機乗の空論さんのクチコミ(62ページ)全2,708件

ＪＲ多度津駅前ロータリー入口に建つ「四国鉄道発祥之地」のモニュメントが在ります。
一目で判る蒸気機関車の動輪一対は、昭和に掛けてこの地を走ってた８６２０形の動輪がレールの上に静かに置かれてます。

明治２２年に旧讃岐鉄道が多度津を起点に丸亀間～琴平間１６．４ｋｍを開通させたのが始まりです。
旧国鉄時代の昭和４４年に旧多度津駅跡に”四国鉄道発祥の地碑”を建てましたが、開業１００周年に当たる平成元年に今の多度津駅に移転をさせました。

その際に駅の東側に８６２０形蒸気機関車も保存展示されました。

まさに多度津は昔も今も鉄道の町として発展をして来た町です。

ＪＲ多度津駅から徒歩で１０分、駅前の通りを真っすぐ進み町役場を右折、２本目の通りを右折すれば「多度津町立資料館」が在ります。
浅見邸跡に建つ武家屋敷の趣きを残しながら近代的な２階建て資料館です。有難いことに入館料は無料で、コロナウイルス対策の検温・消毒、記帳だけで入れます。

多度津町が旧金毘羅街道の一つ多度津街道の宿場町であり、金毘羅詣での湛甫（湊）としての役割があり、また、陣屋が置かれた統治する”城下町”であることは意外に知られてないです？。

この資料館ではそれらの歴史も含めて多度津の歴史が判るように成っています。
やはり何と言っても金毘羅詣では切り離せない施策や経済として、人流・交通・物流・文化と様々な恩恵を被ることで発展し繁栄と成っていったのでしょう。
ゆえに多度津七福神と呼ばれる豪商達の夢のあとの遺構が今も残ってるんでしょう。

そして、造船や鉄道の町として技術継承が成されているんでしょうね。

多度津町の歴史とは切れない町の発展の祖にも成った「多度津港」は瀬戸海に面した地方港湾にしか過ぎないのですが、且つては旅客港として塩飽諸島や笠岡諸島への玄関でしたが、金属・機械・造船などの工業地域の色合いが強く成ってますね？…、まぁそれでも唯一の三洋汽船による高見島・佐柳島への運行は島民の生活の足として大切な交通インフラですからね。
そのフェリー乗り場を見て驚きました？…、突堤との間は幅２ｍ足らずの所を車や自転車が通るんですよ？、切符売り場も無くてきっと船の中で支払うのでしょうけど？。

また、規模が小さいですが漁港としての役割も担ってるようで多くの小型漁船が係留されてます。

やはり多度津港は歴史的な価値ともいえる起源は平安時代の”多度郡の津”津は湊を意味し由来から多度津に成ったんでしょう。
室町時代には既に湊として交易で栄えていたようで、江戸時代には北前船の寄港地から集散地としての物流拠点になり、当時流行の金毘羅詣でより多くの参詣客が集まり、更に京極高通が多度津藩を起こし、その後湛甫（湊）整備し有数の良港に成り、幕末には丸亀港を凌ぐ繁栄だったようです。

いずれにせよ多度津港は古の事より津、湛甫（湊）、港として発展して来たことには違いないです。

金毘羅詣での玄関として繁栄した多度津湛甫（湊）から金毘羅山へ続く旧金毘羅五街道の一つ「多度津街道」は現在の多度津町本町を南北に抜ける道路。
ＪＲ多度津駅から徒歩で１５分ほどの本町橋辺りから歩けば判り易いと思います。

本町橋を渡れば直ぐ左手に多度津七福神の豪商の一つ”合田邸”の堂々たる商家が構えてます。
そのまま行けば江戸時代の酒造蔵・吉田酒造の商家に蔵、更に元銭湯の清水温泉や向いのお惣菜のてつやは風情ある趣きで迎えてくれます。

