ケロケロマニアさんのクチコミ(101ページ)全12,309件

観光地の倉敷美観地区内においても、一二を争う人気施設といえば、こちらの大原美術館かと思います。本館以外にも別棟の建物があって、その規模の大きさに圧倒されますが、観光客視点からは、ここは団体観光客が押し寄せることも多くて、その際は、ちょっと落ち着いた風情で鑑賞できなくなる雰囲気があります。

そういう場合は、団体客の動向を中庭に設置された休憩ブースなどから遠巻きに眺めながら、少し時間をずらして入館されると良いです。個人的には、本館正面の両サイドに建つ、ロダンの彫刻作品に目を奪われてしまいました。

倉敷最大の観光スポットとしてお馴染みの美観地区内、大原美術館とは今橋を渡って、倉敷川の対岸にある旧宅です。勿論、美術館の名前を冠している大原家の旧宅ですが、観光地としての人の流れは明らかに大原美術館に集中していて、こちらの旧宅は案外ひっそりとした風情でした。逆に、静かに落ち着ける部分はあるかと思いますので、美術館の混雑時などはこちらに避難された方が良いかもしれません。

倉敷駅から美観地区に至る途上で、本町通りを経由して歩いていきましたが、倉敷川に向かう交差点付近で見かけたのがこちらの旧銀行建築でした。

見るからに歴史的な建造物という風情で、個人的には小樽に色々とある洋風の銀行建造物を思い出してしまいましたが、割と最近（2016年3月）まで現役の中国銀行の一出張所店舗として利用されていたそうです。

外窓の半円形のステンドグラス等、洋風銀行建築らしいお洒落なデザインも印象に残る建物でしたが、現在は大原美術館に寄贈されたそうで、今後の整備状況が気になるところですが、銀行建築としての品位を失わないような素敵な使われ方がされるといいなと思いました。（2019年12月現在、内部は非公開の状態でした。）

倉敷駅から市内観光の一番のスポットといえる倉敷美観地区まで向かう際に、必ず通ることになるのがこちらの大通りです。駅からは真正面に延びる道がそれですので、すぐに見つかるかと思います。勿論、車道は交通量が多くて、信号横断の際等は交通事故等に注意が必要ですが、歩道も広くて歩きやすいので、市内観光はまずここを歩いて、倉敷の雰囲気を掴んでから美観地区へと進むと良いかなと思います。

倉敷駅の南口を出て南側に進むとすぐのところにある観光案内所です。各種パンフレットやマップが充実していますので、JR利用で倉敷入りされた方はまずここに立ち寄ると良いです。流石に観光地の倉敷というだけあって、スタッフの方もきびきびとした無駄のない対応で、親切に色々と教えて下さるので、とても心強かったです。

今回は、倉敷のアリオ内マクドで充電できなかった分を取り戻すため、再度、調査のためにこの店舗を利用しました。駅直結の店舗ということもあって、混雑は凄いですが、それにも増して、やはりビジネス需要の多さを考慮してか、お一人様向けの客席が多く、それぞれに電源が用意されているので、PCやスマホユーザーの方にとっては、とても使い勝手が良い店舗だと思います。また、場所によっては冬の夜はイルミネーションが客席から直接楽しめる、というのも、この店の利点の一つといえるでしょう。

今回久し振りに倉敷を通過でなく、下車して訪問してみましたが、今では駅に直結してこんなアリオがあるんだなあと驚かされました。駅からは、環状のルートを通じてどちら側からでもアクセスすることが出来、冬の夜はこの環状ルート沿いや、サークルの真ん中部分の電飾がとても美しくて、それを見るだけでも結構感動してしまいました。

今回は、倉敷観光を終えた後、コーヒーブレイクで立ち寄りました。倉敷駅直結のアリオ倉敷内にある店舗なので、立地的には申し分ないですし、フードコートの一店舗として、フードコート内の共通席も、マクドナルド専用の客席も利用できるので、混雑時も空席が見つけやすいと思いますが、マクドナルド専用客席部分に関しても、電源席が用意されていないので、PC作業やスマホ充電目的には向かない店舗です。

