機乗の空論さんのクチコミ(83ページ)全2,708件

場所は旭川郊外の永山町８区・国道３９号線から南へ３ｋｍほど入った小高い山が在る一帯に広がる「上野ファーム」は、民間経営の観光庭園です。

４月から１０月までは期間限定にて道北バスが駅前近くの１条８丁目から６６６系統・上野ファームまで延長運行されるのでとても便利ですが、一日に３本と数が少ないので予め時刻だけは把握しておきましょう～。
当然ながら通常の路線バスなので途中までの利用客も多く手前には旭川大学も在るので要注意です。ファームまで約４５分ほどで片道￥６００です。

期間外や気ままに行くのならＪＲ石北本線・桜岡駅下車、徒歩で１５分で行けます～、意外に判り易くて駅を背に進み１４０号線を右折して牛朱別川の橋を渡り、交差点を左折して行けば辿り着けます。同じく列車の時間を必ずメモっておいて下さい。

上野ファームも昨今道内のあちらこちらに在る観光庭園のひとつで、北海道ガーデン街道と呼ばれる８ガーデンにも入っているんですね？、ガーデンと言えば十勝だと思っていたので旭川に在るとは意外でした。
本当は来る予定は無かったのですが、旭川よくばりチケットに利用券が付いていたので有効活用の為に来ることに成りました。
本来は花や庭園などに全く興味がなく自分でも意外だと思っていました…。

が実際に来てみるとあれ？、おや？、好い感じ？…、何だか判らないが癒される雰囲気に包まれて来るのが不思議？…、人工的に造られた園内なのに歩いてるだけで五感から入って来るのは何だろうか？～、至るところに置かれた椅子や腰掛けも何だか好いセンス～、
ちょっと腰掛けて観ればまた変わる景色の数々…、頂上まで滑りながらも登り詰めると見渡す限り上川の大自然を取り巻く山々と広大な農地が続く…。

各ガーデンはテーマに沿って幾つかに分けられているのですが、そのようなことはどうでもよくなって、咲いている花の名前や種類も知らなくても、ここに居る雰囲気が好ければそれだけで来た甲斐があるってもんかなぁ？～、そう思うようになりました。

スタッフの方々が挨拶をしてくれます～、こちらも挨拶をすれば話が一つ二つと進む、そこから色々な話を聞くことが出来て、やがてちょっとした世間話に成るとほっこりとした優しい気持ちになりますね？。
また、季節外れの時期に伺うことにします～、出来れば珈琲を持って来ます、あの山頂であの椅子に腰掛けて眺めていたいです。

公共交通なら１条８丁目から道北バスで３０分ほど（通勤ラッシュ時は４５分ほど）で永山２条６バス停で下車、そのまま先へ向かって５分で「男山酒造・酒造り資料館」に着きます。
車なら市内から国道３９号線を上川方面へ向かい旭川環状線を通り越した大雪の湯の近く左手に男山の看板が目印で、駐車場も完備しているので問題ありません。

入って直ぐ右手には手入れされた前園が広がり瓢箪池を中心に春から秋にかけての花々が咲き美しい日本庭園が見ものです。
その前に建つビル正面玄関には蔵元のシンボルである大きな杉玉がぶら下がり、酒樽と藍染幕の嗜好が風情を醸し出してます。
また、脇には延命長寿の水といって男山の仕込み、大雪山系の伏流水が滾々と湧き出てますね～、勿論、無料開放されているので地元の方がポリタンクで汲みに来るようです。

館内の１階は売店と試飲コーナーのカウンターがあり、各限定商品や男山グッズなどが販売されてます。
試飲コーナーは予想以上に観光化されて？…、声も掛けづらく飲まず買わずで出て来ました…、つまんないです。

銘酒・男山は元々は御免酒と呼ばれる幕府の官用酒であり、ゆえに浄瑠璃や歌舞伎、浮世絵にも描かれるほどの人気を誇った清酒。
江戸時代に伊丹で創業した酒造りをこの地で受け継ぎ、大雪山系の万年雪からの伏流水を仕込み水とし、伝承した技で磨き上げるきりっとした旨味が端麗辛口はやや辛口でしょうか～、少し物足りない気がしますがね？…。