更に格子や虫籠窓のある町屋が軒を並べ観光化されてない趣きがとても好いですよ～。

また、本通りを越えれば東浜・西浜地区は旧多度津湛甫（湊）はガラリと変わって花街としての旧遊里・遊郭跡の影響から昭和に掛けてまでのカフエや赤線・青線時代の遺構が目白押しに残ってます。

既に廃業や空き家もありますが、中には営業中や普通に暮らしたりと現役の遺構としてもユニークです。
これ程に残っていたとは予想外だったのでとても驚いた次第です。しかし、時代は待って切れないので数年後にはどれだけ残っているかは読めません。
町の財政もあるでしょうが、これだけの素晴らしい遺構を修復し保存出来ないものかと思いまし。

尼崎中央商店街の中程に店構えからして”この地で老舗の蒲鉾屋です！”と自慢気な「尼崎枡千」は江戸時代の末期、安政の創業というから驚きです！。

安政と言えば黒船来航の折、日米和親条約締結や京の大火や各地の震災、幕府崩壊の引きが目に成った安政の大獄や桜門外の変などく暗黒の世相へと入り込んだ頃～、尼崎ご城下町では枡千が蒲鉾屋として店を始めた時なんですね。
通りでここの親父の面構えが頑固そうに見えたのも老舗ならではかも知れません…。

硝子越しにオープンキッチンを見せるのは自信の表れで、揚げ立てたてんぷらを金籠のまま並べてどうぞ！１個￥１７０です！とは庶民の町、尼崎の物価から思えば到底許されない価格設定ですが、１６０年余りも代々引き継がれて来たことは地元から支持されてきたわけですね。

精悍な面構えの親父は箸を１本だけもって、注文されたてんぷらを串刺しの如く袋に入れていく素早い技は熟練です。
そして、一瞬にして金額を告げてしまう～、丁寧に包装紙来るんではいどうぞ！で終わってしまう、おばちゃん達はじっと見てるだけ～？。

親父一人が商品を作って、店頭に立って、接客もして、会計もして、包装もして、おばちゃん達は何をしてるのですかと問いかけたく成りますが？。

確かにここのてんぷらは食感もふわふわで味も良くて香ばしい！、百貨店の銘店にも負けない味です。
だから１個￥１７０でも売れるのが納得です、また、買いに行きます。

阪神電車・尼崎駅から庄下川を渡れば直ぐの所に整備完成した「尼崎城址公園」はＴＶや新聞などで話題に成った時からずっと楽しみに待っていました。

尼崎の市民でも所縁も何もありませんが、関西に暮らすものとして旧畿内（和泉国・河内国・摂津国）摂津国の城下町として栄えた旧尼崎藩主・戸田氏鉄５万石の城下町であることが意外にも知れれてないことです。

余りにも尼崎が戦後の経済成長の中で工業による発展が著しく大手企業から中間・下請けに至るまでの多くの労働者を呼び込み受け入れた為、生活に伴う商業の繁栄もあって工業都市尼崎のイメージばかりが繁栄発展先に成ったように思います。

しかし、忘れらていた歴史の中で城下町として町も港も街道も往時から整備され造られて来たことを誇りに思えばこそ、やっと念願の尼崎城として城址公園や天守閣に繋がったように思います。自治体や市民の強い思いが実を結んだ結果と同じ旧摂津国・高槻藩に住むものとして喜んでおります。

自治体や市民の要望・熱意だけでは実現しなかった尼崎城天守閣建設は紆余曲折を経て、やっと平成３１年３月に「尼崎城天守閣」として復元天守閣グランドオープンを迎えました。

その建設に多大なる力を提供したのが家電量販店旧ミドリ電化創業者の安保詮氏が創業の地に恩返しがしたいと考え、１２億円の私財を投じ復元天守閣を建設し尼崎市へ寄贈したこと。

この事がきっかけに成り市民が共鳴し、市は”一口城主”や記名される”一枚瓦”による寄付とサポーターを募り、その結果２億円余りが復元天守閣再建プロジェクトに全額寄付されたようです。

