ケロケロマニアさんのクチコミ(578ページ)全12,309件

東室蘭と室蘭とを結ぶ7キロ余りの室蘭支線の旅は、僅か15分ほどであっという間に終わってしまいますが、その間にある数駅は、なかなか昔ながらの風情が残っていて、駅巡りマニアにとっては、ファンの多い路線だと思います。その中でもこの輪西駅付近は、製鉄所がすぐ近くに立地していることもあり、昔ながらの鉄の町室蘭、の風情を楽しめる名駅だと思いますので、是非雰囲気を味わいに立ち寄ってみて下さい。

隣の幌別駅と名前が似ていて、紛らわしい駅ではありますが、この駅の特徴は、何と言ってもホームが登別市と室蘭市の境界にあることでしょうか。但し、駅としての所属は登別市となります。駅のホームからは丁度正面に鷲別岳（室蘭岳）の雄大な姿を望むことが出来ます。初心者でも簡単に登れる山ですので、山好きな方には実際に登ってみることをお勧めしたいです。

登別という町は面白い所で、登別駅が実は市内の中心駅ではありません。知名度的には勿論登別駅の方が上なのですが、あちらはより温泉に近いという意味で、観光地的な風情が強い一方、本当の中心駅はこの幌別駅で、市役所もこの駅の近くにあったりします。尚、この駅に関しては、室蘭発着の特急すずらんは停車するのですが、函館発着の北斗やスーパー北斗は通過しますのでご注意下さい。

この辺りでは一番の観光地ですので、駅もなかなか観光客向けに配慮された楽しさがあります。鬼やら熊やらが出迎えてくれますし、外国人観光客も多いことから、英語や中国語の表記なども沢山見られて、ちょっとインターナショナルな雰囲気も楽しめます。尚、登別温泉街までは、駅からはかなり離れていますので、バスやタクシーの利用となります。

この駅は虎杖浜温泉の最寄駅として知られています。浜、という名前が付きますが、駅から海までは少し離れていて、海の眺望が駅から楽しめないのが少々残念に感じました。尚、駅舎に関しては、この辺りでよく見られる、左右非対称屋根のタイプです。

この駅にはかつて敷生鉱山まで鉄鉱石運搬用の鉱山専用線が敷かれていて、元々は敷生駅という名前でした。その後も、砂利運搬用のトロッコ線が運用されるなど、戦前まではかなり活気のある駅だったのですが、現在ではこうした面影もなく、駅付近の広々とした敷地が、往時の繁栄を静かに物語っています。駅舎はそれなりの大きさを有した長屋建築ですが、ホーム側にある手書き風のひらがな駅名表示が、温かみが感じられて良かったです。

この駅は、近くに製紙工場がある関係で、従業員がよく利用している駅です。無人駅なのであまり注目はされませんが、ここは道内初の橋上駅舎として、鉄道マニアには多少有名な駅でもあります。景色的には工場の煙などに遮られてイマイチな感じが否めませんが、是非、橋上駅舎を味わうために途中下車してみてください。

この駅は普通列車しか停車しない、白老町内の典型的なローカル駅の一つですが、駅舎に関しては、長屋風のなかなか立派な建物でした。尚、よく“おぎの”と読み間違えられることに配慮してか、駅の改札口傍にある判りやすい平仮名の看板がなかなか良かったです。

アイヌ民族の拠点として有名な町白老で、町にはアイヌ民族関連の資料館などもありますが、鉄道マニア的にお勧めなのが、何と言っても北広場に展示されているSLポロト号（D51-333）でしょう。このSLは元々近くにあるポロト湖畔に展示されていましたが、数年前に駅前広場に移設されて、現在では車窓からも楽しめるようになっていますので、是非、お見逃しなく…。

白老町内には、町の規模の割には多く、６つのJR駅がありますが、その最東（実は最北でもありますが）にあるのがこの駅です。隣の錦岡駅と同様、樽前山の景色が楽しめますが、この駅付近からは、更に目を北西方向に目をやると、徳舜瞥山・ホロホロ山の山並みも望めるようになりますので、こちらもお見逃しなく…。駅舎に関しては、この辺りでよく見かける、ちょっと屋根の形が左右非対称なタイプとなっています。

苫小牧方面から室蘭本線を西進すると、この駅付近から海岸沿いを走行するようになりますが、より海側に国道36号線が走っているため、車窓から海の景色を楽しむのはまだ困難です。従って、この辺りでのお勧めの風景は山側になります。天気が良ければ、駅の目の前に特徴的な樽前ドームを配した樽前山の雄大な景色を楽しむことができます。

