機乗の空論さんのクチコミ(50ページ)全2,708件

旧高取城下の土佐街道の町並み散策をしてる際に偶然ですが「第１４回 高取かかし祭り」が開催されてました。

本年度は１０月１日～１０月３１日」までの午前１０時から午後４時までとポスターに記載されてましたが平日だったのでひっそりとして祭りであることも判りませんでした？…、週末ならもっと観光客も訪れてそれなりに盛り上がったとは思いますが？。

かかしと言っても田んぼに立つ”へのへのもへの”では無くて、古着などで等身大の手縫い人形を作りそこに服を着せて帽子や靴を履かせて色々なポーズを取らせた人形達です。
昨今、地方の道路を走ってると田んぼや畑などに立ってる人形でやはりかかしなんですね。

街の駅城跡や隣の資料館内外とくすり資料館に展示されていました～、どれも顔の表情がとてもユニークで面白く、見るだけでも心が和んで来ますよ！。
特にサザエさん一家の波平さんはそっくりで座ってないで、立ってけしからん！と叱ってるとまた面白いと思うのですが良く出来てます。

もし伺うのであれば週末にすればもっとかかしの数が増えるのかも知れませんね？。

旧土佐街道の中心に在る「街の駅 城跡」はきせきと読むそうでなるほどと思ってしまいます。
一般的な道の駅では無く街の駅なので独自の名称ですが元ＪＡの施設をリノベーションした観光施設でログハウスのカフェや大きな倉庫を利用した展示室に週末に開催される農産物販売所などが設けられています。

伺ったのが平日だったので農産物直売所は”かかし祭り”の会場の様にユニークな手作りのかかしがいっぱい展示されていました。
どのかかしも顔の表情が豊かで観ていて楽しいものでした～、隣の資料館にもサザエさん一家も来ていました。

大きな倉庫のような展示室内は例年３月に開催される”町家の雛めぐり”会場として大きな雛段一面に雛人形が展示されるようで、写真を拝見しましたが迫力満点です！。

現状はザ・スモールワールドとして世界の民族衣装を着た手作りの人形達が有りました
が、所々歯抜け状態に成っているのは販売中とのことでした。
ゆえに正面下にはお賽銭箱ならぬカンパ募金箱が置かれその売り上げ金と共に人形達（かかし）の製作費に充てられるようですね。
また、それらと同時にジオラマ風に造られたミニチュアサイズのものや飾ってるものは全て販売されるようで、ボランティアガイドのおばちゃん達のセールストークが機関銃のように迫ってくるのにはちょっと参りましたね？…、営業マンも顔負けしますよ？。

高取観光案内所 夢創館の同敷地内の「くすり資料館」は裏手に在る土蔵を利用した大和の薬に関するちいさな資料です。

古より大和の薬として有名な生薬の産地であった榛原・吉野・葛城一帯は南北朝時代から生計を立てる一環として生薬の栽培から広くおこなわれ収穫や乾燥に至り、薬としての製造・施薬がされた最古である陀羅尼助などの売薬が神社仏閣などから普及しやがて全国へ広まったそうです。

昔ながらの置き薬として配置行商を行いながら拡大し、今のように病院や薬局が一般的では無かった時代には庶民の医薬としての役割は大きかったことでしょう。
現在も地域の地場産業として発展して来た経緯があり御所や高取には多くの製薬会社が存在します。

で資料館内には所狭しと(土蔵なので本当に狭い)当時の珍しく貴重な道具や器具に置き薬箱や各売薬なども展示され懐かしいのですが、展示方法が雑でごちゃごちゃして判り難いです？。
もう少し何とか整理して２階も利用するなどの創意工夫が出来なかったのでしょうか？…。

折角これだけの長い歴史ある大和の薬の資料館としては勿体ない気がして成りません。町から県や企業も巻き込んだ資料館造りを是非やって頂きたいですね。

高取町は旧土佐街道沿いの古い町並み散策で訪れた「高取観光案内所 夢創館」は旧高取城下の中心・土佐街道沿いに在ります。

近鉄電車なら壷阪山駅から駅前通りを進み国道を越えた次の通りを右折すれば旧土佐街道なのでそのまま緩やかな坂道を進めば１５分ぐらいでしょうか？。
車なら国道１６９号線をうずら町交差点をファミリーマート沿いを曲がってそのままドン突きを左折すれば旧土佐街道へ出ます。近くの第一観光無料駐車所へ止めれます。

