浪漫飛行さんのクチコミ(10ページ)全233件

バクーの中心街からバスで20分ほど行ったところにあるゾロアスター教の寺院である。ゾロアスター教は、拝火教といって火を崇拝する宗教で、この寺院にも火が灯されている。いまでは礼拝をした広場と周りの石造りの僧房が残っているだけなので、建物として見どころはあまりないが、燃え続ける火が印象的に残る。そんなに遠く離れているわけでもないので、ちょこっと立ち寄ってみたい。

ケーブルカーに乗って高台にあがると左側に戦争の犠牲者を祀る墓地が細長く広がっている。殉教者の小道と名付けれたこの墓地を歩いていて気付くのは、墓石に犠牲者の名前と顔を彫られていることである。我々には違和感はあるが、顔が描かれていれば記憶にもよく留まるだろうと感じた。このあたりは高台になっていて、カスピ海とバクーの街並みが一望でき、その眺めは天下一品である。いまではケーブルカーも復活しているので、絶対にこの高台に上がりたい。

バクーはカスピ海に面した都市であるが、まさにこのカスピ海の風を感じることができる海岸にあるのがこの海岸公園である。公園は綺麗に整備されていて、カスピ海を眺めるカップルを沢山見かける。この細長い公園には樹木や花も植えられており、ぶらぶら歩いたり、くつろぐには最適な公園である。涼しい風が肌で感じられるので、ここで少しのんびりしたい。

旧市街にタクシーで入るとすると必ずこの門を通るので、観光中何回も通ることになるが、城門自体、なかなか絵になる。12-14世紀に建てられ、シルクロードの通り道だったようであるが、今では、この城門は車が通り抜けられるようになっている。この堂々たる構えの城門を見ると当時の旧市街のイメージが湧いてくる。

金満都市バクーの旧市街は城壁に囲まれた別世界で、往時の繁栄を偲ぶことができる。旧市街を歩いて北側に向かうと世界遺産でもあるシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿に行き着く。旧市街の最大の見どころで、往時を様子が彷彿してくる。また、南側に下るとそこには有名な乙女の塔が見えてくる。高さが約３０ｍもある石壁に包まれた要塞で、バクーのシンボルともいえる。世界遺産となっている旧市街は半日かけてジックリ見て回る価値がある。

旧市街の中心的存在で丸天井と6本の尖塔を持つ重厚な印象のモスクでこれこそイスタンブ−ルの象徴ともいえる。スルタン・アフメット・ジャーミーという名前であるが、ブルーモスクの愛称で親しまれている。中に入ると高い丸天井のドームに装飾が施されていて目を見張る。モスクの前は噴水がある大きな公園になっており、反対側にアヤソフィアもあり、ともに写真撮影には絶好のポイントになっている。現役のモスクなので、外見だけでなく、必ず中に入って雰囲気を味わおう。

イエニ・ジャーミイの横に入口があって、エジプシャン・バザールの案内標識も出ているので、わかりやすい。中に入ると一種独特のスパイスの臭いがあり、いかにも中東のバザールといった感じ。スパイス以外にもお土産ものや乾物などいろいろな物が売られている。人も多く、活気があるが、なかなか買うまでには勇気がいる。ぶるぶら歩いて雰囲気を感じるのが一番無難。

アジアとヨーロッパを繋ぐロケーションの優位性を生かし、ハブ空港として、いろいろな航空会社が運航しているので、乗継空港として十分機能を果たしている。トルコ航空のメイン空港として、フライト数も多いが、空港にも人が溢れかえっている。空港自体綺麗だし、一流空港の一つになっていると思うが、無料で使えるネットのサービスはない。ネットをやるには、特定のカフェで飲物を頼んで利用するのが一番よい。ダウンタウンとのアクセスは、時間はかかるが、地下鉄と路面電車の乗り継ぎが利用できるので、経済的で便利。

タシュケント空港に真夜中に到着したため、タクシーは怖いので、夜が明けるまでの２−３時間を空港の到着ロビーで過ごしたが、なんと無料でインターネットが使えた。日本でも無料で使える空港は少ないので、感心した次第である。ターミナル２が国際線用で、国内線はかなり離れたところにある別ターミナルになっている。空港のロビーに入るのにも、手荷物検査があるので、チケットなしにふらっと入るわけにはいかない。お土産屋さんもレストランも少なくローカル空港の域を脱しないが、ネットだけは評価できる。

地図を頼りに旧市街から歩いてこのモスクをめざしたが、道が入り組んでいて、わかりにくく、予想以上に行き着くまでに時間を要したので、タクシーを利用したほうがいい。オスマン帝国時代にスュレイマン大帝が建てた大きなモスクで、内部は、ステンドグラスやシャンデリアが目を見張る。帰りは、歩いてヴァレンス水道橋の方で出るのがいいと思う。

