機乗の空論さんのクチコミ(92ページ)全2,708件

島川製菓と言ってもピンと来ない方々が大半ですが”ミルクカステーラ”と言えば札幌や道内では聞いたことがある見たことがあるといった方が多いと思います。
北海道銘菓として甘さを抑えた柔らかく食べやすい大きさのカステラは、素朴な味で懐かしい子供の頃の味だと思います。

地下鉄・東札幌駅からイオン前の交差点を南へ向かって徒歩７分ぐらいで「島川製菓」の看板が立っているので判り易いと思います（以前は何も無かったですが）。
広い駐車場を囲むように平屋の工場が在るので、向かって左側の工場の事務所が直売所に成っているので躊躇わずに入りましょう～、営業中と札が出ていれば大丈夫です。

店内というよりは普通の事務所の奥に棚があってそこにその日のアウトレット商品が並べられている感じです。
勿論、定番商品も一緒に並べられているので定価であれば購入出来ますが、ここは何と言っても切れ端の袋詰めされたミルクカステーラがお買い得で、この日は一袋￥１５０。
それ以外のカステラやケーキ類は無かったので、定番のマーブルケーキ￥３８０と買って帰りました。

ミルクカステーラを頂きましたが、柔らかな食感に甘さを抑えた味は飽きなくて懐かしさを感じるほどです～、原材料がシンプルで道内産なので安心して子供にも食べさせることが出来るのも札幌銘菓と言われる由縁が解ります。
出来ればロールケーキやバターケーキなど他の商品もいただいてみたいです。

秋月はスーパーなどで売れれている和菓子・洋菓子を製造販売する工場作りのお菓子屋です。ゆえに街の手作りお菓子屋と同じと考えてはいけませんので悪しからず。

地下鉄・麻生駅から住宅地へ向かい麻生緑地公園を抜けて琴似栄町通りに出て南へ歩いて１５分ぐらいは掛かりますね～、通りにバス停が在るのでそちらの方が便利かなぁ？…。
「秋月・直売所」の前にはアウトレットの幟が立っているので直ぐ判ると思いますが、くれぐれも工場の玄関と間違わないようにして下さいね？。

店内は小さいながらも和菓子や洋菓子などがいっぱい並べられています～、冷蔵ケース内には生洋菓子も並べられていますが、この日はスポンジの切れ端ばかりが一袋￥１５０で、それ以外は無かったようです（クリスマス前なので他の洋菓子類は控えていたそうです）。
結果的にロールケーキの切れ端￥２８０、羊羹の切れ端￥１２０、べこ餅￥８０を１パックづつ購入しました。

アウトレットなので日によって商品は違うのですが、思ったより品数が少なく価格もお得感がありませんでした。
肝心の味の方も予想う通り以下？…で残念でした。これなら大手のロピアの方がまだ好いかも知れません？…。

以前から札幌でジンギスカンを食べるなら「羊飼いの店・いただきます」と思っていたのでやっと伺うことが出来ました。
ジンギスカンの銘店ならすすきのには多く有りますが、サフォーク肉を食べさせる店は無かったと思います（有るのかもしれませんが知りません）。

サフォークとはサフォーク種の羊で大柄で顔が黒いのが特徴です～、道内では士別のサフォークランド士別でめん羊が飼育されて、その牧場のレストランで食べたサフォーク肉のジンギスカンが概念を変えるほど柔らかく美味しかったことを覚えています。
しかし、道内では一般的にジンギスカンと言えばオーストラリアから輸入されているマトンやラムが大半ですからね～、それはそれで美味しいのですが？…。

前置きが長く成って恐縮しますが～、ある雑誌を拝見して自社牧場でのサフォーク肉のジンギスカンの店を札幌で…、遂に直営店舗が出来たんだそう思って伺いました。

外見からしてシンプルで判り易い！、店内はロの字を囲むようにカウンター席が基本で、七輪に鍋をのせて昔ながらのもやしと玉葱を、中央に肉をのせて焼くオーソドックスなスタイルです（最初は定員さん任せでレクチャーを受けますが…）。
楽しみにしていた肉は新鮮そのもの～、なので焼き過ぎに注意してレア程度が食べ頃～、ここではまず塩・胡椒でいただくと柔らかでジューシーな味わいが甦ってきます…、たれ味もオリジナルの美味しいものですが、やはりここは塩・胡椒に勝るものは無いですね！。
独特の臭みなどは全くありませんので、羊肉の概念が本当に変わってしまいます。
そして、お供にはやっぱりサッポロ・クラシックしかないですね！。