観光案内所は昔ながらの町家をリノベーションした案内所と土産物販売と休憩所を兼ねたところで町内の観光スポットのパンフレットや地図に日本一の山城・高取城などにも対応してます。
同敷地内には数十台の無料駐車所が在り便利なのですが旧土佐街道が一方通行なので壺阪寺駅方面の北からしか利用出来ないので注意が必要です。

また、裏手には「くすり資料館」という土蔵造りの古よりの地域産業である大和の薬・生薬に関する博物館的なものが併設されているので一緒に見学することをお薦めします。

大淀町から国道１６９号線沿い芦原トンネル手前に在る「道の駅 吉野路大淀iセンター」に久しぶりの利用です。

周辺地域では一番規模の大きな道の駅で、一番の魅力は地元の野菜や果物に特産品・加工品などが一同に集約され販売されていること。
さながら地域特産品スーパーといった感じで、駐車場前の店頭からしてこの日は特産品の柿や二十世紀梨が袋詰めされて販売～、しかもリーズナブル価格なのでオークワやライフよりも断然お得です。
そして、１０月から本格的な収穫を迎える小芋・里芋も大ぶりな綺麗なものばかりでお買い得です。

館内に入れば地元の加工品がたくさん並んでいますが特に注目は大豆を使った豆腐・揚げ・飛竜頭に蒟蒻などは質の良いものばかりです。
これは水が綺麗で良いところだからこそ出来るもので昔から加工業者が多いからです。

また、吉野と言えば木材の産地として製材業が盛んなところなので加工品や木材の切れ端とかも格安で手に入ります。

レストランも意外に美味しいので食事としての休憩もいけますよ。

ライフの近くにＪＡなら・大淀農産物直売所も在りますので含めて買い物されれば良さが判りますのでお薦めします。

奈良県内で国道などを走っていればよく見掛ける柿の葉寿しの各店の看板ですが余りにもその企業各店が多い為にどこがどうなのかは判りません。
今回は宿泊したホテルの近くに「柿の葉寿し本舗たなか 五條本店」で購入しました。

国道２４号線沿いは五條市史跡公園近くに本店を構える柿の葉寿し本舗たなかは五條が本店なんですね？全く知りませんでした。
柿の葉寿しが奈良の郷土料理だとは知っていましたが発祥の地やその由来などははっきりとしてないよいうですね？。
ただ柿の産地だった五條や吉野川流域の家々で江戸時代中頃から親しまれてきたことが判ってるそうです。
だから五條・吉野周辺には柿の葉寿しの製造企業が多い訳ですね。

但し、歴史的な老舗と言えば県内では絶対的に奈良市内の総本家・平宗は文久元年創業ですから凄いです。
店舗数などで言えば本舗・たなかやヤマト五條本店などはよく見掛けます。

肝心の味ですが一般的には〆鯖を使うのですが嗜好も変わるので鮭や鯛なも使うようです。
で鯖と鮭の７個入り￥１０８０を購入しましたが随分と値上りしたもんですね？…。ネタはペラペラの薄い切り身なので殆ど酢飯の味しかしないのですがね？…、柿の葉寿しもいつの間にか高級品に成ってしましったようです。
支払いはいまならキャンペーンの応援クーポンにて済ませました。

リバーサイドホテルに併設されてる日帰り温泉施設「金剛の湯」は同敷地内の寿命川沿いに在り駐車場もホテルと共用のようですが施設そのものは思ったりもコンパクトでした。

ホテルの宿泊客は無料で施設を利用出来ますが困ったことにホテルの裏側から一旦外へ出て（履き替えて）から、周り通路を経て施設の玄関から入りフロントでルームキーを預けるシステムが取られてます。
ゆえに部屋からエレベーターで直ぐに行ける大浴場では無いと言うことです。ご年配の方などは周り通路を歩くわけですから面倒で大変な事には違いない温泉入浴です。

