dune45さんのクチコミ(44ページ)全28,328件

「格さん（安積澹泊）の墓」は、水戸ロマンチックゾーンの一画にあります。回天神社の裏手で常盤共同墓地の中ですが、案内表示がありお墓の前に幟が立てられていたのですぐにわかりました。背後には田園地帯が広がっており、牧歌的な光景に癒されました。

回天神社の境内に建つ白壁が印象的な建物が「回天館」です。
案内書きによると、幕府に降伏した天狗党の志士は、敦賀にあった鰊倉に押し込まれ残酷な処遇を受け、約100年後にその1棟を水戸の常磐神社境内に移築し「回天館」と名付けられたのち、平成元年に水戸市民の有志が寄付を募り、現在の場所に移築したということです。
一見すると普通の建物ですが、幕末に纏わるそのような歴史が隠されていたとは驚きでした。

水戸ロマンチックゾーンの一画にある回天神社は、明治維新100年を記念し昭和44年に造営された神社です。国のために殉した数多くの志士の霊を慰めるため昭和8年に忠魂塔が建てられ、のちに神社が造営されたということです。神社のすぐ近くに整然と並ぶ多くの墓石が印象に残りました。

二十三夜尊桂岸寺は、水戸ロマンチックゾーンの一画にあり、保和苑に隣接しています。もともと保和苑はこちらのお寺の庭だったということです。
徳川光圀公にゆかりのあるお寺で、特に印象的だったのは本堂に施された精緻な彫刻です。その点においては日光東照宮にも通じるものを感じました。

水戸駅周辺では水戸観光コンベンション協会が運営するレンタサイクルがお勧めです。駅の北口、南口、千波湖西駐車場の3か所にステーションがあります。水戸駅近辺の観光スポットへの道はところどころに傾斜があり、電動アシスト付きがお勧めですが、用意されているのは南口と北口のみになります。終日借りて1000円という手ごろな料金もありがたい限りでした。

水戸ロマンチックゾーンの一画をなす「保和苑」は、かつては桂岸寺の庭で、水戸黄門としてお馴染みの徳川光圀公が愛した庭園ということです。あじさいが有名ですが、訪れたのが3月なので、もちろん花は咲いていませんが、それでも池を取り囲む光景は印象的なものがありました。

祇園寺は、水戸ロマンチックゾーンの一画にあるお寺で、水戸八幡宮と保和苑の間に位置します。境内は広く静かで、水戸駅から約2キロとは思えない光景でした。訪れたのが3月初旬の雨模様の日ということで、かすかに梅の花が見られるものの、彩りに欠けたのが残念でした。是非、季節を変えて再訪したいと思っています。

水戸八幡宮は、JR水戸駅から北西方向に3キロほど、「水戸ロマンティックゾーン」の最東端に位置します。観光客でにぎわう偕楽園などと比べると人は少なく落ち着いた印象でした。周囲を深い緑に囲まれた境内は、厳かな雰囲気で心落ち着く光景でした。

時宗寺院の神應寺は、偕楽園の北側300メートルほどの場所にあります。すぐ隣に位置する別雷皇太神に足を運んだ際にあわせて参拝しました。特徴的な山門は印象的ですが、その先に続く石畳の参道の両側は駐車場になっており、この点はやや興ざめしました。境内には水戸市指定の文化財などもあり、歴史的には興味深いお寺です。

偕楽園の北300メートルほどの場所にある「別雷皇太神」は、群馬県邑楽郡の雷電神社、茨城県つくば市の金村別雷神社とともに、関東三雷神のひとつとされています。境内は整然と美しく、石畳の脇に座る大きな蛙の像が印象的でした。蛙は雷神様のお使いとして祀られているということです。

水戸金刀比羅神社は想像したよりもはるかに小ぢんまりとした神社でした。黄門さん通り沿いに鳥居があり、白い幟とともに目印になっていました。石畳の参道を奥に進んだところに小さな社があり、そこに数多くの絵馬が吊るされていたのが印象的で、地元の方の厚い信仰を集めているのが分かりました。

泉町会館は、水戸市街のメインストリート「黄門さん通り」沿いに建つ小ぢんまりとしたレトロビルです。こちらは1955年に建てられたビルで、同じ並びに建つ旧三菱UFJ銀行水戸支店ビルとともに水戸市街中心部では数少ない歴史的ビルです。どことなく庶民的な印象のある外観が良いと思いました。

水戸市の中心部を貫くメインストリート「黄門さん通り」に面して建つレトロな西洋建築です。実は三菱UFJ銀行水戸支店は通りの反対側に移転しており、こちらのレトロ建築は移転前の建物になります。明治42年に建てられた鉄筋コンクリート造りの剛健な建物です。空襲にあっている水戸市内では数少ないレトロ建築で、モノトーンで武骨とも感じる外観が魅力的でした。

「水戸芸術館」は、水戸市市制100周年を記念して1990年3月に開館した現代芸術の複合文化施設です。美術館、コンサートホール、劇場で構成されていますが、印象に残ったのは高さ100メートルのアートタワーです。30年前に造られとは思えない斬新な外観が素晴らしいと思いました。

「真木彦之進景嗣 屋敷跡」は、水戸京成パーキングプラザの一画に案内板が設置されているのみです。案内板自体は目立ちませんが、神社の境内に設置されており、赤い鳥居が目印になります。真木彦之進景嗣は、江戸時代末期の水戸藩士ですが、案内板に、“水戸大使の「マイク眞木」さん、「眞木蔵人」さんは、真木彦之進景嗣の末裔にあたります”と記載があったのには驚きました。

NHK水戸放送局は、JR水戸駅から北西方向に1キロ少々、メインの通りである「黄門さん通り」の1本裏手にあります。大きな建物で屋上にパラボラアンテナなどを搭載した鉄塔が立っているので遠くからも目立ちます。壁面に「開局80周年」を謳う装飾が施されていたのが印象に残っています。

水戸駅周辺には水戸黄門像がたくさんありますが、「黄門さんおしゃべりパーク」には、水戸黄門像とともに、すぐ脇に大きな印籠がありました。印籠にはスピーカーが埋め込まれていて、スイッチを押すと水戸黄門がしゃべる仕掛けになっています。水戸黄門像は立像で、ドラマで親しんだ旅の装いなのが良いと思いました。

ドラマ「水戸黄門」でもお馴染みの格さんこと安積澹泊の屋敷跡を刻んだ石柱が、茨城県JA会館前に設置されています。水戸駅から徒歩圏内でアクセスしやすいですが、すぐ近くにある「藤田東湖生誕の地」と比べるとシンプルで目立たない史跡なのが残念です。

藤田東湖は江戸時代末期に活躍した水戸藩士であり学者です。水戸駅の北側には「藤田東湖生誕の地」と「藤田東湖の墓」という藤田東湖にまつわる二つの史跡があります。藤田東湖生誕の地は水戸駅から東へ300メートルほどの住宅地にあり、石碑とともに小さな立像が設置されていました。またすぐ脇に東湖産湯の井戸が残っていたのが印象的でした。

宮下銀座商店街はJR水戸駅から徒歩5分ほど、水戸東照宮のすぐ近くを通るアーケード商店街です。規模は小さく店舗数は少ないですが、レトロで味わいあるお店が並んでいます。通りかかったのが昼間だったので営業しているお店は少なかったですが、大変興味深い商店街だと感じました。