機乗の空論さんのクチコミ(86ページ)全2,708件

奈良市内を訪れる観光客の大半が奈良公園を中心に東大寺・興福寺・春日大社・猿沢の池をぐるっと回って終了というのが一般的です。
その途中に多くの鹿を観て、鹿煎餅を与える触れ合いを求めて記念写真を撮影することが奈良市内観光のベストなのです。

が本当の奈良はその様なところにはありません！…、そもそも奈良の言われは「ならまち」が由縁であることは意外に知られていないです。
歴史を辿れば古の頃より人が住み、市が立ち商を始め、大勢の人が集い、多種多様な文化が生まれ、街を形成し発展したのがて”ならまち”です。

威風堂々とした老舗商家や数々の町家が建ち並び、時代の流れを見つめながら生き続けて来た家屋や寺院にその面影が今も多く残る界隈です。
そして、何よりも素晴らしいのは普通に毎日の暮らしがあることです～、一部は空き家であったり、リノベーションされて生まれ変わっていますが許容範囲です。

ならまちの南の端・京終界隈は日本で一番古いとされる旧木辻遊里・遊郭が在ったところ～、今はその面影も殆ど観ることは出来ませんが、それでも旅館・静観荘や付近の通りには雰囲気だけでも感じ取れます。

ちょっと足を伸ばしてならまち界隈を歩いてみて下さい～、inishie・古を感じ取ることが出来ますよ！。

ならまち界隈の上街道筋に在る私設資料館「奈良町資料館」は一見するとお堂のような吉祥天を祀ってるのかと思いますが、実は民族資料館的な博物館。

しかし、館内に入ると展示物は在るのですが、やはり、吉祥天が祀られてお賽銭箱もあると言う不思議なところ？…。
勘ぐりたくはないのですが、入館料を取らないのでお賽銭という名目でお布施なのでしょうか？…、お布施なら節税対策に成るのではないのかと思うのです…。

ゆえにこれと言って観るものは何も無く、旅の記念写真を撮る為の場所としては使えるかも知れません。
正面玄関のところでアマチュアの方が彼女を相手にポートレートの撮影をしてました～、思わず口を出したく成りましたが、止めておきましょう！大きなお世話ですからね。

直ぐ近くにも奈良町物語館という伝統的な町家を修復したギャラリースペースが在ります。

奈良でわらび餅と言えば「千壽庵吉宗」と言われるほど超有名な人気を誇る店の総本店に行って来ました。
場所は近鉄奈良駅からバスで今小路バス停下車直ぐ、徒歩なら奈良県庁を左折し国道沿い・焼門前交差点手前で３０分でしょうか？。東大寺参拝も兼ねて立ち寄れば休憩も含めて利用し易いと思います。
駐車場も店舗横に１０台程度は入れるので問題ないと思いますが、時間帯に寄れば周辺のコインパークに入れないと路駐は不可能です。

わらび餅ばかりがクローズアップされル千壽庵吉宗ですが、菓匠として和菓子手作りしてきた老舗なので店内には美味しそうなお菓子がいっぱい。

一般的な饅頭のような生菓子や羊羹から焼き菓子に和のスウィーツまで種類も豊富～、目に止まったのは”きなこクリーム大福”、わらび餅に使用してるきな粉を使った大福なので考えただけでも美味しそう！…。

店内には”千壽茶寮”が在るのでここで生わらび餅をいただこうと思ってましたが１１：００からの営業と順番待ちが既に十数人も居るとのことで止めました…、たかがわらび餅で待てるかよ！なんて思い、生わらび餅６切れ入り￥６５０を買って帰ることにしました。

パケージには冷蔵庫で冷やさないでください！と注意書きがあり常温で頂きましたが、期待したほど食感が無くてあっさり？…、味もきな粉の甘さと香りだけで本来のわらび餅って意外でした～、もしかすれば冷やせばもっと食感も味も美味しくなったかも知れませんが？…。
同じお金を出すならトコロテンや吉野葛切りの方がはるかに食感も好くて美味しいと思いました。

