DONさんのクチコミ(29ページ)全1,037件

いつ訪ねても年がら年中すさまじい人出です。いわゆる外国人旅行者だけでなく、上海めがけて観光にきた中国全土のおのぼりさんが上海に来たらマストで訪ねる場所。食事するにも大行列、観光するにもまた行列。タフな中国人仕様なのか、ゆっくり腰を下ろして休める場所が皆目見当たらないのでお気をつけて。

豫園界隈で殺人的な長蛇の列が出来ているため迷うことはなさそうです。そこら中で、プニョンとした肉まんっぽいフォルムの物体にストローをさしてすする人たちが。看板商品のソレを頼んでみましたが、確かに平均点以上の美味しさではあるものの、あの大行列で疲弊してまで食べるものかは意見が分かれそうです。

上海の都心にあって、どこからでも地下鉄でアクセス至便です。近付くにつれ人出が増えて、まるでお祭り会場に行く気分。周辺は押すな押すなの大賑わいで、あれでよく誰も池に落ちたりしないもんだ、と。入園料を払って豫園そのものの敷地に入れば少しはマシになるものの、それでも結構な賑わいです。広い割に似たような造形の建物や庭園が多いので終盤はやや食傷気味になるかも。

少々都心から離れてはいますが、リニアと地下鉄２号線で程なく人民広場エリアに着くので、上海ビギナーにも使い勝手の良い空港だと思います。上海の街自体が外国人慣れしているので、空港も誰もかれもが英語堪能で（当然のようで、でも中国の地方空港になるとこれが難しい）安心です。ただし、とは言えども中国の空港。チェックインカウンターも保安検査もイミグレーションも絶望するほどの長蛇の列で、決して整然としておらず、平たく言うと順番を守らない人だらけで、出入国、特に出国にはこれだけで疲れ果てるほどの時間がかかるため、空港へは余裕を持って出かけるべしです。

浦東空港へのアクセスが良いのもあってこれまで人民広場周辺を定宿にしていましたが、空港から見て地下鉄２号線で一駅手前の南京東路駅の至近にこんなリーズナブルかつホスピタリティあるホテルがあったとは。相当年季の入った、やや不安を覚えるほどの外観ながら、一歩踏み入れれば上手にリノベーションされ、客室も清潔快適です。スタッフも大半が２０代の若者で、英語も全員達者。アメニティに歯ブラシはありませんが、チェックイン時に必要か尋ねられ、無料で配られました。上海きっての目抜き通りである南京東路も、これぞ上海！のバンドもすぐそこです。

上海に来たら世界中の誰もがまずは必ず訪れる観光地。対岸の夜景を望む時間帯は殺人的な人だかりで、もちろん日中だって壮絶な人出です。と言ってもゆっくりロマンチックに夜景を見つめて…という雰囲気でもない喧騒なので、少し待てばポールポジションを取れます。個人的にはバンドから見るよりも、バンドの一角から出航する格安渡し船で水面近くから見上げる夜景がおすすめです。

エルサレムの旧市街と新市街を行き交う路面電車のＬＲＴで、新市街側の終点ヘルツルの丘で下車、人の流れに乗って数分歩けば深い緑の中に独特なフォルムの建物が浮かび上がってきます。館内を一巡りすると、ナチスドイツに虐げられた負の歴史に思いを馳せることができます。国立の施設で入館無料、ただし建物内では撮影禁止です。現在のイスラエルとパレスチナの確執は決して受け入れ難い事ですが、ここに至るまでのユダヤ人の心情や遺伝子に刻まれた意識について、ヤドヴァシェムの展示を見ながら想像しました。自分が見た限りでは、外国からの訪問者よりも正統派ユダヤ人の姿の方が目立ちました。

旧市街が一番賑わう時間帯よりは少し早め、雨の日没前に訪ねましたが結構な人だかりです。故チャウシェスクが造り上げた無機質な景観の統一広場周辺からほど近いのに、全く違った表情を見せる旧市街、昔ながらの建物や所によって遺跡群も残され、晴れていれば一層街歩きも楽しそうです。生憎の雨の午後に訪ねましたが、逆に雨宿りの人たちでカフェも大賑わい。しかしやっぱり一番ここが楽しいのはもう少し深い夜の時間帯だそうです。人数不問、一人旅であってもウェルカムでした。

訪ねたのが強雨の夕暮れ時だったせいか、人出もまばらで広場周辺は一面鈍色に染められ静まり返っていました。かつて銃撃戦が行われ、この国の運命を大きく揺さぶったスポットとは思えない淋しさです。広場をぐるり取り囲むように美術館を始め、主だった観光地が並びますが、広場自体は歴史に想いを馳せる程度で長居の必要はなさそうです。

ブカレスト中心地を貫く、無駄に規模のでっかい大通りです。統一広場の彼方に見える国民の館は、歩けど歩けど近くなりません。沿道の建物もやたら巨大で大作り。何だか景色の縮尺が日本とは異なる雰囲気です。雨の日に歩きましたが、ツルツルのタイルのような素材で歩道の大半が覆われているため、滑りやすいうえに、予期せぬ場所に深い水たまりがあったりでただただ歩きにくい目抜き通りでした。人出も少なくやや心細い感も。

