mamiさんのクチコミ(26ページ)全618件

　バンテイアイ・クディとは、僧坊の砦という意味で、12世紀の末から13世紀の初めにかけてジャヤバルマン7世が建てたという説があります。敷地は東西700m、南北500mもあり、僧の学校として使用されました。

　「スラ・スラン」は聖なる池という意味で、ジャヤヴァルマン7世が造った王の沐浴場です。東西700ｍ、南北350ｍもあり、世界一大きい風呂です。池の周囲は建物で囲まれていたが、ポルポトによって破壊されてしまいました。

　アンコール・トムとは大きな街という意味で、1辺3?の城壁に囲まれた広い地域です。11世紀頃ウダヤディジャヴァルマン2世の王都だったが、12世紀頃ジャヤヴァルマン2世によって城壁と塀が造られ現在の形になりました。東西南北には門があるが、勝利の門と死者の門があります。

今一分からない彫像でした。テラスの上には石像があります。ライ王の像とも閻魔大王の像とも言われています。オリジナルはプノンペンの国立博物館にあり、ここにある像はレプリカであると言うことです。果たしてどのような人物の彫像なのか、ちょつと分かりません。

　アンコールトムの広大な敷地の中には、数々のテラスと呼ばれる所があり、「象のテラス」には数頭の像の彫像が皆、長い鼻を下げて、同じ方向を向いて並んでおり、とてもユニークな眺めでした。カンボジアでは、像が神の様に崇められているようです。

　バンテアイ・スレイとは女の砦という意味で赤と黄土色の砂岩で造られた美しい寺院であることから名付けられました。この寺院はジャヤウァルマン5世の摂政だったヤジュヌヴァラーハによって967年に建てられヒンズー寺院でシヴァ神とヴィシュヌ神が祀られています。野焼きをしていた農夫によって1914年に発見されました。

　タ・プロームは1188年にジャヤバルマン7世が母の供養の為に建てた仏教寺院で、最低限の修復しかほどこしていないことから、発見当時の姿が分かると観光客の人気を呼んでいます。建物にはカジュマルの1種スポンという木の根がからんでいるが、これらの木の樹齢は300年～400年だということです。

　トンプレサップのトンは湖、レサップは塩辛くないという意味で、雨季には琵琶湖の10倍、乾季には3倍の面積をもつ東南アジア最大の淡水湖です。メコン川とシェムリアップ川の水が流れ込んでいて2000種以上の魚が棲み、鯰の仲間だけでも12種います。漁獲量は世界一で、かつては1㎢あたり1000トンの漁獲量があったが、内戦時の乱獲で300トンに落ちました。しかしこの漁獲量でも1㎢あたりの漁獲量で世界一であります。

　アンコール遺跡群の中で、発見当時のアンコールワットを彷彿させる密林の遺跡「ベンメリア」。アンコールワットから東へ40?のクレーン山麓のジャングルに埋もれた寺院。当時周辺は栄えていてベン・メリア(花束の池)という名前に相応しい寺院でした。宮崎駿監督作品のアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルの1つとも言われています。

　アンコールトムの中央部にバイヨン寺院があります。バイユン寺院は12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって造られた仏像寺院で、中には49の塔があり、中央塔の高さは49ｍで、建設当時は仏像が収められていました。塔の数と門の数を足すと54になるが、これは当時のカンボジアの県の数になります。

　アンコールワットは、カンボジアにあるアンコール遺跡の一つで、遺跡群を代表する寺院建築です。サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味します。大伽藍と美しい彫刻からクメール建築の傑作と称えられ、カンボジア国旗の中央にも同国の象徴として描かれています。

　ロシアの郊外(田舎)に行くと、こんな素朴な、全てが木造で造られている「木造建築博物館」がありました。博物館と言っても、全体が一つの大きな公園のようになっており、ゆっくりと散策するには相応しい癒しの場所でした。

　モスクワの北東約190?、12世紀半ばにウラジーミル・スーズタリ公国の首都となり繁栄した歴史をもちます。ここのウスペンスキー寺院は、モスクワやセルギエフ・ポサートにある同名の大聖堂のモデルと言われています。

　12世紀、公国の首都を防衛するために造られました。かつて戦地に赴く兵士たちがくぐった門は、現在、軍事博物館となり、13世紀のタタールの戦いの際の鎧や弓などを展示しています。町の西部にあります。「黄金の門」とは言われるけれど、決して黄金色ではなく、門の意味合いが黄金ということなのでしょうね。

　ここスズタリは、ロシアの田舎の素朴な風景が満喫できて、とてものんびりと穏やかな気持ちで散策できた素敵な所でした。　クレムリンを後に少しバスで移動した所に、城壁に囲まれた「スパソ・エフフィミエフ修道院」が建っています。

　ミハイル・ロマノフが初代皇帝として1613年に即位。その後1917年のロシア革命まで、およそ300年にわたり続いたロシアの王朝です。第5代ピョートル大帝は1703年、サンクトペテルブルクに都をつくり、ヨーロッパの文化を取り入れて上流社会が花開きます。ピョートル大帝の孫に嫁いだのがエカテリーナ2世で、彼女の美術品のコレクションがエルミタージュの起源となりました。

　モスクワの北東約200?にあります。黄金の環の古都のうち、修道院文化全盛期の中世の街並みを最もよく保存している町で、農村風景にとつにょ現れる中世の町は、50近くの宗教建築群で埋め尽くされ、まるで博物館のようです。秋は黄葉が美しいそうです。

　黄金の門をくぐって少し歩くと見えてきます。1158～1160年にかけて建設されたが、1185年に大火事に遇い、その後再建されます。クリャージマ川岸に建つ大聖堂で、ロシアの英雄であり聖人のアレクサンドル・ネフスキーらの棺が安置されています。黄金の丸屋根が、石灰岩を用いた白壁によく映えていて、ウラジーミルを代表する建築物です。

　高さ12ｍの壁に囲まれたトロイツェ・セルギエフ大修道院。15～16世紀に建てられました。トロイツキー聖堂やドゥホフスカヤ教会、ウスペンスキー寺院などの教会群が美しく調和しています。数々の美しい寺院や教会、とても見応えがありました!!

　1354年、当時人気のないこの地に聖セルギィによって創立されました。聖セルギエフ三位一体修道院がモスクワからヤロスラヴリへ行く途中にあります。当時、ロシアではセルギイが力を持っていました。トロイツェ・セルギエフ大修道院での一番古い建物のトロイツキー聖堂が、ロシア国家に対する聖セルギイの顕著な功績を記念として建造されました。