メニューを見ると色々な部位が有るようですがジンギスカンにしてはかなり高目？、ちょっと躊躇いますがホルモン系も入れてバランスをとりましょう！。

北海道では函館と札幌しか走ってない路面電車～、一般的には市電と呼ばれるチンチン電車です。

私が幼少の頃の昭和３０年代は日本中、至るところに路面電車が走っていました…、意外でしょうが旭川にも走っていたことご存知ですか？…、旭川市街軌道という私鉄が市内を走っていましたが残念ながら乗車はしたことはありません。が郊外線は乗車した記憶が残ってます。

で、札幌市電の開業は大正７年に札幌電気軌道として始まり昭和２年に市営化されて以来、１００年以上の長きに亘り市民の足として利用されて来ました。
平成２７年に１２月２０日に西４丁目とススキノ間が繋がりループ環状線として新たな節目の運行を開始。
行き先方向幕（ＬＥＤ化されてます）は周回運行する場合は”循環”が入り、中央図書館前までの運行は”内回り・外回り”、もしくは”中央図書館前”などの表示が用いられてますね。
車両も２１０形と呼ばれる丸みの多いデザインをした道産・札幌スタイルは昭和３３年から導入され１８両が、また８５００形・３３００形は角ばったデザインで昭和６０年に導入し１１両が頑張り続けていますが老朽化は免れず、平成２５年以降は新型車両Ａ１２００形や１１００形を６両を導入し、置き換えを急ぐことになっています。
でも、個人的には２１０形の札幌スタイルのデザインやモーターの音や振動が気に入って好きですがね～。

また、全ての電停（停留場）には液晶モニターによる運行状況やイベント情報に広告に藻岩山ロープウエイの運行情報なども提供されて利便性がアップしてます。

それから気に成っているのが市電の運賃なんです？…、通常の交通機関は運賃と表記するのですが札幌は地下鉄も料金と表記してますね…、何か意味でもあるのでしょうか？。
市電は一律料金￥２００、地下鉄乗り継ぎ￥３２０、で下車に支払います。ＩＣカードの利用も可能です。
また、土日祝日限定の一日乗車券どサンこパス￥３７０はお得で２回乗れば元が取れます。

地下鉄・琴似駅から徒歩で直ぐ裏通り沿いにひっそりと佇む簡素な造りの木造家屋は「琴似屯田兵村兵屋跡」といって、明治７年に札幌に初めて屯田兵がここ琴似村に開墾入植に入った際に建てられた住居で２０８戸だそうです。
この兵屋は入植時の第１３３番兵屋が建っていた同じ場所に昭和４７年に修理・修原されたもの。

外観からして板張り柾葺き屋根に煙抜きが付いた平屋建ての簡素な小屋に近い住居で、中は土間・囲炉裏・縁の無い畳敷きの和室２間・雨戸など道内の住居には見られない様式であり、トイレなどは戸外に設けられてます。

一般の入植者達（農業や酪農など）とは比べ物にはならないほど上等な造りの家屋で、屯田兵の身分やその業務によるものだったようです（屯田兵は警備と開拓にあたる兵士で部隊である）。

館内は自由に室内へ上がれるので、深々と冷える中で佇みながら明治の開拓期の厳しさを垣間見るのも如何でしょうか？…。
隙間風が入り時には吹雪いて雨戸を叩く音を聞きながら夜を過ごすのは想像以上のものだったと思いますね～。

私の遠縁に当る親戚も明治に旧島津藩から開拓に入植し山を丘を切り開いて農業をし酪農を続けて来ました。今はその孫が受け継ぎしっかりと大地に根を下ろしています。だから、当時の話しは亡くなった爺っちゃんから好く聞いて感嘆したものです。

２０１９年１２月に建て替えリニューアルオープンしましたね～、それまでの外観とは全く違ったコンセプトは”森の中の散歩”とは、「大地に木が集まり森が生まれたように、人が集まってもりもとが生まれた～、創業から７０年が経つ今、千歳の街に新たな人が集まり歴史を育む本店が新しく生まれる」Ｈ/Ｐから引用した好い言葉ですね！。