ＪＡ直売所が駅近くに在るのは非常に珍しいケースなのがファーマーズマーケット「まほろばキッチンＪＲ奈良駅前店」。

もっと判り易く言えばダイワロイヤルホテル奈良の直ぐ横なので迷うことも無く、駐車場も広いので止め易いです。
オープンしてまだ２年目なので真新しい雰囲気がして明るい店内の棚には朝獲れ野菜がぎっしりと並べられてます。
特にこの時期は夏野菜が最盛期でどれも新鮮そのもの～、どれも￥１００とはいかないですが、￥１３０までと市価よりは安いです。
しかし、トマトやキュウリはここも含めて全国的に高いのは痛いです！、６月の長雨の影響化でしょうか？。

それでも、万願寺唐辛子・ピーマン・路地トマトにキュウリ・小松菜・インゲン・水耕レタスなどを多めに購入。
また、生花も花瓶用から仏壇用まで品揃えが豊富なので実家用も合わせて購入しました。

加工食品も全国のＪＡ網から仕入れたものが多く、鹿児島ＪＡのハム・ソーセージは旨いんです！、保冷用氷も用意されてるので幾つか購入しました。

支払いはクレジットカードが利用出来るのもＪＡ直売所の便利なところです。出来れば温室イチゴが出荷される時期に来れば美味しいイチゴがリーズナブルに買えますね。

イタリアン・ファミレスの「サイゼリア」は全国展開チェーン店舗なのでメニュー・価格・味もサービスも同じが基本、夕食で利用した「サイゼリアＪＲ奈良三条通り店」で特にこれがと言うものはありませんが、１年ぶりに利用したので列記します。

当日は真夏日の中～、ならまち散策をしながら５～６ｋｍは歩いたでしょうか？、足の疲労と汗とで体は熱中症のような感じで流石にバテてしまいました。
ホテルの部屋でシャワーを浴びて、缶ビールを一気に飲み干してしまうほど体が渇きを要求しているようでした。
で、奈良の旨いものを求めて餅飯殿界隈へ行く予定がおう面倒臭く成ってしまい…、近場のサイゼリアでワインを飲むことに成りました。

下手なレストランや居酒屋で不味いワインを出されて高額なお金を支払うのなら割り切ってサイゼリアのワインをいただく方が賢明だと思うのです。

店内はコロナウイルス対策として手消毒してからテーブル席へ、そのテーブル席も周囲をビニールでカバーし間隔も開けてます～、オーダーは紙に記入して店の方へ渡すなどしっかりと対策を講じてました。

白ワインはデカンタ５００ｍｌで、エスカルゴ・チリソー・ムール貝・アロステイチーニとバケットはエスカルゴのガーリックソースを付けると最高の旨さ！。
ワインもつまみも価格以上の価値があると毎回関心します！～、特にこの白ワインはすっきりとフルーティ―で後味が切れるような美味しいものと思ってます。

これだけのものがこの価格で提供出来ることがサイゼリアの凄いことだと企業努力に感謝しています。
そう言えば価格帯の端数が切れて￥２９８が￥３００丁度に成ってミラノドリアも￥３００と切が好く成ってました。

〆はシーフードパエリアとハヤシターメリックライスでお腹もいっぱいで程好く酔いしれて心も満足でした！。
普段使いなら最高のパフォーマンスを発揮するファミレスです。

一昔前まで奈良市内には三つの公設市場が在りました～、北町エリアの”大門市場”、ならまちエリアの”奈良市場”とこの「椿井市場」です。

既に大門市場と奈良市場は閉店され廃業しているので跡形もなく当時の面影さえ偲べないのが残念です…、但し、奈良市場は駐車場に成って残ってました。

若い頃に転勤でこの近くに住んでいたので、奈良市場へも好く買い物に来ました。特にお気に入りの店が在った関係ですが。
勿論、椿井市場にも仕事の帰りに寄ると～、惣菜屋の見切シールが付いた総菜、肉屋の揚げ物にかしわ屋の焼き鳥・唐揚げなどを夕飯のおかずとして買ってました。