一個人の想いが市民や自治体をも巻き込んでの想いを動かし、それが結果的に願いであった尼崎城の蘇りから城址公園や天守閣までに至ったことは本当に素晴らしい事だと思います。

次回は休館日では無い事を調べてから伺います。

阪神電車・尼崎駅・北口の駅前広場の滝が流れる横に在る「あまがさき観光案内所」で街歩きをする為に情報とマップを仕入れました。

所内は明るくて広い空間に休憩スペースも完備し、棚には観光スポットのリーフレットや市内の特産品展示に手書きの情報ボードなど観光に縁がない尼崎だと思ってましたが、意外にも観光スポットがあるんですね？～。

やはり一押しは平成３１年３月２９日にグランドオープンした尼崎城のポスターが凛々しく貼ってありました。
何と言っても市民からの永年の夢であった城・天守閣の復活ですからね～、これでイメージチェンジとイメージアップの両立が出来るわけですから自治体や地元商店街までも乗って来ますよね（決して今までイメージが悪いとは言ってませんから？）。

係に方に街歩きのマップを頂いて、周辺の各商店街や昨年急に幕を閉じたかんなみ新地のことも聞き、丁寧に説明や情報を教えて頂きました。

マップの表紙には「情たっぷりの城下町 ジョーのある町 尼崎」と上手いキャッチコピーがついてます。
人ジョー・グルメ愛ジョー・工場夜景ジョー景・ボートレースジョー熱・近松門左衛門ゆかりの地ジョー緒・尼崎えびす神社旅ジョー・尼崎ジョー（城）と面白くて楽しいです。

ＪＲ尼崎駅・改札口横にもあまがさき観光案内コーナーが利用出来ます。

関西地区のスーパーでよく見掛ける佃煮昆布のマルヤナギ小倉屋の本社ビル１階に在る直売所「お菜佃煮 誠味屋本店」で初めて買い物して来ました。

神戸酒心館福寿から駅に向かう途中でたまたま見つけたので、違う道を歩いていれば買うこ
とも無かったのでマルヤナギさんには何かご縁を感じますね？。
というかマルヤナギ小倉って神戸が本社だということも知りませんでした？…。

スーパーで言えば売る場的にはフジッコが断トツのシェアで、他はくらこんかマルヤナギぐらいでしょうか？。
だから店内では知らない商品がいっっぱいで驚きました？～、塩昆布以外にも佃煮野菜や豆、創作佃煮・ごはんの素に出汁昆布・乾物まで取り揃えているんですね。

何と言っても入口に立つ創業者のマネキンはリアルなのでびっくりですが、読めばなるほどとと頷いてしまいます～。
色々とご苦労があってその結果今のこの会社があるんですね、だから小倉屋なんですね。

我家と実家の母を合わせて色々と購入をさせて頂き、母からも佃煮にしては上品な薄味で美味しいとご満悦でした。

場所は阪神電車・石屋川駅または、新在家駅方徒歩で線路沿いに８分ぐらいでしょうか。

灘五郷の一つで御影郷に位置する「神戸酒心館 福寿」を見学に来ましたが？、資料館のようなものは無く昔ながらの一部の家屋・蔵として長屋門や料亭さかばやしのみ見ることが出来ました。
工場見学は予めの予約でしか受付は無く、この日は判らずに１階の見学用ホールでビデオを観ていたら、男性の方に勝手なことするなと言わんばかりに睨まれ叱られて…、非常に印象が悪く腹が立って来ましたが？…。

仕方ないので蔵元ショップ・東明蔵に入ってみました～、蔵元らしく通い瓶と言って量り売りがありました。
最初に容器を購入して、好みの銘柄の酒を好きな量だけ買っていく、二回目以降は酒代だけなので安く済みという昔ながらのシステムで酒好きな方には有難いです。が冷蔵庫故障につき中止と成ってました（今時こんなことがありますかね？）。

