ケロケロマニアさんのクチコミ(219ページ)全12,309件

文字通り、中正紀念堂への最寄りのMRT駅で、グリーンラインとレッドラインとの接続駅ともなっていますが、中正紀念堂は、蒋介石が祀られている施設でもあり、かつての権力者の威厳というものが存分に感じられる、という意味で、テイストとしては社会主義国の地下鉄駅に迷い込んだかのような、台湾としてはある種の違和感を覚えてしまう駅でもあります。神々しく輝く駅表記や、ホームの絢爛豪華な雰囲気等は、明らかに他のMRT駅と比較しても違いますので、話の種としては面白い駅だと思いますが、”民主主義国家”としての台湾の方々の蒋介石に対する思いは複雑なものがありますので、この駅で色々なことを考えて過ごすのも良いでしょう。

まさに台北MRTの中心駅といえるような巨大駅です。観光客の方も頻繁に訪れることになる駅だと思いますが、私が是非注目して頂きたいのは、この駅構内（MRT改札内という意味で）に展示されている、故宮博物院のPR的な展示群です。勿論、博物館ではありませんので、レプリカ展示が基本となっていますが、その作品のクオリティはとても高くて、多忙を極める駅の雰囲気の中で、ちょっとしたオアシス的な雰囲気を醸し出していました。実際に足を止めて見物している人は、私が見ている限りでは殆ど見られませんでしたが、もっとゆっくりと台湾の芸術に浸る時間を確保してみても良いのでは、と思わせてくれるほどの素晴らしい作品の数々でした。

都心部にあるMRT駅の一つとして、日本人観光客の方にもお馴染みの駅だと思いますので、詳細は割愛させて頂きますが、2018年1月の旅において発見して驚いたのは、この駅の改札口に設置されていた、JR九州の広告です。改札の各レーン毎に、違った列車が描かれていて、鉄道ファンの方にはたまらないデザインとなっていますので、話のタネに是非ご覧になってみて下さい（期間限定のものでしたらごめんなさい…。）

MRTオレンジライン廻龍線の終点駅ですが、ここで注目すべきはその立地で、駅自体はまだ新北市域内にありますが、すぐ傍はもう桃園市域となります。ということで、桃園方面へのバス路線が充実しているのもこの駅の魅力で、桃園・中歴（正確には土偏付き）・樹林といった台鉄の駅までも行くことができますので、台北都心部と桃園空港とを一風変わったルートで移動したい、というマニアックな方には、色々とバリエーションが楽しめてお勧めな駅です。

MRTオレンジライン上の各駅においては、コンコース上の個性溢れるアート作品が目立ちましたが、この駅ではちょっと違ったネタで…。改札内にはトイレが設置されているのですが、何故かこの駅では、向かい合わせに二か所のトイレが男女別に設置されています。清掃などの際は、完全に塞がることがありませんので、利用者には有難いのですが、清掃する方は通常の倍の量を清掃しなくてはならないので、大変だなあと余計な心配をしてしまいました。しかし、どうせ設置するなら、反対方向に二か所、とかにすれば良いのにな、と、ある意味謎のレイアウトに首を傾げてしまいました。何らかの理由で、トイレ利用者が異常に多い駅なのでしょうか？色々と想像力が広がる楽しさもある駅といえるでしょう。

MRTオレンジライン上の各駅では、それぞれの駅で個性あるアート作品が楽しめる魅力がありますが、この駅はちょっと趣が異なっていて、大学の最寄り駅ということもあってか、コンコース壁面には、数種の水墨画のレプリカと共に、延々と新荘の歴史を刻んだ年表が続いていました。全部読んでいくのは大変だと思いますが、これだけの歴史があるエリアなのだなあと感銘を受けました。

新北市の新荘区の中心駅となっている駅で、ビジネスアワーは結構混雑する印象がある駅です。そんな中で、観光テイストでこの駅を眺めた場合、コンコース上で二種類のアートが見られる他、ホーム上のエレベーター入口脇にも小さな作品が展示されていて、総合的に構内を楽しめる駅の一つだと思います。

MRTオレンジラインの西側、廻龍線沿いにある一駅ですが、ここもオレンジラインらしいアートが楽しめる駅です。しかもこの駅では、コンコースの両側で、テイストの異なる２系統のアート作品を楽しめますので、是非途中下車して、ご覧になってみて下さい。

MRTオレンジライン上の一駅で、同名のお宮さんへの最寄り駅となっていますが、駅として眺めた場合のこの駅の魅力は、ホームを上がったコンコース沿いに続く、現代風な可愛らしいデザインのアートにあると思います。オレンジラインの各駅は、こうした駅が多いので、ちょっとした美術館感覚で駅探訪を楽しめるのが良いです。

