旅好者さんのクチコミ(49ページ)全6,282件

たかをやは中央通りにあり、お店の佇まいが小綺麗そうな感じがしましたのでランチで利用しました。店内もこざっぱりとした落ち着いた感じでした。メニューを見ると、町の定食屋さんといったらぴったりするようなリーズナブルなお値段が並んでいました。特上ロースカツ定食をいただきましたが、たいへん美味しかったです。

トキハ本店の１階の中央のところに、大分バスののりあいバスプラザがありました。九州の独特の文化かと思いますが、バス路線が発達していて、ＪＲ駅が必ずしも交通の基点になっていないのですね。こののりあいバスプラザもその例にもれず、市内路線バスの停留所でもありますが、高速バスや長距離バスの基点になっていました。

トキハ本店は駅前の中央通りに面し、南側のサンサン通りから北側の赤レンガ館までを占める、８階建ての大きな建物でした。東に進むと次の通りまでを占めていて、１区画全部がトキハなのですね。お隣にはトキハ会館もあり、一帯がトキハ村といったところでした。今ではこの大きさが足かせなのでしょうね。昔の様な形態でのデパートからは変身をしている様ですが、どこでもデパートの経営は厳しいことには変わりがないと思います。でも、まだまだ地元には欠かせない店舗なのでしょうね。

遊歩公園からポルトソール商店街に入ったところに薄茶色の大きな建物がありました。市街地のど真ん中といったところですが、コンパルホールという文化とスポーツの複合施設です。１９８６年（昭和６１年）に出来たという歴史のある建物です。図書館とか文化ホール、多目的ホールとかはどこにでもありそうですが、上層階の５階（６階も併せて）に体育ルームがあるのに驚かされます。この建物は災害時の避難場所も兼ねているそうですが、町中ですから何かと役立ちそうに思いました。

大分を旅していると、お菓子の菊家のお店を何ヶ所かで見掛け、立ち寄りました。店名からは和菓子屋さんの様に感じましたが、商品は洋菓子と融合をした様なものが人気がある様に感じました。そして、大分のサンサン通りには総本店がありました。看板は和菓子の老舗を思わせる趣のあるものが架かっています。横を見ると、フランス菓子　シャンテ・ドールの看板もあがっていました。和洋菓子のお店ということなのでしょうね。また、建物は道路に面した店舗以外はマンションになっていました。

瀧廉太郎終焉の地と書かれたものが遊歩公園にありました。瀧廉太郎が、２３歳１０ヶ月という短い生涯を閉じたのは、ご両親が住んでいた家とのことです。その家は、正確には、すぐ横にあるサンサン通りに入って数軒目のサイクルショップ「コダマ」の前辺りだったそうです。サンサン通り東端の交差点を越えたところに、大分県出身の朝倉文夫さん制作の瀧廉太郎像が置かれていました。（廉太郎との関わりを書いた文夫自筆の文が刻まれています）大分県では竹田の岡城址や日出町に置かれているのも同じ彫像ですが、設置は制作年の１９５０年（昭和２５年）ですから、１番早いものとなります。
余談ですが、日本のロダンとも評される朝倉文夫さんですが、同じ遊歩公園内に「みどりのかげ」もありました。また、南へ数１００ｍの金池小学校の前には「姉妹」も置かれています。

本丸、東の丸、西の丸の間にあった内堀は埋め立てられて、府内城跡は大分城址公園として整備されたそうですね。埋めないでお城としての形を残したまま、城址公園とすることは出来なかったでしょうか。残念なことの様に思います。現在、西ノ丸整備計画が進行中でした。ガイダンスと飲食の建屋などを建てるようです。期待する物からはどんどん離れたものになっていく様に思いました。

