くすり資料館

古の大和の薬なのに残念？　～　くすり資料館　

2.0
旅行時期：2022/10（約2年前）

御所・葛城クチコミ：11件

高取観光案内所夢創館の同敷地内の「くすり資料館」は裏手に在る土蔵を利用した大和の薬に関するちいさな資料です。

古より大和の薬として有名な生薬の産地であった榛原・吉野・葛城一帯は南北朝時代から生計を立てる一環として生薬の栽培から広くおこなわれ収穫や乾燥に至り、薬としての製造・施薬がされた最古である陀羅尼助などの売薬が神社仏閣などから普及しやがて全国へ広まったそうです。

昔ながらの置き薬として配置行商を行いながら拡大し、今のように病院や薬局が一般的では無かった時代には庶民の医薬としての役割は大きかったことでしょう。
現在も地域の地場産業として発展して来た経緯があり御所や高取には多くの製薬会社が存在します。

で資料館内には所狭しと(土蔵なので本当に狭い)当時の珍しく貴重な道具や器具に置き薬箱や各売薬なども展示され懐かしいのですが、展示方法が雑でごちゃごちゃして判り難いです？。
もう少し何とか整理して２階も利用するなどの創意工夫が出来なかったのでしょうか？…。

折角これだけの長い歴史ある大和の薬の資料館としては勿体ない気がして成りません。町から県や企業も巻き込んだ資料館造りを是非やって頂きたいですね。