昔は対面販売だったので、顔を覚えてもらうとよく負けてもらったりサービスしてくれたりで、それが結構面白かったのですがね？～。

今回４０数年ぶりに椿井市場へ寄りましたが、東側出入口（椿井小学校側）付近しか営業してないですね？…、それ以降入っても廃業した店ばかりで廃墟化してました…。
昔お世話に成った店も看板は残ってましたが、廃業して相当年月が流れてるんでしょうか～、剥げ落ちて錆びついたように成ってました。

それでもまだ営業している店のお陰で市場全体が取り壊しに成らないのは嬉しいことですが、近い将来に都市整備開発か何かで、１００ｍのこの市場も姿を変えるのでしょう？。

奈良市街の餅飯殿商店街の入口角に面した杵つき餅専門店の「中谷堂」はよもぎ餅のみを提供すル餅屋として地元から観光客に至るまで人気の店舗。

毎年、ＴＶなどで高速杵つき餅で紹介されることがあるので知っている方々も多いはず。

キャッチフレーズが”日本一美味しくて早い よもぎ餅”だからなんでしょうが、つきたての餅が美味しいのは知っての通りで、シンプルに作り立てを出すのは言葉では簡単ですが、実際に行うのは大変なことです。

１個￥１５０の小ぶりのよもぎ餅を頬張れば、柔らかく弾力のある餅の中によもぎの香りと粒餡の甘さにきな粉の香ばしさが一体に成る旨さは堪りません！。
確かに粒餡やきな粉の旨さもさることながら、それ以上によもぎと餅が引きたってるおは杵つきだからなんでしょう。

よもぎ餅だけで勝負してきた中谷堂の自信が伝わる銘菓です。売り方もシンプルで個数売りのパック詰めに金額を掛けるだけと判り易いのも好いです。
以前はもう少し安かったと思うのですが、諸般の事情により値上げされたのしょう。

ＪＲ奈良駅すぐ前の広場に在る旧奈良駅舎を活用利用している「奈良市総合観光案内所」です～、
外観・内観共に他を圧倒するような歴史的建造物の観光案内所は全国的にも珍しいと思います。

大きなカウンター沿いにスタッフの方々が随時応対されています～、若い頃に数か月ですが転勤で居ましたのでそれなりに奈良市内の情報には自信があったのですが、余りにも周辺の景観や店舗などが変わってしまった為に、情報が古過ぎて役に立たなく成ってしまいました…、当然のことですが。

リーフレットも棚には詳細に亘ってあるのですが、一般的な観光地には興味が無いのでそれらも役には立ちません。
端に居た年輩のスタッフなら大丈夫だと思って伺いましたが、これが大失敗で殆ど駄目でした。
奈良で最古の旧木辻遊郭や公設市場などについては他のスタッフも名前と場所程度の知識しかなく勉強不足です？…。

まぁ～奈良市のゆるキャラ”しかまろくん”については色々と教えて頂けたので少しは救われましたが、案内所のスタッフレベルは個人差が本当にありますね？～。

構内にはカフェ・スターバックスも在るので検討しながら利用したいです。

ここでは「ＪＲ奈良駅旧駅舎」についてのコメントを列記させて頂きます～、４０数年ぶりにＪＲ奈良駅に訪れましたが、すっかりと様変わりしてしまい浦島太郎状態でした？…、

関西で生まれ幼年期を過ごすと奈良市へは必ず遠足や家族や友人同士で遊ぶに行く身近なところ～、特に鉃っちゃんなら近鉄電車は元より旧国鉄・関西本線を利用して天王寺駅から気動車キハ１０系やキハ３５系で奈良へ行くのは普通でした。

