ケロケロマニアさんのクチコミ(576ページ)全12,309件

札沼線の旅も、太平を過ぎる辺りからは高架でなくなりますので、景色を楽しむという意味では少々物足りなくなってきますが、この百合が原駅からは、札幌を代表する公園の一つ、百合が原公園まで徒歩で簡単にアクセスすることができますので、沿線上で途中下車をお勧めしたい駅の一つです。特に花が咲き乱れる5月以降の百合が原公園はとても美しいので、是非一度足を運んでみて下さい。

この駅も札沼線札幌都心エリア域の典型的な高架駅ですが、規模的には八軒駅や新川駅よりも大きく、この辺りの中心駅と感じられる駅です。一応北区にある札幌駅を除いては、北区内で最大の駅と考えても良いかと思います。尚、この駅からは地下鉄南北線の北の終点麻生駅まで徒歩圏内となっています。

札沼線上の高架駅という意味で、隣の八軒駅ととてもよく似た風情の駅ですが、立地的にはこちらは北区となり、少し都心部とは距離が遠くなる関係で、より広がりのある風景を高架から楽しむことができます。個人的には東側がより開けた雰囲気ですので、朝焼けの時間帯の新川駅の風景がより美しいと思っています。

札沼線の札幌都心域エリアにある駅は、高架駅が多くて、どこも展望が楽しめるのがお勧めですが、都心により近いこの八軒駅は、立地的には西区になり、隣接する手稲区の顔とも言える手稲山方面の眺望が、都心の町並み越しに楽しめるので、展望を楽しむのにお勧めしたい駅だと思います。尚、この駅から函館本線の琴似駅までは徒歩で15分ほどで行くことができます。

この駅は、札幌市内では札幌・新札幌に次ぐ規模の駅だと思います。立派な高架駅舎は見応えがありますし、付近にお店も沢山ありますので、札幌駅や大通界隈でのショッピングに飽きた方は、一度こちらにご訪問されてみることをお勧めしたいです。快速が停車するようになった2000年頃から、この駅付近の発展は著しいように思えます。今では駅の至近に超高層マンションも建つなど、札幌の“副都心”としての今後の発展にも期待したいエリアです。尚、地下鉄駅として同名の琴似駅がありますが、距離が離れていますので新札幌と同じようには考えないようにして下さい。（距離的には700m程離れています。）

発寒中央駅は、札幌市西区のほぼ中央部に位置する駅ですが、隣の琴似駅がかなり大きな駅であるのに反して、この駅界隈は、意外なほどひっそりとした風情で、近くにお店などもあまりありません。駅構造としては、この辺りの駅に多い典型的な橋上駅となっていて、自動改札機も設置されています。

札幌市西区には、北区、手稲区に次いで多い４つのJR駅があります（厚別区も4つあります）が、その中で最北端にあるのがこの発寒駅です。西区まで来ると、どの駅も札幌都心から近いイメージがありますが、琴似などと比較するとまだまだこの辺は静かな住宅地といった印象が強く、駅前にそれなりにお店はありますが、特に夜間はひっそりとしている印象が強いエリアです。尚、地下鉄東西線の西の終点宮の沢駅や一つ手前の発寒南駅までは、この駅からのアクセスが便利です。

札幌市手稲区内には、札沼線の駅が沢山ある北区に次いで多い、5つのJR駅が存在しますが、その中で最も東かつ南にあるのがこの稲積公園駅です。その名の通り、同名の公園が近くにありますが、手稲区最東端、ということは一番札幌の都心部に近い駅であるにも拘らず、周囲は意外とひっそりとしていて、高架下にコンビニが細々と営業していたりするのがなかなか味わい深かったりします。尚、この駅は快速列車は通過しますのでご注意下さい。

この駅は、一般人の利用は比較的少ない駅といえますが、近くに札幌運転所が隣接しているため、ここに向かう運転士の姿などを結構よく見かける駅です。尚、駅は2面２線の対向ホーム構造ですが、近くに踏切があるため、地下道も跨線橋も設置されていないのが、ちょっと面白いなあと思いました。余談ですが、札幌市民が免許取得や更新でお世話になる運転免許試験場は、実はこの駅が最寄のJR駅となり、徒歩20分ほどで行くことができます。まあ、殆どの方は、手稲駅からのバスを利用するかと思いますが…（笑）。

ここのパーキングエリアは、知名度としてはそれ程高くないかと思いますが、実は札幌市内にはサービスエリアが存在しませんし、パーキングエリアも現在のところここしかありません。それ故、場所は全く離れているのですが、このPAのスタンプには、大通公園が描かれていて、改めてここが札幌市内であることを思い知らされます。ショップは夜7時まで営業していますが、GWや年末年始、お盆時期などは延長営業することもあるとのことでした。