現在の府内城跡は市内の中程といったところにありますが、元は海に面したお城だったのですね。従って、地盤は弱いところがあった様で、お濠の石垣の下に地盤強化と思われる犬走りが見られました。築城は福原直高によって、１５９７年（慶長２年）から始まり、１５９９年（慶長４年）に完成しています。その後、初代藩主となった竹中重利が４層の天守閣の築造とともに、石垣などに防御強化策が施された様です。府内城跡を訪れて、まずは大手門に向かいます。そして中を覗くと工事中でした。ところで、この大手門は正確には多聞櫓門というのだそうですね。現在の門は戦災に遭って焼失したものを１９６５年（昭和４０年）に復元されたとのことです。しかし、櫓らしいものはありません。戦前の写真には、屋根の上に鐘楼が乗り、時の鐘が写っています。でも、これは櫓とは呼ばないでしょうから、櫓は謎のままになりました。

大分県庁新館の１４階が展望ホールとなっているとのことだったので訪れました。玄関にガードマンがおられましたので、まずは場所を確認して・・・と思ってお聞きすると、そんなところあったかなといったご返事です。１４階にあるはずと再度お聞きすると、そこはコロナワクチンの接種会場になっているとのこと。接種会場を聞く人はいても、展望ホールを聞く人はいないでしょうね。予定では７月末まで設置予定だそうです。

府内城の大手門前の角地に、フランシスコ・ザビエル像がありました。１９６９年（昭和４４年）に建立されたもので、当時、大分市長だった上田保さんの一文が添えられていました。制作者は日本を代表する彫刻家である佐藤忠良さんとのことです。１５４９年（天文１８年）に鹿児島にやってきたザビエルは鹿児島、平戸、京都、山口で布教し、大分には大友宗麟の招きで、１５５１年（天文２０年）に訪れています。宗麟は山口の布教活動に大いなる興味を持っていたそうで、そうとう熱心に招聘をしたそうです。ザビエルとしては予定外のところで来日の成果が上げられたのではないでしょうか。この像は大分での布教の様子をイメージしたものだそうです。
もう１つのザビエル像が大分駅前にありました。こちらは雨宮透さんの作品です。２０１５年（平成２７年）に設置されたものです。一度据え付けられた後、色合いなどが作者のイメージと違うということで、作者の全額負担で作り直されたという曰く付きのものです。余計なことですが、ザビエルというと多くの人が、絵に描かれた風貌を思い描くのではないでしょうかね。作者を通した像になると、ずいぶんとイメージが変わるものだと思いました。

遊歩公園の北端近くに、日本史の教科書に載っていた？天正遣欧少年使節の主席正使だったという伊東ドン・マンショ像がありました。随分とふっくらとしていますから、よいお暮らしの人物だったと表現したいのでしょうか。制作者は北村西望さんで、１９７５年（昭和５０年）に建立されたものです。これは上田保さんが、市長から転じて社長となった(株)マリーンパレスが建立したとなっていました。それはともかくとして、派遣された時は１３歳だったそうですから、学んでいた島原のセミナリヨでは余程、優秀な生徒だったのでしょうね。

遊歩公園は府内城跡から南へ伸びる道路にある、広い中央分離帯を遊歩道として整備したところでした。長さは４００ｍほどあるそうです。ところどころに南蛮文化渡来に関係する銅像などが置かれていました。ところで、この遊歩公園は遊歩道のはずですが、ところどころに左右の車道を繫ぐ車道が横切って造られていました。滅多に人の歩かない遊歩道ですから、車もほとんど遊歩道の意識なく入ってくる感じがしました。いかにも、危ない遊歩道ですね。

昼間に通り掛かった時、独特な書体の雑魚屋の看板を見て、以前どこかで見た様な気がしました。やっと思い出したのは福岡の天神でした。九州内に何店か展開しているチェーン店だったのですね。夜になって飲みに寄りました。さかなは旨いし、お酒も旨いし、加えて、定員さんの対応もテキパキしていて、気持ちの良い時間を過ごすことが出来ました。