また、試飲コーナーも在りましたが、係りの方が目を合わさないような雰囲気？…、なので成らばと思い敢えてしませんでした。

福寿酒造は純米酒以上の酒しか造らないようで、本醸造や普通酒と言われる一般酒は無いようです。することも無いので直ぐ退却しました。

沢の鶴資料館を見学した後は１階からも２階からも行ける「沢の鶴ミュージアムショップ」は資料館とは違い普通の建物です？、もう少し昔ながらの工夫があればなぁ？と思います。

酒造蔵の直売所としては一般的な雰囲気で自社ブランドの酒やショップ限定の原酒、加工品やお菓子からオリジナルグッズまで取り揃えていました。

見学者が少なかったこともありショップには誰もいなくて私達夫婦だけ…、ショップの係の方が愛想よく出迎えてくれましたが、奥のから男性営業マンの方がきき酒は如何ですか？と薦めてくれたのでいただくことにしました。

純米生原酒・古酒仕込み梅酒の２種類をいただきましたが、純米生原酒は火入れしてないので芳醇な味とコクに香りが好くて旨い！、また、純米酒や本醸造辛口もいただいたがどれもコクのある風味で辛口が旨い！、今風の淡麗ではない辛口こそが昔ながらの酒造りの本筋～、そして、私が灘五郷の酒蔵巡りで一番に沢の鶴を何故選んだのか、沢の鶴への思いれを話す内にすっかりと意気投合してしまいました。

沢の鶴の商品は一般的にスーパーや酒屋などでは見掛けないというか置いてない…、どちらかと言えば業務用の営業がメインと聞きましたので納得です。
ゆえに本醸造辛口が欲しかったのですが、ここでしか購入出来ない限定品・純米生原酒を薦められて小瓶７２０ｍｌ￥９４３を購入しました。

夕食時にいただきましたが～、和え物や酢のものにはよく合いますね！、辛口は料理を引き立てる…昔お世話に成った親方の言葉を思い出しました。
だから一番最初に沢の鶴から始めたのです、駄目元で本醸造酒を探してみます。

阪神電車・大石駅から南へ徒歩で１０分、昔ながらの酒蔵を利用した堂々たる構えの「沢の鶴資料館」に初めて来ました。

江戸時代築の大石蔵を利用し酒造りの歴史を現代に伝えるため昭和５３年１１月に公開とありましたが、それにしても随分と綺麗に整備されたんだなぁ？…、と思ったらやはり阪神淡路大震災で全壊の被害を受けてしまい、復興再建を掛けて昭和５５年３月に再オープンしたとありました。企業努力無くして資料館の復興も無かったわけですね。

受付の方に挨拶をすれば自由に見学が出来ます～、順路通りに進めば酒造りが展示物や説明案内などで整理整頓されて解るように成ってます。
酒造りの基本はどこも同じなので、釜で洗米・蒸米・醪仕込み・搾りの上槽・滓引・火入れの順で日本酒が完成します（生酒は火入れしませんが）。

良いところは展示道具などに直接手で触れることが出来ること！、意外ですが大手の資料館は見るだけで触れられないようにケース内や囲い、距離を取ってることが多いのですがここは一切ありません（但し、注意して下さいね！）。

２階には酛仕込みに関する道具類の展示や酒造りには欠かせない麴室がありました。

ところどころ解らないことは受付の方に聞けば工場の方なのでバッチリでした！。

日本一の酒處の歴史とプライド、丹波杜氏の技と勘、播州の恵みの米・山田錦、古より湧き続ける神秘な灘の宮水、そして、六甲おろしの気候とが酒造りには最高の条件が揃ってるわけですね。

阪急電車とＪＲ線の三宮ガード下の飲食街に位置する地元の「居酒屋ごん太 本店」で一杯呑んで来ました。
ガード下の飲食店街はコロナ禍以来規制が解除に成った初めての週末とあって人で溢れてました？…、今まで抑えられてきたものが爆発したような勢いで人が飲み屋街へなだれ込んだようでした。
だからどの店も客で溢れるほどの盛況ぶり～、その中でこの店が一番の混み具合だったので決めました。