苫小牧の三星、千歳のもりもと、隣同士でありながら違った個性を育む人気のお菓子屋なんです～、とにかく全面ガラス張りの外観からは店内が丸見えで、逆に店内からは明るく開放的な空間が印象的です。
従来通りの和菓子・洋菓子にパンなど店内厨房で作る出来立て商品から市内の自社工場で作られた直送の商品が並べられています。
人気だったプチパンの量り売りもありましたし、本店限定商品も力を入れているようですね～、どら焼きや窯出しマドレーヌ、ななまるシュークリームにバウムクーヘンなどなど随分と種類が増えました。

時間があればイートインコーナーでいただきたいのですが、今回は買っていくことにします。勿論、どら焼きにシュークリームは外せません！。

北海道の各街々に必ず美味しい人気の菓子屋が在ります～、そして独自の商品を持って地元客に親しまれ愛されて来たストリーがあります。千歳の「もりもと」もその代表的な企業の一つだと思います。

全国展開しているホテルリブマックスの市内３店舗の中のオープンして間もない札幌すすきの～、場所的にはすすきのの西外れに位置するので地下鉄・すすきの駅からは徒歩で１０分ぐらい、市電・東本願寺前電停が一番の最寄りで直ぐです。

今年の１月にオープンしたばかりの真新しいホテルなので、館内・部屋共に綺麗で気持ちよく利用出来ますよ。
予約時は禁煙室・シングルＡなのですが、部屋に入るとツインルームにアップグレードして頂いたようでご厚意に感謝です！。

その部屋はコンパクトながら最新の雰囲気で、セミダブルベッド×２台が共に並んでいるので部屋の中を占領する羽目に～、そのベッドＳlumberland社製の英国王室御用達がご自慢のようなので今夜の就寝が楽しみです。
デスクの上には電子レンジ・湯沸かしポットが設置されて賛否は判れますが、やはり有ると便利なので有難いしアメニテイーも揃ってました。
但し、その分狭く成るので仕事するにはちょっと不向きかも知れません？…。
冷暖房は個別タイプで加湿・空気清浄機、消臭スプレーも備わっていました。

洗面台を挟んで両側にトイレ・バスルームが独立しているのは使い勝手が好いので好きですね！～、ましてバスルームは浴槽と洗い場が分かれているのでゆっくりと入浴が出来ます（シングルルームは通常のユニットバス・トイレです）。
また、シャンプー類もＤＨＣ製の質の高いものを使っていますし、洗面台にはボデイハンドリームまで有りました。

朝食は１階のマックスカフェ有料なのですが、費用対効果が見込めないので外でいただくことにしました～、周辺にはいくらでも飲食店・ＣＶＳがあります。
これを機にホテルリブマックスを利用する選択も有りだと思いました。

地下鉄・北１８条駅から真直ぐ北へ向かえば道路沿い在るオレンジ色のログハウスが目印で、看板には「各種激盛ありますジャンヌ」とあるので判り易いです。

激盛あります～、の謳い文句通りで学生（北大生）を相手にした大衆食堂で、かれこれ３５年以上も愛され続けて来た店です。
営業時間は夕方５時から～、これには訳があって学生さん達が勉強や部活が終わった後の居場所になればと思ったからと、母親思いの優しさから来ているんですね。

さて、その料理はどれもボリューム満点で家庭の味…、その上か価格が安くて値上げもほとんどされてない、まさに学生にとっては食のパラダイスです。
でジャンヌと言えばカレーライス～、一番人気が”ジャンヌカレー”で色々ものがトッピングされているスペシャルカレーって感じで￥６８０なんですよ。
普通盛のご飯でも充分なボリュームなんですが、３５０ｇまでは無料で大盛出来るサービスは胃袋にも財布にも優しい思いやりです。

他にもカツ丼はデカイ豚カツと甘い玉葱にふわふわトロトロ卵がのったこれも人気メニューですが、カツ激は異常なボリュームなので要注意しないと完食は不可能になりますね？…。

各種定食もありますが、大半の客はカレーやカツ丼が多いようですね～、学生さん御用達ですが、普通の方も利用されているのでその仲間入りをさせていただきジャンヌのお母さんの人柄を味わうのも旅の思い出に好いかと思いますよ～。
但し、くれぐれも食べ過ぎにはご注意を！、もし残してもパックに詰めて持ち帰れますのでご安心を。

