旅好者さんのクチコミ(39ページ)全6,282件

瀬会公園（ぜあい）公園は、四浦半島の南側（＝佐伯市）の付け根近くにありました。近付くと、山の上にあるかみうら天海展望台がまず目に入ってきます。海水浴場やキャンプ場を中心とする自然豊かな公園だと思います。広い駐車場がありますから、基本的には、夏期の佐伯市民の良きレジャー・スポットなのでしょうね。駐車場横にレストランだったのかと思われる大きな空き家がありました。年間を通じての集客は出来なかったことの名残りでしょう。なお、公園内には小振りな瀬会神社もありました。

最勝海海岸はどこをいうのかと調べると、四浦半島の南側海岸線を指すのだそうですね。全長はおよそ７ｋｍほどあるそうですが、ほとんどは見どころのない単なる海岸線でした。専門家が見ると形成上、研究の対象となるところがあるのかも知れませんが・・・。強いて上げれば、先端に近い、三ツ石が景勝スポットだと思いました。

小田の浜ビーチは、四浦半島の南東部、蒲戸崎の付け根のところにありました。四浦半島の南海岸沿いを県道５４１号線でやって来たとしたら、１番奥まったところとなります。砂浜は奥行きがあまりなく、長さは１５０ｍくらいといった浜辺です。砂浜は少し見えますが、砂利の多いところです。正面に見えるのは鶴見半島だと思います。

県道５４１号線の大浜海水浴場への下り口のところと小田の浜海水浴場（蒲戸港）との間に、蒲戸崎展望台への入口がありました。（駐車場もありました）日豊海岸国定公園の一部となる蒲戸崎自然公園にある展望台です。この岬の最高点である標高２０２ｍの上に、３階建で高さ１２ｍの展望台がありますが、入口には老朽化で利用出来ないと案内されていました。しかし、展望台までの散策道、約６００ｍは閉鎖していないとなっていました。ちょっと逡巡しましたが諦めることにしました。少し後で、三ツ石辺りから岬を見ると、最高点に展望台の上部が見えました。あんなに高いところなのだと感心し、散策道に挑戦しなくて良かったと思いました。

四浦半島の先端というと、保戸島と間近に向かい合う最北端部の間元港ということになると思いますが、もう１つ蒲戸港のところから東方向に突き出ている蒲戸崎も先端といえると思います。どこでも出っ張っているところがあると行ってみたいと思いますが、現在のところ、先端までの遊歩道は造られていません。従って、その付け根から遠望することとなります。北側からは大浜海水浴場から、南側からは三ツ石辺りから望むことが出来ました。

日豊海岸国定公園は、豊後水道に面した九州側の海岸線の公園でした。海岸線をほぼ全線に亘って走りましたが、全体に変化に富んだ地形ですから、それに合わせて景色も変化に富んでいたと思います。道路も狭いところもあって、大衆化されていないところが多いのも良かったです。また、佐伯市の鶴見半島の南半分には道路がありませんから訪れることも出来ないところもありました。きっと景色も良いでしょうから訪れて見たいし、一方、手つかずに残しておくのも大切かなとも思いました。

四浦半島が北向き曲がって、その西側を先端に向かって進んで行くと、右：高浜海水浴場の案内がありました。進んだところに半島を横断する高浜トンネルがありました。峠越えの旧道の様なものが見当たりませんでしたから、以前は車の通行が途切れていたのでしょうね。トンネルの先に高浜の集落、そして高浜海水浴場がありました。全長５００ｍくらいの長い砂浜でした。砂浜の奥、道路との間に高い堤防が築かれていました。この日は見えませんでしたが正面は四国・宇和島となる様です。海が荒れると、もろに波が押し寄せてくるのでしょう。

昔であれば陸路での移動は出来なかっただろうと思いながら上ったところに四浦展望台がありました。ここにはしっかりとした展望台が設けられていました。展望台にプラス展望台です。四浦展望台の標高は１４０ｍほどだそうですが、さらに３ｍは高くなったのではないかと思います。正面左には、佐賀関の低地を挟んで関崎半島が見えました。ここの眺望には文句のないところでした。四浦の歴史のプレートがありました。津久見市の教育委員会の設置したものですが、景色だけではなく、教科書には載ってないけど、そんな歴史があったのかと学べて良いものだと思いました。