一番の奥のテーブルに案内されましたがテーブルの間隔が狭過ぎてちょっと窮屈ですが？…、時間帯が稼ぎ時なので仕方がありません。
居酒屋に来ること自体が数年ぶりなので懐かしいやら騒がしいやらでちょっと参りました…。

先ずは生ビールで一杯！、その後は焼き鳥盛り・串揚げ盛り・ごん太巻・すじ煮込みをいただきながら日本酒で一杯でした。
居酒屋なので期待はしてなかったのですが、焼き鳥は本格的で美味しくてびっくり？、串揚げもカラりと揚ってこれなら天ぷらも美味しいのはと思ったほどです？。
そして、価格も全体的に安くしてるので財布も緩みます…、これなら地元客からも指示される筈ですね。

但し、生ビールは駄目です？、￥３８０と価格を安くしてるのかでキリン一番搾りの味が薄過ぎてビールの味がしない？、炭酸水のようなものでした。

また、余りにも落ち着かないのでさっさ飲んで食べて出ました。

飲んだ後の〆は何にするか三宮センタープラザの地下飲食店街に来ました～、で一通りぐるっと回って歩いた結果天ぷら「まきのセンタープラザ店」に決まました。
コロナ禍の前に神戸空港から出発の際にお昼を食べた以来ですが、３年以上も成るんですね。

相変わらずの繁盛で何よりですが揚げ立て天ぷらをリーズナブルでのコンセプトで出店した”まきの”ですが思ったよりはその後に出店が伸びて無く、他社が参入し昨今は￥３８０天丼チェーンが出店してちょっとした天ぷらブームにも成りました。

注文は”まきの定食”￥９９０に追加で穴子天￥３８０を付けました～、天ぷらは普通の食材を揚げたてであればそれだけで美味しいので間違いがないのですが、揚げ立てが中途半端だったり油の火加減が下手だったりすると失敗する簡単そうで難しい料理ですね。

今回も揚げたてをいただけるのでカラッット揚がった天ぷらは塩でいただくのが一番！、また、ご飯がつやつやで旨味があって美味しい！、お米が好いのか炊き方が上手なのかお代わりをしてしまいました～、天ぷらの合間に烏賊の塩辛・柚子大根もが合うんです。

考えてみれば食材は丸亀製麺と共通するのもが多いです、同じ会社なので当然と言えばそのようです。

マイクロツーリズムにて２年ぶりに神戸市内の「ホテルモントレ神戸」でホテルスティを楽しんで来ました。
三宮駅からは生田通りを北へ進みドン・キホーテの角を上がれば直ぐ～、アーチ型の列柱と噴水のある中庭が在る中世のイタリア風建築を模した洒落た外観です。

ロビーやフロントは豪華さはなく機能的でコンパクトなのが意外でした？…、外観からしてシテイホテルぐらいの広さや在るものだと思ってましたから。

セキュリティーは万全のカードキーシステムなのでエレベーターの際にも部屋も大浴場も全て必要不可欠なのは安心感があります。

部屋はゆったりとした２４㎡もの広さです～、明るく優しいカラーでデザインされたシンプルで機能的な備品の配置と、１６０ｃｍ幅のベッドも余裕の広さです。
ベッドから正面に大型ＴＶが観られて、壁掛け時計が在るのは珍しい心使いです。

トイレ＆バスタブも豪華ではありませんがスタンダードな大きさなので十分に脚は伸ばせます。
シャワーヘッドは昨今ＣＭでもお馴染みのウルトラファインミスト・ミラブルを使用してますね！
アメニティーの一部はフロントでリクエストに成っていますが不自由さは無く、リネンもハンド・ウオッシュ・バスと３種類揃ってます。
但し、シャンプー類が不釣り合いでもう少し上質なものを置いて欲しいしです。

