mamiさんのクチコミ(23ページ)全618件

　紀元80年に完成した、収容人員5万人という円形競技場です。最大直径188ｍ、周囲527ｍの4階建で、現代の15階建てビルに匹敵する高さです。ドーリア式・イオニア式・コリント式3つの様式で構成されています。

　ピサのドゥオモと隣接する音響効果抜群の洗礼堂です。洗礼堂の階段を上り、回廊から音響効果を確かめられます。試しに声を出してみたらとても大きく響き渡りました。時々この洗礼堂では有名歌手を招き音楽会などが催されるそうです。

　1063年にピサの艦隊がサラセン軍に勝利したパレルモ冲海戦の勝利を記念して大理石で建てられたピサ・ロマネスク様式の代表建築です。堂内は数世紀の改修で、イスラム、ビザンチンなどの多様な様式が調和している荘厳な大聖堂であります。

　ドゥオモの裏側に建つ円錐型の鐘楼です。16世紀末にガリレオがこの塔から羽毛と鉄球を同時に落とし、自由落下の実験を行ったことでも有名です。1173年に着工したものの、地盤沈下のために工事は中断。その後、中心軸を変えたりして、何とか1350年に完成しました。しかし、現在でもわずかづつ傾き続け、傾斜を防ぐための修復工事が何度も行われています。

　アルノ川に14世紀半ばに架けられたフィレンツェ最古の橋です。詩人ダンテも好きだったというここからの眺めはとても素晴らしいです。2階構造になっていて、かつて上層は裕福な人々が、下層は庶民が通っていたということです。

　15世紀後半に豪商・ルカ・ビッテイが建設し完成したルネサンス様式の宮殿です。1550年にメディチ家のコジモ1世が買い取って改築をしました。1828年から美術館として一般公開されました。ラファエロの「聖母像」などがあります。

　イタリア世界遺産ビサのドゥオモ広場は、緑あふれる広場で、大聖堂のドゥオモ・洗礼堂・ビサの斜塔として世界的に有名な鐘楼、そして墓地の4つの中世の建物が見事に調和して建っています。その建築美は、11世紀から14世紀にかけてイタリアの建築芸術に大きな影響を及ぼしました。

　1294年アルノルフォ・ディ・カンビオの設計に基づいて建設が始まりました。1385年に本堂が完成します。最終的にはファサードが出来上がったのは19世紀になってからで、フランチェスコ派の荘厳な教会です。

　11世紀に建立されたロマネスク式の八角堂で、白と緑の大理石を使ったモザイク画がとても見事です。東側にはミケランジェロが命名した「天国の門」があり、旧約聖書の物語が刻まれています。15世紀にギベルティが27年をかけて1452年に完成されました。

　1314年に完成したゴシック様式の政庁舎で、メディチ家の宮殿だったこともあります。1865年から70年までは新生イタリア王国の国会議事堂になり、現在は市役所になっています。回廊の中庭やフレスコ画のある「五百人広間」(定員500人の議会の開催場所)が見ものです。今はこの中で結婚式も開催されています。

　14世紀に整備され、噴水やダヴィデなどの彫刻群があり、まるで野外美術館のような雰囲気です。「シニョーリア」は政庁の意味で、かつてこの場所でメディチ家の式典や処刑が行われた広場でもあります。とにかく広くて人で混んでいました。

　ウフィッツィ美術館の中から臨んだヴェッキオ橋の景観は最高でした。アルノ川に14世紀半ばに架けられたフィレンツェ最古の橋です。詩人ダンテも好きだったと言うここからの眺めはとても素晴らしいものでした。2層構造になっていて、かつて上層は裕福な人々が、下層は庶民が通っていたと言うことです。

　元はコジモ1世が総合庁舎として造った建物で、1581年にフランチェスコ1世の執務室の一部を美術館にして、メディア家が収集した3万点の絵画を所蔵します。ポッティチェリの「春」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、カラヴァッジョの「メドゥーサの首」などの作品は見逃せません。

　1296年にカンビオの設計・監督により建設を開始。名建築家ブルネッレスキが1436年に完成させました。だが巨大さゆえに難航した円蓋(クーポラ)は、ミケランジェロが彼の死後にその図面に基づき1471年に完成させ、140年の歳月を要しました。

　814年に造られた総督の城をもとに建設されました。その後、改装を繰り返して15世紀前半に完成します。共和国政府の決定舞台であり、総督の公邸として使われたため、ヴェネツィア派巨匠による豪華な壁画や天井画が目を引きます。

　ベネチアへ来て、一番楽しみにしていたのがこのゴンドラ遊覧です。町の名物でもある黒いゴンドラもかつては交通手段でしたが、現在は運河を遊覧する観光用に。運河の両岸に建ち並ぶ教会や宮殿、中世の貴族や商人の館を水面から眺めるのも旅情満点でした。

　はるか昔、向かいの石牢から刑場に引かれていく囚人たちの、この世の最後の見納めの景色を垣間見た「ため息橋」です。思い詰めた囚人の溜息がまるで、このベネチアの美しい景色に溶け込むかのように聞こえてくるような気がしました。

　共和国時代の政治・宗教の中心地だったサン・マルコ広場。この広場は18世紀末にナポレオンが占領した時「屋根のない宮殿」と絶賛したと言われています。それだけに、とても広くて、広場自体が一つの大きな宮殿のような錯覚さへしました。

　サン・マルコ大聖堂は、828年にアレキサンドリアから運ばれた聖マルコの遺骸を安置する場所として、礼拝堂を建てたのが起源です。その後976年に焼失して再建、更にヴェネツィア共和国の威信を示す為、1063年から400年がかりで、今の大聖堂に建て替えたもので、数少ないギリシャ正教の聖堂として、モザイク模様が荘厳であります。

　元々はヴェローナのスカラ家からヴィスコンテ家に嫁いできたベアトリーチェが、1381年に寄進したサンタ・マリア・デッラ・スカラ教会があった場所に、1778年オペラの殿堂を建立。外装は地味だが内部は豪華絢爛な2800の観客席をもつ世界の舞台になっています。