ケロケロマニアさんのクチコミ(216ページ)全12,309件

地上走行する台北MRTレッドライン北部エリアでは、高架（は途中まで）・単層・島式ホーム・ホームドア付き、というのがその特徴に挙げられるかと思いますが、全てを兼ね備えた典型的なレッドラインの駅といえるのがこちらです。あまり観光テイストはない風情で、地元の方の乗降が殆どという雰囲気の駅でした。

士林という地名は、恐らく観光客的には士林夜市が想起される所だと思います。私は昼の訪問で、案外乗降客は少なく感じましたが、やはり夜は賑わいを見せる駅のようで、観光客への配慮から、士林夜市への出入口案内が各所に配置されているのが印象的でした。

隣の圓山駅から地上走行が始まるレッドラインですが、この辺りの景観が緑多くて拡がりも感じられるので、個人的には台北市域内においてはこの付近の車窓が一番お勧めです。圓山大飯店へも、距離的にはこちらの駅からの方が近いように感じます。

台北MRTのレッドライン上にある駅ですが、この駅以北は地上走行となりますので、モノレール運行のブラウンラインと共に、外の景色を楽しめるという意味でお勧めできる路線となります。剣潭駅に向かう途中の右手の車窓には、旧台湾神社跡地に建てられた、台湾一豪華なホテルといわれる圓山大飯店も望めますし、このホテルへのシャトルバスはこの駅から運行されています。

台北MRTレッドライン北部のこの辺りの数駅は、何れもお宮風のテイストの駅になっていて、外観からして美しいのですが、その中でもこの駅の美しさが個人的には一番かなと思いました。ホーム上からもスタイリッシュな屋根が続く光景などが楽しめますし、駅スタンプにもお宮さんが描かれていますので、やはり本来は近隣のお宮さん観光を兼ねて訪問されると良い駅なのかなと思います。

4トラさんのこの駅の登録を見ると、何故か新北となっていますが、実際はまだこの駅までは台北市域となっています（或いは、最近台北市に編入されたエリアなのでしょうか？）。関渡宮への最寄り駅として、観光客の利用頻度も多い駅かと思いますが、駅自体も、この辺りの駅に共通した、お宮風の造りとなっていて、観光の際にはテンションが上がって良い風情の駅だなと思いました。

台北MRTレッドラインの北の終点駅で、淡水自体が一大観光地となっていますので、流石に終点まで車内は混雑していて、座れないと体力的にちょっときついかもしれません。車窓からも、駅が近づくにつれて淡水河や観音山の美しい景観が楽しめますので、淡水観光をする時間がない方でも、是非駅までは行ってみてください。折り返し運転はすぐに出発しますので、フリー切符乗車時は、敢えて逆方向に向かう際でも、この駅まで行ってから折り返すというのも一興かなと思います。

台北MRTのレッドライン北の終点、淡水の一つ手前にある駅ですが、ここも既に淡水区エリアですので、ここで下車して付近を散策するのも実はお勧めです。近くには自然保護区のような場所もあるようでしたし、終点の淡水は観光地として常に混雑している印象がある一方で、この駅界隈は案外空いていて、結構穴場として楽しむのに良い駅だと思いました。

台北のMRTに乗車していると、郊外では結構台北市外に出てしまう区域が多かったりしますが、レッドラインの北部エリアでは、案外台北市域が長く続き、終点の淡水の二つ手前のこの駅からが新北市域となります。駅自体、この辺りの駅に共通している、ちょっと歴史的建造物の風情があって素敵な駅の一つですが、この駅の目前には、幹線道路に架かる跨道橋があって、ここから眺める道路の交通量の凄まじさは圧巻で、台北のベッドタウン的成長を続ける新北のエネルギーを感じるのに良い駅だと思います。

文字通り、台北１０１への最寄り駅となっている所ですので、多くの日本人貴族の方が立ち寄られる駅だと思いますが、展望台に上がるのに500元も取られる、という、超ブルジョア施設に立ち入る権利のない私のような貧者には、正直縁のない施設なので、せめて入口だけでも貴族の皆様方がどのような旅をされているのか、を体感するのには良い駅だと思います。ただ、流石に乗降客が多い駅なので、下車してしばらくは待った後で、人の流れが途絶えたタイミングを見計らって、改札口へと進むようにされると良いでしょう。（モタモタしていると、後続の列車がすぐにやって来ますので、このタイミングは案外難しいです。）

終点の一つ手前に台北１０１の最寄り駅を有している台北MRTのレッドライン東部エリアですので、基本的に車内は混雑していることが多いですが、駅の風情としては、二つ手前のカエルさんオブジェでも知られる（？）大安森林公園駅とともに、この駅は割合とゆったりとした雰囲気があって、都心のオアシス的な潤いの中で憩うのに良い駅だと思います。駅構造としては、シンプルな単層島式ホームを有する駅となっています。

