
パイロット・ＣＡに成りきろう！、飛行機が操縦できる！とあるのはチビッ子制服体験やフライトシュミレーター（有料）などで大人の参加は厳しいかも？…。

それ以外では航空機プラモデル展示や実物タイヤに原寸大ジェットエンジン写真パネル、空港での各仕事体験などのコーナーに分かれておました。
他と違うとすれば紙飛行機の展示スペースと航空機関連グッズショップ”フライヤーズⅡ”が付随されているところです。
全体的に子供連れのファミリー層には有難い施設だと思いますね～、将来は孫と一緒に楽しみたいと思いました…。

今回はコロナウイルスの影響の為に利用客が全く無かったのですが、普段なら賑やかなとｋ路なんでしょう！～、ゆえにじっくりとフライヤーズⅡを拝見させて頂きました。

ＪＲ釧路駅前、直ぐ横のバスターミナル前と立地条件は最高で、元東急インをＢＢＨホテルグループとして開業したんですね～、今から３０数年前に利用したことが懐かしく思われました。

外観や館内の基本的な造りは変わっていませんが、より簡素にシンプルにリニューアルされて機能的なものに、言い換えれば昭和チックなレトロ感が残るホテルって感じでした。

１階ロビー奥にはリラクゼーションルームが用意されて、ウエルカムドリンクにおつまみ、マサージチェアー（古いタイプ）に漫画の単行本に新聞、２２：００からのお茶漬けサービスなどが無料で利用出来るのは有難い。

部屋はそれなりにコンパクトで壁紙や窓にベッドなどの雰囲気は以前のまま…、特に目新しいものは有りませんでしたが、加湿空気清浄機や電気ポットに冷蔵庫などは備え付けてあるので不便さは感じませんでした。

また、Ｂ１Ｆには大浴場が男女別に新しく造られているのはポイントが高いですね！、釧路は夏でも気温が低いので大浴場で体を温めれば心も癒されますからね！～、その際に洗濯機・乾燥機も無料で利用出来るので致せり尽くせりです。
但し、部屋のユニットバスは以前からのままなので狭くて使い勝手が悪いです。

ＣＶＳは駅中、スーパーは徒歩１０分ぐらいで２軒、飲食店は繁華街まで徒歩１０分と便利です～、路線バスを利用すれば郊外のイオンやロードサイドのチェーン展開の店にも簡単に行くことが出来ます。

低コストで利便性を追求するならここが一番かも知れません～、朝食は今回敢えて利用しませんでした。

どこの空港ターミナル内にも必ずと言っていいほど有るエアポート博物館的なもの～、新千歳空港は「エアポートヒストリーミュージアム」とちょっと洒落たネーミングで造りや展示方法に内容的にもセンスが好いです。

場所はターミナルビル３階のフードコート前なので判り易く利用もし易いところ～、毎回利用するスーパーラウンジも直ぐ横なので本当に利便性は高いです。

展示内容もエアポートヒストリーなので、新千歳空港の歴史を紹介するヒストリーゾーン・ギャラリーゾーン・シンボルゾーンの３部構成から。

やはりヒストリーゾーンの”空港の歩み”は興味深いもので、パネルなどで紹介もされているので是非見て頂きたいものですね～。
その中で意外に知れれていないのが軍民共用空港であり、航空自衛隊管理の千歳飛行場と民間航空機が利用する新千歳空港は別の飛行場であり、その管制は一括して航空自衛隊が行っていること。
また、昭和６３年にＡ滑走路（３０００ｍ）が運用開始、翌年に新千歳空港ターミナルビルも完成し新たな新空港の幕開けの時代を迎えるわけなんですね。

だから初めて利用した昭和５０年代はまだ千歳空港の時代で、滑走路は航空自衛隊と共用で、ターミナルビルも自衛隊側に在った頃～、勿論、札幌へは空港バスのみでした。

観て楽しいのはギャラリーゾーンの歴代のＣＡユニフォームやイベントグッズなどの展示品はマニアの心を揺さぶります。
どうしてもＴＶドラマのアテーションプリーズがオーバーラップします～、紀比呂子が可愛かったなぁ！、その後のスチュワーデス物語で”ドジでのろまな亀”のちえみちゃんは国民的なアイドルに成りましたね、懐かしい！。

そんな思いもあって時間が有ればここで時間を潰しながら懐かしんでいます。

反対側には体験型の「大空ミュージアム」は子供達には喜ばれる楽しいところです。

飛騨・白川郷と並ぶ越中・五箇山の合掌造りの里は日本人から外国人旅行者に至るまで最も日本的な景観を持つ「日本の原風景」を映し出しているところ。

言い換えれば誰もが心の奥に持つ懐かしい感情を伴う心象的風景なんでしょうか？…、一般的には郷愁を呼ぶ風景～、または郷愁を誘う景観など、日本昔話しに出てくるような里山が広がり水田や田畑に作物が実り、小川が流れ野の花が咲き三角の茅葺屋根が点在する集落の風景こそが”ザ・日本の原点”なんでしょうね～。
そして、その景観が無くなり掛けているからこそ人は敢えて求めているように思います。