道内や関東方面にも出店している”十勝おはぎ”で有名な「サザエ食品・宮の森本店」に来ました。

てっきり関西にも同名ブランドで同名の企業が存在するのでここが本社だと思っていたら姉妹会社で別企業だったとは意外でした？。
まぁ～十勝産小豆を使った美味しいおはぎや鯛焼きに大福を作っているのなら構わないことなのですがね～。

看板商品は何と言いてもおはぎなんですが、個人的には大福が一番だと思っています。それも”草大福”が特に大好きです。
関西ではよもぎ餅というのが一般的なんですが、サザエのよもぎ大福はほんのり苦くてそれを甘さを抑えた餡子とが合間って好い味をだしてるんです。
また、十勝大名おやきの粒餡も大好きな一品！、関西では回転焼きとか太鼓饅頭とも言うのですが、道内ではおやきとか大判焼きなんですね。
表面の薄皮がパリッとして中はふっくらで粒餡がじわーっと柔らかくてたまりません？…。

意外だったのが店内の飲食コーナーにある麺類や丼がリーズナブルにいただけること～、しかも和菓子屋なのに普通に美味しいのにはちょっとびっくりしました。
テイクアウトでおにぎりや巻き寿司・弁当などが売れれているのは知っていましたが、食事が出来るのは意外で、次回は是非ご賞味頂ければと思ってます。

今回はおやきと大福にみたらし団子などを購入しました。

場所は地下鉄・すすきの駅４番出口から徒歩３分ぐらいで電車通りに面した雑居ビル内～、１階又は２階からエレベータで８階に上がりフロントでチェックインします。

フロンは広くて洒落たデザインが豪華さを演出していますが、実際はここだけで他のフロアーはごく普通なので拍子抜けします？…。

客室はスタンダードキャビンって言ってますが全くのカプセルルームで、横置き２階建てタイプは出入りが数段にし易くて楽なのが良いです！、但し、ロールカーテンでは無く布カーテンなので要注意です。
また、室内は１２０ｃｍ幅のゆったりタイプで、背もたれ用パットも付いているのでＴＶを観る際は楽です～。その他照明・電源・小物置き付きで十分に寛げると思います（時計は無し）。
部屋の出入口付近には予備毛布も充分に置いて有るので重ねれば更に暖かく寝れます。

個別ロッカーは大型タイプを使用しているの機内持ち込みサイズのスーツケースなら入りるほどなのでコート類もそのまま収納出来るのは有難いです。

さて肝心のスパは、名に恥じるほどのコンパクトでシンプル過ぎる銭湯程度の施設でした？…。
段差のある内風呂と開放感ゼロの露天風呂に小さな水晶サウナは温度が低過ぎて汗の出が悪い？…、おまけに天然温泉では無く人工ラジウム温泉は塩素消毒がきついので肌からの臭いが残るなど～、スパ・サフロからすれば相当劣ります…。

その後は休憩室でゆったりタイム～、リクライニングチェアーの個別モニターは大型でＴＶを観たり、漫画や雑誌類が充実しています。また、寝転がれる簡易マットレス室もあるのでチョイスが可能です～。
ここの休憩室は飲食が可能なので同フロアーの食事処から出前を取ったりしてますが、基本的には持ち込みが禁止だそうです。
ゆえに客のマナーが悪いのか食べ終えたままの状態なので見るからに汚いです？…。

朝食はその食事処で無料ですが余りにも酷過ぎて食べたくないほど？…、白いご飯が臭いしパサつくし不味い！、総菜は衣ばかりの安っぽい鶏唐揚げとソース味がしない具なし焼きそばに業務用千切りキャベツは味もシャキシャキ感も無く、中国製のお漬物が３種類と、具なし業務用カレーと自動お味噌汁のみ…、余りの不味さに残してしまいました。
これなら無い方がいいです！、逆にイメージダウンしてしまいますね～。

この内容で￥２７００は高過ぎます！～、周辺のカプセルなら同金額でガーデンスキャビンやビズコートキャビンの方が遥かに居心地も良いです！。
これが最後で今後の利用は有り得ないと思います…。

北海道神宮の茶屋と言えば「六花亭神宮茶屋店」で一休み～、ここは参拝者の休憩所も兼ねているのですが、ここでしか味わえない焼き菓子”判官さま”と熱いほうじ茶で一緒にいただくのが地元・札幌流なんです～。

