mamiさんのクチコミ(27ページ)全618件

　モスクワの北東約70?にあり、12〜13世紀より栄えてきた趣きある古都がいくつか点在しています。これらはつないでいくとほぼ環状になることから「黄金の環」と総称されます。町の中心は、トロイツェ・セルギエフ修道院の教会群があり、現在もロシア正教の一大都市として、信者たちの参詣が続いています。

　クレムリンで最も高い塔です。高さは80ｍで、1495～97年にかけて建設されました。1812年、ボロディの戦いでロシア軍を破ったナポレオン軍は、この門からクレムリンに入城し、厳しい冬がやって来て撤退する時もこの門から出て行きました。

　モスクワ大学教授により、1912年に開設されました。ルーベンス、セザンヌ、モネ、ルノアール、ピカソらの絵画が数多く揃っています。世界でも有名なこのプーシキン美術館では、その大きさと展示されている美術品の貴重さで、ペテルブルグのエルミタージュに次ぐロシア第二の美術館であり、ロシアに於いて重要な西欧美術の研究所の一つでもあります。

　プーシキン美術館を出た近くに「救世主キリスト聖堂」があります。この聖堂はもともとはナポレオンのロシア侵攻に勝利した記念に建てられたものが、革命後、宗教弾圧の対象となり、1931年にスターリンの命により爆破され、ソ連崩壊後2000年に再建されたものだそうです。

　コローメンスコエは、ロシア国の歴史において16世紀イワン雷帝時代や、17世紀アレクセイ・ミハイロヴッチ皇帝時代には重要な地とされていました。当時のロシア帝位継承者イワン4世に因んで1532年に建設されたヴァズネセニエ教会は、コローメンスコエの主な建築物となります。16世紀に皇帝一族の夏の教会でもありました。建物の高さは62ｍあります。

　アルハンゲルスキー聖堂の隣には「ブラゴヴェシェンスキー聖堂」(聖母受胎告知の聖堂)があります。1484～1489年、イワン大帝の時代にモスクワの建築家ブスコーフ達によって建設されました。この聖堂は1547年の火災で損害を受けたが、1660～1670年にかけて再建されました。

　武器庫はロシア最古の博物館です。1772年に武器庫の原型となる博物館が建設されました。1806年には、皇帝アレクサンドル1世によって博物館は一般に公開されるようになりました。武器庫と呼ばれるが、内部には金銀の食器や装飾品、イコンをはじめ宗教に関する品々が陳列されています。

　ピョートル時代までの全てのモスクワ大公とツァーリの墳墓は、14世紀初頭に建造されたミハイル・アルハンゲル寺院にあります。この聖堂は、ロシア軍の守護天使の大天使ミハエルに捧げられています。南東に位置する柱付近の白堊の天蓋は、殺された皇子ドミートリイの墓碑の上に作られました。

　クレムリンでもっとも高い建物「イワン大帝(イワン3世)の鐘楼」です。1505～1508年、イワン3世の息子ワシーリー3世によって建設されました。建設を担当したのは、イタリアから招かれたボン・フリャジンという建築家です。1600年、当時の皇帝ボリス・ゴドゥノフによって増築され、鐘楼の高さは81ｍになりました。

　古代から現代まで、皇帝ゆかりの品々など、およそ450万点もの収蔵品を集めた博物館です。赤の広場の北側にあるレンガ色の建物です。「赤の広場」の中は、さながら一つの街のようになっており、寺院や博物館、百貨店等、ありとあらゆる建物がありました。

　モスクワで最も美しい修道院の一つとされるノヴォデヴィッチ修道院は、外敵を食い止めた、かつてのクレムリンの出城です。現在は女子修道院となっています。修道院の墓地には、コゴリ、チェーホフら著名人たちが眠っています。

　1733～1735年にかけて、イワン・マトーリンとミハイルの父子によって作られました。高さ61.4ｍ、直径6.6ｍ、重さ200トン以上という巨大な鐘です。1737年に火災が発生した際、慌てた人が鋳造用の穴の中にあったこの鐘にも水をかけてしまい割れてしまいました。この鐘は、その後100年以上も放置され、1836年にようやく穴から出され、11.5トンあるかけらと一緒に展示されました。

　アンドレイ・チョホフという職人によって1586年に作られました。口径が890ｍｍ、長さ34ｍ、重さ40トンもあります。下に置かれている砲弾は一つあたり1トンもあります。まさしく、「大砲の皇帝」と呼ぶにふさわしい大砲でした。

　1326～1327年にかけて造られた石造りの黄金色の丸い屋根の寺院です。かつてはロシア帝国の国教大聖堂であり、皇帝の戴冠式もここで行われました。黄金の屋根と白堊の建物がマッチしたとても美しい大聖堂でした!!

　赤の広場にはレーニン廟があり、1924年1月21日、ソ連の建国者レーニンは、次第に権力を掌握してきたスターリンを警戒しながらこの世を去ります。遺体は婦人が反対したにも関わらず、彼の崇拝者たちによって、防腐処理された後、ここに安置されました。

　色鮮やかな玉葱型の塔をもつ美しい寺院で、モスクワのシンボルです。1552年10月、イワン3世の孫イワン4世(雷帝)がモンゴルのカザン・ハン国の首都カザンを陥落させます。イワン4世はカザン攻略を記念して聖堂を建立。1560年に完成した聖堂は、カザンを攻略した日が生神女(聖母マリア)の庇護祭にあったことから「ポクロフスキー聖堂」(聖母マリアの聖堂)と呼ばれるようになりました。

　「城塞」を意味するクレムリン。五角形の赤い城壁に囲まれ、歴代皇帝の住まいであり、今も国家の中枢であるとともに、モスクワ観光最大の名所であります。モスクワのクレムリンは、1156年にユーリー・ゴルキーがボロヴィツキーの丘に木像の砦を建設したのが起源と言われています。

　クレムリン城塞の前に広がる石畳の広場。古くは「美しい」を意味する形容詞が現在のロシア語で「赤の」と訳されるため、こう呼ばれています。多くの商人が露店を並べたこの広場は、17世紀頃から「赤の広場」と呼ばれるようになりました。

　サンクトペテルブルクの創始者であるピョートル大帝の像です。プーシキンの叙情詩「青銅の騎士」にも登場しています。ピョートル大帝によるサンクトペテルブルクへの首都移転(1712年)までは、首都はモスクワでした。

　サンクトペテルブルクの旧市街のモイカ運河沿いにユスポフ宮殿があります。別名モイカ宮殿とも呼ばれ、この館の地下室で、帝政ロシア末期の怪僧ラスプーチンが暗殺されました。ロマノフ宮廷を意のままに操ったラスプーチンの最後の場所です。