その頃の奈良駅は多くの支線の発着駅だったので構内も広く気動車の宝庫とも言われたローカル色の強い駅に昭和９年に建てられた２代目駅舎は寺院風を取り入れた和洋折衷様式の意匠が古都・奈良に似合うシンボル的なものだったんです。

やがて湊町/奈良間が電化されても暫くは昔ながらのローカル駅のままでした…、逆にそれが好くて乗り鉃・撮り鉃・音鉃と様々な形で鉃っちゃんに愛され続けられて来ましたが、平成１５年に高架駅に成り遂にその駅舎は不要の物と成り取り壊しが予定されましたが…、歴史的価値から反対の声が根強く保存・活用と成ったわけです。

曳家によって１８ｍ移動され現在の場所にて保存、そして「奈良市総合観光案内所」として活用されることに成り、第二の人生を歩むことに成りめでたしめでたしです。

山陰近畿自動車道・浜坂ＩＣ直ぐのところに新しく「道の駅浜坂の郷」が出来ました～、平成１９年１１月オープンなのでまだ新しくピカピカです。

一般的な道の駅同様に、駐車所とトイレに周辺の道路情報と観光案内です。及び、地域をＰＲする為の朝どれ野菜や水産加工品などの土産物に、地産地消の食材で作られたレストランなどが在りました。
特に但馬地方をＰＲするうえで欠かせないものがブランド但馬牛で、湯村温泉に店を構える肉の但馬屋がレストランを始めてます。

その但馬牛を使ったコロッケやミンチカツが手軽にテイクアウトですます～、但し、価格もそれなりでコロッケ￥１８０、ミンチカツ￥２５０と割高です。
実際に試食しましたが、それほど美味しいとまではいかなく不味くもない？…、ミンチカツは合い挽きでは無いので食感がパサつきます？。

道の駅で本当に美味しい！と呼べるご当地グルメは無いですね？…、しかも価格ばかり高くて内容と合ってないのが残念です…。
折角この地に在るのですから。何か特徴や特色が欲しいところですね～。

場所は市街地の中程、紺屋町の水路前と判り易いところです～、近鉄・ＪＲ共に郡山駅から徒歩で１０分ぐらいでしょうか？。

創業江戸時代から続く藍染を商いにしてきた商家を修復・保存した「箱本館 紺屋」は名の如く紺は藍で、箱本は秀長の時代からあった箱本１３町、今で言う自治組織。
そこに藍染をする職人が集まり住んで、藍染を扱う店が多かったことから名が付いたようです。

今も有料ですが藍染体験だ出来るようにプログラムが組まれているようで、当時からの道具や製法などが記され展示もされています。
また、藍染の手作りハンカチやタオルに小物などが直売所で展示販売されてます。

もう一つのテーマが町興しの金魚をテーマに様々な展示やボブジェ、実際の金魚を行灯や旧ブラウン管ＴＶなどを利用した水槽などで飼っているのはユニークで面白いです。

町歩きの際にちょっとした休憩にも利用出来るので立ち寄ってみては如何でしょうか？、トイレも最新の設備なので気持ち好く利用が出来ますよ。

場所は近鉄郡山駅前、矢田筋商店街の入口角に「ころっけのハヤシ」と二つの看板が上がっているので誰でも判り易く迷うことは無いです。
時間帯に成るば店頭に行列が出来るほど地元では人気店なので余裕をもって下さい。

メニューはシンプルに揚げ物ばかり～、メインのコロッケ・ハムカツ・ミンチカツ・チキンカツ・牛カツ・エビフライなど肉屋や総菜屋と同じようなものです。
価格はコロッケは１個￥７０と値上がりはしましたがまだ￥１００以下で頑張ってますが、何分大きさが小ぶりなのでコスパを考えると微妙です？…。