五箇山合掌の里は白川郷・萩町から比べれば随分とコンパクトなので散策がし易くて賑々しくない素朴な落ち着いた雰囲気で楽しめます～、観光客も団体さんもそれなりですがまだ我慢が出来る範囲でした。

「菅沼合掌造り集落」は庄川の蛇行によって突出した河岸段丘の集落なので川沿いに佇む昔ながらの合掌造り風景が自慢です。
個人的には白川郷よりはこちらをお薦めしたいし、何よりも周辺の板倉や土蔵に水車小屋・神明社などに湧水池などが在って好い雰囲気です。

また、五箇山生活館や合掌体験館に合掌造りコテージなどの体験学習や宿泊などを目的とした施設などが揃ってました。

菅沼合掌造り集落から国道１５６号線を経由し３０４号線を城端方面に向かって直ぐの二つ目の集落が「相倉合掌造り集落」で１５分ぐらいで着きます。

周辺を山々に囲まれた里山の景観が日本昔話しに出てくるようなどこか懐かしく温かい雰囲気が郷愁を呼ぶ気持ちに慕ってしまいますよ？…。

相倉集落は且つて五箇山では最も養蚕が盛んな集落だったそうでその名残の桑畑は水田に変わり、水田の水は谷川の水を引き込み、山際から湧き出た水と合わせていくつかの水路へ分けて流々と流れています。実にこの風景が素晴らしいです。

そして、集落を散策していると皆さんが挨拶の声を掛けてくれるのです～、心が温かいというか人情があるというか意外なことですね？…、それでなくても田舎の人って警戒心が強くてシャイで恥ずかしがりやですからね？、嬉しい限りです。

一番の見どころは相倉展望台からの眺望が素晴らしいところでお薦めのスポットです！。
時間が無くても必ず行って欲しいところで、集落全体が見渡せる景観の好さは一番、ここで時間が過ぎるのも忘れるほど、ゆっくりと静かに刻々と変わる原風景を眺めて観て下さい。

菅沼集落の中ほどに在る「土産・お休み処あらい」も合掌造りを活かした縁側一面に手作りの土産物を所狭しといっぱい並べて置いてます。

ただ土産物屋らしく棚などを用いてデイスプレイをして並べているのですはなく、ごく普通に置いて並べたり掛けたり吊るしたりと至ってさり気ない見せ方が自然流で素敵なんです。
これならちょっと寄ってみようか？、ちょっと手に取ってみようか？と手軽に立ち寄れるところが周囲の景観や雰囲気を壊さないで合間っているのが五箇山流なんでしょうか？。

一般的な観光地の賑々しくギラギラとした商魂逞しい土産物屋とは全く違いますね？…、○○饅頭とか○○ケーキなどに○○キーホルダーなどは一切なくて、本来の土産物が有りますね。
だから全国の有名観光地などは本当に見習って欲しいところですがね？…。

江戸時代の旧小浜藩から京の都へ海産物などの輸送を担って来た旧小浜街道は鯖が多かったことから鯖街道として栄え、その中継でもある宿場町として唯一発展したのが「熊川宿」です。

国道３６７号線沿いの”道の駅・若桜熊川宿”が一番の目印で、駐車場やトイレも完備しているのでここを利用すれば便利です（反対側にも西口駐車場が在ります）。

旧鯖街道は電柱などを撤去し道幅や路面も歩き易く整備されています～、上之町・中之町・下之町と海鼠壁の土蔵や虫篭窓にうだつが上がる商家、千本格子が美しい町屋などが軒を連ねる町並みは江戸時代へタイムスリップしたかのような雰囲気を色濃く残す宿場そのものです。

特に街道筋の脇を流れる前川（用水路）は流々と水を湛え、昔ながらの木製水車が回りながら芋を洗う光景とその調べは♪～、日本の原風景をも感じさせる美しさですよ！…。

熊川宿の修復・保存の最大の魅力は”暮らしつづけて守る”という住民の生活がここにあってこそ維持管理が続けられることなんですね。
江戸時代の趣きを今に伝える”重要伝統的建造物群保存地区”としてこれからもずっと守り続けてほしいと思います。

お店の方から来るんだったら雪の降り積もる冬に来なさいと薦められました～、なるほど国境に在る宿場町ならではの情報に感謝します。

小浜市内の西端に在る”小浜西組”重要伝統建造物群保存地区に指定されている「三丁町
」は江戸時代の町並みが今も残る地区。

細い通りが縦・横に走り、千本格子の町屋が軒を連ねる景観は京の都を意識した街づくり～、その街角も祇園界隈に似たどこか気品のようなものさえ感じてしまうほどです。
中には幾つかの旧料亭跡が威風堂々とした店を構える景観は江戸時代から栄えて来た遊里・遊郭跡の名残りがそのまま引き継がれているようです。

「町並みと食の館」は元料亭酔月、元料亭蓬嶋楼などは一般公開がされているので内部を見学するのも当時の繁栄や文化を伺うことが出来る貴重な体験に成りますよ。
但し、共に料亭以前は旧遊郭としての創業だと思われる妓楼建築は贅を尽くして建てられたものだと思われます。

現在も茶屋町として営業を続ける三味の音が聞こえてくる三丁町を楽しむ町並み散策をお薦めします。

また、町家をリニューアル・オープンしたカフェもお洒落で好いですよ！。