その焼き菓子”判官さま”とは～、そば粉が入った餅の生地で塩がちょっと効いた粒餡を包みこんだ餅。
注文が入ったらその都度、鉄板（ホットプレートかな）で両面を軽く焼いてくれる香ばしさと甘くない粒餡に柔らかな餅の食感が絶妙で、特に寒いこの季節はにはピッタリの焼き餅です、しかも1個￥１００とはリーズナブル。

さて、由来の判官さまとは北海道開拓の父でり札幌の町を築いた（北海道神宮創設にも）島義勇のことを親しみを込めて判官さまと呼んだことに始まる～、今も神殿前の一角に島義勇の像が建立されていますね。
そんな歴史の紐を解きながら判官さまをいただくと、美味しさもひとしおです！…。

ほうじ茶はセルフサービスなので気を使わないでいただけるのが好いですね。

円山裏参道を歩いている時にふと思い出して…、数十年ぶりに入った「宮越屋珈琲本店」～、懐かしい思いとあの時の思い出したくない気持ちの複雑さが入り乱れて躊躇しましたが、折角ここまで来たんだから入るしかない！、そう思って懐かしい扉を開けました。

先ず自家焙煎の好い香りが漂いますね～、席はカウンターにするか、テーブル席にするかで迷いますが、テーブル席の２階へ上がりました。

メニューを広げてブレンドコーヒーと思ったのですが、写真で見るシフォンケーキが美味しそうだったのでケーキセットで注文。
しばし店内を静かに流れるジャズを聴きながら窓ガラス越しに外の景色を眺める～。

テーブルに置かれた宮越屋のブレンドコーヒーは焙煎が深い香り…、一口含めばコクのある存在感のある味です。
シフォンケーキはどこまでも柔らかくふわふわで、その味は甘みを抑えたコーヒーを邪魔しないように仕上げてます。

ゆっくりと優雅な気分で本物の味をいただく大人の時間を楽しむには最高の喫茶店です。

国内の４７都道府県に在る知事公館とは、知事の迎賓施設及び住居と成っている建物で知事公邸・知事公舎と言う定義でが、実施は知事が居住しているとは考え難いです。
どちらかと言えば現在は迎賓施設の意味合いの方が強い様に思えますね。

北海道知事公館は昭和１１年に元三井合名会社の三井別邸新館として建てられたもの。
銅板葺きの切妻屋根に赤と白のコントラストが鮮やかな外壁はイギリスの木造建築様式を取り入れたハーフテインバーン。
現在でも目を引く大胆で大きな出窓や天井まで吹き抜けの空間を意匠した設計は見事しか言いようがないですね！。

ヨーロッパの田園風景で観掛ける屋敷だったり、山岳地方で観掛ける山小屋風だったりと西洋のデザインテイストを感じ取れる意匠が北海道の風土に旨く合っているように感じます。

但し、公館は博物館では無いので全てが見学出来るわけではありません～、現役の公館なので会議やイベントがある時は入館が禁止になりますのでご注意を。
それでも、一般開放されている各部屋を観るだけでも普段滅多には観られないだけに良い勉強に成ります。

また、広大な敷地面積を持つ庭園は都会の中のオアシス～、新緑の季節や紅葉の季節などに是非、訪れてみたいですね～。
その庭園から公館を観れば、まさにヨーロッパの景観とそっくりだと思いますね。

大通公園の西の要に位置する「札幌市資料館」は元札幌控訴院と呼ばれる今の高等裁判所にあたるもの。
明治１５年に札幌軟石で建てられた威風堂々たる建物でとても重厚感溢れる印象を与えます。

正面玄関を観上げると裁判所特有の、目隠しされたギリシャ神話の法の女神と公平を表す秤、そして正義の剣が施され、真実を照らす鏡も刻まれています。

出入口の門柱には札幌市資料館と有りますが、玄関の木製の札には旧札幌控訴院に成っているんですね？…、観る者には迷ってしまうかも知れませんが。

館内を入るとエントランスやロビーホールなどは独特の重くて厚い雰囲気を受ける造りがまさに裁判所らしいです～。
メイン見学の１階控訴院当時の法廷を再現した”刑事法廷展示室”は滅多に見学出来るものではないだけに緊張しますね？…。
今の法廷とは違い（実際の法廷は経験が無いので知りませんＴＶで観た限り）、少し豪華で且つ凛とした印象がしました。

