ケロケロマニアさんのクチコミ(575ページ)全12,309件

浦臼町内には、札沼線沿いに５つのJR駅がありますが、その最北端となるのがこの於札内駅です。札沼線最北域の駅らしい、短ホーム＋待合所の典型的な構造をしていますが、この待合所にある駅看板が、真っ黒に錆びていて、なかなかの味わいがありました。

現在の札沼線沿線において、浦臼＝新十津川間は一日3往復のみ運行という、沿線上でも最もディープな区間ですが、この区間沿線で最大の観光地といえば、この駅が最寄となる鶴沼公園でしょう。園内には浦臼温泉もありますので、朝か昼の便でこの駅にアクセスし、昼か夜の便で帰路に着くというのがお勧めのルートかと思います。ただ、最寄とは言っても温泉施設までは駅から片道2キロほどありますので、くれぐれも乗り遅れにはご注意下さい。

この駅は、全国的にも珍しい、駅舎内に歯科医院が併設された構造となっていて、駅舎内の待合室も、歯科医院の待合室と兼用になっていますので、列車を待っていると、何だかカルテを持ったお姉さんに呼び出されそうな錯覚に陥ります（笑）。札幌発の札沼線始発に乗車すると、石狩当別に乗り継ぎ後、この駅が終着の列車に乗車できますので、是非、この不思議な雰囲気を味わいに訪れてみてください。

悪天候時には、ホームと待合所が離れている駅は何かと辛く感じるものですが、この駅に関しては、待合所がホームに隣接していて、室内から列車の到着を確認できる窓も設置されていますので、ぎりぎりまで室内で待機できる良さがある駅だと思います。尚、ここから隣の浦臼駅までは2キロほどと近いので、歩いて次の駅に向かうのも楽しいでしょう。

浦臼町内には札沼線沿いに５つのJR駅がありますが、ここが最南端となります。浦臼駅を除いては、町内のJR駅は待合所＋短ホームという形式の駅が続きますが、この晩生内駅にはなかなか立派な駅舎がありますので、是非ご注目下さい。この辺りからも浦臼山系の景色がとても美しく望めます。

札比内地区は月形町で最も東に位置する地区ですが、付近には典型的な田園風景が広がっているエリアです。この田園風景越しに眺める浦臼山系の山並みが美しいので、お天気に恵まれた際には、是非付近の風景を楽しんでみて下さい。駅舎としてもまずまずの大きさで、綺麗に維持されているのが好感持てました。

札沼線は、当別町以北においては、基本的に国道275号線に平行して走行している路線で、それ程山奥に入る雰囲気はないのですが、その中でこの駅付近では、少し国道から離れて、鉄道は山間を走るようになりますので、秘境駅という意味では、この駅のテイストが札沼線上では一番だと思います。小さな味わいある待合所が設置されていますが、場所が場所だけに、夏は虫が凄いので、話の種に駅に滞在される方は、虫除けや蚊取り線香を持参されることをお勧め致します。

石狩月形、という駅名でも、これは明治時代の行政区画としての石狩国に由来しているものであって、現在の月形町は空知管内にあるので間違えやすいところです。（かつて札沼線の終点であった留萌本線上の石狩沼田駅にも同じことがいえるのですが…。）札沼線北部にある駅としてはかなり立派な駅舎で、一応駅員も配置されている駅ですので、この路線上においては、ある意味異質な駅といえるかもしれません。

札沼線上では、色々なタイプの駅が混在していて、各駅を見て回るだけでも楽しめるのですが、この知来乙駅に関しては、割としっかりしたコンクリート製ホームと、少し距離が離れたところにある待合室が印象的な駅でした。付近にはのどかな田園地帯が広がっていました。

隣の中小屋駅が少しアグレッシブな状態の駅ですので、尚更ギャップを感じるのですが、この駅の駅舎は、山小屋風のとてもお洒落なデザインになっています。札沼線は月形町内では、南北というより東西という感じで走行していますが、この駅が町内で最西端（最南端）の駅となります。