駅名の通り、台湾大学の附属病院の最寄り駅となっていて、大きな病院のため、部署によって出入口が異なるので、病院を利用される方は注意が必要な駅だと思います。観光客的な視点からは、この駅のホーム上には、立派なモダン彫刻アート作品が展示されていて、これが被写体としても映えますので、是非ご覧になってみて下さい。（但し、周囲が腰かけられるようになっていますので、混雑時は、人が入り込まないように撮影するタイミングは結構難しいと思います。）

4トラさんの世界各地の都市交通の項を見ていても、ほぼ全ての駅が登録されていてクチコミの書き甲斐がある台北のMRTですが、順番に書き進めていて、突然登録されていない駅がありましたので、ここに記させて頂きます。登録されていなかったのはブルーラインの西の終点駅、頂埔駅で、2015年7月の開業とのことですので、新規登録が落ちていた駅と思われます。駅構造自体は単層島式の典型的なブルーライン駅ですが、駅ホーム上の”銀河鉄道９９９”を彷彿とさせてくれるような作品や、コンコース上のLED電飾アートなど、なかなか見応えのある駅でした。将来的には、鶯歌方面まで路線が延びる予定とのことで、現状では先導公車981番の路線（台北客運）も運行されていますので、ここから台鉄を絡めた旅に出かける、というのも楽しいかもしれません。

永寧という単語は、中国や韓国などの建造物でもよく耳にしますので、きっとこの駅の付近にも似たような場所があるのかなという印象を抱く駅ですが、そういう古典懐古な嗜好を満たしてくれるような展示などは特に見られず、コンコース壁面上も小さな現代アートが散りばめられている程度の風情の駅でした。駅構造としても単層島式の典型的なブルーライン駅で、この駅に関しては、隣の土城駅とは違って、ホームドアが設置されていました。

ブルーラインのかなり西方、終点から二つ手前にある駅で、基本的に観光客には殆ど利用されていない駅かなと思いますが、この駅には私が発見した限りでは二つの見所があります。一つ目は、この駅にはホームドアが設置されていないこと。これは2018年1月現在の様子なので、今後どうなるかはわかりませんが、ブルーライン上の駅は殆どがホームドア設置駅なので、ブルーライン上でMRTを撮影したい場合にはこの駅が一番ストレスなく撮れるかなと思います。二つ目はコンコースに展示されている作品。これは、解説を見る限りでは「科技擬古物」の表記がありましたので、実際の出土品のレプリカみたいな作品だと思われますが、その出土状況に合わせたように、一部が欠損した状態で展示されている姿が、博物館の展示っぽくて、逆に味わいがあって良かったです。

海と山を冠する駅って、何か面白そうと思って立ち寄った駅でしたが、駅に関しては典型的なブルーラインの島式単層構造のホームを有した吹き抜けの駅となっていて、あまり特筆するような趣は感じられませんでした。ただ、MRT駅に時々いるキャラみたいなのが、この駅にもいて、この子の顔はなかなかインパクトがありました。

台北MRTには、文字通りの病院の最寄駅となる駅が幾つか見られますが、ここもそんな病院駅の一つです。そのため、通院されている地元の方の利用が多い駅で、流石にバリアフリーも徹底している駅ですので、お体が不自由な方でも安心して利用できる駅の一つです。観光客的視点からは、この駅のコンコースには、まさにブルーラインの象徴とも言うべく、青をベースとした横長の作品が展示されていますので、ブルーライン探訪の記念として立ち寄っておかれると良い駅かなと思います。

隣の板橋駅に続いて、府中駅があるので、何だか日本の首都圏に迷い込んだかのような（？）錯覚に陥る駅ですが、駅構造としても、ブルーライン上に多い島式一層構造ではなく、進行方向別に二層に分かれた構造になっています。展示物などを探してみましたが、見た感じでは特筆するような物を発見することができませんでした。府中という名前は日本にも結構ある駅名なので、友好駅提携とかが出来れば良いなと感じました。

台北都市圏で、MRT・台鉄・高鐵が相互に乗り換えできる駅は、他にも台北や南港が挙げられるかと思いますが、純粋に乗り換えの利便性だけに注目した場合は、個人的にはここが一番気に入りました。MRT駅から台鉄駅・高鐵駅に向かう際は、路上のペインティングに従って歩けば、迷わずに行くことが出来ますし、途中にセブンイレブンがあって、MRT内では飲食禁止な分、ここで気軽に食事できる＆店舗前にちょっとした飲食スペースがあるのも良かったです。また、私は今回この駅では利用しませんでしたが、台鉄と高鐵の改札が隣り合わせになっているのも便利ですね。台北駅程混雑しないのも利点の一つに挙げられるかと思いますが、駅に隣接して新北市政府庁舎がありますので、通勤ラッシュ時は避けた方が良いかもしれません。

広々とした吹き抜けの島式ホームという、典型的なブルーラインの一駅ですが、この駅では特に天井部に注目すると良いです。グリーンラインにも同じような駅がありました（萬隆駅）が、こちらは勿論、”青い波”となっていて、その多層構造がとても見応えあります。それと比較して、コンコース壁面に関しては何もなくて、ちょっと寂しく感じました。