ケロケロマニアさんのクチコミ(572ページ)全12,309件

東釧路から分岐する釧網本線上で最初にあるのがこの遠矢駅で、この駅付近から釧路湿原の原野的風景が楽しめるようになります。釧網本線上には、特徴的な駅舎を有する駅が多いですが、この遠矢駅に関しては、左右対称のごくスタンダードな駅舎となっています。

釧路の駅弁販売元として、有名なお店ですが、私は早朝の釧網本線の旅において購入しようとしましたが、まだ営業しておらず、購入することが出来ませんでした。釧路は夏場でも涼しいことが多く、お弁当もそれ程傷まないかと思いますので、早朝出発の方は、前日に購入しておくと良いかと思います。

翌日、早朝のJRにて旅立つ予定でしたので、出来るだけ安い宿をと、色々な予約サイトを探して見つけたのがこのホテルでした。利用したのは、部屋の眺望がないので、という訳ありプランでしたが、実際に泊まってみると、ちょっと横の建物が邪魔していましたが、眺望は0ではなかったので、これで安く泊まれるなら、かなりお得だと思います。（因みに1泊シングルで2700円でした。）但し、このホテルはPC使用に関してはちょっと面倒で、有線LANが利用できるキットをフロントで貸してもらえますが、モデムから全部自分で設定しなければならず、室内のLANケーブル接続口も解り辛くて、ちょっと困りました。

石川啄木が釧路滞在時に勤めた、旧釧路新聞社の建築を復元して博物館のようにした建物で、内部では啄木関連の興味深い資料が沢山展示されていますので、ファンの方には必見の場所だと思います。資料室は二階にありますが、一階にはカフェと土産物売り場が設置されていますので、ゆっくりとお茶を飲みながら、啄木の詩集でも読んで過ごす、というのもお勧めの場所です。

このスポットに関しては、釧路に来る観光客の殆どが訪れる場所かと思いますので、今更クチコミするまでもないかと思いますが、やはり、この橋は夜のライトアップされている時間帯に訪れたいものです。特に釧路らしい濃霧の中でガス灯が輝く風景は幻想的で、ここに関しては、晴天でないことを祈りつつアクセスしたい場所です。

釧路市内には、中心駅の釧路駅を除いて、大きな駅は皆無といえますが、交通の要衝という意味で、この駅は注目に値する駅だと思います。根室本線と釧網本線との分岐駅でもありますが、駅自体にマニアックな見所が色々あって、その趣味の方には付近の散策がとても楽しめるかと思います。また一般の観光客の方にもお勧めしたいのが、駅裏にある貝塚公園です。駅からはちょっと登るのが大変かと思いますが、歴史ある貝塚が広々とした芝生のようになっていて、独特の景観を楽しむことができます。

東釧路を過ぎ、根室本線の盲腸線区間が始まる最初の駅がこの武佐駅ですが、ここは単式ホームと、吹きさらしの待合スペースがあるだけの、何とも簡素な構造をしています。悪天候時には風雪を凌げる場所がなくて、列車本数の少ない花咲線上では、ちょっと辛く感じる駅かもしれません。尚、隣の東釧路駅までは、結構近距離ですので、列車時間が合わないような時は、歩いてみるのも一興かと思います。

道内の主要都市の中心駅を改めて思い返してみると、札幌・旭川・函館・帯広など、どの駅もここ近年でその姿が目覚しく変化してしまった印象があり、昔ながらの侘び寂びを求める旅人にとっては、ガッカリとすることが多いかと思いますが、この釧路駅に関しては、2012年現在、大きな変化がなく維持されていて、何だかホッとする駅です。勿論、マイナーチェンジは色々と見られますが、道東の旅の拠点として、これからも無理に足を延ばさず、この風情を維持して欲しいなあと感じています。

大楽毛には二つのJR駅がありますが、大楽毛駅が美しい駅舎を有した新しい雰囲気なのと比較すると、この新大楽毛駅は、駅看板からしても恐ろしく侘び寂びのある風情で、新旧あべこべのような風情があって、ちょっと微笑ましくもあります。単式の板張りホームという構成も鑑みて、総合的に見ても旅情の溢れる素敵な駅だと思います。

現在は、旧音別町域が釧路市に編入されましたが、かつての釧路市域で考えると、最西端にあるのがこの大楽毛駅となります。この駅の魅力は、3層の屋根を有する美しい洋風駅舎ですので、是非ご注目下さい。尚、旅の豆知識として覚えておくとお得なのは、この駅は、実は釧路空港への最寄のJR駅となります。最寄といっても距離があるのですが、釧路市内＝空港を移動する場合、バスで直行すると910円かかりますが、空港からこの駅までバス、そしてこの駅から釧路までJRを乗り継ぐと、470+210= 680円で移動できます。往復で500円近く節約できますので、お財布重視の方は、是非このルートをお試し下さい。