２階～３階が各資料展示されて、ガラス越しに工場内の作業風景も観えるように成っていました。
特にこれはとも思えるものも無く、普通の酒蔵にあるようなものばかりの展示資料でした（当然と言えば当然ですが？）。

コロナ禍が始るまでは外国人観光客でそれはたいそう賑わったようですね～、インバウンド様々だったようです。

「平和通買物公園」はＪＲ旭川駅から直結されている（正しくは宮下通りから）南北に延びる８条通までの道幅２０ｍ、長さ１ｋｍにわたる歩行者天国として昭和４７年６月１日に日本初の恒久的に開放された通りです。
当時は全国的にＴＶ・新聞・雑誌などのマスコミで取り上げられ一躍旭川の名が知れ渡ったことを覚えています。
また、周辺にはデパートや市場に専門店・飲食店なども密集していた為に旭川の商業の中心として栄えていくわけですね（その影響で四条や銀座商店街などが衰退しました…）。

以前は”平和通”といって交通量の多い幹線道路だったのを覚えています～、その後東京の代表的な繁華街の銀座・浅草・新宿・池袋などの歩行者天国に至ったわけで、平和通買物公園はそれらの先駆けとして果たした役割・功績は大きいですね。

また、単なる歩行者天国では無く、各所に芸術性のある地元や周辺に所縁の在る作者の作品を触れられるよう野外展示されているのも特徴です。
そして、休憩が出来るようにベンチの設置や商店街振興組合と連携し季節ごとのイベント開催なども積極的に開催されているのも魅力です。

但し、地方都市に多く見られる駅前や街中商店街などの空洞化の問題が大きく上げら旭川も他人事では無いようです。
旭川駅周辺再開発にとる商業施設として平成２７年に誕生したイオンモール旭川駅店ですが果たして空洞化を阻止出来る切り札に成るのかどうかが問われますね。

それでも個人的にはここで多くの友人達と過ごした時間や思い出が詰まっているのでなくてはならない通りであり、これからもずっと街中を見守ってほしいですね。

道内でチェーン展開をする「回転寿司ちょいす・神楽店」で夕食をいただきました～、観光協会さんで情報を仕入れている時に安くて美味しいと地元では評判ですと伺いました。
店舗も市内には３ヵ所あるようで一番近いのが神楽店なら氷点橋を真直ぐ行けば徒歩で２０分ぐらいでいけるとか？～、やはり１条７丁バス停からバスで行くことに決めました。

神楽４の８バス停下車、看板も観えるほど近いです～、平日のせいか店内は空席が目立つほどでカウンター席に案内されました。
ごく一般的な回転寿司の造りで庶民的な雰囲気～、レーンの上にはそこそこの皿しか回っていなく、コロナ禍の対応なのか注文は紙に書いてその都度お願いするシステムのようです。

まずメニューを見ても”本日のお薦め”ボードも共に生ネタが少ない？…、塩や酢で〆たものがメインに成っているのはコスを安く上げる手段、これでは出鼻を挫かれた様でがっかりしました…。
それでも折角、評判を聞きつけてやって来たのだからとお薦めの３貫盛、光り３貫・貝三昧３貫・サーモン３貫を注文、結果は冷凍の物と〆ものばかり…。

生ネタの秋刀魚・つぶ貝も鮮度が悪くて北海度とは思えない～、ゆえに雲丹やイクラも期待が出来ないので食べる気がしない…、割り切れば〆鯖や〆秋刀魚に冷凍サーモンはネタも大きいので美味しいのかも知れませんが、どうも求めているものが違うような気がしました？…。

また、汁物も楽しみの一つなんですが”本日の日替わり”の海老をいただきましたが、甘エビの頭だけしか入ってない？…、具は白ネギだけの潮汁仕立てで、これで￥２７０も取るのかよ！と突っ込みたくなりました。
その中で唯一の救いはサイドメニュー”こりこりいかざんぎ”のみ！、こりこり食感ではありませんが揚げ立ての柔らかいゲソ天は美味しいと感じました（天勇のげそ丼より旨い！）。

支払いの際はクレジットカードも使えるようでしたが”おもてなしクーポン”￥２０００にほんの少し現金を足せばよかったのでお得感はありましたが、次はもう無いです。
これならトリトン旭神店へ行けば良かったと後悔しました？…。