館内の休憩室や脱衣場に浴場内も全てがコンパクトに出来ているので週末などは混雑が予想されます。
利用した時も日曜日だったので夕方からはそれなりに混雑して浴槽内や露天風呂に洗い場などは順番待ち状態でした。

せめて一般的な大きさとして例えば極楽湯程度の規模で在れば問題はないと思うのですがその半分以下なのでいくら五條でも周辺の人口からすればやはり狭くて窮屈です。

天然温泉と言われるだけあって泉質はナトリウムー塩化物泉だけあってトロリとした肌にまとわりつくような極上の白濁の湯でした。
お陰で肌はスベスベになり湯冷めもせずいつまでも体がポカポカに温まってました。
これだけ良い温泉を持ってるのに維持管理が出来てないのか脱衣場が雑然として髪の毛などが散乱し足拭きマットもベタベタ上程で気持ちが悪いほどでした。

寝る前にもう一度利用しましたが１０：１５までと早過ぎる？、それなりに利用客がまだ多くて落ち着かず、脱衣場も雑然のままでした…。

ならば宿泊客だけの特典で在る朝風呂を楽しもうとフロントで聞けばやってません…と一言のみ。ならＨ/Ｐにその事を書いておけよと言いたく成る始末です。
その際にチェックアウト後の１０時から無料で利用が出来ますのでと言われても移動するので無理に決まってるでしょうがと反論したく成り成ります。

ホテルの経営者である社長には客商売のノウハウが無いのか客の都合は無視されてるのか判りませんが元々の経営が異業種だから仕方がないのかも知れません。だから客として今後は利用しないのが一番の選択ですね。

五條市内では昔から宴会場ホールを持つシテイホテルを担ってきた「リバーサイドホテル」
は寿命川沿いに建つ宿はまさにリバーサイドホテルですが、外観からして判るほど昭和レトロな建て方をしたビジネスホテルっぽい雰囲気の宿です。

国道２４号線沿いに位置するので利便性が良く、徒歩圏内にスーパーやドラッグ・飲食店などが揃ってるので事困りません。
車利用なら広い駐車場が無料利用で、ＪＲ二見駅利用なら５００ｍの徒歩で８分ほどです。

館内も部屋も昭和の雰囲気が今に残るレトロ感をどう受け止めるのかはその人次第です。

部屋は余裕の広さです～、ツインベッドを並べても余裕です。デスクや荷台に今では珍しい２ドア冷蔵庫に大きい空気清浄機ですが、やはり液晶ＴＶが余りにも不釣り合いなコンパクトサイズです（ＢＳも不可）。

トイレ＆バスルームはユニットタイプが古いので段差が高く室内が狭い…、トイレを利用すれば膝が壁に当たるほどでシャワートイレも同様に旧式です。

アメニティーは最小限でそれも安っぽいものです、ペットボトル水も無し、プラスチックの茶碗とティーバッグのみ、リネン類は擦り切れたタオル＆バスタオルです。

唯一ご自慢の天然温泉施設・金剛乃湯は別棟なので館内から一旦外へ出て行きます。その際に段差なども在るのでご年配の方は注意が必要です。

金剛乃湯は思った以上にコンパクトな施設で、脱衣場も内湯・露天風呂共々狭いです。
なので利用者が増えると浴槽も洗い場も順番待ち状態に成ります。
泉質はナトリウムー塩化物泉で白濁色のトロンとした肌触りが何とも言えない気持ち好さ！、美人の湯と呼ばれる由縁で保湿効果や湯冷めしないので体がポカポカです。
但し、脱衣所にはゴミや髪の毛にタオルなどが散乱して管理の悪さが目立ちます…。

また、フロントのスタッフも宿泊業とは思えない接客レベルなので唖然としました…、だからもう二度目は合あり得ない宿です。

今回”いまならキャンペーン”でツインルーム￥１２２００が５０％ＯＦＦなので￥６１００に地域クーポンは平日￥３０００×２名で￥６０００、なので実質￥１００でした。
しかし、￥６１００でも内容から言えば高過ぎます、他に無いからでしょうね。