２階の旧応接室、大通ギャラリーから窓越しに眺める景観も実に素晴らしく対極する札幌ＴＶ塔が在るんですね。

他にも１階の「まちの歴史展示室」や「おおば比呂氏記念室」なども見応えがあるので時間を取って、足を運んでいただきたいお薦めの博物館ですね。

地下鉄・北１８条駅から東へ徒歩で１０分程度の所に在る「モーツアルトケーキワークス札幌」に来ました。
いわゆる工場のアウトレット・直売所なんですが、独立した売店などはなく、工場の正面出入口から入って直ぐの所にテーブルが有り、そこにその日の商品が並んでいる感じです。

この日並んでいたのは焼き菓子のクッキーばかりで３種類～、一袋￥３００で２袋だと￥５００と少しだけ安く成るようです。
見た感じではセルフのコーヒーショップなどで売られているクッキーだと思うのですが、味的に美味しそうに見えなかったので購入はしませんでした。
ちょっと期待外れでしたが、日によってはリーフパイやマカロンなどもあるそうなのですが、好みでは無いのでパスですね。

北海道大学の北側に位置する観光スポットの「旧札幌農学校第二農場」は酪農のモデル農場で、当時の様々な施設を屋外展示したところで今の酪農王国を創り上げた礎を知る・見る・触れることが出来ます。

この施設だけを見学するなら地下鉄・北１８条駅からが最も便利で、西へ真直ぐ通り沿いに徒歩８分ぐらいで北大の環状門から入りましょう。
右側に出入口の門を入って事務所で受付の記帳をしてから入館します、勿論無料です。

その前には池と芝生があるので整備された小道を歩いて順に見学をするだけ～、各施設には案内板に説明が記載されているので判り易いと思います。
どの施設も明治期に建てられたアメリカ風建築には、あの有名なクラーク先生の思い込みが溢れているように感じます。

今回は雪の季節なので真っ白ですが、新緑の頃、紅葉の頃などはまさに本場のマサチューセッツ州の景観にそっくりなんでしょうね？～。
言い換えればそれだけでも絵に成るほどの雰囲気を持つ異国の景色ということでしょうか。

クラーク博士像やポプラ並木だけが北大の景観観光スポットと言われますが、是非、第二農場・モデルバーンにも足を運んでいただきたいところです。

ＪＲ札幌駅・北口から徒歩で１０分ぐらいの駅北西部に在る偕楽園の近くに位置する「清華亭」は開拓使により明治１３年に建てられた貴賓接待所です。
当時の皇族や政府要人・官僚などの貴賓接待所、すなわち休憩所として利用される目的で建設された和洋折衷の木造建築。

北海道らしい赤いトタン屋根に洋風スタイルのデザインを取り入れた和洋折衷様式の木造１階建て建築ですが、特に目を引くのが大きく張り出た出窓が洒落てます。
それ以外は普通の縁側が付いた和風にしか思えないのですが？…、館内に入ると随所的に工夫や贅を凝らした技などを観ることが出来、当時の大工職人としての腕の好さを知ることが出来ますね。

１５畳の広さを持つ書院風造りの畳の上で一人座って目を閉じれば…、”水木清華亭”と命名した開拓使長官・黒田清隆に触れることが出来るようでした～。

入館料は有りませんので、玄関入ったところで名簿に記帳するだけです。
冬は辺り一面雪に覆われて何もありませんが、新緑の頃や紅葉の頃は庭園などで色鮮やかな季節を告げる美しい景観に出会えるのでしょうね！～、その頃にまた来ます。

札幌に行った際に時間が有れば寄ります～、「北海道さっぽろ食と情報館」とありますが観光案内所と食の魅力の情報発信拠点が合体したところです。

観光案内のパンフレット類は札幌市内から周辺、全道に至るまでブロック分けされて判り易く整理され豊富なのがここの特徴。
更に判らないことはカウンターのスタッフや気軽に声をかけ易いボランテイアの皆さんに聞けば観光以外でも詳細に教えて頂けるのが有難いです。

毎回よく聞くのが地元スーパーマーケットや市場での買い物の事で、時間とか場所とか特売の情報なんかも地元の方々なので知っているのが強み！～、今回は市内のアウトレット・直売所の情報を色々と教えて頂き、ました。
以前から何となくは聞いて知っていたのですが、今回は時間がたっぷりとあるので数か所ですが立ち寄ってみることにしました。