７月に奈良でスマイルホテルを利用しその際に印象が良かったので今回も予約を入れました。
場所は１条通７丁目バス停が密集する付近でバスを利用するには最高のロケーションで、ＪＲ旭川駅からも徒歩で５分と近くてイオンや買物公園通りやサンロクにも近いので利便性が高くてとても良い位置です。

でホテルの前に来て解ったのですが？…、以前この場所には旭川ワシントンホテルが在ったなぁ？～、スマイルホテルが買収し経営権が譲渡されたってことか？…、そう言えば奈良もそうだったな。新設するよりは買収した方が手っ取り早くコストも安いからですね。

ロビーや向いのレストランは以前のワシントンホテル当時の雰囲気が残ってます～、数十年前位に何度か利用したことがあるので懐かしいです。
と言うことで考えると部屋にユニットバス＆トイレはあの頃と同様の狭いままってことですね？…、チェックインしながら既にテンションが下がり気味です…。

その客室ははやり昔のままで天井が低くて狭い、おまけに壁紙やカーペットは擦り切れて汚れや黴の後が目立始末…、デスクなども家具も傷や塗装剥がれで傷んで照明も暗くカーテンまでも安っぽく見えてしまう～。
昭和の雰囲気が色濃く残る中でも維持管理をきちんとすればここまで汚くは感じないと思うのだが如何でしょうか？…。

バスタブには髪の毛が３本も残っていて最悪？…、客の物か清掃の方のものなのかは判りませんがいずれにせよ残っていたことは確かな事でクレームです。

ＴＶを観るにも当初の液晶なので画面が小さ過ぎてリモコンの反応が遅くて見辛く、シャワートイレも同様でピンポイントに当ってくれなく周りが水浸し状態でした？。
同チェーン展開でも個々によって客室のレベル差があるようで気を付けなければならないです。

予約はアゴダが最安値で早割プラン￥２９２６と破格で、ＧＯＴＯトラベルでクーポン利用したので３５％ＯＦＦの￥２０７９と破格でしたが、金額よりも次回の予約・利用は有り得ないです。
また、「旭川飲食おもてなしクーポン￥２０００」をまた頂きました、感謝します。

第一市場内に在る昔ながらの「あさひ餅店」はのし餅や各種大福餅を取り揃えた餅屋で和菓子・菓匠ではありません。

創業は昭和３２年の６３年もの歴史を持つ店は３代目が後を継いでるようでが、女将さんはもう後がないからあと何年続かは判らないそうです？。
私がこの味が懐かしくて買いに来たんです！、８年前にもずっとその前にも旭川に来ると買いに来るんですと言うと嬉しそうな顔をされたのが印象的でした。

ガラスケースの上には大福・豆大福・よもぎ餅といつもの定番商品が並んでました～、早い時間に来るとベコ餅やすあまにうぐいす餅などもあったはずですが、もう売り切れたのでしょうか。
季節に成ると柏餅やイチゴ大福は特に人気の品でいくつも袋に入れて皆さん買ってられましたね。

で豆大福と大好きなよもぎ餅は各１個￥１３０と良心的な価格で頑張ってます！、なんでもよもぎは自家製と聞いたことがあるほど、原料には拘りを持って作らてきたわけです。
そのよもぎの草の香りと味は昔から変わらぬ美味しさは流石あさひ餅です。

また、旭川に来た時は必ず買いに来るのでそれまでは店を続けてほしいと願いばかりです。

旭川と言えば地元Ｂ級グルメの代表格の”ゲソ丼”、真烏賊のゲソを唐揚げにして白ご飯の上にのせ甘辛いタレをかけた丼が安くて旨いと人気なのですが、以前ＴＶなどで紹介された神楽４条３丁目の花ちゃんは一躍全国的に有名に成り、連日観光客が押し寄せるほどになったとか？…、本当か嘘かは知りませんがゲソ丼がブームに成ったことは確かなようです。

その花ちゃんも立ち喰いそば屋ですが、そばはさておきゲソ丼はゲソがボリューム満点でタレも旨くてとにかくご飯がすすむ一品なのです。しかもそばも付いて￥５００と安い～、もう１０年以上も前のことで恐縮ですが。

