ケロケロマニアさんのクチコミ(478ページ)全12,309件

この美術館は、山口県下でも最大規模を誇る、かなり大きな美術館ですが、一番の自慢は建物の中庭的な場所にある庭園とのことで、最近のリニューアルで、照明にも拘ったハイテクなデザインに生まれ変わったとのことでした。私の訪問時は、残念ながら常設展示のみとなっていましたが、ミュージアムショップや中庭を見ながらの喫茶スペースなどもありますので、休憩がてら立ち寄ってみるのも良い施設だと思います。

山口といえば、私のような鉄道マニア的な視点では、どうしてもSLやまぐち号を主流としたSLの町、という印象がありますが、この町を代表する博物館の屋外展示としても、立派なSLが展示されていて、24時間いつでも見ることが出来るようになっていますので、是非、博物館の館内を見る時間がない、という方も、こちらのSLだけはご覧になって下さい。

ここは春の桜の名所として有名な、山口市内を流れる小さな河川ですが、それ以外の季節でも散歩をするのにとても気持ちが良い場所です。小京都と呼ばれる山口市内にあって、この河川は賀茂川の風情を模した、等ともいわれるそうですが、本家の賀茂川（鴨川）程の規模はなく、アットホームな雰囲気で静かに流れている風情は、とても心に残りました。

萩往還は、元々の県下の中心都市として栄えた萩と瀬戸内側とを結ぶ５０キロ余に及ぶ歴史街道の呼称ですが、現在の山口市内にもその名残を留める場所が幾つかあり、龍福寺近くにある野村酒場跡付近は、大内氏の時代に大通りて栄えた雰囲気を今に伝えています。丁度その地区に伝承センターが設置されていますので、合わせて見学されることをお勧め致します。

ここは酒造商家を資料館のように整備した「まなび館」、明治期の民家を移築展示している「みやび館」、大内塗の実演や箸作り体験（予約制）が楽しめる「たくみ館」という、三つの施設から構成されていて、それぞれを丁寧に見て回ろうとするとかなり時間がかかります。入場無料で基本的に楽しめますが、箸作り体験などは有料のイベントとなり、開催時間も限られていますのでご注意ください。

私はレンタサイクルで回っていたのでそれ程不便を感じませんでしたが、こちらの公園はよくサビエル記念聖堂と間違われることがあるようで、両者はまったく別の場所にあります。現在のサビエル公園が立地している場所が、日本最初のキリスト教教会とされる大道寺があった場所で、こちらにサビエルの立派な記念碑が建てられていますが、山口市内のメイン観光地が立地するエリアからは少し離れていますので、足がないとアクセスは少々大変かもしれません。尚、山口市内では、ザビエル、と濁らずにサビエルと発音するのが正しいそうです。

大内氏の菩提寺として有名な龍福寺にいらっしゃる観光客は多いのですが、実はこの寺の周辺はかつての居館跡の発掘調査が進行中で、現在、公園としてかなり整備されつつある印象でしたが、こちらを訪れる人は殆どいないのが残念でした。詳細な解説プレートなども設置されていて、史跡として楽しめるようになっていますので、歴史がお好きな方は、是非こちらの”史跡公園”エリアにも足を運んでみて下さい。

こちらのお寺は、大内弘世が居館を築いて以来、31代義隆で断絶の後、毛利隆元が白石から龍福寺を移して、堂宇を建立したものだとのことでした。現在の本堂は大内氏の氏寺だった興隆寺の釈迦堂を明治期に移築したものですが、建築自体は室町後期のものとのことで、重要文化財にも指定されています。

山口の銘菓と言えば、やはり外郎は外せないかと思いますが、その中でも由緒ある名店として知られるのがこちらの御堀堂です。駅前に本店がありますが、実は私のお勧めは瑠璃光寺五重塔のすぐ近くにあるお店で、とても小さな店構えではありますが、アットホームな雰囲気で、色々とお話をしながら、お茶まで出して頂き、三種類の生ういろうを楽しませて頂きました。尚、単品は一つ105円となっています。

山口市内で最大の観光スポットといえば、やはりここだと思います。国宝に指定されている五重塔は全国的に見ても数少ないですし、それだけの見所がある名建築ですので、一か所からのみならず、色々な角度から遠景を楽しんでゆっくりと付近の散策を楽しみたい場所です。