国道２４語線沿いのスーパーオークワ五條店の横に在る和食「大和本陣」でランチをいただきました。

日曜日のお昼時だったので凄い混雑で店の外まで順番待ち客で溢れてました…、と言うことはそれだけ美味しいと言う証なので名前を記入して待つことにしました。
ざっと聞けば４５分と言われたので外で待つも暑いので、横のスーパーオークワのイートインコーナーでアイスでも食べながら待つことにしました。

で１時半頃に成ったので店に行けばなんと順番が過ぎていたようで意外に早かったようでした。

メニューを観れば和食は何でもありといったものですがメインはうどん・蕎麦のようです～、単品よりも＋丼などを付けて定食にするタイプの店で価格も￥１０００越えを狙ってるようです。
日曜日ですがお昼のお得なランチメニューもありますが内容的に貧祖などでパスして”鶏そぼろ丼定食”￥９８０にしました。
何と言っても鶏そぼろが珍しいので蕎麦と一緒にいただけば汁物にも成るので決めました。

メインの鶏そぼろ丼はそれなりにボリュームはあり、肝心の鶏そぼろの味付けが不味い…、丼なので味が濃くなければご飯と愛称が悪過ぎるほど薄くて駄目でした。
蕎麦も単なるかけ蕎麦で油揚げとわかめだけ？…、それ以上にうどんの出汁なので蕎麦には合わないでしょう！、蕎麦用の出汁を作れよと言いたく成りますね。
小鉢の野菜サラダも枝豆も中途半端なら不要で、その分にもっとそぼろと蕎麦だに専念しろよと思いました。
結局、１時間弱も並んでいただいた料理がこれかよと言う消化不良に終わってしまいました、とても残念で成りませんでした。

五條市内の五条新町通り寿命川沿いに縦断する鉄筋コンクリート製の鉄道高架橋跡が「五新鉄道」です。

江戸時代の商家・町家が建ち並ぶ旧伊勢街道を横断する昭和の遺構として観ることが出来る五新鉄道とは名の如く五條とと南紀・新宮を結ぶ旧国鉄時代に計画・工事が始った五新線の一部です。

木材産地であった吉野・熊野地方からの輸送を目的とした五新線は昭和１２年に五條から着工し昭和３４年には城戸（西吉野町）までほぼ完成し、更に坂本（大塔）まで坂本線として開通させる予定でした。
が道路整備の推進や沿線の林業の衰退等により鉄道輸送の採算性が見込めなくなり一旦再考されることに？…、その間は暫定処置としてバス輸送に変更されました（旧国鉄バス）。

昭和５４年には建設予算が凍結され、昭和５７年には工事も全面中断されました。その沿線の跡が未成線の遺構としてそのまま残されています。
五條市内にもほんの一部ですが撤去されずに残されているのが寿命川に沿ってアーチ状の鉄筋コンクリート製鉄道高架橋が吉野川の手間で切れています。

町歩き散策の折に立ち止まって、是非見上げては往時の思いに触れてみて下さい…、もし完成していたらどのような歴史や景観がそこには待っていたのか？、直接触れたり観たり出来る唯一の遺構跡です。

因みに平成２６年にはバス路線までも遂に廃止に成りました。

五条新町通りの中程に位置する無料駐車場完備や利便性の高い施設が「五條市まちなみ伝承館」は無料で一般開放されてるところ。

旧伊勢街道沿いに江戸時代の商家や町家が建ち並ぶ重要伝統的建造物群保存地区の一角なので町歩きや観光の際にも非常に便利なところで休憩やトイレ利用にも対応しています。

伝承館も明治末期から大正にかけて建てられた町家を修復改築し、観光客の利用や市民ギャラリーの活用利用されています。

近くに同様の市が管理する”五条新町まちや館”も合わせて利用されることをお薦めします。

裏庭からはそのまま吉野川の堤防へ出られます～、広がる河川敷公園が観えます。

五條市内の国道２４号線・１６８号線・３１０号線が交差する本陣交差点を１６８号線沿いへ曲がった直ぐ左手に昔ながらの和菓子屋の外観で佇む「千珠庵 きく川」は老舗として美味しいお菓子を作り続けて来た人気のある店です。

外観の出で立ちは昭和だと思いますが創業は江戸時代の文久年間というから１８６１年頃ですから既に１６０年も代々続く和菓子屋です。
文久年間と言えば五条新町と共にこの地で発展繁栄して来たことに成りますね～。