２階に在る男女別大浴場は１７：００からですが、せめてチェックインと同時にオープンしてほしいし、浴室やサウナもコンパクト過ぎてゆっくりと楽しむことが出来ません？。
施設としては中途半端なものに成ってしまうのがとても残念です…。

また、日本茶テイーバッグもより上質なもので、紅茶やレギュラーコーヒーぐらいは欲しいところです～。
序に１階ラウンジに在る珈琲マシンも時間を区切らずにフリータイムで利用が出来れば有難いのですがね。
ホテルモントレグループは洒落た落ち着きのある上質なホテルが売りなんだからもっと改善の余地は有りそうですね？～。

今回やっと見学が出来ました「神戸市立博物館」の１階部分の「神戸の歴史展示室」です。
てっきり入館料が￥３００と思ってたら２階部分のコレクション展示室が有料だったんですね知らなかったなぁ？～。

神戸の歴史展示と言うことで古代の古墳時代からの解説ですが今一ピンとこないですね？…、確かに垂水区には五色塚古墳・舞子古墳群などが在りますがそれらを飛ばして、戦国時代辺りからの大輪田の泊から兵庫津へと、そして幕末から明治・大正・昭和への神戸が港町として繁栄をする様子をもう少し町々の含めて解説して頂ければもっと身近で親しめるものに成っていたと思いますが？…。

神戸港だけではなく当時の繁華街として中心であった新開地や湊川・長田商店街などいくつもの顔を持つ神戸の街の特色なども解説して欲しいところです。

それでもジオラマなどで当時の海岸通りがどれほどハイカラで異国情緒あふれる街だったかは建物を観れば判りますね～、何と言っても日本初のホテルとしてオリエンタルホテルは象徴的だったことでしょう。
意外に知られてないことですが神戸の街は日本初が多いところなんです。だからもっとアピールしないと勿体ないかも？。

最後に西階段手前の壁面に在る大きなステンドグラスの窓は採光がとても美しいです！。

メリケンパークを終えて元町界隈でランチをと考えて歩いてたら好い匂いに誘われて見つけた「ＪＩＲＯＢＥ」はカウンターだけの小さなカレーショップ。

通りに立て掛けた看板や壁面のメニューボードもありましたが気を付けてないと見過してしまうほど控え目なもの？…、何よりも決め手は通りの好い匂い～、カレーの香辛料が一番です！。
店内を覗けば席も空いてたので誘われるままに入ってしまいました…。

メニューはシンプルに玉ねぎビーフカレー￥５５０とは随分安い！、そのベースカレーにトッピングを付けて価格も変わるという判り易いのですが価格は抑え気味です。

まだ若いオーナーが一人で切り盛りをする店の様で、手際も手慣れたものでご飯を盛ってカレールーを掛けるだけ～、カレーなら仕込みも決まってるので食材ロスも無く比較的にコストも掛からないが、味だけはそう簡単にはいかない料理です。

自慢の「玉ねぎビーフカレー」をいただきました～、今風のスパイシーカレーではなくさらりとしたあっさり目の味付けです。
牛筋が煮込んであるこくは美味しいのですが玉ねぎの甘味は感じない味でした。
だから洋食店ではなくスパイシー専門店でもなく自己流なのでしょうか？…、ただ美味しければ十分なのでまた食べたいと思う飽きのこない味でしょうね。

しかも￥５５０とは頑張って証しでしょう！～、但し、タンドリーなどのトッピングは安いのですがボリューム感が無いのでもう少し値上げしても好いと思うのですが？。

旧居留地の海岸通りに建つ景観に相応しい「海岸ビルヂング」は明治４３年築の旧日豪館で、旧貿易商・兼松商店本店（現在の総合商社兼松）として竣工された煉瓦造り花崗岩張りの３階建てビルヂング。

観るからに明治の意匠が用いられたルネサンス様式建築で、１階玄関の両側の円柱の装飾やコーニスなどの意匠が素晴らしく、２階部分もレリーフも凝った造りで素晴らしいです。