コロッケの味は甘さを抑えたスパイシーな大人の味？、塩・コショウだと思いますが…、でも、そこまでの強いスパイシーさでは無いので子供にも大丈夫です。
また、ミンチカツ￥１４０もお薦めで個人的にはこちらの方が好きです、ビールにもご飯にも合いますからね。

私の友人は生まれも育ちも郡山なのですが、子供の頃からこけっけのハヤシにお世話に成って育って来たので体の半分はハヤシだと言ってました…、それほど地元ではポピュラーなんですね？～。
お旨いものは地元客だけに独占させず観光客もどしどしいただきましょう！、お薦めします。

旧洞泉寺遊郭跡の唯一内部見学が出来る町家物語館・旧川本邸内に出来たセルフサービスのカフェ「町家カフェ語らい」を利用しました。

何と言っても現存する旧妓楼・川本楼跡を修復・保存したとはいえ、往時の雰囲気はそのまま残っている部屋の中で、お茶をいただいて休憩が出来るのは貴重な体験に繋がります。

先ず手をアルコール消毒してから入ります～、店内は畳敷きのまま窓や壁に向かってテーブルと椅子が配置されているのはコロナウイルス対策だと思います。
係の方にドリンク代￥１００を支払って、後はセルフサービスで珈琲マシンを操作します～、といってもＣＶＳ同じなので問題はありません。

千本格子の窓に向かって座ればそこから見える世界が全て～、当時の娼妓達はどのような思いでこの世界を見ていたのでしょうか？…、やるせなさや哀しみや切なさ、耐えきれない思いの中で生きながら心は死んでゆく、やがて身も果てて死んでゆく有様でしょうか？…。

実はこの部屋”娼妓達の治療部屋”だったそうで、病に侵されてもろくな治療も受けられず借金の肩だと客を取らされ続けたあげく、身も心もボロボロに成って死を迎えるようだったと聞きました…。
だから、その思いが染み付いてるから彼女達が語り掛けてくるのかも知れません？～。

見学の後にちょっと立ち寄ってみませんか？、暑い日でもＡ/Ｃが効いて涼しいです。

関西地区でも歴史的に規模的にも有数の花街として栄えた郡山に在る”旧洞泉寺遊郭と東岡遊郭”ですが、昭和の売防法まで赤線・歓楽街としての役目を果たしてきましたが、その後飲食業や旅館業への転業も結果的には叶わず廃業に追い込まれ現在残るのもごくわずかに成ってしまい？…、廃屋から廃墟へと取り壊されが進む中で、唯一修復・保存されリ事の成ったのが「旧川本邸」で、現在は「町家物語館」として平成３０年１月にリニューアルオープンし無料・一般公開しています。

旧川本邸は川本楼という規模の大きい旧妓楼で、木造３階建て、部屋数十七室もある店側と住居が同敷地内に在る往時を語る上で貴重な妓楼建築であり貴重な生き証人でもあります。

大和郡山市が修復・保存するに当ってし税金７８００万円を投じたことにまずは拍手を送りたい！、そして、感謝の気持ちでいっぱいです！。
財政が苦しい中でこれだけの巨額を投じるのは大変なことだった察しますが、負の遺産としてではなく過去の事実として未来へ繋げる遺産として残してほしいです。
出来れば保存だけでは無く、未来へ向けて活用をして頂くことが大切ではないでしょうか？。

また、純粋に妓楼建築の匠の技と意匠を観るだけでも、どれほどの素晴らしいものが使われ残されているかが理解出来ると思います。

周辺の元妓楼も廃墟化が進み崩壊の可能性があり取り壊されて町の景観も変わっていき風情も消滅しつつあるのは止むおえないことだと思います…。
が行政や民間に市民も手伝って残る元妓楼や街並みを残していただきたいと切に願います。

郡山城の外濠を修復・整備して造られた「外濠緑公園」は、余りにも綺麗に整備されし過ぎて昔の面影を留めるような雰囲気はありません？…。
ゆえに水路が在る緑地公園に成てしまった感が強くて残念です…。