今回は４条通から北へ1通り沿いふらりーと街の角に在る「立ち喰いそば屋天勇」、花ちゃんと違ってゲソ丼発祥の店として永年庶民の胃袋を満たしてきた店だけに期待は膨らみます。
店は移転して来たようで真新しいですが、店内は昔ながらの立ち喰いスタイルで懐かしい。
カウンターでおばちゃんにメニューを注文して、出来ればセルフでカウンターへ運んでいただくだけ～、その際に支払いを忘れずに。

ゲソ丼だけと思ってましたが、ついお得なセットメニューに誘われてかしわそば付き￥６２０にしました。
かしわそばは鶏肉を甘辛く味付けしたものがトッピングされて関西人としては初めて…、そばの食感も悪くないしボリュームも多い、しかし、露が醤油辛くてしかも甘過ぎて出汁の風味や味が消されてしまってます？…、いくら何でもこれではね？…と言いたくなるようなものでした。

肝心のゲソ丼は、予め揚げてあるゲソをご飯の上に乗せるだけ…、しかもたってこれだけのゲソ？…見るからに貧祖で熱々ではないぬるいゲソでは旨くもなくてがっかりでした？…。
これでは発祥の店としてその名が泣きますね？…、ゲソ丼はシンプルな料理だけにその調理方法やタレの味付けに差が表れて来ると思います。

場所はＪＲ旭川駅から忠別川・クリスタル橋を渡ったエリア、クリスタルパーク内に建つ「旭川市博物館」は以前よりもパワーアップして随分と立派な博物館に成りましたね～、以前は旧偕行社にて運営されていたので本当にびっくりです！。

館内は地上・地下の上下２層階構造による展示で、中央は吹き抜けに成っている圧巻の展示方法は広々とした印象を受けます。

案内に従って先住民族・アイヌの人々暮らしから始まり、それ以前の古代人や明治維新後からの屯田兵による入植開拓などを追って貴重な資料と共に展示紹介してあります。

昭和に入って戦後からの旭川市内の様子を伝える写真などはとても懐かしく興味深く思えました…。

下層階では北国の自然と人間とのかかわりをテーマに地形・気候・動植物の生態系などを知ることが出来ますね～、特に動物達の剥製は見応えがありました。

この日は地元の小学生達が社会見学に来ていたので学芸員の方がガイドされてました～、図々しくも一緒に付いて回り実に好い勉強に成り感謝です！。

道内の郷土資料館的な博物館を伺うと、如何に入植による開拓が凄まじい苦労だったことが解ります～、今こうしてられるのも先人達の血のにじむ努力の上に成り立っていることを決して忘れてはいけないと心新たに感じました。

特別展示室は地元カメラマンによる昭和の時代の懐かしい写真展示が好かったです～、市民の暮らしぶりや子供達のスナップ写真から当時の臭いがプンプンして来そうで微笑ましいものばかりでした。

＊ＰＳ　「旭川よくばりチケット」の提示にて、入館料が割引となり￥３１０でした

国道２３７号線沿いに在る「道の駅あさひかわ」は、ＪＲ旭川駅から忠別川を越えた市街地に在り、周辺には大雪アリーナや大雪クリスタルホール・旭川市博物館などを有する位置。
駅からは昭和通りのクリスタル橋を渡れば歩いて１５分もあれば行ける範囲～、バスなら神楽５ー５バス停で下車直ぐと便利です。

一般的な道の駅とは異なって倉庫のような殺風景な外観です？…、国道からは看板が見え難いので注意が必要かも知れません。

館内は観光案内所が在るので旭川観光には便利で情報や地図、各パンフレットも充実してます。
一般的な土産物（地場産ショップ）が揃っているのは貴重な売り場で、駅以外では少ないので助かります。

フードコートでは旭川ラーメンの梅光軒やよし乃は老舗人気店、他にも蕎麦屋・ステーキ店にベーカリ＆カフェなどがあります。
また、直ぐ近くにはチェーン店ファミリーレストランや洋食屋シカレ・南京楼は特にお薦めです。

但し、道の駅にしてはトイレが不満で小さ過ぎて狭くて古い…、特に男性用（大）は２つのみ？、しかも１つは和式です、勘弁して下さいと言いたくなります。

ＪＲ旭川駅内・北口、東コンコースに「旭川観光物産情報センター」が在ります～、名の通り観光案内所と地場産品展示・販売コーナーに道産食材を使った飲食コーナーも有ります。
スペース的にもゆったりしているのでちょっとした休憩はテラス席や、来た序に何かを聞いておこうとするには便利で好いところ！。