最近まではオレンジライン上の小さな一駅という印象だった三重駅ですが、2017年にMRTの桃園国際機場線が開通してから、交通の要衝として俄かに注目度が増している駅です。実際私は、ここから桃園国際空港から、986番という三重客運のバスに乗り継ぎましたが、バス停にバスがやって来るまでの時間が親切に電光掲示されていて、いつ来るのか、という不安感の中で待つ必要がなかったのがとても良かったです。勿論、急ぎの方はここからMRTの空港線に乗り継ぐことが出来ますが、料金的には台北駅から乗るのと殆ど変わらないので、MRT空港線乗車目的としては、却って観光客にはあまり利用価値がない駅といえるかもしれません。

MRTオレンジラインの西側、大橋頭駅で分岐した廻龍線の二つ目にあるのがこの駅です。特徴としては、ホーム壁面で見られた、四角形が組み合わされて構成されたアートが控えめな電飾で輝いていたことです。駅のレイアウトとしては廻龍線上の他駅とよく似ていました。

大橋頭駅で分岐したオレンジラインの廻龍線上の最初にあるのがこの駅です。駅自体は新北市域にありますが、文字通り、淡水河に架かる台北橋を渡って、台北市域に戻ることも出来ます。大橋頭駅から歩いても同じ位の距離なので、橋見物しながら両駅間を歩くのにも良い所だと思います。

大橋頭駅で分岐する西のオレンジラインの北側を走る蘆州線の終点駅となっているのがこちらです。蘆州線の他駅と同様、この駅の付近も元々は水鳥達の生息する自然豊かな場所であったそうで、現在は都市化が進んでいて、駅前も高層マンションが立ち並んでいて、台北およびその近郊地区の都市化の凄まじさを感じることが出来るエリアの一つかと思います。同路線の他駅と同じく、鳥アートも展示されていますし、桃園空港行きの三重客運バス（９８６番）に乗車も出来ます。（この駅前が同バスの始発（終着）駅となります。）

蘆州線上の”学校四天王駅”の一つで、ここからも桃園空港行きの986番バスに乗り継げますし、蘆州線上でお馴染みの鳥アートを楽しむことが出来ます。隣接の駅と仕様がほぼ同じなので、各駅を連続して訪問すると、何だか不思議な感覚に陥りました。

蘆州線上の5駅は、終点の蘆州駅を含めて、非常に似たような仕様となっていますが、ここもそんな駅の一つで、学校の隣接駅が並ぶ4つの駅の一つです。漢字表記だと気づかなかったのですが、英語表記だとSt.Ignatiusとなっていますので、キリスト教系の中学校のようでした。

大橋頭駅で分岐して、北西の蘆州に向かうオレンジラインの蘆州線上の駅は、両端駅を除く四駅が全て学校の最寄り駅となっているのが面白いです。

仕様もよく似ていて、鳥の飛翔アートが楽しめたり、桃園空港に向かう986番バスに乗り継げたり（但し、このバスは三重国小駅だけは通過しませんのでご注意下さい）、大体似たような用途で楽しめる駅ですが、その分、間違えやすくもありますので、ご用事で訪問される際は、くれぐれもご注意下さい。

オレンジラインの西側は、隣の大橋頭駅にて二つに分岐していますが、その北側を走行する蘆州線の最初の駅となるのがこちらです。文字通り小学校の最寄り駅ですが、蘆州線は、川に挟まれた立地の箇所を走る路線で、かつては鳥の飛来地として有名だったようで、各駅のコンコースにて、それぞれ趣が異なる鳥の絵が掲示されていて、これがとても見応えありますので、是非、各駅で途中下車してこの絵画を眺めてみて下さい（それぞれ、上層階に上がらないと見られませんので、車窓から眺めるのは不可です。）

この駅は、西で分岐しているオレンジラインの蘆州線・廻龍線の接続駅となっていて、目的地によっては、ここで乗り換える必要があります。両線の列車は大体交互にやって来る形なので、最初から目的地に向かう路線に乗れば良いのですが、実はこの駅のホーム壁面には色々と美しい絵画が並んでいて、乗り換えの際の目の保養になる駅でもありますので、敢えてここで乗り換えて、というのも楽しい選択肢になるかと思います。

オレンジラインの南の終着駅で、新北市域にある同路線上の駅の一つですが、グリーンラインとの接続駅である古亭駅からは4駅しかありませんので、都心部からも案外早く到達できる駅です。私は朝の訪問で、到着時はガラガラの状態でしたが、逆に乗車時は既に8割位の席が埋まっている感じで、通勤時間帯はかなり混雑する印象でした。

駅のコンコース沿いには、近未来的な抽象的モダンアート作品が幾つか展示されていて、感性をインスパイアするにも良い駅だと思います。

オレンジラインの南の終点、南勢角駅の一つ手前にある駅で、観光地としてはあまり目立つ印象は残らない駅でしたが、他路線との接続がない駅にも拘わらず、ホームが対面式でなく、上層と下層とに分かれていて、更に改札口も上層に設けられていますので、移動が大変に感じる駅でした。何らかの事情があってこうした構造になっていると思われますが、接続駅ではないだけに、何か無駄に感じてしまう駅でした。