岡山駅前にて冬の夜を彩るイルミネーションです。今回はたまたま見かけたのですが、岡山駅といえば、やっぱりあの桃太郎像が気になるところですが、それを挟んで、桃から生まれたようなデザインになっているのが可愛らしかったです。他にも、ツリーや汗をかいているチューリップ（表現力が乏しくてすみません…）みたいな電飾が並んでいたり、と、規模はそれほど大きくもないですが、なかなか少数精鋭のステキなイルミネーションだなと感じました。

今回は突如決めた倉敷観光だったので、事前に何の下調べもせずに通りがかりのお店に入ってしまおう、と思って夕食を頂いたのがこちらでした。

煮干しラーメン、というのがおいしそうだったので入店したのですが、往路で通過した際はまだ夜の営業時間開始前、で、17時から、という表記を見て、17時過ぎに再訪したのですが、その時は空いていて、ゆっくりと頂くことが出来ました。

ただ、その後、次から次へとお客さんが入って来たので、それなりの人気店だなと思っていたら、実はかなりの有名店だったんですね。倉敷産の食材に拘って丁寧に作られている印象で、好感度は高いお店でした。一番人気の煮干しラーメンも750円というお値段はこれだけのこだわりの食材を使用していながら、今時のラーメンとしては合格点だと思います。

日本三景の一つとして古くから多くの観光客に親しまれ、更に現在では、広島が誇る世界遺産として世界中から多くの観光客が訪れる宮島の玄関口としてのターミナルです。

普通、桟橋という響きからは、どこか侘び寂びが感じられるものですが、流石に世界的な観光地だけあって、そこにはそれがなく、建物も横長の神社風の立派な外観をしているので、それを見ているだけで圧倒されます。

これだけの観光地ではありますが、朝は空いていて、ちょっと違った表情を楽しめますので、出来れば、早朝の宮島観光の際に利用して頂きたい桟橋だと思います。

毛利元就と陶晴賢の対峙した厳島合戦の「おとりの城」として有名になったのがこちらの宮尾城跡ですが、現在の観光客視点からは、ここは宮島桟橋のすぐ傍にあって、アクセス抜群にも拘わらず、訪れる人が殆どいない寂しさを感じました。

その要因として、桟橋側からはいきなりの急階段を登る必要があり、これを目の当たりにしてげんなりしてしまう方が多いからなのかなと思います。ただ、急な箇所はそれ程距離は長くありませんし、少し頑張れば、桟橋の至近とは思えない、歴史ロマンを偲ぶのには最高の静寂な空間が待っていますので、是非、億劫がらずに足を運んでみて下さい。城跡というよりは、現在では、要害山という名前の方が有名で、三角点も設置されています。桟橋側の展望は開けていませんが、反対側の街並みは美しく望むことが出来ます。

今回は厳島合戦の史跡としても知られる要害山（宮尾城跡）に向かう途上で、こちらのお寺に立ち寄りました。入口は柵で封鎖されていて、入れないのかなと思いましたが、鍵はかかっておらず、どうやら、鹿柵として設置されている風情なので、境内には入ることが出来ます。

ここは丁度、要害山に向かう石段が隣接していて、この石段から眺めるお寺の風情がまた良かったですが、石段自体がかなり急なので、体力的にはちょっと大変でした。ただ、要害山に向かう際には、一気に標高を稼げますので、体力より時間を優先したい、という方には、このルート経由での要害山見物も案外お勧めだと思います。

宮島の観光エリアのほぼ中心部に東西に続く通りで、その名の通り、京都の街中を彷彿とさせてくれる町家建築が並び、更に丁度通り越しに五重塔が望めるアングルでもありますので、まさに京都に迷い込んだかのような風情を感じることが出来る通りです。