つくみイルカ島は、大分市にある水族館うみたまごと津久見市がコラボして出来た施設で、イルカと触れ合えることをテーマとしていました。ここに飼育されているイルカはバンドウイルカです。日本を始め、世界中の熱帯から温帯の沿岸から沖合に棲息しています。イルカウォッチングの対象となったり、ほかの水族館でも多く飼われています。体長は３ｍ前後で、体重は３００ｋｇ前後ですが、沖合に棲息するほど大型化します。また、マゼランペンギンも多く飼育されています。南米のアルゼンチンやチリの温暖な地域に棲んでいて、体長は７０ｃｍくらいで、体重は３．５～４ｋｇくらいです。

大友宗麟のお墓がある宗麟公園は、津久見川沿いを遡った、海岸からは２ｋｍくらい離れた場所にありました。ここに隠居所とした天徳寺があったといわれています。天子の徳ですから、確かにキリシタンらしい命名だとは思いますが・・・。当時の様子は分りませんが、隠居というよりも隠棲だったのではないかと思えてきました。宗麟は津久見で亡くなったとされていますが、その終焉の場所も、葬られたお墓の場所もはっきりしていません。大分市では下にも置かぬ扱いの英雄・大友宗麟ですが、津久見では世間から見放されたうらぶれた宗麟の姿が思い浮かんできました。
覆い屋のある墓標がありました。没後２００年以上経った寛政年間（１７８９年～１８０１年）に、旧家臣の末裔・臼杵城豊が建立したものです。宗麟はキリスト教で葬られたとされますが、禁止令に伴い、息子の大友義統が仏式で改葬したそうです。しかし、大友氏の没落とともに荒れ果て、場所もハッキリしなくなってしまっていたそうですね。正面には「瑞峯院殿前羽林次将兼左金吾休庵宗麟大居士」と戒名が刻まれていました。城豊は津久見にある長泉寺に法要をお願いしたそうですから、改めて、戒名が授けられたのだと思います。なお、側面には「天正十五年丁亥五月廿三日春秋五十有八歳」、「九州二島伊豫官僚　従四位下兼左近衛少将　大友左衛門督源義鎮」と刻まれていました。
宗麟公園にはキリスト教式のお墓もありました。１９７７年（昭和５２年）に、大分市長などを務めた著名な上田保さんが発起人となった大友宗麟公顕彰会が建立したもので、建築家の磯崎新さんが設計したものです。お棺の横にはＯＴＯＭＯ　ＳＯＲＩＮとともにクリスチャンネームＤＯＮ　ＦＲＡＮＣＩＳＣＯと刻まれていました。公園内には大きな自然石に乗った胸像がありましたが、その後ろの壁には宗麟が使ったたくさんの花押、印章が飾られていました。

大友公園は津久見川に近いところにある、独立した急峻な小高い丘の上でした。下からは２７～８ｍ立ち上がっています。大友宗麟の最晩年の居館・大友別館があったといわれているところですが、出城を築く様な広さはなく、せいぜい小さな砦を築けるかどうかといったところでした。大友別館跡地を示す様なものは何も置かれていませんから、宗麟ゆかりの場所なのかどうかは分りません。実際のところは、急に病を得た宗麟を取り敢えず、砦の館に運んだといったところだったのかも知れませんね。ここは春は花見に、夏は花火を見に、普段は津久見の眺望を楽しむところでした。

つくみん公園に着くと、広い駐車場にびっくりです。こんなに多くのお客さんがやって来ることもあるということなのでしょうね。芝生がきれいで、奥には大型遊具が見えました。その先には草スキーもあるそうです。人気のある公園であることは間違いありません。健康増進に、ウォーキングコース（ジョギングでも良い）が設定されていました。初心者コース３８０ｍ（３分３０秒）、おすすめコース４５０ｍ（４分１０秒）、そして、チャレンジコース５５０ｍ（５分２０秒）です。これは結構早歩きですねぇ。特にチャレンジコースには上り下りがありますから、本当にチャレンジです。公園の北側は津久見港になっていましたが、海上保安庁の船が停泊していました。ここは第７管区海上保安本部の管轄区域で、ここ津久見港には海上保安署ではなく津久見分室が置かれていました。また、港のずっと先は、石灰石の産出日本一に伴う、セメント工場やその積み出し港が見えました。