ルーマニア人も認める、とってもコンパクトな空港です。アンリコアンダ空港、通称オトペニ空港は、モルドバへの乗継時とブカレストからの出国時に利用しました。当初、カタール航空からタロム航空への乗継時間が１時間しかなく、大丈夫かどうか空港運営会社にＨＰから問い合わせたところ「１時間なら問題なし！」とハイテンションな返答がありましたが、カタールの予定変更で乗継時間は４５分に。焦ったものの「４５分ありゃ十分」と複数のルーマニア人に言われ、ドキドキしながら着きました。結果的にはボーディングブリッジから空港に足を踏み入れ１５分ほどで乗継先のゲート前に到着。それくらい小さな空港です。ブカレスト出発時に改めて周遊しましたが、ちっこいだけに決して多くないお店に結構な人だかりで混雑していました。

ブカレストの市街地で最大にしてほぼ唯一世界的にも知られる観光スポットでもある「国民の館」。ちっとも国民のためになっていなかった故チャウシェスク大統領による贅を尽くした巨大建造物です。平時は内部を見学できますが、自分が訪ねた時も不定期の貸切営業中でツアーの受付も休止中でした。地元の友達によると、割とそういう事態が起きるとのこと。中に入らずとも、統一広場あたりから十二分にその巨大さは感じられます。

地図上では統一広場から徒歩圏に見えましたが、あいにくの雨の中スーツケースを転がして向かうのは少々疲れました。ホテル自体は無愛想な外観と違って、親切でフレンドリーな若いスタッフの皆さん、スタイリッシュな客室、ブカレストの街並みを一望できる大きな窓、快適なWi-Fiとコストパフォーマンスも良かったです。但し周辺には飲食店どころかスーパーもコンビニすらないので、買い出しは町中で。

シュテファンチェルマレ大通りから文化宮殿に向かって左側、木立の中に聖ニコラエドムネスク教会が佇んでいます。一説にはヤシで一番古い建物とされますが、修復が行き届いているのか、外壁を覆いつくす聖人画は鮮やかに彩られています。土曜の午前中はぽつりぽつりお祈りに訪れる人以外は静まり返っていました。

文化宮殿と統一広場を結ぶシュテファンチェルマレ大通りのちょうど真ん中らへん、ひときわ目立つ二つの塔が目印です。広い敷地では秋のバラが満開でした。冷え込みの厳しい朝も早くから大勢の人がお祈りに訪れています。誰でも聖堂内へは入れますが、邪魔にならないよう気を配りながら、巨大で眩いイコンの数々に見入りました。２０１７年秋現在、大通り側からは分かりませんが、入り口上部が改修中で覆われています。

ヤシの街の中心街、お手頃価格から高級クラスのホテルまで林立するエリアのど真ん中が統一広場です。もちろん首都ブカレストの統一広場とは比べ物にならないくらいコンパクト。それでも路面電車が頻繁に行き交い、客待ちタクシーも常に待機していて、人通りも絶えません。文化宮殿や教会群など古都の見所を巡る起点としても便利な場所でした。

歴史あるネオゴシック調の駅舎が車だらけの一帯でひと際映えます。モルドバのキシナウなどバスの国際線が発着するアウトガラも駅の目の前。ホテルやお店が集まるヤシの中心街の統一広場まで駅前から路面電車も出ているものの、歩いたところで（少し登り坂ですが）１０分程度でした。

旧空港からはすぐ近くという好立地ですが、ハマド空港が出来た今は、特に徒歩圏で何があるでもない、やや淋しいエリアと感じました。ホテル自体は豪華です。以前はロビー周辺でしか無料Wi-Fiが使えないと聞いていましたが、今回は室内でも快適にWi-Fiに繋がりました。ドライヤーの電源はなぜか浴室の外にあり手間取りました。週末だったせいか遅い時間まで窓の下のレストランバーで若者たちが大騒ぎしていたのが筒抜けでした。カタールの数少ない見所、スークワキーフまではホテル前に駐車しているタクシーで十数分です。

ヤシの中心街から文化宮殿に至るまでの「教会だらけゾーン」の中でもひときわ目立つ美しい教会です。誰でも入れる聖堂内は神々しいフレスコ画などで彩られていますが、より一層目を惹くのは外壁にびっしり彫られた可愛らしいデザイン、まるでお菓子の家のようでした。

ヤシの町中からタクシーで十数分、アクセス至便です。ヨーロッパ各地を始め一日に何便か国際線の定期便もある空港なのに、日本の地方空港並み、あるいはそれ以下の超小型ビルで、正面向かって右側が国際線、左側が国内線ターミナルでした。いずれも店は絶望的に少なく、あまり早く着いても暇はつぶせません。今回はヤシからブカレストまでＴＡＲＯＭ航空の国内線を利用しましたが、スーツケースに積んだワインは手荷物としては持ち込めず、モバイルチェックインを済ませていたにも関わらず、結局大行列に並んで預ける事となりました。保安検査の後も小さな売店が一つあるだけです。