１６０年以上も続く老舗の味　～　千珠庵きく川

3.5
旅行時期：2022/10（約3年前）

五條クチコミ：13件

五條市内の国道２４号線・１６８号線・３１０号線が交差する本陣交差点を１６８号線沿いへ曲がった直ぐ左手に昔ながらの和菓子屋の外観で佇む「千珠庵きく川」は老舗として美味しいお菓子を作り続けて来た人気のある店です。

外観の出で立ちは昭和だと思いますが創業は江戸時代の文久年間というから１８６１年頃ですから既に１６０年も代々続く和菓子屋です。
文久年間と言えば五条新町と共にこの地で発展繁栄して来たことに成りますね～。

店内に入れば老舗の和菓子屋としては地味な雰囲気で京都や奈良市内の店の様な華やかな演出や飾り物は一切無く実にシンプルな雰囲気を感じます。
但し、他店と大きな違いは通りに面したガラス越しに見える鉄板の上で焼かれミかさの皮の実演です！。
まるでホットケーキのように丸くふっくらと焼き上げる皮はそのままでも美味しそう！。その皮に挟まれた小豆もふっくらと焚き上げた上品な甘さがコラボしたミかさは美味しいに決まってます。しかもこれで１個￥１５５だから良心的な価格です。

＊ミかさとは関東ではどら焼きのことで、関西では一般的にみかさ・三笠と書きます。

他にも銘菓として峰の月・櫻鮎・天平花や季節の生菓子などなどありますが、個人的にはミかさ一途です。