この駅は構造がちょっと面白くて、丁度崖の段差部分に駅舎が設置されているような構造のため、国道五号線方面の南口へは駅舎から階段を登って、スーパーなどがある北口へは駅舎から階段を下ってアクセスする形になります。駅自体は札幌市内の手稲区に位置します。隣にほしみ駅が開業するまでは、札幌最西端の駅でした。（但し、この駅も開業は昭和末期の1985年と比較的新しいですが…。）

現在札幌市内にあるJR駅の中で、最も新しく生まれたのがこのほしみ駅でしょう。平成生まれのJR駅は、JR北海道全体を見渡しても数少ない貴重な若い駅です。小樽方面から空港行きの快速エアポートは、観光シーズンは非常に混み合いますので、普通列車で銭函などに立ち寄りながら、この駅始発の札幌方面列車に乗車されると、楽々座れてゆったりと札幌まで行けますので、お時間のある方には、是非お乗換えをお勧めしたいです。但し、この駅は普通列車しか停車しませんのでご注意下さい。近くには、地元では銭天と呼ばれて親しまれている銭函天狗岳の突出した姿を拝むことができますので、是非ご注目下さい。

この駅は、その名前から商売繁盛や宝くじの高額当選など、金運上昇を願う人々にとっては聖地的な位置付けの駅として知られています。実際駅では、近くの豊足神社で祈願されたという開運入場券などが販売されていますし、ここの駅スタンプは金運上昇のご利益があると云われておりますので、是非押印していって下さい。尚、渋い見所として、豊足神社の本殿脇には、明治40年に近くの海岸で発見されたという、ロシア製機雷の残骸が展示されていますので、お時間があれば、こちらも是非見に行ってみて下さい。駅からは徒歩5分程度です。

海の町小樽ですが、小樽市内の駅で、一番海の景色を楽しめるのがこの朝里駅でしょう。この辺りは、海と線路の距離が本当に近くて、海が荒れている時は、実際によく運休になりますので、悪天候時には運行状況にもご留意下さい。車窓からも十分に海の景色を楽しめるのですが、やはりせっかくなので、途中下車して風景を満喫したいものです。尚、この列車は快速列車は通過しますのでご注意下さい。

かつての小樽築港駅といえば、国道脇にひっそりと佇む、通好みな小汚い駅で、私のツボにはかなりマッチしていた駅でしたが、今では当時の面影は全くなく、最早、駅としての風情を楽しむべき場所ではないといえるでしょう。テーマパーク的なレジャーを楽しむのには、冬でも外を全く歩かずに済むので、とても便利な駅だと思いますが…。

この駅の両側の駅は、ここ近年でかつてと全く違った風情となり、別な意味で寂しさを感じるようになった一方で、この駅に関しては比較的昔ながらの風情を残していて、私は気に入っている駅です。でも知らない間に駅構内にコンビニがオープンしていたりして、この駅にも変化の波は確実に訪れている感があります。次に来る頃にはどんな駅になっているのか、楽しみでもあり、不安でもあります…。

小樽といえば、北海道を代表する観光都市の一つですので、観光客向けに整備されるのも仕方がないことではありますが、最近のリニューアルで、更に観光客向けのテイストが強くなり、駅自体に風情を求める旅の目的地としては、その味わいが減少してしまった感は否めません。普通に観光するには良い場所かと思いますが、何だかどこにでもある商業施設の延長みたいになってしまった現在の小樽駅には、小樽築港駅と共に失望しているというのが、私の正直な感想です。

小樽の隣駅ですが、函館本線も小樽から西はぐっと本数が減るので、交通の便という意味では正直とても不便になります。しかしこの不便さが観光客を少なくしている分、逆に静寂な旅を楽しめるエリアでもあり、特にこの駅からは、駅裏に望むことができる塩谷丸山へのハイキングが気軽に楽しめます。かつて実際に登ったことがありますが、大体2時間程度で山頂まで行くことができますし、登山道途中からの風景もとても美しかったです。また、ここの駅舎は三角屋根が並存する美しいデザインで、なかなか好感が持てます。

蘭島駅は小樽市域で最西端にある駅で、海辺に近い立地を髣髴とさせてくれる美しいマリンブルーの屋根が印象的な駅舎となっています。但し、線路は海岸から意外と離れていて、トンネルも多いので、車窓から十分に海の風景を楽しめないのが残念ではあります。この駅では是非途中下車して、付近の散策を楽しんでみるのがお勧めです。

余市といえばワインやウイスキーが有名な町で、ニッカウヰスキーの工場見学で試飲を楽しんだりするのが良いかと思いますが、海辺の町でもありますので、海の風景にも注目して頂きたく思います。南方から駅へとアクセスする際、左手彼方に、余市の海岸を代表する風景を構成しているモイレ山の独自な姿を望むことが出来ますので、是非ご確認下さい。