ケロケロマニアさんのクチコミ(373ページ)全12,309件

駱山公園は、かなり標高差があって、東側を含めた全体の景観を楽しむエリアまで登るのはちょっと大変かと思います。そんな時は少し下にあるこちらの”あずまや”がお勧めで、西側の景色に関してはこちらからでも十分に楽しむことが出来ます。東側の景色も楽しみたい方は、もう少し頑張って城壁エリアまで登って下さいね（笑）。

駱山公園内の、地下鉄恵化駅側に一番近い山麓に位置しているのがこちらの施設で、駱山公園のビジターセンター的な所として理解しておくと良いかと思います。入場無料で、小さな施設ではありますが、駱山の歴史がコンパクトにまとまっている展示内容が見応えありました。中央部には椅子とテーブルも設置されていますので、ちょっとした休憩スポットとしても覚えておかれると良いかと思います。

周囲を山々に囲まれた”風水の町”ソウルの城郭東側沿いに広がるのがこの公園です。少し登りますが、マロニエ公園傍の地下鉄恵化駅からは意外と近いです。この公園は何といっても景色が素晴らしいことと、ソウルの本来の市域を今に伝える城壁を楽しむ場所として、近くの路上美術館以上にもっと注目されて良い公園かと思います。

李承晩元大統領とその夫人フランチェスカが暮らした邸宅として有名な所ですが、現在は残念ながら一般公開されていません。ただ、ここは梨花洞の中腹にあって、より上部の駱山公園側から全体の雰囲気を楽しむことが出来ますので、この先公開されるまでは、上方からの雰囲気に注目されると良いかと思います。敷地内には大統領と思われる銅像などを確認することも出来ました。尚、近くの駱山公園にある展示館内に、お二人の貴重な写真や梨花荘の内部の写真などが展示されていますので、こちらも是非ご覧下さい。

ここは最近、色々な意味で注目を集めた梨花洞にありますので、詳細な解説は他の方にお任せしますが、注意したいのは、普通の居住地にあるということです。観光客がぞろぞろと歩く中で日々暮らしている方々のことを思うと、私は思わず竹富島の風景などを想起してしまって、純粋な気持ちで楽しむ気持ちにはなりませんでした。くれぐれも節度ある行動を心掛けて頂きたいエリアだと思います。

この公園は特に秋の紅葉（黄葉？）の美しさで知られる、文字通りマロニエの木々が並ぶ公園ですが、元々は現在はメインキャンパスが南方に移動したソウル大学のあった場所として、公園内には当時のレイアウトを模した遺址記念碑が設置されていて、これがとても見応えがありました。

ソウル大学の蓮連キャンパスや、ソウル女子大学の大学路キャンパスなどがある、文字通りの学生街ですが、同じような境遇と思われる弘大・梨大エリアと比較すると、同じ芸術の町という視点から見ても、より熟練された硬派な（悪く言えば年寄り臭い）雰囲気で、個人的にはこちらの方が好きです。再開発で話題となり、現在では路上美術館として賑わいを見せている梨花洞や、ソウル城壁や展望が楽しめる駱山公園など、色々なニーズに対応できる素敵なエリアだと思います。

現在は成均館大学の敷地内にあるのがこちらですが、元々成均館が設置されたのは14世紀末とのことですので、かなりの歴史を誇る場所です。建物は戦災などによって現存するのは殆ど再建されたものですが、ここの見所は何といっても、中央部にある立派な銀杏の木だと個人的には思いました。メインを構成している二つの建造物の間に、樹齢500年にも達するとされる立派な銀杏の木の姿は圧巻ですので、是非ご覧下さい。

養和堂、通名殿と並んで、南から向かって一番右手に立地しているのがこちらの建物です。建物の解説に関しては他の方にお任せしますが、ここは建物の入口脇で座って休むことが出来るのんびりとした風情が漂っていて、”ツアー観光客エリア”の中ではお勧めスポットの一つだと個人的には思います。

昌慶宮に隣接する五大宮の一つに、昌徳宮がありますが、この王宮は北側の大部分が秘苑と呼ばれる、普段はツアーでしか訪れることが出来ないエリアとなっています。なのでその各名所に関してはツアーに参加するしかないのですが、昌慶宮はこの秘苑に隣接している箇所が多くて、境界部分の隙間から秘苑の様子を覗き見ることが出来る場所が何か所かあります。この門に関しても、たまたま閉鎖されている門の隙間から覗き見て発見しました。”秘密の苑”ならではの楽しみ方を昌慶宮側から見出すのも楽しいかもしれません。