店内に入れば老舗の和菓子屋としては地味な雰囲気で京都や奈良市内の店の様な華やかな演出や飾り物は一切無く実にシンプルな雰囲気を感じます。
但し、他店と大きな違いは通りに面したガラス越しに見える鉄板の上で焼かれミかさの皮の実演です！。
まるでホットケーキのように丸くふっくらと焼き上げる皮はそのままでも美味しそう！。その皮に挟まれた小豆もふっくらと焚き上げた上品な甘さがコラボしたミかさは美味しいに決まってます。しかもこれで１個￥１５５だから良心的な価格です。

＊ミかさとは関東ではどら焼きのことで、関西では一般的にみかさ・三笠と書きます。

他にも銘菓として峰の月・櫻鮎・天平花や季節の生菓子などなどありますが、個人的にはミかさ一途です。

五條史跡公園内に建つ代官所跡長屋門の内部を利用した「民俗資料館」はコンパクトな造りの中に閉じ込められたような印象を受ける資料館です。

名の通り民族資料館とあるので五條の気候風土に生きる人々の生業や暮らしに関するものだと思っていたのですが大きく違っていました？。

大半は幕末にこの地で尊王攘夷派として挙兵した天誅組の大和義挙に関する経緯や戦い続けた経路などが記され、それらに関する貴重な資料が展示されていました。

天誅組に関してはざっとは知っていましたが改めてここでの資料でその内容までもが知る事が出来ました。
確かに明治維新にとって大和義挙は発祥の地としてここ五條を名乗るに値するところかも知れません。

が展示方法や解説などが一般的な方々には受け入れ難く判り難いのが難点でもう少し整理整頓しながら順追って創意工夫が出来なかったものでしょうか？。
悪く言えばただ資料を並べて展示しただけの素人ぽっさがあって学芸員の方が指導や指示されて様には思えないのが残念です…。

しかし、入館料も不要なのは有難くて他の施設と共に好くして下さい。

五條史跡公園内に移設復元された「五條代官所跡長屋門」は園内のシンボル的な存在です。

江戸時代末期に建てられた五條代官所長屋門は且つては五條市役所にの在るところに建っていたのですが、文久３年に起きた天誅組による大和義挙の際に焼き討ちに遭い消滅、翌年に幕府が現在の奈良地方裁判所五條支部のところに代官所を再建。

以後、維新を迎え警察大屯所や裁判所などに利用されていたが、裁判所の改築の際に正門で在る長屋門と広場を市が譲り受けて長屋門が資料館に成り、広場を史跡公園として整備したようですね。

その後は老朽化した為に一時閉館していたようですが天誅組・大和義挙から１４０年を迎えた平成１５年に再整備さらたようです。

なるほど長屋門も元治元年から歴史の中で翻弄されながらも令和の時代まで生き残ってきたわけですね～、その威風堂々たる勇姿を後世に残して頂きたいです。

国道２４号線沿いなので判り易く行き易い「五條史跡公園」ですが、柿の葉寿し本舗たなか五條本店の交差点を山側へ入れば直ぐ。通り沿いに”明治維新発祥の地”の大きな立て看板も有るので判り易いです。
無料駐車場を利用する方は交差点を入らずそのまま５０ｍ先に”五條代官所”という看板が在るのでそこへ入れます。

公園内には明治維新発祥の地の石碑が立ち、五條代官所跡長屋門が復元され、その内部には天誅組に関する資料館もあり、一角には屋根付きの８６２０形蒸気機関車が静態保存されてます。
名の通り歴史を感じる見所があつまる史跡公園なんですね～。

周囲は元々官庁街の様なところだったようですね？、その名残なのか家庭裁判所・法務局・検察庁などの支部支局に市の福祉センターや子供サポートセンターに福祉協議会などが集まっています。

旧西御所の中程、御所まちの一角に在る江戸時代・享保４年創業の老舗醸造蔵元「油長酒造」は市内で唯一の酒造蔵元です。

以前伺った時はなかったのですが、ステンレス製のタンクが何本も並び大きな倉庫の様な工場が建ち並び最新技術を屈した酒造メーカーに生まれ変わったようですね？。
日曜日だったので直売所が事務所か判りませんが定休日だったようで残念です？…、旅に出れば地酒の蔵元で試飲をさせて頂きながら酒にまつわる話を聞かせて頂くのが楽しみです。