白糠町内でも釧路市域が間近の、東庶路エリアにあるのがこの道の駅恋問館です。霧の多い釧路管内をドライブする際には、ふいに眠気が襲ってくることも多いですので、休憩ポイントとして覚えておくと良いかと思います。尚、近くにはJR線が平行して走っていて、東庶路の信号所がありますので、マニアな方は、信号所まで足を運んでみると良いかと思います。

白糠町の最東端に位置するJR駅ですが、ここの見所は何といっても風雪に晒されて味わい深い姿に変貌している、昔ながらの駅看板でしょう。ホーム脇にひっそりと残されていますので、見る人も稀かと思いますが、撤去されずに残っているのがちょっと嬉しかったです。

白糠町の中には、白糠駅界隈と、庶路・西庶路駅界隈の二つの市街地があるという風情ですが、より釧路市内に近い庶路・西庶路界隈は、町の中心地である白糠駅界隈と比較しても、割合開けた印象があります。庶路・西庶路の間で渡る庶路川の風景もなかなか素敵でした。尚、この西庶路駅に関しては、段違いになった屋根を持つユニークな駅舎に、是非注目してみてください。

白糠町は内陸部に向かって、かなり町域が縦に長く広がっている町ですが、内陸に向かう茶路川沿いに、かつて白糠線というローカル線が存在しました。このローカル線は結局建設半ばで廃止となってしまいましたが、廃止時の終点、北進駅までが全て白糠町内という、まさに白糠町の鉄道でした。この駅に来る度、最後に開通した区間が営業したのは僅かに11年と、北海道のローカル線の中でも恐ろしく短命に終わってしまった白糠線のことをつい想起してしまいます。駅の規模としてはかなり大きくて、特急も停車する有人駅です。記念スタンプなどもありますので、是非、皆様も立ち寄ってみて下さい。

白糠町には、４つのJR駅が現存していますが、その中で最も西にあるのがこの古瀬駅です。隣の音別駅からこの駅までは、最初は海、そして中盤では馬主来沼、最後は馬主来峠のトンネル越え、と、結構風景が劇的に変化して楽しめますので、車窓の展開に是非ご注目下さい。

現在は釧路市に編入されている旧音別町の中心駅が、この音別駅でした。この辺りは、JR線もより海に近い所を走行していますし、近くで渡る音別川は、また道東らしい寂寥感に満ちた味わいのある風景を楽しめます。駅舎としてもそれなりに大きく、一応みどりの窓口もある有人駅となっています。

根室本線はこの辺りでは海沿いを走行する印象が強いですが、白糠の方に入ると、意外と内陸を走行したり、国道に邪魔をされたりで、車窓からは海が見え辛くなってしまいます。尺別から音別にかけてのエリアが、一番海が近くに楽しめるので、是非この区間では海側に注目して車窓を楽しむようにしてください。尚、この駅付近は映画「ハナミズキ」のロケ地として使用されたエリアですので、映画の風景を探してみる旅も楽しいかと思います。

現在の音別町は、ちょっと面白い立地にあるといえます。と申しますのも、数年前の市町村合併により、この町は釧路市へと編入されることになりましたが、現在のところ、隣の白糠町は、そのまま独立した自治体として存在していますので、釧路市の飛び地という位置付けになっています。従って、旧音別町域最西端にあるこの直別駅が、釧路市の最西端駅となる訳です。尚、どうでも良いことですが、旧音別町域はミロのビーナスの形をしていることで有名だったので、このまま白糠が釧路に合併してしまうと、この形が解り辛くなってしまうので、このまま飛び地のままであって欲しいなあ、なんて勝手な願望を抱いてしまいます。尚、駅舎としてはとても新しいウッディーな建物で、清潔感に溢れているのが好感持てる駅でした。

根室本線の長い旅において、その名前とは裏腹に、意外と太平洋が拝める区間は短かったりしますが、滝川から東方に進む中で、初めて線路が海岸部に近づくのは、浦幌町最東端の駅でもあるこの厚内駅となります。釧路が近づくと、海側に国道が走行するため、意外と至近で海が楽しめる区間は短いので、是非この駅から暫くは、後悔のないよう海の風景を存分に楽しんでみて下さい。

レトロな美しさを誇る駅舎として、道東エリアで私がお勧めしたいのは、この上厚内駅です。一昔前までよく見られた、このような横木を多層に配した木造駅舎は、道内でもなかなか数少なくなってきました。ここの駅舎は、保存状態も良いので、まだ暫くは頑張ってくれると信じていますが、無くなってしまってから後悔しないよう、皆様にもお早めに見物されることをお勧めしたいです。