里の駅 豊後今市宿 ひぐらし茶屋は、県道４１２号線（奥産スカイライン）から今市石畳への分岐点にありました。地元産の新鮮野菜を直売しているお店ですが、地元の農家さんも数多く参加している様で、野菜の種類も多く、お客さんもやって来て活気を感じました。生産者と消費者が上手い関係で結びついていると長続きすると思いました。表に野菜の苗が売られていました。買って帰ってプランターで育てたくなりました。また、横には地鶏の食事処もありました。

人形工房かじかは、桑畑湧水のところで、ぐるっとくじゅう周遊道路（県道３０号線）から旧道へと進んだところにありました。ここは手作りの招き猫のお店です。陳列されているのを眺めると、似ているけれども同じじゃない猫がたくさんいました。これらは陶製ではなく、木造だそうです。壊れにくくて長持ちしそうです。

白水の滝を目指して、大野川の上流域である大谷川沿いの道を進み、辿り着いた駐車場のところに陽目（ひなため）の里・名水茶屋がありました。（ここから白水の滝までは６００ｍです）かつては、岡藩藩主のお茶屋があったといわれている場所だそうです。白水の滝に近く、前には大谷川のせせらぎがありますから、御茶屋を建てたくなる場所ですね。とはいっても、お城からここまでくるのはたいへんだったろうと思いますね。現在の名水茶屋ですが、湧水から入れたというコーヒーを戴きました。まろやかになっている様に思いましたが、ほかでも湧水のコーヒーを戴いています。鈍感なので差は分かりませんでした。

道の駅おおのから見ると、南方向にある丘陵地に大分県央飛行場がありました。滑走路は１、０００ｍくらいある立派な？空港でした。建屋は２つあり、１つは事前にまったく調べませんでしたが、ここから遊覧飛行が出来るのだそうで、その事務所でした。もう１つは防災ヘリの出動基地なのだそうです。運航はともに九州航空だそうですね。名称からいえば定期航空路線を持っていても良さそうに思ってしまいました。余談ですが、ここでは滑走路の下を通る道路を通りました。熊本空港にも滑走路の下に道路がありましたが、こちらの方では遠回りはさせないということでしょうかね。

レストラン福寿草は道の駅・あさじにありました。メニューを見ると豊後牛の料理が多い様でした。周辺を走っている分には牛を飼っている様なところは見ませんでしたが、どこかに牧場があるのでしょうか。夕食であれば本格的に食べたいところですが、ここでは豊後牛の牛丼を注文しました。美味しく頂きました。また、値段も１、２００円とお手頃でした。

表には、おおいた和牛の幟があり、もちろん、豊後牛、はたまた、黒毛和牛一筋とも書いてありました。これは和牛、豊後牛の専門店かと思いますね。でも、ここはお肉の専門店で、熊本直送の馬刺しユッケ、とんかつ、豚丼、地鶏焼、チキン南蛮、カモ鍋などといろいろと種類がありました。これではチャンポンだと思ったら、麺類のチャンポンもありました。

道の駅・きよかわには単一のレストランではなく、６軒ほどの食堂街がありました。長旅をしている胃も疲れてきます。たまには胃に優しい食べ物をと思っていると、お豆腐料理を出している田舎八（いなかや）がありました。７～８品を御膳にしたセットものがありました。これが美味しいというよりもいろいろな料理を少しずつ食べられたのが良かったです。

道の駅・きよかわの物産直売所は夢市場と名前が付いていました。思いのほか、大きな建物で、これは相当本腰を入れているなぁと感じました。オリジナルの商品開発にも熱心の様でたくさん並んでいました。でここを目的に近在からやってくる人も多そうで、地元の人の生活の一部に根付いているようです。コロナ下でも駐車場は混んでいました。