玄関を入れば２階への階段が在り、そのまま３階へと延びています。その３階の天井は採光が取れるようにガラス張りになってるのもユニークな設計です。但し、戦災でペディメントを焼失してるのは残念です。

また、旧日豪館というのは創業者の兼松房次郎が豪州（オーストラリア）との羊毛貿易のパイオニアだったことからそう呼ばれたそうで１階が兼松商店の事務所、２階以上が貸事務所だったようです。
その後、昭和２４年から海岸ビルヂジングの所有に成ったそうです。

そしてこの界隈では最古の歴史的建築ビルで国の登録有形文化財に指定されてますが、何よりもこのビルヂングの素晴らしいのは現役で使われれてることに尽きますね。

メリケンパーク内の中突堤先端に位置する「中突堤旅客ターミナル」はメリケンパークオリエンタルホテルと同様の建物の２階の部分です。

神戸クルーズ観光船のルミナスの窓口や売店に待合室として利用され、バルコニーで出れば神戸港が一望出来るように成ってます。
勿論、クルーズ船が入港すればここから乗船・下船する為の施設ですが、普段は何も無ければガランとしたところです。

で今回は日本を代表する大型帆船「日本丸Ⅱ世」が停泊していましたので日本丸Ⅱ世としてのクチコミです～。
日本丸は何度か観た事はあるのですがⅡ世は初めてなのでちょっと興奮しますね！。

航海練習船として海技学校の学生達が航海実習の際に使用する国の保有船として活躍してます。
以前は商船大学や商船高専などが東京港や横浜港に神戸港などに寄港しては利用していたのを覚えてます。

初代日本丸は海の貴婦人とまで呼ばれた美しい姿を受け継ぐ日本丸Ⅱ世は昭和５９年に就航し、設計から建造まで全て国内で行われた初の大型帆船として当時脚光を浴びました。
４本マストに白い帆を張る姿は羽を広げる白鳥のように独特の優雅で美しいものがありますからね～、最高に美しいです！！。
しかし、帆船はいえ今の時代に合わせたエンジンを持つ動力船には違いないですが？。

姉妹船は海王丸Ⅱ世が平成元年に就航してますが、見分けるのは舳先の船首像で手を合わせて祈る乙女の姿を藍青と名付けられてるそうです（ちなみに海王丸Ⅱ世は横笛を吹く乙女を紺青というそうです）。

仮にいくらお金を積んでも名誉があったとしても日本丸Ⅱ世には乗船出来ませんね？…。

メリケンパーク内で一番の人気スポットと言えば「ＢＥ ＫＯＢＥ」モニュメントです。
昨今全国的に見掛ける大きなアルファベットの文字で地名を描いたモニュメントで、インスタ映えを好む若い人達がその前でいろんなポーズなどを取って撮影する写真をアップするのが流行してるようです？。
何かとデザインやカラフルな色合いに形などを好んで撮ってはアップして自慢や話題にしたいのでしょうか？、私には全く理解が出来ません…。

それよりも撮影をしてる彼ら彼女達を観てる方が意外に面白いので、最近はその撮影を楽しんでますがね…。

本題ですがＢＥ ＫＯＢＥとは阪神・淡路大震災から２０年をきっかけに生まれた”神戸の魅力は人出ある”という思いを集約したシビックプライドメッセージのようです。

神戸の魅力は、山より、海より、人でした。ＢＥ ＫＯＢＥ　神戸は人の中にある。
全てはこの言葉の中に思いが込められたものです。

２０１７年１月１日に神戸港開港１５０年を迎えたことを記念して、更に魅力あるウオーターフロント空間に磨きをかけて大勢の人達が集う憩う公園であってほしい為に、市民や観光客がＢＥ ＫＯＢＥにもっと親しんで頂けるようにＢＥＫＯＢＥを型どったモニュメントを２０１７年４月に設置とありました。

なるほどと思いますね！～、インスタ映えばかりを追ってる若者達よ！、少しはこの意味を理解して撮影して欲しいなぁ！～。