県内の酒造蔵元はどこも歴史的に相当の老舗だけに伺える話市のボリュームも相当なものですからね。

油長酒造と言えば昔ながらの銘酒・鷹長ですが、最近は風の森という新ブランドも人気のようです。
その試飲も出来ないままで残念ですが、県内のスーパーや酒屋で見つけて買ってみようと思いますが、隣に鷹長があればそちらを買ってしまうかも知れませんね？…。

今回は外観から見るだけに成ってしまいましたが、それでも一角を占めるだけの敷地の広さと威風堂々たる風格は流石老舗の醸造蔵元だけのことはあります。

電車なら近鉄・ＪＲ線共に御所駅から徒歩で歩いて散策できる圏内であり、車なら図々しいですが市のアザレアホール駐車場に止めて無料使用出来る便利な立地に在る「御所まち」。

駅周辺には昭和レトロな新地商店街や末広商店街が在り、昭和の繁栄の夢の後…その痕跡を十二分に楽しめます（全てが廃業ではありませんが？…）。

また、その新地商店街を抜けたところからタイムスリップしたかのように江戸時代の家並みが今も続く西御所は碁盤の目に整備された町割りが美しいところです。
他の観光地と異なるのはその大半が今も普通に毎日の暮らしが有るところです～、人がそこに住んで初めて家であり生活の糧があるんです。

とはいえ大きな商家や町家にしても維持してゆくことは並大抵のことではありません。維持管理するにも生活をするにもそれなりのコストは必要不可欠ですからね。
ゆえに御所まちには一般開放してる家屋は一軒も在りません、即ち内部が見学出来る商家や町家は無いと言うことです。
この部分が観光として考えればネックに成る部分なんですね？～、誰だって江戸時代の家屋と成れば内部見学がしたいと思うのは当り前ですからね。
それが今後の課題に成ってゆくだろうとは思いますが？、どうなるのでしょうか。

唯一の国の登録有形文化財に指定されてる中井家住宅は現在もお住まいなのでどうするかですよね？…、市が譲渡されるか買い取って維持管理するのか、それとも個人宅なのでこのままずっとそのままなのかは不透明なようです。

９年前にも訪れましたが９年経っても変わらず町並みが生きてることは実に素晴らしいことですね～、まぁ一部は更地に成ったりも在りますが、基本的には変わらず江戸時代が息づいてるのは凄いことだと思います。

鹿がいる奈良公園や猿沢の池に奈良まちも風情があって良いところですが、県内の郊外にも風情や旅情の在る生きた町々へ出掛けて頂きたいですね。

御所のまちの新地商店街を抜けたところ（東側入口）、交差点から南へ入ったところに「高札場」が在ります。

高札場とは江戸時代に幕府の最も重要な法令を木の札（高札）に書いて掲げることが義務付けられ、町や村には必ず一ヶ所は設けられていたもの。

御所のまちは江戸時代初期に形成された陣屋町（役所が置かれた）として繁栄を誇って来た経緯があります。

元々は北の木戸の内側に在ったと伝えられていますが平成２０年に国の”日本風景街道”事業の一環としてほぼ同所に復元されたようです。
周囲には今も江戸時代に建てられた商家や町家がそのまま残され保存され、尚且つ生活の場として活かされてることが意義のある景観だと思います。

碁盤の目を活かした町割りや遠見遮断された通りなども残り江戸時代へのタイムトラベルとしてタイプスリップが楽しめます。

近鉄電車・御所駅内に在る「御所市観光案内所」は改札を出て左側なので判り易く便利です。
車なら駅前ロータリーに駐車すれば短時間なら問題ありません、どうしても時間が必要な方は国道沿いのエネオスＧＳを入ったところのコインパークをお薦めします。

観光案内所と言っても小さな案内所なので最低限のパンフレット・地図しか置いてませんが町歩きや葛城山へのハイキング程度なら十分に揃ってます。
また、担当の方はボランテイアで詰めてるので日によって代わるようです？…、お邪魔した日はご高齢の親父さんで大丈夫かなぁ？…などと思いましたが、見るからにその通りの良い意味での親父さんから本音でご対応を頂きました。