観光案内は時間帯にもよりますがスタッフも数人なので待つことなく聞けます～、一般的な観光スポットについてはごく普通ですが大抵の事には問題なく教えて頂けますが、マニアックな事や古いことはやはりスタッフ皆さんの年齢的な事もあり難しいようでした。
それでも今回の目的であった市内・旧市場巡りの情報は本当に助かりました。

スタッフの皆さんは都会でありがちな事務的な対応ではなく、親切で細かいことでも時間を掛けてでも調べて頂けました～、特に宿泊者限定で頂ける「旭川飲食おもてなしクーポン」の使える店舗検索ではプリントアウトまでして頂き本当に感謝です。

また、予めＰ/Ｈにて市内のマップ・パンフレット類などを無料送付して頂き、「旭川よくばりチケット」￥１８００が限定販売￥５００でしかも「あさくるパス」バスの一日乗車券￥１２００が無料付きという有難い情報まで教えて頂いた親切心にただ感謝ばかりでした。
今回の旭川滞在は随分とお得な事ばかりで、しかも目的の旧市場巡りも完結し旭川へ行って良かったと思えるばかりでした。
これも旭川観光物産情報センターの皆様のお陰と旭川市助成金の賜物だと感謝をしております。

明治から昭和に掛けて旭川の交通・流通における中心が四条一帯で、当時から周辺には集積地としての役割や各醸造所に問屋などが多く集まっていたことが、それらを売買する人々が集まり戦後も旭川の人々の暮らしには欠かせない「市民の台所」としての役割が大きかったことが伺えます。

昭和３０年代から６０年代は高度成長期もあって、衣料雑貨のデパート三番館や高層商業ビルの銀ビルなどがオープンし、更に人が人を呼ぶ一大商店街として発展したんでしょうね。
実際にこの頃に何度も買いもに来ているのでその繁盛ぶりは今も記憶の中に留めています。

現在は赤い鳥居が並ぶ歩行者天国の銀座仲見世通りには開運七福神や弁天神社なども在り、憩いの休息の場でもありますね。
駅前の商業施設では感じ取れない緩やかな雰囲気と懐かしさ～、対面販売だからこそ出来る思いがそこには活きているんです（人情というのでしょうか？）。

経営者が高齢化を迎えシャッターを閉める店舗が多く成る中で、次の世代に引き継ぎ残したい歴史ある商店街だと思います

旭川銀座商店街の一角に有する老舗市場が「第一市場」、大正７年開設の旭川では最古の市場として既に１００年余りも現役でまだ頑張っています。

個人的で恐縮ですが今から４５年も前～、伊ノ沢に在った旭川Ｙ・Ｈに泊まりながら毎日することも無く喫茶店巡りをしてその序でに立ち寄ったのが市場との関わりの始まり…、当時は肩が擦れ合うほど客が多くて威勢の好い声が飛び交い、それは活気があって商店街共々繁盛して来た市民の台所でしたからね。
それが今では３店舗のみで、まさにシャッター通りに成ってしまうほどの寂しさ侘しさが醸し出る市場に成ってしまいました…。

現在は入口に店を構える地元銘酒や珍味を取りそろえる酒屋の外川商店、魚のすり身で揚げたてんぷらのかねはら蒲鉾店、豆大福・よもぎ餅から餅なら何でも揃うあさひ餅店の３店舗のみが営業中。

いずれ経営者の高年齢化や後継者不在などで閉店を余儀なくされれば１００年余り続いたその歴史に幕を閉じなければならないことは非常に残念で成りません。
何とか市場文化を後世に残すためにも頑張って頂きたいと願う気持ちばかりですが、旭川に来た際には必ずまた来ますから！、そう言ってあさひ餅店の女将さんに言ったことを思い出します。

３・６街の外れに位置する「５・６小路ふらりーと」は他と違って路地の幅も広くて提灯もぶら下がる明るい印象を受ける昭和の雰囲気が懐かしい飲食街。

歴史も古くて大正末期から中央卸売市場として栄えたところ～、戦後は歓楽街の一角を担いながら（近くに旧中島遊郭や赤線地区を有しながら）２度の大火を乗り越え、時代と共に姿を変えながら人々を迎え入れ、現在の飲み屋街として親しまれていりところ。

