フランシスコザビエル像

大分を訪れて、来日の成果が倍加したでしょう。

3.0
旅行時期：2022/05（約2年前）

by 旅好者さん（男性）

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府内城の大手門前の角地に、フランシスコ・ザビエル像がありました。１９６９年（昭和４４年）に建立されたもので、当時、大分市長だった上田保さんの一文が添えられていました。制作者は日本を代表する彫刻家である佐藤忠良さんとのことです。１５４９年（天文１８年）に鹿児島にやってきたザビエルは鹿児島、平戸、京都、山口で布教し、大分には大友宗麟の招きで、１５５１年（天文２０年）に訪れています。宗麟は山口の布教活動に大いなる興味を持っていたそうで、そうとう熱心に招聘をしたそうです。ザビエルとしては予定外のところで来日の成果が上げられたのではないでしょうか。この像は大分での布教の様子をイメージしたものだそうです。
もう１つのザビエル像が大分駅前にありました。こちらは雨宮透さんの作品です。２０１５年（平成２７年）に設置されたものです。一度据え付けられた後、色合いなどが作者のイメージと違うということで、作者の全額負担で作り直されたという曰く付きのものです。余計なことですが、ザビエルというと多くの人が、絵に描かれた風貌を思い描くのではないでしょうかね。作者を通した像になると、ずいぶんとイメージが変わるものだと思いました。