Rinさんのクチコミ(189ページ)全4,255件

44.25ｍの高さを持つ塔の頂上には、トキワガシの木が植えられた庭が造られているのがなんとも特徴的で、地上からもこの木の緑が塔の頂上に見え隠れしています。
頂上に行くには、２３０段の階段を登らなくてはいけませんが、階段の壁には中世の有力者同士の争いの様子が描かれた絵が飾られており、楽しみながら登ることができます。
そして、頂上に辿り着けば、その下に広がるルッカの街並みとその後方の丘陵風景の景色を楽しむことが出来ます。

ルッカの駅から旧市街へ向かう際に通ると思われるサン・ピエトロ門をくぐると
旧市街の中で最初に目にする大きな広場がナポレオン広場です。
広場に建つ記念碑は、ロレンツォ・バルトリーニ作のブルボン家・マリー・ルイーズです。

ロマネスク様式の11世紀から13世紀にかけて建てられたドゥオーモで、同じロマネスク様式であるピサのドォーモによく似ています。
ファザードはグイデット・ダ・コーモ(Guidetto da Como)によるもので、下層は３つのアーチ、上層は３段の美しく繊細な小アーチが並びます。
全体は白と緑の大理石からできています。

ルッカ様式と称されるロマネスク建築の典型として知られる教会です。
12世紀から14世紀にかけて建造されました。
ファサード上部は小アーチを形作る4層の列柱が並び、個々の柱には異なる彫刻が施されています。
教会のてっぺんには聖ミカエルの像がでんとあるのが特徴的です。

1953年に彼の生誕500周年を記念して創設されました博物館です。
建物は16世紀初頭に建てられた元・修道院を改装して博物館にしたもので、内部は当時の趣を残しており、展示方法も特徴的です。
展示面積は2万3000平方メートル、展示品は1万点以上の規模の大きい博物館ですので、興味のある方は時間の余裕をもって見学することをお薦めします。

1607年に創立され、1609年に世界最初の公共図書館として開館されたのが始まりです。
以後1618年に数多くの貴重なコレクションの寄贈のおかげで絵画館も開かれました。
現在は美術学校も併設されています。
この絵画館はロンバルディア派、ヴェネツィア派を中心としたコレクションが多数あり、時代ごとに仕切られた２３室で構成されています。
主な作品はレオナルドダヴィンチの「斈師の肖像」、ボッティチェッリの「天涯の聖母子」、ラッファエッロの「アテネの学童」のデッサン（ローマのシスティーナ礼拝堂に描かれた下絵）、カラヴァッジオの「果物篭」などがあります。
またダヴィンチのノートも展示されていてなかなか面白かったです。

この教会は４世紀末に着手されたロンバルディア・ロマネスク様式の傑作です。
ミラノの最古の教会として知られ、中世のロマネスク建築らしくおごそかで美しい教会です。
現在に至るまでに何度も改装を重ねており、９世紀に作られた美しい漆喰の天井や壁などは当時の有名な建築家によるものです。

ここミラノでは１４世紀ビスコンティ伯など多くの貴族たちが芸術家のパトロンになり、それによって芸術活動が盛んになってきました。
この絵画館では１４世紀から１９世紀にかけてのヴェネチア派、ロンバルディア派の５００点を超える作品が展示されています。
内部は３０数部屋の展示室によって区切られ、１４世紀の貴重な絵画、彫刻に始まりダヴィンチやラファエロといったルネッサンスの天才たちの技法を取り入れた作品へと繋がってゆくというように時代ごとにイタリア芸術の発展を見ることができます。

「神々への賛辞のための音楽」そう呼ばれるのがここイタリアで生まれたオペラ。
それがここミラノで行われる場所が中心地からほど近い世界的にも有名な「スカラ座」です。
荘厳な建物の前にはレオナルド・ダ・ヴィンチの像が置かれています。
観劇したかったのですが、他の劇場の様に手頃な価格のチケットがなかったので諦めました…。

中心地のドゥオーモから歩いて５分。
入り口の正面は１０９メートルという高い塔になっていて、そこからレンガ積みの城壁がぐるりと取り囲んでいる。また入り口の塔の前には円形の噴水と馬に乗ったスフォルツァ公爵の彫刻が置かれています。
スフォルツェスコ城は１５世紀にスフォルツァ家がかつてのヴィスコンティ家の城跡を改装し居城としました。
あのレオナルド・ダ・ビィンチも建設に加わったといわれる古城の美しさはぜひ一度訪れたいスポットのひとつです。

