trip232015さんのクチコミ(34ページ)全747件

隣りにディオクレティアヌス帝浴場跡という遺跡があり、最初はその続きかなと思いました。16世紀にミケランジェロ（もっとも着工した時はすでに高齢だったため、途中で亡くなったそうですが）により、古代ローマ時代のその浴場跡を利用して建造されたものだそうです。

朝の散歩でローマ・オペラ座を見つけ、そこからトリノ通りをぶらぶら歩いてきたらここにぶつかりました。後で調べてみると、聖母マリアに捧げられた多くの聖堂の中で最大のものだそうなんですね。アウグストゥス帝のオベリスクも見えます。

サンタ・マリア・デッリアンジェリ教会や三越ローマ支店などに囲まれた広場で、中央には「ナイアディの泉」があり、噴水が上がっています。夜ともなると、イタリア食材店「EATALY（イータリー）」の前は立ち席のオープンカフェとなり、若者がワインを飲んだり、ファーストフードを頬張ったりして、にぎわっています。

ローマ市内観光に使う地下鉄は、主に、A線とB線の２本だけ、しかも、テルミニ駅で交差しているだけなので、間違いは少ないはずです。逆に言うと、地下鉄の通っていないところ（例えば、パンテオン方面）も多く、トラムやバスも利用する必要があります。

地下鉄、トラムはもちろん、駅の北西にある広いバス乗り場も分り易く、公共交通機関が使いやすく助かりました。また、駅構内にはＢＡＲもあり、簡単な食事が可能、地下にはスーパーもあり、ビールや惣菜を買って帰ることも出来ます。2階にはレストラン、カフェがあります。

空港へは、空港とテルミニ駅を結ぶ直通列車「レオナルド・エクスプレス」がもっともポピュラーなアクセス（約30分）のようです。我々の専用バスは、朝１１時半頃の出発でしたが、空港まで５０分くらいかかりました。

イタリアの野菜、特にトマトがおいしいので、ローマに来たついでにトマトの種を買って帰ろうと思い立ちました。ガイドさんに尋ねると、ナヴォーナ広場の隣にあるカンポ・デイ・フィオーリに行ったらあるかもしれないとのこと、地下鉄は通っていないのでバスに乗って行ってきました。花や野菜だけでなく、衣料品、雑貨などの露店が並び、地元の人たちでにぎわっていました。

正面の騎馬像がその国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世だそうです。後ろはカピトリーノの丘で小高いところに建っており、この建物にはエレベーターが設置されているので、屋上まで上ると、360度のパノラマでローマ市街が見えるそうです。

もっとも、後に火事で焼失しており、現在、我々が見ているのは西暦１２８年に再建されたものだそうです。それにしても２０００年も昔の建物とは、特に、中に入って大きな半球形のドームが載った天井を見上げると、びっくりせざるを得ません。

コンスタンティヌス1世が、西ローマの唯一の皇帝となった事を記念して建てられたのだそうです。ということは、隣のコロッセオは既に存在しており、そのころもこの辺りがローマの中心だったのでしょうか。古代ローマ帝国も五賢帝の時代を過ぎて、混乱期に入っている頃ですが。

「ハドリアヌス」は、ローマ帝国のいわゆる「五賢帝」のひとりの名前で、紀元 135年に自らの霊廟として建設を開始したのだそうです。ピーア広場からサン・ピエトロ大聖堂は一直線で800ｍくらい、秘密の通路で繫がっているという噂もあるようです。

紀元前７世紀末頃から、古代ローマの中心地としてフォロ・ロマーノ、すなわち「ローマ市民の広場」となっていったようです。当時は巨大な石造りの神殿や凱旋門、下水道も整備されていたようですが、現在は基礎や柱の一部しか残っていません。しかし、お土産屋で売っているガイドブックにはその復元図が載っているのもあり、それを見ながら約３０００年前のローマを想像していると、時の経つのを忘れました。

舟の噴水（正式には「バルカッチャの噴水」）からは水が流れていましたが、通称「スペイン階段」には工事中ということで立ち入りが禁止されていました。それでも、高級ブランド店やカフェの並ぶコンドッティ通りにかけては観光客があふれていました。

昨年６月から始まったという修復工事の最中ということで、噴水は止まっていました。それでも大勢の観光客は水のない泉（たぶん、ギリシア神話の彫像）をじっと眺めたり、カメラに収めていました。やはり、泉に水がないと今一つ盛り上がりに欠けます。

当時、立見席も含めて７万人の収容能力があったそうです。竣工式の式典と記念行事は100日間も続き、５０００頭の猛獣が殺されるのを、すべてのローマ市民は、観客席は３つのレベルに分けられていたそうですが、無料で見ることができたといわれています。

土産物屋の露店が並ぶダニエーレ・マニン広場を通って、城壁の門をくぐると、左側一帯に芝生が広がっており、小さな子供たちを連れた家族連れが日差しをいっぱいに浴びて寝転がったりしています。その向こうに、洗礼堂や大聖堂、鐘楼、墓所回廊が見えてきます。

この大聖堂で、明かりを灯されたばかりのシャンデリアが大きく揺れているのを見て、振り子の等時性「振り子の周期は、振り子の振幅が十分小さい限り、振幅によらず 一定である。また、重りの重さにもよらず一定である。」を発見したといわれています。

高さ55m、直径36mの、ロマネスク様式（1層目）とゴシック様式（2層目）が融合したピサロマネスク様式の建物で、東側にクーポラがあります。名前のサン・ジョヴァンニは、日本では洗礼者ヨハネ（バプテスマのヨハネ）として知られているそうです。

現在は約4度傾いているそうです。ガリレオは、この斜塔の頂上から大小2種類の球を同時に落とし、両者が同時に着地するのを見せ、「物体が自由落下するときの時間は、落下する物体の質量には依存しない」ということを証明したと言われていますが、伝説のようですね。

昼食をいただきましたが、先ず、ビールを頼むと、初めてイタリア国産のビールが出てきました。イタリアでビールを飲むという歴史はワインと比べるとずっと浅いそうで、マイナーな飲み物のようです。前菜はリボリータ、メインはトスカーナ風ビーフシチューを御馳走になりました。