昔ながらの道で、道幅もそれ程広くない中で、地元の方や多くの観光客が行き交う通りでもありますので、町家建築に見とれて、交通事故に遭ったりしないよう注意が必要です。

世界遺産の厳島神社から見ると、方角的には北西側に続く砂州上にあるのがこちらの松原です。宮島も島としては広いので、一概には言えないかと思いますが、少なくとも観光エリアとして開けている島の北東エリアにおいては、意外と松原が見られるエリアは珍しくて、独特の景観を構成しているのが印象に残りました。

大観光地の厳島神社からは程遠くない距離ですが、神社からは宮島歴史民俗資料館の角を右折し、御手洗川に架かる小さな橋を渡ると、そこは神社界隈の喧騒とはかなり雰囲気が異なっていて、清盛神社の建つあたりから、厳島神社方向に向かって歩くと、ここの松原の独自性が感じられるかと思います。

宮島散策においては、必ず見かける名前の一つが、こちらの誓真という名前の僧です。色々な公共事業に携わりながら、現在の宮島の社会基盤を築いていった誓真ですが、中でも慢性的な水不足に悩まされていた宮島の島民達のために、島内の各所に井戸を整備していったことは、現在でも島民の方々の尊敬を集めていて、今では使われていない井戸もありますが、現役の井戸もあったりして、大切にされていることがよく解ります。

宮島の観光マップ内にも誓真が整備した井戸とされる釣井が幾つか掲載されていますので、これらを眺めながら、氏の偉業を肌で感じてみるウォーキング旅なんていうのも、宮島らしい旅の一ページとしてお勧めです。

神社名が”幸い”を冠している、という意味で、今風に言えば、チャラいパワースポット的な扱いを受けやすい神社だろうな、と、ある意味、チャラさ期待で訪問してみたのですが、この斜に構えたような期待は良い意味で裏切られました。

幸福みくじ、とか、ハート型のオブジェとか、恋愛成就祈願的な現代風の胡散臭いテイストは全くなく、そもそも直近まで足を運んでも、最初はどれが本殿か見逃してしまう程のマニアックさで、ある意味、観光地がありまくりの宮島だけに、ここはそこまで注目を集める必要もないのかな、等と、少し温かい気持ちにも包まれました。

ただ、神社前に建つ手書き風の案内板がちょっと薄れていて読み辛く、その点は改善して欲しいなと思いました。

宮島の旅においては、随所でこの人物の名を見かけることになるかと思いますが、簡単に言ってしまえば、庶民に対して、生業としての杓子を普及させた他、水不足に悩まされることの多かった島民のために、井戸などを沢山設置するなど、今でいう公共インフラの整備に尽力された方です。（元々は瀬戸内海の対岸の伊予の国の方だったそうです。）

現在でも島内の至る所で、井戸としての釣井を見かける等、その貢献は受け継がれている訳ですが、そんな氏の業績を顕彰する碑が、五重塔が建つ高台の隣の丘の上にひっそりと建てられています。

すぐ近くの五重塔を訪れる観光客は多いですが、ここまで足を運ぶ方は稀のようで、何だか、誓真さんのことが可哀想に思われてしまう程でした。今の宮島の繁栄を陰で支えた重要な人物でもありますので、是非、氏の顕彰も兼ねて、この碑を訪れてみて下さい。

塔の岡と呼ばれる、五重塔が建つ高台とは反対側の登り坂沿いにある、戦国時代に創建されたという浄土宗のお寺で、有名な誓真大徳碑に向かう途上にありますので、碑の見物と合わせて訪問されると良いです。　

残念ながら山門は柵で塞がれていて、境内の散策は出来ないのが残念でしたが、扉が完全にクローズした状態ではなく、中は覗ける開放的な雰囲気は良かったです。

今回の宮島旅の中では、個人的には一番感動したのがこちらの松でした。五重塔が建つ高台に向かう途中の石段沿いにこの松はありますが、まさに龍の髯のように、細長く植栽された美しい松の木の様子は、一見の価値ありだと思います。

五重塔からは丁度石段沿いに見下ろす感じで、背景の風景と共に楽しむとより奥行きのあるこの松の立体感が楽しめて良かったです。