ドゥオーモと同じようにミラノのシンボルとなっているのがこのガッレリア。
イタリア王国の初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世にちなんで名づけられたこの場所は、最初に1861年にデザインされ、イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1865年から1877年の間に建設されました。
石造りの伝統工法を基盤にガラス、鉄、石、そして近代の鉄骨が組み合わさった融合美はまさにミラノの建築技術の終結と呼べる傑作でしょう。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のフレスコ画がある教会です。
私が行った2月でも当日に来た人は空きがないと断られていたので予約は必須だと思います。
見学できるのは15分間のみです。
時間までは待合室の様な部屋で待ち時間になると呼ばれるので硝子戸の中を入っていきます。
このガラス戸が3段階ぐらいあってすごく厳重だなと思いました。
20年以上をかけて修復したというフレスコ画は薄暗い部屋の中に展示されています。
15人位見学者はいましたが、誰も何も言わず15分間ただ見入っていました。

ヨーロッパでは街の中心に神の象徴である教会が置かれ、それを取り囲むように広がってゆくという形式が多く見られますがここミラノでも街の中心でありシンボルとなっているのがこの大聖堂「ドゥオーモ」です。
この大聖堂ドゥオーモは1386年にジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの意向により着工し、約500年の時を経てナポレオンの命により完成しました。
その壮大な建築は全長158m、幅93m、高さが108mで内部の面積が1万1700平方メートル。世界最大級のゴシック建築として知られています。
135本の尖塔、2245体の彫刻との融合美はまさに圧巻の一言です。

歴代のバイエルン国王が威信をかけた宮廷歌劇場として、最高の格式を誇るミュンヘン・ オペラ（バイエルン国立歌劇場）は、17世紀半ばに創設されて以来、モーツァルトや ワーグナー等がこの歌劇場のためにオペラを書くなど、数々の栄光に輝いてきた名門 です。
開演の1時間前に売り出された当日券で一番安い席を買ったら舞台の半分が見えなかったので2幕からは別の場所で立って見ていました。
ちなみに隣の外人さんは見えない席に相当苛立ったらしく二幕では帰ってしまっていました（笑）
観劇する方は安い席にはそのような不具合があると覚悟したうえで購入しましょう。

１５４０年のイエズス会設立後、ヴィルヘルム５世が反宗教改革の一環として建立させたイエズス会の教会。
当時、アルプス以北では最も壮大なルネサンス様式の教会で、その膨大な建築費用によって国立銀行が破綻しそうになったそうです。
この教会は大天使ミヒャエルを讃えた教会で、内陣の大祭壇には、「悪魔と戦う聖ミヒャエル」の祭壇画が飾られ、大理石の入り口の間には「この世の悪と戦う大天使ミヒャエル」のブロンズ像があります。
　また、内陣の下には、ヴィルヘルム５世や選挙侯マクシミリアンやルートヴィッヒ２世などのビッテルスバッハ家の君主３０人を葬る墓所となっています。

ミュンヘンには現存する中世の有名な門が３つあります。
南のゼントリンガー門、最も歴史のある有名な東のイザール門、そして西のカールス門です。
1302年に初めて記されるこの門は、他の２つ程の歴史はありませんが、ミュンヘンの観光の起点として、常に多くの人で賑わっています。

12時なると動き始める仕掛け時計で有名な新市庁舎の前にある広場。
私が行ったのは雪のちらつくあいにくの天気の寒い日でしたが、そんな日でも12時になると観光客が広場には結構集まってきていました。
絶対に見なきゃ！というほどのものではないとは思いますが、どうせ見るなら12時に合わせて行くことをおススメします。

ノイエピナコテークは19世紀以降のヨーロッパ絵画が中心で、フランス印象派の名画などが展示されています。
ドガ、ルノワール、ミレー、ゴッホ、マネ、クリムト、ゴーギャンなどそうそうたる絵画が揃っています。
たっぷりと時間を取って見学したい美術館です。

「アルテ・ピナコテーク Alte Pinakothek」に展示されているのは、14～18世紀のヨーロッパ絵画。
これらは16世紀前半からヴィッテルスバッハ家（バイエルンやプファルツ地方に君臨していた王家）により、数百年にわたって収集されたものです。
ダ・ヴィンチ、フラゴナール、ブリューゲル、デューラー、ラファエロなど有名どころがずらりと展示され見ごたえがありました。

マリエン広場に隣接するペーター教会は、12世紀からの歴史を誇るミュンヘン最古の教会です。
18世紀のロココ調の内部も美しいのですが、ここでのおすすめは教会の塔。
階段の一部が急で少し体力を要しますが、306段の階段の先には旧市街の最高の眺望が待っています。
ミュンヘンで一箇所だけ塔に登るなら、迷わずペーター教会へ！