苫小牧市域にある、これといった特徴に乏しい駅でありますが、とある事情で近年急激に駅付近で記念撮影をする方が増えたとのこと。と言いますのも、北海道日本ハムファイターズで活躍する糸井選手の影響で、ファイターズファンの方が糸井選手のレプリカユニホームなどを着用して、駅看板と共にパチリ、なんて姿が多いようです。糸井選手の今後の活躍次第では、全国的な知名度になる日も近い駅かもしれませんね（笑）。

苫小牧の隣に位置する小さな駅ですが、この駅の近くには高校が立地している関係で、通学時間帯には車内がとても混雑します。苫小牧からはすぐですので、混雑は一時的なものですが、この時間帯に普通列車に乗車される方は、それなりに配慮されることをお勧め致します。

この駅は数年前まで恐ろしくローカルな風情の漂う駅でしたが、苫小牧市内の新興住宅地として近年急激に開発が進み、駅がリニューアルされましたので、昔の風情をご存知の方はきっと驚かれると思います。尚、この駅が千歳線と室蘭本線との接続駅となります。室蘭本線もこの駅から室蘭方面と岩見沢方面では、列車本数も全く異なりますし、岩見沢方面の列車は本数も少なく、札幌方面からこちらの方面に乗換える場合は、苫小牧まで行ってしまうと時間的に間に合わないこともありますので、この駅での乗降で接続の可否を検討されることをお勧め致します。

苫小牧市内には数的には結構沢山のJR駅がありますが、市域が東西に横長に広がっている関係で、北端の駅といっても意外と南にあるこの駅になります。距離的にはラムサール条約で有名なウトナイ湖が近いのですが、遊歩道などが整備されているエリアまでは意外と遠く、徒歩で片道1時間位掛かります。寧ろ、国道36号線上のバス停からのアクセスされる方が近いので、車利用でない方はバス利用の方が便利だと思います。

千歳市内には、全部で５つのJR駅がありますが、空港近辺の3駅と比較して、北の長都駅と南のこの駅に関しては、独特の風情があり、同じ空港の町の駅としてはとてもインパクトが感じられる駅だと思います。札幌から苫小牧方面に向かう場合、南千歳までは沢山の本数がある一方で、それ以南に関しては、本数がぐっと減り、この駅に関しては普通列車でも通過してしまう場合があります。隣の植苗駅も似た風情ではありますが、若干通過する列車が少ない分、この美々駅が千歳線上で最もアクセスが不便な駅といえるでしょう。

企業名を関したJR駅名は、まだまだ少ないように感じますが、カタカナが７文字並ぶ駅名という意味でも、鉄道マニア的にはインパクトの強い駅かと思います。その名の通り、駅のすぐ近くにビール工場があり、工場見学も楽しめます。見学時には試飲も楽しめますが、勿論、ドライバーには飲ませてもらえませんので、是非この駅を利用して工場見学を楽しんでみて下さい。尚、この駅は普通列車でも通過する列車が多いので、必ず停車の有無をご確認の上ご利用下さい。

恵庭市内には４つのJR駅がありますが、それぞれの駅に個性があって、駅巡りがとても楽しい町だと個人的には感じています。その中で、この恵み野駅は、歴史も比較的新しいですが、その分若々しさが感じられる駅です。漢字＋ひらがな＋漢字という駅名の構造も意外と全国的には少ないかと思いますので、名前的なインパクトもありますが、普通列車しか停車しない駅の割には結構近代的で立派な駅ですので、是非一度見学してみて下さい。

4月下旬にフラッとこの駅で途中下車してみましたが、駅前に沢山の鯉のぼりが泳いでいてビックリしました。なんでも、この駅が立地している恵庭市内の市民ボランティアグループが、自宅などに眠っている鯉のぼりを市民から募って集めたとのこと。少子化の影響からか、鯉のぼりの泳ぐ光景をシーズンに見かけることも少なくなりましたが、こうした活動はなかなか面白いと思いました。

快速エアポートが停車する駅ですので、観光客の方にとっても知名度はある駅だと思いますが、典型的な大都市のベットタウンという位置付けの町で、基本的に付近には住宅地が広がりますので、あまり観光で楽しむという場所ではないかと思います。但し、結構立派な駅なので、下手な札幌市内の駅よりも都会的なテイストを感じます（笑）。この町が市に昇格してから20年位経ちますが、今尚、市内にJR駅がここしかないのが少し寂しくもあります。上野幌とこの駅との間には結構距離がありますので、新駅が誕生したら嬉しいなあと思っています。