御所まちの町歩きに関しての地図と情報を色々と伺いましたが、古い町だけで何にも無いし家が建ってるだけ、潰れた商店街もやってない～、それが良いのかねなどと話して頂けました。
駐車場はどこに停めれば宜しいですか？と聞けば、邪魔に慣れなければその辺に停めればいいよと実に大雑把なところが永年生きて来られた証しなんでしょうか？。
結局、大きな声では言えないが役所かホール（アザレアホール）の所に停めれば問題ないとのことでした。

最後にどこか美味しいお昼ご飯を食べるところ教えて下さいと聞けば、まぁそんな店は無いわ鉄電車・御所駅内に在る「御所市観光案内所」は改札を出て左側なので判り易く便利です。
車なら駅前ロータリーに駐車すれば短時間なら問題ありません、どうしても時間が必要な方は国道沿いのエネオスＧＳを入ったところのコインパークをお薦めします。

観光案内所と言っても小さな案内所なので最低限のパンフレット・地図しか置いてませんが町歩きや葛城山へのハイキング程度なら十分に揃ってます。
また、担当の方はボランテイアで詰めてるので日によって代わるようです？…、お邪魔した日はご高齢の親父さんで大丈夫かなぁ？…などと思いましたが、見るからにその通りの良い意味での親父さんから本音でご対応を頂きました。

御所まちの町歩きに関しての地図と情報を色々と伺いましたが、古い町だけで何にも無いし家が建ってるだけ、潰れた商店街もやってない～、それが良いのかねなどと話して頂けました。
駐車場はどこに停めれば宜しいですか？と聞けば、邪魔に慣れなければその辺に停めればいいよと実に大雑把なところが永年生きて来られた証しなんでしょうか？。
結局、大きな声では言えないが役所かホール（アザレアホール）の所に停めれば問題ないとのことでした。

最後にどこか美味しいお昼ご飯を食べるところ教えて下さいと聞けば、まぁそんな店は無いわ！と一言でした…。
誠に的を得たご返答に恐れ入りました！と申し上げるばかりで流石、御所のまちの親父さんでした。

御所のまちは新地商店街の中に在る昔ながらの精肉店「ミートショップ北田」で昔ながらの揚げ物を購入しいただきました。

商店街をぶらぶら歩いてる時から唯一営業中でそのいで立ちからして気に成っていました。
昭和からのレトロな商店街で営業されてるなら必然的に揚げ物などの自家製総菜があるはず！、そう思っていたのでちょっと覗いてみるように店内を見渡せば隅に揚げ物コーナーが在りました。

精肉店らしく黄色い紙にメニューと価格が記載され張り出されてる昔ながらのやり方に懐かしさを感じました。
若女将からいらっしゃいませ！と元気よく声を掛けられて～、コロッケとミンチカツ・ハムカツですが宜しいですかと聞けば、今から揚げますので５分ほどお待ち下さいとのことでした。
都会と違って予め揚げ置きはしないのは当然ながら揚げ立てを頂けるのは誠に有難い。

椅子に座って眺めてるとご家族で経営をされてるようで跡を継いだ息子さんが奥で肉をカットし、本日の予約注文を婆ちゃんのお女将さんが息子さんやその嫁さんである若女将に色々と言ってます。
まだまだこの店を仕切るのはお女将の婆ちゃんで息子夫婦には任せられないと言った感じです？。

コロッケ￥１３０・ミンチカツ￥１８０・ハムカツ￥１３０と意外にも高いのですが味は予想通りの手作りで油が香ばしい精肉店のザ・揚げ物と言う旨いものでした。
待つときに油の臭いでこれは旨いに違いない！、ならば一緒にウインナーカツ・ササミカ・トンカツなども注文すれば良かったと後悔しましたね…。

また、枌の舟に入れてくれるのには驚きました！、今時貴重ですよ？。ましてやコストも高いでしょうしね～、油切りにも良くて水分給水も好くて揚げ物・たこ焼きなどでは好く使われて来た器なんですね。精肉店では滅多に見掛なくなりましたからね。