trip232015さんのクチコミ(35ページ)全747件

入口左側には、ダビデ像のレプリカ（ミケランジェロの制作したオリジナルはアカデミア美術館に）と右側にはヘラクレスとカークス像があります。内部には、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロの壁画対決が行われたという「500人大広間」が2階にあるそうです。

現在は、一応、屋根はありますが、古代およびルネサンス美術の野外彫刻展示場になっています。メドゥーサの首を意気揚々と掲げたギリシア神話の英雄の「ペルセウス」像や紀元前3世紀のペルガモンで制作された「パトロクロスを抱きかかえるメネラウス」像（復元コピー）は印象的でした。

5世紀ごろから続くフィレンツェの政治の中心だそうです。ヴェッキオ宮殿、ロッジア・ディ・ランツィ、シャネルなどのブランド店の入ったビルなどに囲まれた広場です。中央にネプチューンの噴水や、初代トスカーナ大公であるコジモ1世の乗馬像があります。

聖ジョヴァンニ(洗礼者ヨハネのことのようです）に捧げるため11世紀に建設され、中世にはかのダンテもここで洗礼を受けたと言われているそうです。内部の「天井のモザイク画」は「最後の審判」などの聖書にまつわるいくつかの場面がびっしりと描かれており、必見です。

北西にある市街の方向を見ると、アルノ川にかかるベッキオ橋、ベッキオ宮殿、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂が一望できます。夜は建物や橋がライトアップされるのでそれは美しいそうです。広場の中央にミケランジェロのダヴィデ像のコピーが置かれています。

サン・ニッコロ橋(ヴェッキオ橋の2つ上流に架かる橋）を渡って左手側を登って行くとミケランジェロ広場に行けるのだそうです。フィレンツエのきれいな夜景がみられるとのことで行きかけたのですが、夜８時ころともなるとさすがに歩く人も少なく、断念して近くの居酒屋に。

メディチの血を引く最後の相続人の遺言「フィレンツェの外に出さない」により、古代ギリシア・ローマ時代の彫刻からイタリアルネサンス絵画までが残されており、まさに宝庫。教科書に載っているような有名な作品を見るだけでも優に2～3時間はかかります。

ジョットとは、この鐘楼の建設工事のリーダーの名前だそうです。しかし、ジョットはこの鐘楼の建築中途で死去しており、それでも彼の名前が付いたのは、彼がその当時、既に著名な画家であり、だから建設を依頼されたためのようです。

16世紀中ごろ、コジモ1世は住まいであったピッティ宮殿（アルノ川の南側）から、このベッキオ橋の2階部分を通り、庁舎（現在のウフィツィ美術館）へ至る約1kmの通路（ヴァザーリの回廊）も造らせ、毎日通っていたそうです。

1294年から始まった建設工事は、1418年には当時の技術では難工事のクーポラ（ドーム部分）を残すのみとなり、その後、16年経ってようやくドームが乗せられて完成したのだそうです。正面の対面にサン・ジョヴァンニ洗礼堂、南側にジョットの鐘楼があります。

立ち飲みの人もいる下町の飲み屋といったところです。温野菜の前菜と舌平目のグリル焼きを、ビールともちろんのヴェネト・ワインで御馳走になりました。料理もワインもいい味でしたが、女性客が多く、年配のウェイターがユーモアたっぷりにその相手をしているのを見るのも、実に楽しいひと時でした。

内側は昼間でも薄暗い、一人が通れる幅、窓は小さくて外の景色はあまり見られません。恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると、永遠の愛が約束されるのだという言い伝えがあるそうで、このコースが人気のようです。

金箔と漆喰とフレスコ画に飾られた「黄金の階段」を登って内部に入ると、「控えの間」に続いて「謁見の間」、さらに「元老院の間」、「武器庫」などがあり、最後は「ため息橋」を渡って「牢獄」に至ります。どこも、絵画などじっくり見たいものばかりです。

黒死病をおさめるため、聖母マリアに捧げる場所として建てられた教会だそうです。巨大な八角形の上にマリア像を頂いたドームがそびえる建物で、カナル・グランデを通ってベニスに近づくと、アッカデミア橋を越えたあたりからその華麗なドームが目立ちます。

後からよく見てみると、ゴンドラ乗りと言っても乗り場は1か所ではなく、従って、コースもいろいろ異なるようです。ゴンドリエーレと呼ばれるゴンドラ漕ぎが細い運河を渡っていくのを楽しむだけならどこでも同じでしょうが、特にコースにこだわる人（例えば、恋人と「ため息橋」の下を通りたい）は乗り場を選ぶ必要がありそうです。

ヴェネツィアの鐘楼から眺めただけですが、公共交通機関の水上バスが運行されており、自由に上陸できるそうです。ただ、上陸しても、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂があるだけで、ティントレットによる「最後の晩餐」及び「マナの天降」を見る人が訪れるようです。

エレベーターが通じており、登ってみることにしました。長蛇の列に並んだ甲斐があり、ヴェネツィアの360度の景観を楽しめました。真下では高潮(Acqua Alta)のサンマルコ広場、遥か南東の方向にはベネチア映画祭が開かれることで有名なリド島が見えました。

カナル・グランデには4つの橋がかかっており、この橋は、もとは鉄製の橋として1854年に開通したそうですが、現在は木製の橋です。アカデミア橋を渡ってドルソドゥーロ地区へ通じており、そこは、アカデミア美術館やグッゲンハイム美術館、新しくできたばかりのプンタ・デラ・ドガーナ美術館など、多くのの美術館が集中する文化的なエリアだそうです。

かのミケランジェロがコンペで敗れたという橋なので、是非、見たかったのですが、帰りの水上タクシーがちょうど通ってくれました。グランド・カナルから見上げると、非常に豪華かつ頑丈な建物に見えます。人が歩くだけにしては幅も広そうです（通路の両側にはお土産物屋が並んでいるそうですね）。

ホテルが近くだったので、夕食後に来てみました。薄明かりに照らされたサンマルコ寺院も昼間とはちょっと違って見えますし、サンマルコ広場に面したレストランのオープンカフェでは楽団が音楽を演奏しており、つい見とれて（聞き惚れて）しまいました。