ガラタ橋の手前の旧市街側にある大きなモスクで大きなドームと小さなドームのバランスがよく、とても絵になる。とくに、新市街の高台から眺めると、このドームがまず目に入り、背景にスルタンアフメットのモスクが浮かびあがり、これぞイスタンブールという雰囲気を一番反映した光景になる。このモスクの前は広場になっていりうが、エジプシャンバザールがあるためか、売り子さんも多く、観光客が大勢うろうろしている。

新市街の奥まったところにある馬鹿でかい広場で、旧市街からは路面電車で地下鉄の駅まで行き、一駅で高台にあがり、そこからイスティクラール通りにそって、路面電車で行くことになるので、随分遠いイメージがある。広場は予想以上に広く、中央に共和国記念碑やアタテュルクの銅像がある。訪れた時は、市民による大暴動直後で、この広場は完全に市民に占拠されていた。政情不穏の折、この広場がまた占拠される恐れもあるので、注意したい。

世界一短い地下鉄路線の高台側のテュネル駅から新市街の高台の中心にあるタクスィム広場まで通じている大通りである。大通りの真ん中を路面電車が走っていて、両側には洒落たブティークやお店が軒を並べている。この通りに行った時は、たまたま反大統領、反政府デモの大暴動が発生した直後であったため、路面電車は全面ストップ状態で、この通りを歩く羽目になった。洒落たお店は暴徒の攻撃の的にもなっていて、通りには市民が溢れかえり、騒然とした場所と化していた。歩行者天国にもなっているので、ぶらぶら歩くのもいいが、治安情勢には敏感になるべき。

ローマ帝国のヴァレンス帝の時に完成したローマの水道橋。今でもアタテュルク大通りをまたぐように建っている往時の勇姿を見ることができる。当時は水道として使われていたので、この名前が付いていると思うが、今は、歴史的遺物として我々の目の前に現われるのに感動を覚える。中心街からちょっと離れているが、歩いて見て回りたい。

この宮殿は中心街からちょっと離れているが、超人気スポットであるため、いつも混み合っているので、オープン前から並んで入場するようにしたい。1843年から10年以上かけてスルタンが建てた宮殿で、宮殿内は見どころも多い。英語のガイドツアーに入って見学することになるが、英語の苦手な人はしっかりしたガイドブックをもって見て回りたい。アタテュルクの執務室や豪華なシャンデリアの架かる儀式の間は見逃せない。

旧市街のエミノニュ桟橋と新市街の入口となっているカラキョイ桟橋を結んでいるので、そこを往来する人で常に混み合っている。橋の下はレストラン街になっていて、橋の上では、たくさんの釣り人が糸をたらしている。喧騒の中、なんとものどかな雰囲気である。橋の上には売り子もいて、歩くと面白いので、路面電車に乗らず、ゆっくりと歩いて渡ってみたい。

スルタンアフメット側から新市街を見るとひときわこのガラタ塔が目に入る。もともと灯台として利用されていたもの14世紀に監視塔に改造したもので、当時のイメージをそのまま維持している。エレベーターと徒歩で地上53ｍのテラスに登ることができ、そこからの見晴らしは最高である。海峡からイスタンブールの町並みを360度眺めることができるので、絶対展望台まで登りたい。

スルタンアフメット地区のど真ん中にあり、行くのには便利だが、いつも長い行列ができている。入口のイメージからは中に入って目の当たりにする地下宮殿は想像もできないほどである。当時使われたいた地下の貯水池とのことであるが、柱が多数あり、異様な雰囲気である。一番奥に、ギリシャ神話に出てくる怪物のメドゥーサが逆さまに建てられた柱が２本あり、その光景にドッキリする。あまりにも不吉なイメージがあるので、撮った写真は１枚を除いて処分したほどである。人気スポットのようなので、時間に余裕をもって見学に行きたい。

カーリエ博物館に行く途中で必ず目に入るのがこの城壁で、旧市街の西側にものすごい長さでつながっている。トラムT4のエディルネカプ駅で降りると目の前に城壁が広がる。城壁の上にトルコの国旗が立っていて、上まで登ることもできるようだが、９０度近い崖を登る必要があり、よほど自信がない限りはやめたほうが無難。

中心街からちょっと離れたところにあるので、なかなか行きにくいが、中に入ると色鮮やかなモザイク画とフレスコ画が壁と天井にいっぱい残っていて想像以上の素晴らしさにウットリ見とれるほど。もともと修道院として建てられ、オスマン時代はイスラム寺院として使われたいたようだが、中は、建物の外観からは全く想像できないほどの美しい絵の山である。絵一つ一つの解説が聞けたらもっと興味深く見ることができるので、解説本持参かガイド帯同がのぞましい。名所だけに観光客がものすごく多いのが残念。できれば、じっくりと時間をかけて鑑賞したい。