郡山城の外濠は城下全体を取り巻く全長５０町１３間、約５．５ｋｍに相当する規模で、その１/４程度を緑地公園として整備されたものです。

ＪＲ郡山駅からだと矢田町通りから南へ行き外濠南門の”高麗門”から北へ進んで行くと判り易です～、
整備された遊歩道沿いを行くと矢田町通りを交差する”高田町大門跡”を過ぎて、更に進むと右側にはトイレや東屋が見えて来ます、この緑地では唯一の休憩施設です。
左側には景観にはそぐわない高層マンションが大きく立ちはだかるのが難点？…。

更に遊歩道沿いに進むと右へ曲がる辺りから常念寺の白壁が続きます～、そして、左へ曲がる辺りに”郡山城外濠跡 常念寺裏濠”と刻まれた大きな石碑と”外濠の説明”と記された黒御影石の碑が建っています。
その対面には外濠北門の紅い大きな”冠木門”が建っています。

門をくぐればＪＲ郡山駅まで近くなので３０分も有れば十分だと思います。途中、市民の方々とすれ違うほど普通に生活の中で利用されているのが判ります。

ＪＲ郡山駅・東口直ぐに在る「大和郡山市観光協会」は判り易く便利な所に在ります～、但し、近鉄郡山駅からは徒歩で２０分程度は掛かるので、途中に在る箱本十三町観光案内所の方が近いです。

案内所はカウンターだけで椅子は無し、ラックにリーフレットが差し込んであるあるだけのあっさりとした狭い空間でした。
スタッフの方は意外にも歴史的な過去の詳細は知らないようで、問いかけに関しては殆ど答えられないお粗末な一面はありましたが、世代もあり仕方が無いことだと思いました。

それでも郡山城址に関することは意外なことまで教えて頂き大いに参考に成りました。

市内の観るべき観光は郡山城址・旧城下町の町並み散策と旧遊里遊郭跡の旧川本邸に金魚資料館といったところでしょうか？。
やはり郡山と言えば金魚の養殖が全国的に知られている金魚の町ですね。

リーフレットは市内マップなどが手軽に利用出来て散策には好いですよ！、街中にも箱本十三町観光案内所が在るので、解らないことがあれば立ち寄ってみては如何ですか？。

観光協会ではレンタサイクルや手荷物預かりサービスも有料ですが行っていました。駐車場は残念ながらありませんので周辺の有料駐車場の利用と成ります。
３時間以上終日までの利用ならパチンコ＆スロットのタイムズなら￥５００と割安でした。

京都・大阪方面から近鉄電車で来ると郡山駅の手前は城址内を走るので判り易い！、駅下車して線路沿いに戻れば「郡山城址公園」と大きな看板が建っているので、踏切を渡ってそのまま道なりに行けば追手門へ辿り着けます。ここまで約２５分ぐらいでしょうか？。
車なら郡山市内・近鉄郡山の看板を目印に走れば、途中から郡山城址の看板が現れるので判り易いです。但し、駐車場は”三の丸Ｐ”とありますが有料です。無料を利用する方は”梅林門”又は城址会館”を目指して下さい。

「郡山城」は大和・紀伊・和泉を統治する中心の地で秀長の居城で百万石～、元は戦国大名・筒井順慶が修復をしたのが始まりと言われていますが、大幅に改築・拡大をしたのが秀長であり、その後徳川の時代に代ってからは譜代の大名が代々藩主を務め、幕末まで続きました。

天守閣は現存しませんが、追手門や追手向櫓・追手東隅櫓・多聞櫓・天守台などは市民の協力で復元・整備されてます。
また、昨今の調査で色々なことが判明し、五層六階建ての天守閣が在ったことが判明し礎石も修復・展示されてます。