昌慶宮の北部エリアにある二つの池は小さな水路で繋がれていますが、より北側に位置するのがこちらの池で、その名の通り、隣接の池が大春塘池と呼ばれるのに対して、かなり小さいこちらは小春塘池と呼ばれています。同じ水路で繋がれてはいるのですが、こちらの池は日当たりが悪くて、冬季は完全にスケートリンクのような状態でした。二つの池の風情の違いも楽しみながら散策されると良いかと思います。

昌慶宮のより自然豊かな風情を満喫できるエリアの中央にあるのがこちらの大春塘池です。池岸を巡る遊歩道が整備されているのですが、私が訪問した冬季は、凍結と暖気による融解を繰り返している風情の土道がぬかるんでいて非常に歩き辛かったです。同じ理由で雨の日もあまりお勧めできない道ですので、そういう場合は上段に続く舗装道を歩かれることをお勧め致します。

昌慶宮の寝殿や学堂関連の建造物が並ぶメインの観光エリアの一番奥にあるのがこちらの建物で、ここまで来ると引き返していくという急ぎのツアー観光客の列を結構見かけました。個人的にはここから北のよりマイナーな静かなエリアが、丁度隣接する昌徳宮の秘苑のような雰囲気に該当するので、観光客の列にウンザリという方は、この建物を境界として、以北の見物を中心に巡られると良いかと思います。

昌慶宮内にある建造物の一つですが、入口からこの辺りまで来ると、観光客の流れも大分分散される感じで、程良く保たれた空間の中で静かに過ごすのにとても良い所だなと思いました。夕刻付近は特に空いていて、西陽を浴びながらここの”縁側”に腰かけて、思索を巡らしながら過ごしたりするのに適した所だと思います。

昌慶宮内の観光スポットとして、中央部の”伽藍”の左側にある、横長の端麗な姿の建造物がこちらです。ここも凄くアットホームな雰囲気が漂っていて、入口部分の縁側っぽい所で腰かけて憩っている日常に溶け込んだ風景が、とても自然体で良さげな風情に感じられました。

王宮見学では、煩雑な内容の解説が続いて、観光客的な視点からはなかなか内容を頭に入れていくのは難しいので、俗っぽい表現をさせて頂きますが、こちらの建物は、昌慶宮のほぼ中央の、回廊部分に囲まれた”伽藍”配置のほぼ中央に位置するあずまやのような建物で、どちらかといえば、伽藍を湖のように見立てて、中島に観覧用の休憩所を設置したのかな、と捉えると良い建物です。実際、ここに腰かけて談笑している地元の子っぽい学生さん達がいたりして、何だか時空を越えて用途を見据えて設置したかのような機能美を感じられる建造物でした。

正門からメインルートを経て昌慶宮を見物する際、大小様々な門を通過して巡ることになりますが、こちらの門に関しては文政殿近くの小門で、注意していないと見逃してしまう程の勝手口を少し大きくしたかのような小さな門です。ただ、ルート的には観光コースのメインエリアにありますので、観光客の通行は多いです。

昌慶宮は景福宮や昌徳宮と比較すると、大型ツアーの観光客が少ない感じで、割合ゆったりと観覧できる良さがあるかと思いますが、そんな昌慶宮の中では一番混雑しているエリアがこの文政殿の付近ではないでしょうか。建物自体はそれほど大きくないですが、内部も見学出来て、それなりに見応えがありますが、写真撮影のタイミングは通行量が多いためにちょっと難しいです。

昌慶宮の最初の”広場”的な石畳が続くエリアが、この明政殿前で、広々としたアングルで王宮らしい雰囲気を満喫できるので、コーナー付近から撮影するととても映える美しい建築です。ただ、ここの石畳のコーナー付近は日当たりが悪く、冬季は凍結していて非常に滑り易いです。転倒にはくれぐれもご注意下さい。

昌慶宮は、広さ的には景福宮や隣接の昌徳宮に比べるとこじんまりしたエリアを占めている王宮ですが、それでも王宮内には沢山の内門があり、記憶が混乱してしまうことがあるかと思います。そんな中、現在のメイン入口である弘化門を通過して最初に正面に見える内門がこちらで、文字通り、明政殿に至るための門となっています。