地域活性化の一環として路地の愛称を公募し、ふらりーと名が誕生したそうです～、考えるにふらりと行ける通り、ストリートに掛けてふらりーとに成ったのではないでしょうか？。

通には名の知れた老舗が多いのもここの特徴でラーメン・蜂谷、やき鳥のよしや・ぎんねこを含め４軒の焼鳥屋に青果店・酒屋・ヘヤーサロンと業種も多様な１８店舗が建ち並んでいます。

他の路地とは違って観光客もふらりと入り易い雰囲気がここの長年親しまれている由縁かも知れません。

旭川でも全国的にみても路地の通りに外国の名が付くのは珍しい「パリ街」、ずっと以前から気には成っていましたが改めて調べると、且つてのパリ街は４条通７丁目３－４仲だったそうで昭和３５年頃は日本中でシャンソンが流れ、今はなき老舗カクテルバー「パブリックバー・バラライカ」の店主がパリへの憧れから名付けたそうです～、実に郷愁に感じ入る良い話ではありませんか？～。

でも、ひとつ疑問が残るのですが？…、パリに憧れを持つならどうして店名をバラライカにされたのでしょうか？、バラライカとはロシアの代表的な弦楽器、もっとフランスやパリにちなんだものにすればと思うのですが？…。

現在のパリ街は昭和４５年頃に移って来たそうでその後、看板の取り換えや街灯の設置に路地の敷石工事など改装を進めてながら古き良き時代の雰囲気はそのままに、ヨーロッパの裏路地を思わせる外壁や窓を飾る工夫がされていますね。

店舗もイタリアダイ二ングやフレンチワインバーにカフェなどちょっと洒落た雰囲気に居酒屋・スナックまで幅広く揃った店舗がパリ街の魅力です。
ここは是非、通りをぶらぶらする雰囲気も味わって欲し路地ですね～。

３・６街の中に有する路地の一角が「すずらん小路」で、３条６丁目本通りに面し屋根が在るのは珍しい？～。

その歴史は昭和３４年頃、道の両側に木造２階建ての店舗兼住宅（１階が店舗で２階が生活の場）が１０戸ほど建ち並び随分と賑わったそうで、昭和４６年にすずらん小路と名付けられたそうです。
ちょうど高度成長期の折、日本各地で人も仕事も好景気で溢れた良い時代～、旭川駅前もマルカツ・丸井今井・西武などの百貨店が健在でした。

路地を歩いてみると昭和の風情には欠けますが、居酒屋・寿司屋・スナックなどが１０軒ほど営業し、ネオン街としては裏びれた雰囲気を醸し出していました。
また、２階へ階段を上がればスナックも在り雑居ビルにもつながってました。

＊ＰＳ　居酒屋”田、ぬき村”は安くて美味しいと評判の店です、宜しければどうぞ！

旭川一の歓楽街「３・６街」は通称さんろくと地元では呼ばれ、３条通６丁目を中心とする一帯に１０００店舗を超える飲食店が犇めき華やかなネオン街を構成してるところ。

道内では札幌・ススキノに次ぐ一大歓楽街で、実際には２条通～５条通の５丁目～８丁目の広範囲に飲食店広がっています。
最も解り易く言えばＪＲ旭川駅を背にして、平和通買物公園から左側と思えばいいでしょう。

その３・６街の中心を南北に貫くのが昭和通で、中央分離帯にはツインピラーという２本のイルミネーションタワーが建ってます。
ツインピラーは歓楽街のシンボルである”カクテルグラス”を模して、男と女の出会いからオレンジ色と青緑色の２本に輝くピラーがランドマークです。

そもそも旭川にこれだけの歓楽街が出来た発端は歴史上忘れてはいけないのが旧陸軍第七師団が置かれていたこと。
軍の御用達商人や将校を相手にした高級料亭や見番と呼ばれる置屋も多数あり不夜城として発展したのも当然のことでしょう～。
また、旭橋手前の常盤町界隈は旧中島遊里・遊郭が在った花街でした。