香山公園、といってもイメージが沸かないという方も多いかと思いますが、あの国宝として名高い瑠璃光寺五重塔がある公園、といえばすぐに分かる所です。実はこの五重塔は元々瑠璃光寺にあったものではありませんで、お寺の方が後からやって来たために今ではちょっと妙な風情の中に五重塔があるという印象ですが、香山公園自体は、日本の歴史公園百選にも選ばれている程の名園ですので、全体としてその風情を楽しまれると良い場所かと思います。

このお寺は、国宝で名高い瑠璃光寺五重塔のすぐ近くにありますが、塔付近の賑わいとは裏腹に意外と訪れる観光客は少ないように感じました。しかしここには大内氏の菩提寺だった滝の観音堂の仏殿を大正時代に移築したとされる観音堂や、大内氏26代目の盛見が建立した国清寺の遺構とされる山門など、国の重要文化財に指定されている名建築があり、山口市内観光の外せないスポットの一つとなっていますので、是非五重塔に行かれた際には合わせてお立ち寄りください。

この山は、山口市内を巡っていると端麗な姿で市域の北西に聳えていますので、同定はしやすい山だと思いますが、３３８ｍしかない高さの山の割には、実際に登ってみると意外とハードに感じる山です。市民の憩い、というにはちょっと敷居が高い印象で、冬季であったためか、実際に登っている人は殆ど見かけませんでしたが、その分静寂な風情を楽しめます。道は少し荒れ気味でしたが、迷うほどのことはないレベルですので、初心者でも十分に登れます。

この城跡は、大内氏が陶氏の謀反の際の戦いの拠点として築かれた山城跡で、現在では残された遺構は少ない上、結構上まで登るルートが急勾配ですので、ちょっとした山登りの装備でアクセスする必要があります。麓には山口大神宮があり、ここが城跡への登山口ともなっています。尚、高嶺城跡、というより、地元では、鴻ノ峰の登山と捉えられているが普通です。

この資料館は、文化財に指定されている旧山口県庁や旧県会議事堂の建物をそのまま利用した資料館となっていて、内部は無料で観覧できるようになっています。建物の風情をそのままに残した資料館ですので、展示そのもの以上に、建物の内部見学も楽しかったです。

山口県の県庁所在地ですので、当然この町には県庁が存在する訳ですが、ここの旧県庁舎や旧県会議事堂の建物は、美しい洋風建築になっていて、双方が横長の建築で、現在の高層建築としての山口県庁舎とのコントラストがまた素晴らしかったです。中は県政資料館として無料開放されていますが、双方を丁寧に見ようとするとかなり時間がかかりますので、入口に用意されている詳細なパンフレットを手に取って、要点のみを足早に見て回ると良いかと思います。

この門は1863年に毛利敬親が萩市から山口市へ藩庁を移転する際に、表門として建造された切妻造・本瓦葺きの美しい建築ですが、現在でも県庁西口の門としての機能を有しているのが素晴らしいです。但し、文化財保護の目的から、門の真下は通過できず、横の出入口を利用するようになっています。

山口市内の公園と言えば、歴史公園としては瑠璃光寺五重塔がある香山公園が有名だと思いますが、市民の憩いの場としてのテイストが強いのがこちらの亀山公園ではないでしょうか。ザビエル記念聖堂のすぐ脇にありますが、こちらの公園は少し高台になっていて、山口市内の街並みを存分に楽しめます。丁度、瑠璃光寺五重塔の方面も望むことが出来ますので、この風景に故郷を感じる山口市民も多いとのことでした。

こちらの建築は、建物自体はサビエルの来訪400年を記念して1952年に建てられた旧聖堂が焼失した後、1998年に「神の幕屋」をイメージして再建されたものですので、歴史的な価値はありませんが、白亜のとても美しい建物で、特に隣接の亀山公園の高台から望む遠景がとても美しかったです。中は2階が聖堂、1階が博物館のようになっていました。

リンガーハットといえば、西日本や関東圏には沢山の店舗があるというイメージを持っていたのですが、意外と山口県下には店舗が少なく、宇部市内では、こちらのお店が唯一の店舗となっていました。ただ立地的にはＪＲ宇部線の琴芝駅からすぐなので、ロードサイド店舗が多くて、意外と公共交通機関利用でのアクセスが不便な場合が多いリンガーハットの中では、お車がない方でもお勧めできるお店です。また北海道内のリンガーハットがメイン利用の自分にとっては、皿うどんの価格がちょっと安い（520円）のも印象的でした。（これはこちらの店舗に限ったことではないと思いますが…。）