府内五番街を進んで行くと、高さは４階建てですが、横には随分と長～～い建物がありました。低層は店舗が中心で、上層は住居が中心の様に見えました。（ビル名は若竹ビルです）そこに新茶の幟のあがった若竹園がありました。１８７８年（明治１１年）創業のお茶やさんです。ここに日本茶ソフトクリームがありました。抹茶と煎茶のダブルでしたが、これが美味しかったですね。お茶の香りがほのかに立ち、また、まろやかさがありました。いかにもお茶を入れましたといった安っぽさはありませんでした。
なお、若竹ビルは１９７１年（昭和４６年）の建物ですが、当時の若竹園の主人が建設の音頭を取ったそうです。そういえば、上野町にある若宮八幡社が明治時代から一時期遷座していた場所はこのビルの辺りだったそうですね。

府内五番街商店街を散策していると、昭和レトロぷんぷんといった感じのお店がありました。大納言という滅多に聞くことのない店名です。赤文字で「焼きそば」「お好み焼き」「だんご汁」とあり、その上に金網が掛っていました。そういえば、昔、破損防止にこんなのを見た気がします。その下には、やはり赤で「定食」、「丼物」とありました。ちょっと、覗いて見たい気がしますが、休憩時間帯でした。メニューを見ると、昭和レトロとまではいきませんが、庶民派の値段が付いていました。

ゆら～りゆらいとカーブを描く府内五番街商店街を散策するついでに、夜に一杯やるのに良さそうな店も探しまました。中央通りから入って間もないところに、黒い壁で遠目には良さそうな百万石がありました。別府の方には２８万石というお店がありましたが、こちらは度を越した１００万石でした。確か府内藩は、初代藩主の竹中重利は３万５０００石、大給松平家の時では２万２２００石だったはずです。名の由来を聞きたいところですが、不動産屋さんのテナント募集の案内が掛かっていました。

大分銀行の前身となる旧二十三銀行本店として、１９１３年（大正２年）に建てられたのが、この赤レンガ館だそうです。設計はあちらこちらにその実績を残している辰野金吾さんだそうですね。昼間はデザインの美しい重厚なレンガ造りでしたが、夜にライトアップされると、また、別の美しい建物が姿を現しました。

ホテルエリアワン大分は府内三丁目にありましたが、隣に一般の入浴施設の府内温泉があるのが良かったです。翌朝になってから知りましたが、宿泊とセットになったプランもありました。（今はあるか不明です）それなりに年数が経っている感じですが、掃除はきちんと出来ていて、気持ちよく過ごせました。フロントの対応もテキパキとしていました。なお、ホテル専用の駐車場（屋外）がありましたが、ちょっと離れていて、宿泊した時は空きがありませんでした。ホテルの隣の府内温泉があるビルは府内トレスパーキングという駐車場でした。1泊で１００円高いだけでした。屋内ですから最初からこちらの利用を予定した方が良いと思いました。

上野丘子どものもり公園は、上野丘公園の一画にあるものと思い込んで訪れましたが、実際は上野丘公園というのはなくなっていて、すべては上野丘子どものもり公園という名称に代わっているのですね。まったく知らなかったのですが、子どものもり公園構想に基づき、全国に１５ヶ所設置された中の１つだとのことです。１９９１年（平成３年）から２００２年（平成１４年）に掛けて整備が進められたとのことです。園内は大分市美術館、水辺広場、子ども広場、チャイルドハウスなどがありました。

金剛宝戒寺は上野丘の東の台上といったところにありました。周辺の道は狭い上に、駐車場のないお寺さんでした。お寺さんとしての境内が纏まっていませんから、ここは何があったお寺さんなのかなぁと思いました。７２７年（神亀４年）に行基によって開創されたと伝わる古寺です。現在地には１３０７年（徳治２年）に、大友氏６代当主・大友貞宗によって大伽藍が築かれたそうですね。府内藩３代目藩主・日根野吉明が再建したという現在の中門前にある大日堂はその伽藍の名残だということです。門柱のみの山門のすぐ先にありますから、過去の栄光はどこに・・・といった感じでした。なお、山号は清龍山で、高野山真言宗のお寺さんです。