中小屋駅も典型的な貨車改造型駅の一つで、デザイン的には隣の本中小屋駅と同様の、グリーンとオレンジのラインを配していますが、ボディの錆び具合が凄まじく、侘び寂びを感じる以上のレベルかもしれません…。尚、この駅が当別町のみならず、石狩管内最北のJR駅となります。

札沼線を代表する貨車改造型駅の一つですが、こちらは配色的にはグリーンとオレンジのラインが鮮やかでした。それなりに風雪に晒された感じがまた味わい深いですが、隣の中小屋駅が凄まじい状態ですので、まだ好意的に見ることができます（笑）。尚、紛らわしいのですが、中小屋温泉への最寄駅は、中小屋駅ではなく、この本中小屋駅となりますので、お間違えのないのないようご注意下さい。

札沼線のローカル線らしい風情が味わえるのは、この駅からといえるでしょう。駅舎は貨車改造タイプで、札沼線沿いでは結構多く見られます。いい感じで侘び寂びが感じられました。尚、現在では石狩管内唯一の村となった新篠津村には、JR駅がありませんので、この駅からのアクセスが便利です。

その名の通り、北海道医療大学のキャンパスが、駅のすぐ近くにあり、通学時間帯に関しては、札幌方面から（へ）、この駅まで（から）運行されています。基本的に学生さんの利用が殆どの駅ですので、夜間の列車に関しては、石狩当別止まりとなることが多いのでご注意下さい。

札幌市内の駅を除いて、新十津川まで続くローカル風情が満載の札沼線沿線において、一番大きな駅がこの石狩当別駅でしょう。この先、まだ長く札沼線の線路が続きますが、やや特殊な有人駅である石狩月形駅を除いては、ここが通常の改札業務を行う有人駅としての最北になります。この駅には美しいステンドグラスなどもありますので、機会があれば、是非立ち寄ってみて下さい。

札幌の北東部に位置する当別町には、札沼線沿いに６つのJR駅がありますが、この駅と隣の石狩当別駅に関しては、札幌圏の駅という印象で、実際、列車の本数も石狩当別まではかなり多くて便利です。この駅の近くには温泉もありますので、札幌近郊で気軽に汽車旅と温泉が楽しめる場所として、お勧めできるかと思います。

札沼線もこの辺りまで来ると、札幌市内とは思えないような風景が続きますが、この駅が札幌市内の最北端駅となります。この駅のすぐ北東で線路は石狩川を渡りますが、車窓からは川の景観が楽しめないような構造になっているのが残念です。是非、石狩川を見るために、この駅で下車して、札幌大橋方面まで歩いてみて下さい。尚、この駅はかつて釜谷臼駅と呼ばれていました。個性的なネーミングが気に入っていましたが、今では平凡な公園名の駅になってしまったのは、少々寂しく思っています。

この駅付近は、新興住宅地として、近年急速に発達している印象があります。札沼線は、愛称として学園都市線と呼ばれますが、その学園都市としての最たるエリアがこのあいの里教育大駅付近でしょう。近くにある北海道教育大学の札幌キャンパスは、とても新しくて綺麗な建物ですので、是非、一度足を運んでみて下さい。

この駅はかつて東篠路駅という名前でしたので、個人的にはそのイメージがまだ強かったりするのですが、付近はまだまだ開発の速度が緩やかで、昔ながらの風情が残っているので、ゆったりと散歩するのに良いエリアだと思います。この駅付近での見所は、伏篭川の風景だと思います。篠路駅との間付近でこの川を渡りますので、是非車窓にもご注目下さい。

札沼線の札幌市内エリアも、よく見ると色々な雰囲気の違いが感じられますが、高架エリアの桑園～新琴似、新興住宅地としての雰囲気のあいの里界隈と比較すると、その中間のこの辺りは、時間の流れが比較的ゆったりとした感じで、昔ながらの札沼線の雰囲気が割合楽しめるエリアだと思います。特に近くに観光地がある訳ではないのですが、何故かホッとする、そんな雰囲気といえるのがこの篠路駅でしょう。