実際に３・６街（さんろく街）を歩くと解るのですが他の歓楽街と違って危ない雰囲気がしてこないのです？…、俗に言われる暴力団・極道・やくざ・反社会的勢力の方々の姿を見かけません～、というかその臭いがしてこないのです。
当然ながら風俗営業・キャバクラ・パブ・クラブなどの客引きのお兄さんも見掛けません？…、これは至って健全な歓楽街である証拠ではないでしょうか（市の客引き防止条例の結果）。

けっして全てがそうだとは言いません、昨今は半ぐれが多いので見分けがつかないのですが？…、しかし、明かにススキノや他の歓楽街よりも安心して飲み歩けるようです。

また、ＪＲ旭川駅や平和通買物公園や１条通７丁・８丁バス停からも近くて利便性が高いのは言うまでもありません。

ＪＲ旭川駅・バスターミナルから北へ向かう大通を徒歩で５分、旭川しんきんの看板を目印に歩けば判り易いです。また、ビルの屋上にもホテルの看板が上がっているので目に付きます。
雑居ビルの１階から専用エレベーターで３階のフロントでチェックインし、その階より上が客室・ホテルに成っている昔ながらのビジネスホテルで、旧旭川グリーンホテル別館を買収しリニューアルオープンしたようです。

ホテルテトラグループは函館からスタートした格安ホテルチェーンで、部屋の快適性や居心地を求める方には全く不向きな宿ですが、寝るだけと割り切って利用するなら最大のコストパフォーマンスを提供してくれるホテルで、現在では道内だけでは無く本州から九州まで増えているんですね？知らなかったです…。

館内を観れば直ぐ判る昭和の雰囲気～、部屋も今では狭過ぎるほど超コンパクトなで、昔ながらの幅狭いシングルベッドに小さなデスクと椅子、窓側を頭をしたベッド配置に直置きの冷蔵庫と余りにも狭過ぎるユニットバス＆トイレは滅多にお目に掛かれないもの。

それでも、壁掛けタイプの大型ＴＶや高い天井にリフォームされた壁紙やカーペットは維持管理が好くされているのには驚きました？～。
これなら何ら問題なく普通に寝転がってＴＶを観て寛げますね～。
また、この手のホテルは冷暖房が集中管理タイプなので温度調整が出来ないのですが、個別Ａ/Ｃと新設されているのは評価が高いですね。

周辺には直ぐセイコーマートや買物公園が近いので飲食も含めて利便性は高く、バス移動するなら直ぐの１条通７丁目ににバス停が密集しているのも便利です。

通常ならシングル￥３０００と格安ですが、今回は期間限定￥２６００にＧＯＴＯトラベルクーポン利用で３５％ＯＦＦなので￥１６９０とは格でした。
更に旭川観光協会から「旭川飲食おもてなしクーポン」一人につき￥２０００がいただけたので超ラッキーでお得感がありました。

且つての交通の要所であった四条駅近くに明治３２年小檜山酒造店を創業、後の「高砂酒造」ですが当時は市内で４番目の創業でしたが相次いで１０余りの酒造店が創業し、旭川は”北海の灘”と称されるまでに成りました。

現在の「高砂酒造明治酒蔵」は明治４９年に竣工された製造・瓶詰・貯蔵・販売までの一連の作業と商いが行われ蔵人や仕入れ商人で賑わったそうです。

そのような酒造りの歴史から企業ポリシーに至るまでを解説・展示・紹介をするのが「明治酒蔵」なんですが、工場見学はコロナ禍の為に中止されてました。
しかし、資料館と直売所は自由に漢学が可能なので、是非お薦めします！～。

資料館に展示されている酒陶器・ポスター・看板などはその時代が反映し観ていて面白いです。
また、看板商品の辛口・国士無双や旭神威、隠れ銘酒・黒松高砂などもいいですが、やはり蔵元でしか味わえない蔵酒一番しぼりやにごり酒も試飲が出来るのでお薦めです。
個人的には辛口・国士無双の純米や本醸造が大好きですが、スッキリ感がある黒松高砂もお薦めです。

他にも限定品酒類やお菓子などのコラボ食品にオリジナルグッズもありました。

昨今は甘口や端麗の傾向が強い中で辛口は少数派に成ってしまいました～、特に昔ながらの後引く辛口は殆ど見掛けなくなりました…、このままでは消滅の危機です？…。
個人的には昔ながらの辛口の酒を守り続けたいとは思うのですが、やはり蔵元も企業なので売れない酒造りはしないですからね…、仕方がないと言えばそれまでです。