また、併設されている食の情報発信拠点としてのアンテナショップでは道内産の食品加工品の数々は土産として実用的な物が多いのも特徴で、いわゆる一般的な土産物とは一線を画しています。
更に道内産の食材に拘った簡単なフードコートも利用価値が高いと思います。やはりお薦めはソフトクリームと各地の牛乳です。

最後に営業時間が８：３０～２０：００と長いのも利用者に配慮した有難い案内所です。

瀬の本高原から県道４０号線を走って、その通り沿いに在るので判り易いです。
標高１０００ｍの山峡に沸く１０００年以上の歴史ある温泉とのことで、特に落差２ｍもある日本一のうたせ湯は有名です。筋肉をほぐす湯として肩凝りなどの筋の病に効くので「筋湯」と言うそうです。

お昼過ぎには到着し駐車場へ入れさせて頂き、温泉街をぶらぶらさせて頂きました?。チェックインには早いですが、快く部屋に案内していただきました。
仲居さんがお茶を入れて頂き、地震の被害や影響を伺いました…、やはり筋湯も風評被害でキャンセル続きで、本日は私だけ？との事でした。

部屋は純和室の２間続きで、民芸調のインテリアが懐かしさを思い起こします。しかし、見て判るほど清掃がしっかりと成されていないのは大きなマイナス要因ですね？…。

自慢の温泉施設は天然温泉１００％全て掛け流しの館内大浴場内湯と男性専用露天風呂に、敷地内の貸しきり湯小屋３箇所と女性専用露天風呂の７箇所も在り、仲居さんから「本日は全てのお風呂をご利用下さい」とのこと。

眺めの良い露天風呂?、湯小屋の立ち湯に趣のある岩風呂?、朝風呂は昭和チックな大浴場と温泉三昧でしたが、ここも清掃がしっかりと成されていないのが残念でした。もちろん共同温泉、うたせ大浴場・岩ん湯も利用しましたが、どこも１００％の源泉掛け流しの単純泉は柔らかないい湯でした。

楽しみにしていた夕食は「創作懐石料理」?、この会席とは違う意味を持つのですが、部屋に出された数々の料理はまさに創作懐石の名に恥じないメニューばかりでした。
季節の地産地消を活かした料理は素材の味を１００％引き出したものばかり?、料理長の腕の確かさが冴える技で、お酒と共に心から酔えるものでした（旨いの一言！）。

だからと言っては何ですが…？、レストランでの朝食は余りにもギャップが有り過ぎてショックでした！。
きっと料理長が作らないで仲居さんがしているのでしょうか？…、味自体が全く違いました？（決して不味くはないですよ…）。

チェックアウトの際、支払いにクレジットカードは不可で現金のみでした（危なかったです？）。予約の際にクレジットカードで前払いは可能との事でした。

新緑が映える高原の風に吹かれて気持ちいい季節?、次回は違った季節の風に吹かれながら、料理長の創作懐石を賞味させて頂きたいですね！。また、来ます！！。

場所は国道９号線沿い、道の駅「キララ多伎」の近くで、日本海沿いに建つ出雲市が経営する３階建てスパ・リゾートホテルです。

全室シーサイドビューでコンパクトでシンプルですが、テラス側の出入り口が大きく明るいので開放的です。大きなテーブルや荷物台も有って使い勝手も良く、清掃も綺麗に管理されてました。特にテラスから眺めるサンセットは最高で～潮風の香りと波の音に吹かれながら～しばしストレスが解消される様です…。

食事は夕食・朝食共にレストラン・バイキングで、海の割には魚系が無くて残念でしたが…、地元野菜などを使い工夫されたメニューは、味・品数・ボリューム共に美味しく頂けて満足でした。特にテラスで頂くと～気持ち良さまでも尚美味しく感じます～。

そして目玉施設の海水を汲み上げ温めるスパは、体も心もゆったりと癒されてしまうほど、リラックス効果が得られて、肌が温泉以上にスベスベ、ツルツルになります～。出来ればこの後に温泉かお風呂が有ればもう言う事無しですが？…。また、チェック・イン前からチェック・アウト後まで利用出来るので利用価値は大です。

観光で来るよりも、体と心を癒しに来る～その様なホテルだと思います。