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五新鉄道

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昭和57年から止ったままの遺構 ~ 五新鉄道 

  • 3.0
  • 旅行時期:2022/10(約3年前)
機乗の空論さん

by 機乗の空論さん(男性)

五條 クチコミ:13件

五條市内の五条新町通り寿命川沿いに縦断する鉄筋コンクリート製の鉄道高架橋跡が「五新鉄道」です。

江戸時代の商家・町家が建ち並ぶ旧伊勢街道を横断する昭和の遺構として観ることが出来る五新鉄道とは名の如く五條とと南紀・新宮を結ぶ旧国鉄時代に計画・工事が始った五新線の一部です。

木材産地であった吉野・熊野地方からの輸送を目的とした五新線は昭和12年に五條から着工し昭和34年には城戸(西吉野町)までほぼ完成し、更に坂本(大塔)まで坂本線として開通させる予定でした。
が道路整備の推進や沿線の林業の衰退等により鉄道輸送の採算性が見込めなくなり一旦再考されることに?…、その間は暫定処置としてバス輸送に変更されました(旧国鉄バス)。

昭和54年には建設予算が凍結され、昭和57年には工事も全面中断されました。その沿線の跡が未成線の遺構としてそのまま残されています。
五條市内にもほんの一部ですが撤去されずに残されているのが寿命川に沿ってアーチ状の鉄筋コンクリート製鉄道高架橋が吉野川の手間で切れています。

町歩き散策の折に立ち止まって、是非見上げては往時の思いに触れてみて下さい…、もし完成していたらどのような歴史や景観がそこには待っていたのか?、直接触れたり観たり出来る唯一の遺構跡です。

因みに平成26年にはバス路線までも遂に廃止に成りました。

施設の満足度

3.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
アクセス:
3.0
五条新町通りを横断しています
人混みの少なさ:
3.0
立止まる観光客もいない、気が付かないのですね?…
バリアフリー:
3.0
普通に問題ありません~
見ごたえ:
3.5
鉄筋コンクリート製アーチ状鉄道高架橋です

クチコミ投稿日:2023/01/07

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