８年前も下り・上川/北見間で乗車した快速きたみはその後のダイヤ改正で「特別快速きたみ」に格上げされたんですね？～、時刻表を見れば特急列車が無い時間帯を上手く有効活用する意味合いから速達型快速列車として、３時間２１分で結んでいるとはまさに特急並みの速さです。

当時は快速列車といえばきたみ以外にも、根室本線の滝川/帯広間で運行する快速・狩勝や釧路/根室間の花咲・ノサップ、宗谷本線では旭川/名寄間のなよろ、釧網本線の釧路/網走間のしれとこ、そして、最もお世話に成る函館本線の新千歳空港/小樽間のエアーポートでしょうか？。
現在の快速事情はどうなっているんでしょうか？…、狩勝やなよろなども健在なんでしょうかね？。

その特別快速きたみですが、５４系５００番台はＪＲ北海道仕様で、１両編成で運転されるワンマンカー。
座席は一部のロングシートを除いて転換クロスシートなので長時間乗車でも楽ですね！、対面にすれば足を投げ出してより快適に成りますからね。
キハ４０系などのボックスシートは背もたれが垂直で硬いのでそれなりに辛い面がありますから…、しかし、座席と窓の位置関係が合ってないのは愛嬌なんでしょうか？。

北見から遠軽までは座席が埋まってますが遠軽では大半の乗客が下車するので車内には数人しか残っていません？…、乗車する客も無くほぼ観光客と言うか鉃っちゃんと思われる
客ばかり？…、、列車が動き出すと運転台の脇にカメラを据えて場所取りするマニアに、後方運転台で撮影しているマニア、マイクを持ってスピーカー近くで車内放送を録音するマニアなどなどで車内がざわつくようです（マニア方々を観ていると面白くて為になります）。
このコロナ禍の中でもこのような場所にでも鉃っちゃんはどこにも出没するのですね～。

当初は上川で下車し上川ラーメンでも食べようと思っていましたが、それも面倒臭くなって終点旭川まで行きました。

場所はＪＲ北見駅から徒歩５分の商店街やビジネスホテルが集まってる繁華街と利便性は良い（隣はスーパーホテル）。
駅から行けば裏側・駐車場から入ればそのままフロントへ行けて便利です。

全体的にコンパクトなイメージで１階フロントもロビーのようなものは無く椅子が数個あるだけで他には何もありません（フリーＰＣなども無し）。
また、フロントの対応は事務的な感じで好い印象は持てませんでした？…。

客室は通常利用しているドミーインとは違った雰囲気で、ベッドがシングルベッド(通常はセミダブル）に長く細いデスクは使い勝手が悪く仕事などには不向きです。
備品はチェーンなので全て揃っているので不自由さはありませんでした。特に洗面台は独立しているので使い易くアメニティーも揃ってます。但し、高さが普通には高過ぎるような気がしますが？…。

トイレは通常のシャワートイレ付きでバスルームもシャワーも含めてありません。これは自慢の天然温泉大浴場が備えられているので不要の為、エコノミーシングルにしました(それ以外の部屋には付いています）。

そのドミーインご自慢の天然温泉”常呂川の湯”は２階、男女別なのでいつでも入浴が可能で、部屋数が少ない分大浴場もコンパクトに造られています～。
内湯の他にはサウナや水風呂、景観が観えない屋根付きの半露天風呂と休憩用の椅子が並べられていました。
泉質はアルカリ性単純泉とトロンとした肌触りの美人の湯で、保湿・保温効果がある湯冷めしない好い湯でした。

また、同階エレベーター前には漫画コーナーや自販機・ランドリーコーナー（乾燥機のみ有料）が在り、朝食用レストランでは毎夜２１：３０から２３：００の間”夜泣きそば”が無料で振る舞われます～、あっさりとしているので別腹でいただけます。

今回はスタンダードプラン￥４０９０でしたが、ＧＯＴＯトラベルクーポン利用で３５％ＯＦＦの￥２５５９でしたので満足です。
但し、”北見で羽のばしキャンペーン”という市の独自の宿泊キャンペーンも有りましたが内容的にはＧＯＴＯキャンペーンの方が安く利用できるので見送りました。