そして、城郭を表す石垣や堀は僅かしか観ることは出来ませんが、郡山城としての外濠は市街を囲むほど大きなものであることが外濠緑地公園などで解ります。

秀長時代の百万石であり、徳川時代での譜代大名では十五万石であることから随分と栄えたことが解ります。

もし、将来天守閣が復元されれば五層六階の荘厳たる郡山城天守閣、観てみたいですね～、そう言えば鍵屋の辻の仇討ちで名を馳せ荒木又右衛門は郡山藩の剣術指南役として短い期間すがこの地で過しているんです。なばら登城の際に天守閣を必ず観ていたんでしょう～、これも浪漫です。

あやべグンゼスクエアとは道路を隔てて前に建つ瀟洒な木造２階建て洋館風建築は「グンゼ記念館」。
元は大正６年築の旧郡是製絲（株）本社・事務所として建てられ、当時の流行を取り入れた意匠が随所に観られ、外観・内観共に眺めるだけでも歴史や伝統を感じ入る素晴らしい建築物です。

グンゼ博物苑とは違い記念館の見学は毎週・金曜日のみ、平日のたった一日のみと非常にハードルが高いので見学したくても出来ない事情なんですね？～。
せめて週末も含めた三日間ぐらいにして頂けると有難いのですが、如何でしょうか？…。

正面から入り記帳さえすればＯＫです！、この日は誰も居ないので係りの方（元社員の方）が付き切りで説明・案内をして頂けました～。
流石に詳細まで話して頂きとても判り易く丁寧で有難いことでした。

また、特産館で肌着を購入したせいかも知れませんが（紙袋を持っていたので）、縫い目が無い製法に至るまで説明をして頂き、返って恐縮するほどでした。

この様な企業博物館は単なる企業歴史を紹介するだけでは無く、新たな企業ファンを造る上でも大切なツールの一つだと思います、特に係の方はより大切なソフトだと思います。

あやべグンゼスクエア内の「グンゼ博物苑」はグンゼの歩みを知る資料館として２０１４年５月にオープン。
一般開放されている創業蔵・現代蔵・未来蔵の３つから構成されてる企業博物館です。

特に創業蔵は往時のこの地における養蚕産業を知る上で貴重な資料や判り易い解説をされているのは特記です。
明治政府による殖産興業・養蚕業は東の官営・富岡製糸場に対し、西の民間・郡是製絲（株）というはっきりとしたすみわけが出来ていたことに驚きます。
２階に上がると創業者の波多野鶴吉氏の人なりや経営者としての偉大さ・人望などが触れられています。

現代蔵では一般的に知られている肌着のグンゼの商品が展示されているので華やかで判り易くて興味深い物があります。

未来蔵は繊維メーカーとしての将来を見つめた方向性や素材などを実物にて展示されているのも面白く、より身近な存在として説明されてます。

全体的に余りくどくどなく、シンプルに判り易いので観るだけでも楽しく面白い博物館だと思います。
今も登記上は綾部本社で、大阪に本社を置く企業グンゼのファンに成ってしまいます。

綾部駅・北口からアスパ方面へ向かって徒歩５分ぐらいの判り易く行き易いところに在る「あやべグンゼスクエア」は繊維メーカーグンゼが所有する”新しい出会いの空間”を提供する企業スクエア。

グンゼと言えば老舗の繊維メーカーとして一般的には肌着として知られる企業で、ここ綾部が創業の地。
ゆえに綾部もグンゼと共に発展し続けて来た養蚕の町であり企業城下町でも有るんですね。その広大な工場敷地内を整備し、市民や観光客が新しい出会いの空間として利用出来る場の提供をする施設が２０１４年５月にオープン。

スクエア内はあやべ特産館・グンゼ博物苑・あやべバラ園の３施設から成っています。勿論、無料の駐車場も完備しているので問題ありません。

直ぐ近くにはショッピングセンターのアスパや、ホームセンター・飲食店・ＧＳなども揃っているので観光客も利便性が高いので大いに利用すべきです。